続報:ハッピー買物券2020、補正予算を組んで追加販売!

こんばんは!!

先週の第三回定例会では、議会一般質問にて登壇させて頂きました。

教育長とのやり取りも含めて、詳細をお知らせしたいのですが、

なかなかインターネット録画放送が出ないので(いつもは大体3,4営業日後くらいで発信されます)、出たタイミングでまとめて書こうと思います!!



さて、先日の記事(区役所大混乱!ハッピー買い物券2020再販売!

で取り上げました中央区の地域振興策、ハッピー買い物券2020についてですが、


その後区議会の中でも経緯の確認や指摘等はありましたが、


今回その後の対応として、正式に本定例会で補正予算が提出され、追加販売が実施されることとなりました!!



【概要】

9/6の再販売で購入出来なかった方(諦めて帰ってしまった方など)を対象に、追加販売を実施

→ただし、審査をするわけでは無く、あくまで「自己申告」です。区民の皆様の良識に任せるとの答弁あり。実質的に、当日配布された整理券は不要となりました


・販売時期は2020年12月を予定。


・第一回販売時と同様に、インターネット等による事前申し込みを実施。郵送送付にも対応


・販売予定冊数は67500冊(全員が5冊を購入すると仮定した場合、13500人分)


・有効期限は2020年5月31日まで(前回販売分の券は2020年3月31日まで、混乱を避けるため色などを変える予定)


・販売委託は引き続きJTB、委託費は1億2500万円



区からは混乱を招いてしまった事に対して、区民の方々への謝罪と反省がございました。
前回は区役所近くに約3000人が集まったとのことですが、2回目の購入を可能とした点、事前申し込みなしで販売窓口が一つのみであったことが、当日混乱した大きな要因でした。
どうやら、町会や近隣の住民間の口コミで集まったとの情報もあります。


口コミの力、すっごい・・・・


地域振興の観点からも、大きな盛り上がり、話題となったことはプラスの側面もありますが、即座に追加販売をするための補正予算を提出された区の動きは迅速であったと思います。
是非、反省を活かして売り切って貰いたいと思います。



また、議員としてもしっかりと想定し、事前の準備を連携して進められなかった点は大きな反省であると思っています。
改めまして、お詫び申し上げます。



さて、会派「あたらしい中央」の青木かの議員からは、何故一般競争入札の形式を取らずに「JTB」に販売を委託したのか、委託費が高すぎるのではないかという点等の指摘がありました。


今まではシルバー人材センターの方々に委託をした上で販売をしておりましたが、今年度は販売規模が拡大したという点、
また、コロナ禍の中では高齢の方々を中心とする団体への委託を控えたという点の説明がありました。


また、JTBはこれまで商品券販売等の委託を中央区でも行っており、実績を考慮した上でコロナ対策を即座に実行する必要があったため、一般競争入札という形式を取らなかったとのことです。


確かに、コロナ禍の中ではシルバー人材センターへ依頼をすることは差し控えるべきです、また、コロナ対策として急遽拡大販売が決まったため、即座に実施出来る企業を選んだという経緯はあります。
しかし、今回JTBに委託をしたことにより、買物券の換金に一カ月以上かかるようになってしまったと、報告があります。


地域振興の観点、そしてコロナ禍の中で苦しんでいる店舗の方々にとっては、即座に手元に現金が手に入らないと意味がありません。


この点については、大変疑問に思います。


また、委託費用も果たして適正なのかどうか、しっかりと監査する必要があります。
区民の方々にとってプレミアム率は20%、1冊のプレミアム額が2000円ですので、67500冊×2000円は1億3500万円となります。

この1億3500万円より、または同等に必要経費がかかってしまっては本末転倒。

それならそのお金を補助金として配布した方がいいんじゃ・・・と思うのも無理はありません(まぁこれは安直ですが)。



また、対象者については完全に自己申告制にするとのことですが、正直当日いなかった方も申込が出来てしまうので、再び想定以上の販売申込がある可能性もあります。


もし事前申し込みの段階で67500冊を超える予約が入った場合、
先着順なのか、抽選を行うのか?
という点を確認しました。



回答としては、当日並んだ方は約2000~3000人と報告を受けており、一度に売り切れるとは想定していないが、申し込みがあった方は確実に購入できるように対応する(先着でも抽選でもない)との事でした。

つまり、万が一、事前申し込みが販売予定数を超過してしまった場合は、再度追加予算を組む等、申し込み人数分を追加発行するとの認識です。


まだまだ、ハッピー買い物券にまつわる問題は続きそうです。

それではまた!!!

STEAM教育~絵を描くということ~

皆さまこんばんは!!

