「予算特別委員会」カテゴリーアーカイブ

【予算・教育費】教員の負担軽減、スクールカウンセラーの活用、情緒学級の設置など

こんにちは!中央区議会議員の高橋元気です。

本日は予算特別委員会、教育費について

■教員の質向上、負担軽減について

Q.教員の能力向上策と負担軽減の状況について

A.能力の向上については年次での研修、初任者研修や役職に応じた研修等を実施している。負担軽減については、子どもと向き合う時間を確保するため、働き方改革基本計画を立て、勤務時間も少しずつ減ってきた。また、部活動外部指導員全ての学校に入っている、部活顧問をやりたいという教員もいるため、校長が判断して入って貰っている。

■学級崩壊等への対応、支援体制について

Q.様々な原因で学級で問題が発生しているという声も聞く。教育委員会としてはどのように対応しているか?

A.発達の特性により、子ども達が落ち着かないといった状況がある学校については、教育支援チーム(指導力のある元教員や校長、臨床心理士など)を派遣する。令和4年度は2回ほど派遣し、解消に向かっていると聞いている。

■スクールソーシャルワーカー等の活用状況について

Q.スクールソーシャルワーカー・スクールカウンセラーの活用について

A.スクールソーシャルワーカーは社会的な面や環境面について相談を受け、働きかける。現在2名が中学校を巡回中だが、R5は3名に増やし、小学校も回れるように。

スクールカウンセラーは心理面に働きかけ、巡回している。

Q.わくわく21の今後の展望は?

A.不登校については現在も居場所作りや学習支援や学校との繋がりについてサポートをしている。また、民間事業者と共同で学習支援に力を入れる


⇒区民の方からのご相談を受けると、半ば学級崩壊をしている学級のご相談を受けます。学校側の対応、教員の対応を支援するためにも、スクールソーシャルワーカースクールカウンセラー、あるいはスクールロイヤーの活用により総合的な支援体制を整備するべきであると思います。

■発達障害など情緒障がいを持つ子どもへの支援について

Q.コロナ禍において、情緒障がい、発達障がいと認定される子どもが増えたと思われる。通常学級に参加出来ない子への支援体制は?

A.情緒障がい、発達障害の子に対しては、特別支援教室を活用して週2,3回通常教室を離れて支援する。特別支援教室の担当教員が全学校を巡回する。

知的障がいと認定された子どもについては、明石、月島第二、銀中に知的障がい学級がある。

情緒言語障害の子については、特別支援教室で支援を行う。

⇒この点は私も昨年、委員会の場で発達障害などを持つ子どもに対する情緒学級の設置について取り上げました。学校に行きたくない、行けない子はわくわく21、適応教室などで対応するものの、基本的には通常学級に行けが教育委員会のスタンスです。

学校に行けない場合に子どもを預けることが出来る場所の確保も必要であると考えています。現状の特別支援教室では週1回~3回の数時間しか預けられません。

一方で、特別支援学級への入学は知的障がいなど障がい認定を受けた子どもしか入れません。

多様な考え方を持つ子ども達の成長を助け、場所を確保するための情緒学級の設置も検討すべきと考えます。最も、ただでさえ教室数が足りていない状況ですので、キャパとの兼ね合いもあると思います。




その他、提出された資料から気になった資料を貼っておきます。

特に私は、教育課程における家庭の負担軽減という側面からは、給食費だけでなく、学校の標準服やその他学校指定品等の購入についても助成していくべきだと思っています。



ご意見等お待ちしております!それでは!!

【予算】令和5年度予算特別委員会、区の歳入状況について

こんにちは!中央区議会議員の高橋元気です。

中央区議会は本日から予算特別委員会が開催されています。

こちらでもお伝えしておりましたが、まずは歳入の状況について、

一般会計の予算規模は1483億9,376万 4千円で前年度比18.9%増(1,248億 1,836万 3千円)の過去最大規模となりました。

特に区民税は10.0%増341億円、約31億円伸びています。

これまで特別区民税は人口増加を背景に毎年20億円前後伸び続けてきましたが、最大規模の伸びです。

そして都区財政調整制度による特別区交付金も前年度比16.8%増230億円を見込んでおり、33億円伸びています。

1年間で税収入が純粋に64億円増えているという財政状況となります。

まず、特別区民税については、

普通徴収において、納税義務者が1.2%増の微増であるが、一人当たりの納税単価が19%増(令和4年度29万8000円⇒令和5年度36万1000円)

