こんばんは!!
本日は先日お騒がせしました、私のTwitter上での投稿を巡る騒動の経緯、内幕、顛末をお伝えします。
まず、問題となりましたのは私のTwitter上での以下の発言です
経緯から話します、第四回定例会の人事案として、教育委員会委員の再任の議案が、追加議案として11/27に正式に提出されました。
同時に11/27に採決が行われました(前提として、その前の各会派幹事長会にてその議案の説明が行われますが、その説明資料は以下の通りです)
え、、、これだけで何を判断すればいいんですか・・・と思ったのは事実です(経歴等の情報は頂きましたが)
この説明を受けた段階では、委員の人となりの何も判断することが出来ません、その上で区長が選任した教育委員会委員の同意・非同意を議会は求められます。
この方に直接聞く、教育委員会に直接問い合わせれば情報は手に入りますが、公開の場で議論されるべきではと感じました。
結果、我が会派は本教育委員会委員の任命同意について、賛成の態度を表明しました。ですが、私はその時点で疑問に思っておりました。
これはもっと私は積極的に同意・非同意について議論をすべきであったと、今は反省しております。
議会の同意・非同意を求めるのであれば、それ相応の委員選任の基礎情報の議論がなされているべきではないか。当該委員の選任の是非以前に、何故、その議論が議会内でされないのであろうと疑問を持ちました。その上で上記Tweetを11/28に発信しました。
結論、私の言い方には問題があったと思いますし、その点は反省致します。議案に賛成しながら、その議案に批判的な意見を述べたと批判されるのは仕方ありません。
その流れで、私は12/2に、どうやら私に対する懲罰動議が明日の本会議で議会より提出されるという情報を受け、呼び出されました。
懲罰動議の内容は、我が会派に正式には開示されませんでした。しかし、説明資料として以下の資料を渡され、当該Tweetが問題となっていることを知りました。
懲罰理由を要約すれば、既に賛成した人事案に対して批判的な意見をTwitter上で発信することは議会の信頼と品位を傷つけるとのことです。
まず、例えば委員会や本会議内で私が他者に対して侮辱的な発言をするなど、「議会内」での発言を咎められるのであれば、「議会内」のルールにて懲罰を受けることは道理ですが、今回は議会外のTwitterでの投稿になります。
議会外での発言を、議会内の懲罰問題として持ち出された点、そして懲罰内容の公開を拒否され、公開の本会議の場に舞台を移されたたことから、私は本問題を公開の場で受けて立つ、決着をつける決断を致しました。
つまりは、本問題を中央区議会内だけの内部問題だけではなく、表現の自由に対する規制の問題としてTwitter上に拡散致しました。
Twitterは表現の自由への制約に対して敏感な意見をお持ちの方が多いと経験上認識していました。
全国的にも、議会外のTwitter発言を議会の場で懲罰の対象とする例は非常に稀です。
結果的にこの狙いはバズりました。
結果、想像以上の方々から反響を頂きました。
この場をお借り致しまして、改めて御礼を差し上げます。
おぎの大田区議会議員のすごい所は、大喜利のハッシュタグ#中央区だったら懲罰されていたを作ってなんとTwitter日本のトレンド一位までもっていったところでした笑
この発想はさすがになかった・・・・
正直今回、ネットを巻き込む戦いに発展させるため、今までに知り合ったたくさんの方に直接ご連絡させて頂きました。結果、想像を上回る大きなご注目を頂きました。
これが、ネットというもの、世論というものの力だと、中央区は度肝を抜かれたと思います。
もはやこの戦いは私だけの戦いではありません。
公権力の表現の自由抑止に対する全国的な戦いへと舞台は移りました。
なんとメディアの方を含む30名を超える傍聴者が集まり、傍聴の制限がかかるほどの盛り上がりとなりました。ゴルフ党の立花党首やおぎの議員も含め、沢山の方がお集まり頂きました。
そして騒然とした空気の中、12/3の本会議の場にて、以下の懲罰動議が提出されました
発議者 中央区議会議員
磯野忠
墨谷浩一
渡部博年
渡部恵子
高橋元気議員に対する懲罰動議
次の理由により、高橋元気議員に懲罰を科されたいので地方自治法第135条第2項及び中央区区議会会議規則第120条第1項の規定により動議を提出します
