こんにちは!中央区議会議員の高橋元気です。
本日は久々にポエム的なブログになりますのでご容赦ください。
先日、約1年間通った東京すしアカデミーの週末コースを修了しました。
魚や調理の知識、捌く技術、一品料理や寿司を握る技術を始め、大体、お店で2、3年修行を終えた程度の職人としての知識や技術が身につくとされています。
私は学ぶことが大好きです(但し大人になってから)
この仕事に就く前も、行政書士や内部監査士、リスクマネジメントに関する資格や簿記など仕事に関連する資格を毎年取り、そして政治家になってからも、仕事に関連する学びを続けていました。
2019年には防災に関する知識を広めリーダーとなるため防災士などを取得し、2020年にはデジタルハリウッド大学大学院にて、プログラミングや経営学、Edtechなど教育最先端の状況を学びながら、政治家養成ゲームを作り最終的に表彰もされました。
卒業後の2022年には子供の事故予防の知識を得るために子供安全管理士を取得、2023年の選挙が終わった後は、次はどうしようと。
保育士なども考えましたが、本当に自分がやりたいことを改めてやろうと考えました。
なぜ、寿司なのか?とよく聞かれましたが、
①調理の技術は人生を豊かにし、損はしない
②湾岸部で多いパーティー会場で出張寿司を実施するなど、コミュニケーションの拡大や補助に成り得る
③もし落選した場合に備えて手に職をつけておく事は自分の保険になる
④海外で働く父を見てきた自分としても、いつか海外で働きながら暮らしたい(寿司職人はビザ取得に有利)
主な理由だけでも4つあります。
まず、そもそも自分は寿司が大好きで、自炊マニアです。
小さな頃は将来はお寿司屋さんになりたい!と言ってたくらいです。
お寿司を握れたら格好いい、という普通に憧れがありました。
そして出張寿司という形式を初めから念頭に置いていました。
店舗を構えるのは、もちろんリスクが大きい。また、店舗で少なくとも数年は修行する必要があり、出資者も募る必要がある。
そうであれば、リスクが比較的小さい出張寿司こそが目指すべき姿でした。
また、今の政治家の仕事と相性が良く、相互作用があると睨んでいました。
特に湾岸部ではマンションの共有会場などで、頻繁にパーティーなどが開催されています。そのようなパーティーでは格安での出張寿司の需要は高いと思っています。
かつ、区政に興味はあっても政治家のパーティーは参加するには敷居が高いという人も、「寿司パーティーなら来やすい」のではないか。
そのような場所に呼ばれお寿司を楽しみながら区政に関するご相談もその場で承る。
沢山の集まりに顔を出して人脈を広げ、区政に関するご相談やご要望を解決しながら、政治家のイメージをもっと身近に出来たらとの思いがありました。双方にとってウィンウィンとなる良い考えであると。
また、思えば「政治家になろう!」というゲームを作成したいと思ったのも、政治を出来る限り身近にしたいという思いからでした。
③、④は主目的ではありませんが、将来を見据えれば一石三鳥くらいにはなり得ると想定していました。
さて、この1年間は毎週のアカデミーでの授業やテストに加えて、実は仕事後に週2、3回ほど都内の寿司屋(新宿・銀座)でアルバイトもしていました。
寿司屋でのオペレーションを学ぶには、やはり実践出来る環境に身を置く必要があると思っていました。
と同時に、豊洲市場や築地市場から魚を買ってきて、捌いて自主練、自分だけの究極のしゃり(酢飯)の配合を何度も試したり、漫画に出てきた握りを真似してみたり、こうやったら美味しいを追求してきました。
正直、自分は自炊が大好きなのですが、それは自分が作る料理が一番美味いと思っているからです。
パスタや中華、和食料理を作ってきましたが、絶対自分の飯が一番美味い・・・
その間ももちろん議員としての仕事は疎かにはしていませんが、忙しいが楽しい毎日で1年間を駆け抜けました。
合間に、色々な方にお呼ばれして出張寿司を握りました。
やってみて、反省の毎日でもあり、ノウハウは実践でしか培えないとも改めて思いました。
そして特に子供たちが美味しいと言ってくれる(甘い玉子やツナマヨ、サーモンやマグロなどをメインにしたコースを作った)と凄く嬉しいな、と。
むしろ自分は高級志向というより、子育て中だったり、あるいは足が悪くてあまり外に出れなかったり、という方々にリーズナブルで美味しいお寿司を届けたいと思いました。
今ではアルバイトは全て休止し、ご依頼を頂く出張寿司メインでやっています。
そして先日、無事すしアカデミーを卒業しました。
最終テストも終えて卒業が出来たのは、沢山学ばせて頂いた熟練の一流職人講師の皆様、そして一緒に楽しく切磋琢磨出来た同期の仲間達のお陰です。