特別徴収においては、納税義務者が1.7%増、一人当たりの納税単価は3%増(令和4年度27万5000円⇒令和5年度28万4000円)

分析すると、普通徴収の増加割合が大きいのは、個人事業主の事業所得が大幅に伸びていることが起因する。株式配当含めて伸びている。

また、納税者の人口分布を比較すると令和4年度から課税所得200万以下の割合が1%減少の一方、700万円超が1%増加している、5年間の推移で比較しても200万円以下が-2%である一方、700万超は8.9%増加しており、高所得層の流入が増えている。

また、個人データを見ると納税者がかなりの割合で入れ替えが起こっている。つまりは転入転出共に多いという状況。



都区財政調整制度の特別区交付金については、

原資が固定資産税および市町村民税法人分であるが、固定資産税の増収分、コロナ対策として単価や標準税額を引き上げなかったが令和4年度から引き上げたため。また、コロナ禍においても分野においては法人の事業収益は伸びている。例えばマスク等の衛生用品、テレワークのパソコン関係伸びている、マクロ的には企業収益が上がっている。


このような状況において、中央区は主要基金で650億円ほどの積み立ても行っています。言うなれば貯金もしています。

基金においても、教育施設整備基金の内で25億円を晴海西小中の整備に、施設整備基金15億円を晴海地域交流センター等の施設整備のため取り崩しも行いました。

一方で、晴海フラッグの整備を含めた将来需要見据えて令和5年度をピークとしてこれまでため込んできたことから、想定の範囲内でもあります。

今後も、税収が増える公算の高い中央区においては、積極的な財政出動を期待しています。

それでは!!

高齢者向け区内共通買物券支給、中央区は【バランスを取るため】と説明。合理的根拠のない補正予算案に反対します

こんにちは、中央区議会議員の高橋元気です。

本日は令和4年度9月補正予算案の審議が行われました。

私も委員として出席しておりますので、予算案の中から各種質疑をしたのですが、今回はやはりこちらです。

今回の施策である高齢者向け区内共通買物券について、集中的に質疑致しました。

Q.まずは本件施策について、対象者は26500人とのことだが、予算額3億5529万7,000円の内訳は?

A.買物券自体が約2億9000万円、委託料が6400万円(全体管理6400万、送付代1787万5000円、コールセンター822万5000円、その他1200万円)

Q.原油価格、物価高騰の影響を受けるのは全区民であり、公的年金の引き下げにより厳しい環境とあるが、実際にご高齢の方にどれほどの影響があると試算し、12000円の額と定めたのか、金額の妥当性および買物券という方法が適切であるとどのように判断したのか

A.まず公的年金の引き下げが平均0.4%のところ、全国平均の支給額が14万6000円である。そこから試算した場合に月換算で584円、また原油価格および物価価格による生活必需品の値上がりを加味し、月約1000円と試算、年間で12000円の支給と決めた。

また、コロナ禍における区内の中小商店への支援を兼ねるため区内共通買物券としての支給が良いと判断した。



Q,一方で港区所得制限を設けず子ども1人5万円の電子商品券の配布を決めた。他の自治体でも子どもあるいは子育て世帯を対象に給付金の支給を検討していると聞いている。図らずして近隣区である港区子どもに対してお金をかける一方、中央区ご高齢の方を中心に考えているという印象は拭えない。実際にそのような疑問の声、怒りの声を頂いています

そもそも原油高・物価高騰による生活必需品の高騰の煽りを受けるのは全区民である。子育て世帯の方々も10月から児童手当の支給が廃止される方もいる。生活に苦しんでいるのはご高齢の方だけではない。そもそも、今回は所得制限を設けずに支給する。ご高齢=生活が苦しいと定義すること自体がおかしい。実際に高齢の方からも、馬鹿にするなと言われている。それならばこれまでの臨時給付金のように年齢ではなく、所得で分けるべきでは?また、少なくとも対象は全区民を対象とするべき。