記
(理由)
令和2年第四回定例会において、教育委員会委員の任命同意の採決の際には賛意を表していたにもかかわらず、翻って自身のソーシャルメディアにおいて、教育委員会委員の任命について批判的な意見を書き込むなどし、議会の信頼と品位を傷づけたため
ちなみにですが、中央区議会において懲罰動議は直近では10年ぶり、2回目です。
我が会派と中央区共産党は懲罰動議自体に反対の立場を取って頂きました。そもそも、本事案は本会議の場で懲罰特別委員会にて裁く問題ではないとしています。私も今でも思います。
しかし、議会の賛成多数により、懲罰動議は可決され、懲罰特別委員会の中で審議がされるものとされました。
本動議に対する私の弁明は以下の通りです。
弁明書
本日は私が起因する問題につきまして、区民の皆様、委員の皆様、理事者の皆様のお時間をお取りしましたことを、お詫び申し上げます。
また、弁明の機会を頂戴しましてありがとうございます。
本件動議の対象となりました私のTwitter上の発言につきましては、
その趣旨は、議案の賛否に踏み込む前の段階、すなわち人事案につきましては区長選任の上議会の同意・非同意を得るものとされていますが、区民にとっても非常に関心の高い、重要な人事にも関わらず、委員会への付託等の方法を含めてその同意・非同意を判断するための実質的な審議が行われていない、「制度」自体に対する問題提起を行ったものであり、本件人事案、令和2年第四回中央区議会定例会議案第八十七号「中央区教育委員会委員の任命同意」について、個別議案に対する「反対」を表明するものではありません。
本件はあくまで個人の意見を表明した「議会外」における発言であり、中央区議会会議規則第120条の懲罰の対象となるものであるのか、疑問に思っています。
今後は個人としても議案の賛否を会派内で活発に議論することを自ら呼びかけ、根本的な制度自体に対する「反対」と個別上程議案の「賛否」についてどのように折り合いをつけていくのか考えて参ります。
また、区民の皆様に対して誠実な情報発信を心掛け、真摯に職務に取り組んでまいります
以上です
つまりはまず、そもそも本Twitterでの投稿は、本議案に対する賛成反対を表明するものではなく、「制度」自体に対する個人の意見を述べたものであり、本動議の通りではない、また、本Twitterを見ても分かるとおり、私は「庁内で様々な候補者の中から選任の議論はされたのだろうか」という問題提起をしたのみであり、特定の個人を傷つけるとか、70代以上の高齢者に対する差別的意図はないと反論致しました。
議会内のルールで、受け取り手が傷つく表現は避けるべきとされていますが、そもそも当該教育委員ご自身から本件に対するクレームは一切なかったのです。
しかし、結果的に私の弁明は一切受け付けられませんでした。
そして、区議会会議規則第135条により、懲罰の類型は以下の通りとなります。
1.公開の議場における戒告
2.公開の議場における陳謝
3.一定期間の出席停止
4.除名
このうち、公開の議場における陳謝とは、議会が用意した謝罪文を読み上げる形で行われます。
私の立場としては、そもそも懲罰の対象に当たらないという立場でした。従って、謝罪文を読み上げるつもりは一切ありませんでしたし、懲罰特別委員会の中でも謝罪は致しませんでした。
これは、ここまで騒動を大きくした責任と共に、もはや私一人の問題ではないという意識がありました。
2が宣告されれば、議場で謝罪文を拒否するつもりでしたが、どうやら出席停止と戒告を天秤にかけるのであれば、戒告で手を打つという判断がされたようです。
これはまさに、全国的な注目を浴びた中での判断であったと思います。
結果、私は議場にて、戒告の懲罰を受けました。
本会議場で起立させられ、私の弁明が全く含まれない戒告文を議長より読み上げられる形となりました。
私の想いは、様々なメディアが取り上げて頂いております。
特に今回の論点において、素晴らしくまとめられているブログをご紹介します。こちらを見れば今回の問題の論点についてほとんどが分かると思います。ありがとうございました。
音喜多参議院議員が言う通り、「条件付き賛成」で議決には賛成したけどこう思う、という意見を発信することは議員ならいくらでもあることであって、これを否定されるのはかなり厳しいものがあります。