卒業式の時に、皆さんの前でスピーチした話があります。
それは政治に対する思いとこの1年間がリンクした話でした。
自分は元々政治家が嫌いでした。
過去の記事になりますが、何故自分が政治家になったのかを振り返れば、
アメリカ同時多発テロ事件などを経て、何故人は人を殺すのか、正義とは何か、自由とは何か、政治とはなんなのかという疑問を確かめたかったからです。
その後、政治家の秘書になり、政治とは何か?という問いを様々な政治家に問いかけました。
人のためという人もいれば、自分のやりがいであるという方、様々な答えがありましたが、やはり自分はその政治とは何か、という問いをずっと求めていました。
それでも真剣に住民のために人生を懸けている政治家の姿も見ました。こんな人もいるのに、世の中の大半はニュースが報じる通り自分勝手な政治家ばかりだと、それなら自分がやってやる、政治家のイメージを変えてやるという思いから選挙に出馬しました。
政治とは希望だ。
誰かにとっての希望となり、世の中を明るく照らすものであるべきだ
政治とは心だ。
街を動かすには人を動かさなくてはならない。人を動かすには人の心を動かさなければ人は動かない。だから政治家は人の心を動かす人だ。
政治とは誰かを幸せにしたいと思う気持ちだ。
政治とは諦めないことだ。
色々な言葉がこれまで浮かびました。
それでもずっとしっくり来ませんでした。
思いつく限りの綺麗な言葉や格好いい言葉を当てはめても、政治とは何かを説明するのは難しいとずっと思ってました。
そして、今は色々な経緯で何故かお寿司を人前で握っている。
ある日出張寿司でお客様にお寿司を握っている際にふと思いました。
今自分は大好きなお寿司を自分の精一杯で握って、誰かに届けている。幸せだ。
そしてみんな笑顔になってくれて、美味しいと言ってくれ、幸せそうな顔をしている。
自分は人前ですしを握る時、
左上に大きく振って決めて、右に振りながら転がし決めて、左で整え、最後に真ん中で整えてお渡しします。
政治家というのは左から右から色々と言われたりもするけど、
結局自分はこの真ん中で整えた心を込めて握ったお寿司を届けたいから、今寿司を握っているな。
ああそうだな、自分がずっと探していた答えは結局、
この掌の中にあった
そう気がついた時、改めて自分がやりたいこと、それは政治家であれ寿司職人であれ、自分がやりたかった事は全く同じであると気が付きました。
人の心を幸せにすること、誰かを笑顔にすること、それが政治家の自分の仕事であり、寿司職人としての自分の仕事であり、
自分がずっとやりたかったこと、私の人生であると。
何で政治家になったの?何で寿司職人になったの?
高橋元気さんは何がやりたいのかわからないです。
何度も言われましたが、今は簡単に説明が出来ます。
終始自分の選んだ選択は一貫していました。
誰かを笑顔にし、心を幸せにしたいからです。
そして、美味しいものを食べてもらうということこそが1番大切で、
目の前の人に「生きていて欲しい」「命を大切にして欲しい」
自分にとってお寿司を握るという行為は、人を幸せにすると同時に、生きる希望を与えるということなんだと思いました。
そう、
これが高橋元気の生き様だ!!
そう凄く腑に落ちて、スッキリしました。
そう気がつかせてくれた、東京すしアカデミーの皆様、同期の仲間達に心から感謝を伝えたいです。
そして、いよいよ10月には出張寿司用のHPも出来て、ネットからご依頼頂けるようにもなります!
既にDMでも色々な方からご依頼を頂いており、週末はご依頼で埋まりつつあります。
特に晴海の方々からのご連絡も多く、先日の寿司パーティーでも現地の課題やご要望を沢山承りました。(対応状況は改めてご報告いたします)
東京若手議員の会の役員メンバーと寿司パーティーでお疲れ様会も。
なんなら政治パーティーにケータリング寿司が欲しいという、政治家の皆様からのご依頼もお待ちしております!!
また、こんなに美味しいお寿司はお店でも食べたことがない!という勿体無いお言葉も頂けるなど、本当に嬉しい毎日です。
ネタは豊洲市場の知人の仲卸さんから素晴らしい魚を仕入れさせて貰っており、当日に仕込み、シャリにも自信があります。
是非是非、ご依頼ください!お会いしてお話しさせて頂くのを心待ちにしています。
また、先日はいつも開催している区政報告会をすし区政報告会へバージョンアップして開催しました!!!
25人ほどお集まり頂き、急遽追加で知人の職人に応援を依頼するほど、大盛況でした!!
改めて、政治家と出張寿司の相性はいいなぁと思います。
全国でも前代未聞の取り組みなのではないでしょうか・・・・
唯一無二の政治家として今後も頑張りたいと思います。
そして、最高のお寿司、この掌の中にあるものを
心を込めてお届けします!
それでは!!!