A.今回の補正予算のみを見れば高齢者のみを優遇しているように見えるかもしれないが、コロナ禍の中で令和2年度に子育て世帯に1万円、低所得世帯に3万円+5万円、令和3年度に生活支援特別給付金として子供1人あたり5万円、2回に分けて子ども1人あたり10万円を支給している。

子育て向けの給付は既に行われているため、全体のバランスを見た時に、限られた予算の中で今回は高齢者に特化した。



⇒そもそも臨時特別給付金等国の事業であり、本区が独自で予算化した本施策とは抜本的に異なる。同一視し、全体のバランスを取るべきとする本区の見解は理解が出来ない。

23区の中でも最もご高齢の方が少なく、20代から50代までの現役子育て世代が人口構成を多く占める本区として、区は何度も子育て支援策が評価されて転入が増えているとしているが、決してそうではない。高層マンションの物件的価値、都心に近い立地、環境面で評価されているのであると直視した方がいい。

他区と比較して子育て支援策に劣るのであれば必ず人は離れていきます。本区の今後の課題は定住性にあるはず。

本施策についてはご高齢の方からもなぜこんなことをするのか、いらないといった声もあった。ご高齢の方の支援を継続することにもちろん異論はないが、本施策は、支給対象と支給根拠に合理性・公平性を欠いており明らかにおかしい。

また、本区においては臨時特別給付金についても50%超の世帯の方々が支給対象外であり、そもそも支給されていない。

にも拘わらず、65歳以上の高齢者に対しては、生活が苦しいかどうか関係なく、所得制限に寄らずに支給をするコロナ禍における生活支援を目的とする施策の整合性が取れていない


本施策については、合理性・公平性に欠いており、会派として反対する。



本施策については答弁含めてあまりに酷く、会派として補正予算案に反対することを決めました。

子ども医療費助成など評価すべき施策はある一方、高齢者向け買物券支給施策による区民への影響は大きいと判断します。

以下、反対表明文です。

令和4年度9月補正予算案反対意見表明(かがやき中央)




何故、このような合理的な根拠のない施策となったのでしょうか。それが中央区なのねと言われたらそれまでですが、簡単に言い表せる言葉があります。

「与党の選挙対策」


です。荒れるの覚悟で言いますが。

冒頭、与党系議員から本施策について、「我が会派から要望をしてきました高齢者支援策を実施して頂きありがとうございます。」と言った趣旨の発言がありました。

恐らく与党会派が選挙対策の実績づくりとして進めたのだと私は(あくまで私は)理解しています。

言い換えれば票田となる高齢者に対するバラマキです。

ちなみに来週の本会議で採決を取り、最終的に決議がされますが、反対しているのは我が会派と共産党さんのみで、通る見込みです。

まさにそこが、古い中央区の象徴であり、私が変えなくてはいけない、戦わなくてはいけないと思っている部分です。

分断を生みたいわけではありません。しかしながら、余りにおかしい。

子どもファーストのまちを作るべきとする理念と正反対の状況です。

Twitterからの引用失礼致します(問題があれば消しますのでお申しつけください)

古い中央区の体質を変えるためにはやはり、選挙で変えなくてはいけません。

自分にお願い!と言っている訳では決してありません。しっかりと政策を見比べて、子育て世帯の方々に目を向けている議員を増やしてください。仲間が多ければ、劇的に変わります。

よろしくお願い致します。

令和4年度予算特別委員会まとめ(各リンク有り)

こんばんは!中央区議会議員の高橋元気です。

さて、一昨日に中央区議会は予算特別委員会が閉会し、第一回定例会の全日程を終了致しました。

まずは、これまでに今月合計13本!(よく頑張った・・・)本予算関連の記事を書いてきましたのでダイジェストでご紹介します。

もちろん全ての質疑がカヴァー出来ている訳でなく、自分の質疑を中心にダイジェストでお届けさせて頂きました。正式な議事録の公開は約3カ月後先となりますので、お待ちください。

令和4年度予算案全体の印象としては、我が会派からの予算要望の中からかなり採用された内容がありました。例えばHPやSNSのリニューアル、保育所連絡ツール導入などデジタル化の部分もそうですし、ねずみ防除対策やまちづくりの部分など、実際に本区が動いて頂いた部分は非常に多いと感じました。