確かにそうしたら、選挙時の公約を守っていない議員は全員懲罰なのか??とか、一つの政策に賛成したら今後一切批判的な意見を書くなというのは正直横暴ではないでしょうか。個人である日本国首相批判もダメなのか?など疑問はつきません。
議員の品格、議会の品格、というものを定義すること自体が困難なのです。
しかし、結果的に私は今回、中央区議会から懲罰を受けました。
その結果は、受け入れた上で反省します。
私の表現もやはり、受け取り手の気持ちを考えなくてはいけなかった。
その反省は、今後は区民の皆様に対してより正しく、誠実な情報発信を心掛けるという方向性で活かして参りたいと思います。
懲罰特別委員会の中でも発言がありましたが、Tweetの先頭に「私は議案には賛成したが、」という言葉を入れたら問題ないとのことでした。個人に対する差別的な発言は避けるよう心掛けた上で、ルールを守った情報発信を心掛けます。
しかし、これはもはや私だけの問題ではありません。
この懲罰結果、懲罰判断の是非を全国的に議論して頂きたいのです。
中央区としての判断は上記の通りであった。しかし、これは議会の自治の問題であり、他の議会ではTwitterでの議会外発言をどのように取り扱うかは別の問題です。
是非全国的な議論を巻き起こして頂きたい。
中央区議が議会批判したら懲罰出た! N国・立花氏も出動した〝ツイッター狩り〟騒動の顛末
お集まり頂いた皆様、ご関心を頂いた皆様、本当にありがとうございました。
ただ、騒動をここまで大きくした責任は痛感しております。
今回の件にあたり、ご迷惑をお掛けしました方々に心よりお詫び申し上げます。
そして本件騒動を起こした責任の全ては、私にあります。
従いまして、本件におけるご批判やご意見は全て私が受けます。
だからこそ、私はその責任をもって、
①中央区をより開かれた区政とするために、より区民の皆様への情報発信を心掛け、あたらしい中央区を創り上げなくてはいけない
②公権力の表現の自由に対する制約に対して毅然に対応していかなくてはならない
この2点を責任をもって進めてまいります。
特に、②について、今回の懲罰措置については、区議会を相手取って訴訟を提起すべきとのお声を沢山頂きます。
表現の自由に対する圧力に負けないため、声を挙げて欲しいとのお声は大変重く受け止めさせて頂きますが、少しお時間をください。
私は第一には、区民の皆様から付託を受け、区民の皆様のために働いています。
一方で、全国的に若い政治家を増やし、表現の自由を守るための戦いにも参加をしていきたいと思っていますが、個人で使える時間には限りがあります。
区政に全力投球し、全国地方議連の職務や、大学院に通いながら教育問題に取り組んでいると時間も、体力も無限ではありません。
その意味で訴訟の提起には慎重な姿勢ですが、その可能性も検討はしてまいります。
全国的な表現の自由を守るための戦いに参加するため、AFEE(エンターテイメント表現の自由を守る会)さんの表現の自由を守る約束にも参加表明させて頂きます
最後に、Twitter上での発言は本年10月の決算特別委員会より問題となっておりましたが、我が会派あたらしい中央の皆様、青木かの幹事長、小坂和輝政調会長、高橋まきこ副政調会長が本当に、身を挺して私を守ってくださいました。
反論をするための法的、政策的な準備をしてくださったり、私のために寝ないで尽力してくださりました。
本当に頭が上がりませんし、感謝しかありません。
必ず、一緒にあたらしい中央区を創り上げていく仲間として頑張っていき、ご恩を返して行きたいと思っています。
これは終わりではありません。始まりです。
ここから我々の戦いが始まります。
それは自由を守るための戦いであり、同時に中央区をあたらしい中央区に発展させるための戦いです。
もう一度言いますが、本件騒動におけるすべての責任は私にあります。
本件について、賛成をした方、反対をした方個人に対するご批判はお避け下さい。
これからは次に進むための戦いになります。
本件を教訓として未来を創り上げていきたいと思っています。
その上で何らかの戦いが必要なのであれば、
私が先頭に立って戦いを挑み、改革を実現します。
是非、今後とも皆さまのお力をお貸しください!!
よろしくお願い致します。