▶令和4年度中央区予算要望書

逆に、もっとやって欲しい、ここをしっかりやって欲しいという要望も引き続き予算特別委員会の中で私も話しています。

区民の皆様からの声を元に区に対して提言していますので、少しずつ区も動き始めているという点自体は評価しております。

ですがまだまだやれる!年度途中であっても、補正予算を組んで対応は出来ます、引き続き要望・調整をしていきたいと思います。

会派かがやき中央は、下記の通り本予算案に対する態度を公式に表明し、令和4年度中央区各会計予算案賛成致しました。

かがやき中央令和4年度予算案態度表明

共産党さん以外の全会派賛成により、予算案は可決致しました。

私が最も言いたかったのは、

50年先の未来の世代も中央区に住み続けたいと思えるようなまちづくりをしよう、という事です。

本予算案のテーマは、サステナブルな社会の実現です。まちの持続の最も根本的な要素はヒトです。

私達は、今困っている「人」のために何が出来るかを最優先に考えるべきです。

しかしながら同時に、「未来の世代」に何を残していけるのかを考えることも同じくらい大切であると思います。例えば50年先の社会を想像することは難しいかもしれません。

しかし議会行政も、それぞれ区民の皆様のお金希望を預かる責任のある立場として、その未来を出来る限り想像して、未来の区民に何を残していきたいかを常に考えながらその税金の使い道を計画すべきであると思います。

想像、創造し続けよう、という事です。

本日から新しい年度が始まりました。

引き続き皆様からのご要望をしっかりと区政に反映すると共に、行政と皆様の架け橋となれるよう活動して参ります。

それでは!!

【教育】令和3年度における中央区全小学校・中学校の教育目標、晴海西小学校・中学校の特色について

こんにちは!中央区議会議員の高橋元気です。

本日は令和4年度予算の教育費の款についてです!

中央区では、小学校の特認校制度、中学校の自由選択制度を象徴的に、各小中学校の教育目標において特色ある教育を目指しております。

以下が令和3年度における中央区の全校の教育目標の一覧です。

とても素晴らしいと思います。

一方で気になるのは、令和6年4月に開校予定の晴海西小中学校についてです。

本予算委員会で質問を致しました。

Q.中央区では特色ある教育を教育目標として、各小中学校の特色を定めている。晴海西小中学校の開校まで2年となったが、区としてはどのような特色を目指しているのか?というのも学校の特色に沿って、校庭や教室などのハード面の整備も進めていくべきだと思うからである。

A.現在において晴海西小中学校の教育方針については検討は進んでいない。今後、ソフト面において地域や校長を中心として教育方針を定めていく

Q.教育の大きな方針があって、施設に反映していくべきとも思う。晴海西小中学校は選手村の跡地に出来る、例えばスポーツを推進していくのであればグラウンドを広くとる、本格的なプールを作る国際交流を推進していくのであれば、オンライン環境やICT環境を整備し交流拠点を作るなど。あるいは小中学校の連携を特色とするのであれば、江東区の有明小中学校のように施設一体型の学校とするなど。

何れにせよ、地元住民の声をしっかりと反映し、素晴らしい特色のある学校の設立を望みます。

本件については、地元住民のアンケートを取るのも一つの手かなと思っています。

例えば、晴海西小中学校はどのような特色ある学校になって欲しいか、皆様のご意見もお寄せください。

それでは!!

【教育】ブラック校則のチェック体制、本区への私立高等学校・大学等の誘致について

こんにちは!中央区議会議員の高橋元気です。

さて、予算特別委員会の教育の款第三弾です!!

Q.令和4年度以降の一校一国運動(オリパラレガシー教育)の今後についてはどのように展開していくのか?

A.学校側が、育てたい教育目標に沿って今まで取り組んできた活動の中で学習効果が高いと思われるものを残していく。例えばある学校では国のダンスや音楽を題材とする、ある学校では大使館と繋がりを持ち続けるなど、それぞれの学校が年度の目標を定める中で決めていく。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220313/k10013528651000.html

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220313/k10013528651000.html

Q.先日、東京都教育委員会は髪型の禁止などその必要性が疑われる6項目の項目が校則にある場合、生徒や保護者も含めて必要性を議論するよう都立高校などに求めました。

1,生来の紙を一律に黒色に染色

2.頭髪に関する届け出の提出

3,ツーブロックを禁止する指導

4,登校しての謹慎(別室指導)ではなく、自宅謹慎を行う指導

5,下着の色の指定に関する指導

6,高校生らしい等、表現があいまいで誤解を招く指導

結果、各学校で生徒会役員教員の意見交換、保護者会で保護者から聞き取りをする、などをした結果、5項目については全ての課程が廃止することを決めました。

新学習指導要領においては、生徒たち課題を見出し、主体的に考え、多様な立場の人と協議し、納得を生み出す活動を重視しています。このような方針に則れば生徒たち自身が学校の校則について随時点検を行い、時代に沿った状態にしていくことが大切であると思われるが、中央区においては、これらに該当する校則があるか、そしてその校則を教育委員会が把握しているか。生徒たちに主体的に見直しを行わせているか


A.学校の校則については何を持って校則とするか、という問題もある。(明文化がされていないなど)子ども達がよりよく成長していくために必要であるため校長の責任を持って校則は確認している。

令和3年度においては、下着の色の指定の校則がニュースで話題になった際に校長会と話し合いを行い、該当する校則がある場合は削除させた。

子ども達に点検させるかどうかは、子ども達の成長段階に応じてというところになる。例えば小学校1年生では難しい。どの範囲で決めていくのかを含めて学校での判断になる。

Q.まずはそもそもしっかりとした校則があるのか、という話もあるが、現状で中央区はそこまでブラックな校則はないと理解している。但し小学生であっても生徒会内で議論することは出来るし、むしろそういった経験を踏まえて主体的な学びに繋がるのではないか。校長やPTAだけの問題ではなく、出来る限り子ども達の自主性に任せ校内のルールを作らせ、それをサポートするといったチェック体制を整備して欲しい。



Q.最後に、本区への私立高等学校・大学の誘致等も含めた、学びの方針としての義務教育以降の教育の方向性について教えて欲しい

A.教育委員会として付託を受けているのは、もちろん義務教育までである。子ども達の将来を見据えて指導要領や学校の教育方針をしっかりと子ども達に伝えることが大切である。

⇒本件については、厳密には都市整備費や総論的な話になってしまうため、教育費の款では満足のいく質疑をすることが出来ませんでした。

もちろん、中央区は大規模な土地スペースがもはやほとんど残されていません、従って新たに高等学校や大学、研究機関の誘致は難しいかもしれません。しかし、20年30年先を見据えた町の発展を見据えるのであれば、本区内で高等教育を受けられる、あるいは研究機関を設ける(聖路加はあるものの)といった大きなまちづくりの視点の中心に「教育」の視点を私はもっと入れていくべきであると思っています。

今後も取り上げていきます。皆様からもご意見を是非お願い致します。

それでは!!

【教育】学校・学級閉鎖の状況とコロナを理由とした出席停止者数、タブレット端末の交換対応について

こんにちは!中央区議会議員の高橋元気です。

令和4年度予算の教育の款です!!

こちらは令和3年度における学校閉鎖、学級閉鎖の状況です。

令和3年度は

小学校で学校閉鎖5件、学年閉鎖14件、学級閉鎖14件

中学校で学校閉鎖2件、学年閉鎖1件、学級閉鎖1件

幼稚園で学校閉鎖2件、学年閉鎖0件、学級閉鎖3件

というような状況でした。

一方でこちらが令和3年度におけるコロナを理由とした出席停止者数の数です。

Q.コロナを理由とした出席停止者数が1月において小学校3542名となっている、中央区の小学生が8065人であることを考えればほぼ半数が休んだこととなる。現在の状況(令和4年3月)と、継続したまなびという面から問題がなかったか?

A.学校閉鎖が学校側の休校なのか、生徒の自主的な休学であるかでも異なるが、全員休校の場合はオンラインを活用し、LIVE配信だけでなく一つ一つ生徒の疑問に答えながら健康観察を含めて、時間割の工夫をしながら学習をしてもらっている。

個人の理由の場合は家庭のニーズを聞きながら、心の安定を含めて個別対応を行っている。

感染状況も1月⇒2月⇒3月と減ってきているため、今後は大きな問題はないと考えている。

Q.タブレット端末の故障について、このトラブルは主にどういった故障であったか?

A.主に液晶のひび割れや破損、生徒が落としてしまうと言ったトラブルに起因する

Q.その場合は保証契約の範囲内であるか?また、私もSurface Proを使っているが、2年使用しているともうバッテリーが3,4時間しかもたなくなってきた。今後、バッテリーの交換対応は出来るのか?5年契約であったと思うが、5年もたないと思われる。

A.ひび割れや破損、バッテリー交換含めて、故意紛失でない限りは、端末そのものを交換する。保証の範囲内である。随時交換対応を行うと共に、5年契約であるので、5年毎に端末新調の検討を含めた一斉更新を行う契約となっている。

私も、タブレット端末のバッテリーについては非常に気になってました。特に学校ではバッテリー充電が不可であると周知されている学校がほとんどですので、家で充電を忘れるとヤバい(怒られる)といった状況でもあります。

充電も含めて機器活用のリテラシー教育であるとも言えますが、学校でも速やかに充電出来るようにすると共に、へたりやすいバッテリーの交換も随時行って頂ければと思います。

それでは!!

【予算】東京駅前地区歩行環境改善、晴海地区の今後のコミュニティ形成について

こんにちは!中央区議会議員の高橋元気です。

本日は令和4年度予算、都市整備費について!!

Q.東京駅前地区の補講環境検討支援事業について、具体的に約1000万円の使い道、および地元組織への補助とは?

A.東京駅前地区においては、道路の利活用や歩道拡幅など道路空間の再構築がまちのにぎわい創出につながると考えている。平成30年頃から駐車場地域のルールは地域で道路のルールを作っており、駐車場が沢山出来ると歩行環境が悪くなることから、地元の駐車場対策協議会という団体でルールを協議してきた。区はその団体の運営費を補助し、オブザーバーとして参加する。

Q.具体的にその支援がどのように区や都と関係し、歩道拡幅の事業化に繋がるのか見えて来ないのだがどのような関係性であるのか?

A.今後区と都がその協議会に参加した上で歩行環境の改善に向けて議論し、事業として取りまとめていく予定。

Q.次に晴海地区のコミュニティ形成について、今後晴海FLAGの入居に伴い、1万人以上が晴海地区に増えていく。それにあたり気を付けていく事、晴海地域コミュニティ検討会はどのような位置づけであるか?

A.晴海FLAGのまちびらきを迎えるにあたり、施設の共有コミュニティの在り方について、晴海の代表者を含めて協議している。いきなり1万人が増える地域において、その住民を迎えるにあたって事前に準備をし、意見をすり合わせておくことがコミュニティにおいて重要と考える。

⇒その会議の場に晴海FLAGの入居予定者等が参加していないことや、一般傍聴が出来ないクローズドな協議会という点に違和感を感じる。出来る限り公開し、今住む人も、これから住む予定の方も全員が屈託なく意見をかわせるようなコミュニティの形成の仕方を望みます。

本日は以上です!!

【予算】水辺環境の活用、自転車レーン上の違法駐車対策について

こんにちは!中央区議会議員の高橋元気です。

本日は予算特別委員会の環境土木費の款からです!

Q,中央区の水辺環境の活用検討について、具体的にはどのようなアクションに繋げていくのか?例えば品川区水辺活用ビジョンにおいては、舟運との繋がりや水辺空間における商業・飲食スペースの確保、オープンカフェやケータリング等の商業・飲食サービスやカヌー、SUP等の水上アクティビティの充実など具体的な方針が取りまとめられている。このような基本方針を今後、作成していくのか?

https://www.city.shinagawa.tokyo.jp/ct/pdf/20200128161339_1.pdf
https://www.city.shinagawa.tokyo.jp/ct/pdf/20200128161339_1.pdf

品川区水辺利活用ビジョン

A.まず中央区の現状把握に務め、河川整備計画や社会情勢なども総合的に分析して、課題を出していく。今後、冊子のような形でまとめることも検討している。

Q.肝となるのは舟運との繋がりとなると思うが、現状はどのように考えているか?

A.舟運についてはコロナと絡めて現状ではなかなか難しい状況。新たに整備される勝どきの朝潮運河沿いの船着場や桟橋の整備や利便性向上に努めていく。

Q.2050年の脱炭素社会を目指すのであれば、具体的な取組に落としていかなくてはならない。現状の状況は?

A.改定予定の環境行動計画に、事業者および区民目線での具体的な取組を含めて盛り込む予定。

Q.環境学習事業や中央エコアクト運動も区民の意識向上のためには重要。どのように周知していくか?

A.温暖化対策や省エネ活動意識向上のキッカケとして重要な取り組み。中央エコアクトについては今後アプリ専用WEBサイトを活用した上で、区内で使用できる何らかのポイントの導入なども検討していきたい。環境学習事業については教育委員会から学校へ周知すると共に、区のお知らせなどに盛り込む。

https://the-issues.jp/

Q.自転車レーン上の違法駐車対策について、私も自宅の晴海から晴海通りを取って自転車で通勤していますが、特に早朝の時間は築地近辺は特に市場関係車両含めてトラックの路駐も多く危険を感じていました。基本は車の違法駐車の取り締まりについては警察の管轄であると思うが、区としてはどのような対策を実施しているか?

A.区としても交通の安全を害すると共に渋滞を引き起こす原因となるため、違法駐車対策を進めている。
具体的には重点地域において警察と連携した上で警備員を配置し、巡回すると共にパーキングへの誘導を行うほか、全国交通安全運動における周知啓もう活動等。
基本的には警察の管轄となるため、関係機関と連携した上で取り組みを行っていく。

本日は以上です!!

【予算】受動喫煙対策、地域ねずみ防除対策、猫保護シェルター支援など

こんにちは!中央区議会議員の高橋元気です。

予算特別委員会から引き続き福祉保健費の款のトピックスについて

https://www.city.chuo.lg.jp/kenko/kenko/tobacco/20200629181934552.files/210510_leaflet.pdf

【受動喫煙対策について】

Q.歩きたばこを含め、指定喫煙場所以外での喫煙者をかなり見かけるが、受動喫煙を防止するためにもしっかりとしたコンテナ型あるいはパーテーション型の指定喫煙所の整備は必須である、進捗状況は?

A.コロナ禍の中で屋外喫煙も増えていて課題であると感じている。指定喫煙所の数は23区中で3番目に多いものの指定喫煙所の設置は進めている。区立公園においては原則コンテナ型で一カ所だけではなく複数個所設ける方針

Q.環境改善のためには、違反者の取り締まりも必須である。以前に話した時は罰則については慎重に検討とのことであったが、パトロールの成果はどの程度出ているのか?摘発は何件か?

A.令和3年において4万件ほど、令和4年においては現時点で3万件ほどの摘発数。随時指定喫煙所への誘導を行っている。全体の件数は少なくなってきていることから成果は出ていると思われる。

【地域ねずみ防除対策について】

Q.地域鼠防除促進事業について、2年間の延長とした点は歓迎する。晴海地域においても、特にれいめい橋公園周辺でまだねずみを見かける。どうしても対象が商店街地区の自治会等を対象としており、タワーマンションの公開空地の管理においては管理組合が主体となっているため、対象に管理組合を追加してはどうか?

A.ねずみ対策は地域が一体となって面として防除を行う必要があり、継続的な対応が必要なことから延長した。マンションの管理組合は区分所有者の共有管理が目的であるため、対象については町会・自治会で足りると考えている

【保護猫支援について】

Q.猫の保護シェルターへの支援やワクチン接種助成については、他区からも手厚い施策であると高い評価を受けている。制度導入の経緯と効果はどのように考えている?

A.国や東京都も方針を出しているが、地域の野良猫を捕まえて手術して戻す、一代限りの命を全うさせるという試みをボランティアの方々が率先して活動してきた。人口増加して公園も子ども達が多く公園に戻すのも難しい。自宅とは別に保護シェルターに猫を保護し人を連れてきて譲渡を行っている。本施策については地域のボランティアの方々に何らかの支援が行えないかということで、事業の検討会を設置して事業化を検討してきた。シェルター支援については、地域の共生推進委員が運営して自宅とは別に設置する場合に月額10万円まで補助をする。ワクチンについては約9頭分の費用を予算化している。

本日は以上です!