本日は教育についてです。


私は本年4月から大学院に所属し、Edtechの第一人者である佐藤昌宏教授のラボで、未来の教育とは何か、社会実装をするためにはどうすればよいか

というテーマを研究しています。


Edtechという概念をご存じでしょうか。

EdtechとはEducationとTechnologyを組み合わせた造語であり、

テクノロジーを活用した教育のイノベーション
ただ単に既存の教育の延長上としてICTを活用した授業を行うだけでなく、
これまでの構造や仕組みを再定義し、新たな枠組みやルールを築き教育の在り方を本質的に変えるものと表現出来ます。


黒板による一斉授業から脱却し、形式的な教育という制度に頼らなくても、
学習者が主体となった「学び」が手に入るということ。
学習者一人ひとりの個性や特徴、興味・関心、スピードに応じた学びを学習者自らが選択し、学べる新しい時代を目指す概念です。


国はGIGAスクール構想Global and Innovation Gateway for All)

を掲げ、児童1人1台の学習用端末や高速回線の整備を進めていますが、整備の後にどんな新しい教育が始まるの?
という肝心な教育の方向性、教育コンテンツなど、その先を現場に丸投げしています。


じゃあどんな教育が出来るようになるのか、
そこでお話したい未来の教育のお話が、Edtechが作る未来、
例えばAIによって、個人の習熟度に合わせることの出来るアダプティブラーニング
そして、STEAM教育という概念です。

STEAM教育とは

科学(Science)、

技術(Technology)、

工学(Engineering)。

アート(Art)、

数学(Mathematics)

の5つの領域を対象とした理数教育に創造性教育を加えた2000年代に米国で始まった教育理念になります。

 特にクリエイティブ力と自己受容力を高めよう!

という考えから、知る(探究)とつくる(創造)のサイクルを生み出す、分野横断的な学びになります。

端的に言えば、「ものづくり」です。

今、この現場にはどのような課題があるか、問題意識を持ち、原因を分析、対策を立案する。

その課題を解決するためには、どのようなモノがあればいいのか、調査・分析をするために「科学」が必要になります。

そしてその課題を解決するために必要な技術、工学を学び、自分で作ります。

そしてその機能を最大化するためにはどのようなデザインが最適なのか、ここで設計図を作るためのアートが必要になります。

プロトタイプを作り試行錯誤を繰り返し、数値化を行い振り返って分析をしてまた作り直すために、数学が必要になります。

このようなゴールから逆算した学び、教科を横断した上で必要な知識を学ぶ総合型学習がSTEAM教育です。



何故このようなSTEAM教育が必要とされるようになってきたのでしょう

現代社会において、テクノロジーは今後も急速に進化していきます。その中でAIやロボットによって人間の仕事は今後も減っていくでしょう。

社会が変わっていく中で必要となるのが、変化に流されるだけではなく、”新たな変化を生み出せる能力を持つ人材“です。

それにも関わらず、変化を生み出すことができるデザイナーやエンジニアは全世界で不足しています。

そこで新たな変化を生み出す人材を育てるために自発性、創造性、判断力、問題解決力に優れ、自分で学び、自分で理解する子供を育てる必要性があるのです。


STEAM教育の核となるのは

4つ目のARTであると言われます。

テクノロジーや知識だけでは、頭でっかちな大人に育ってしまう。

幸せな人生を送るには感受性を豊かにしてくれる、アートが最も大事であるという考え方です。



↓↓↓↓ここからは固くないお話↓↓↓↓


実は、つい最近、大学院の授業でアートについて改めて学びました。

そして、20年ぶりくらいに

絵を描きました!!!!

私、超が付くほど、絵心ないんす・・・

オンラインで画材に絵を描き、pdfに取り込んで発表しあう、という形式の授業でしたが、本当に面白かったです。

では、その絵を紹介します。

まず第一のテーマは

「私を突き動かすもの」

というテーマで自由に描くというものでした。

さて、これ・・・何を表現したと思います??

うん、同期にも言われました

・・・ポケモンにしか見えない

いや、下手すぎるとかいう次元じゃないっすよね・・・

実はここで自分が表現したかったもの、
それは自分が今の仕事をしている中で突き動かされているもの、
ズバリ「正義感」を表現したかったんです。

正義感を表現しようと思ったら「星」に行き着いた(警察バッジとかのイメージだろうか)

そして、でも心の真ん中は情熱やハートで燃えている、だから真ん中は赤いのです。

このように、第三者から見ると同じ作品でも全く違うものに見える、そこで学ぶのが捉え方の多様性ですね。
他人の絵を見て、何を表現したかったのかを当てる、というのも楽しかったです。



そして二番目のテーマは

あなたが創りたい未来

また、難しそうなお題が来ました。

ですが、不思議と自分は何の迷いもなく次の絵を描いてました

これはもう、誰でも分かると思います。

私が創りたいと思っている未来はこのまんま

沢山の色(属性)をもった人々が手を取り合って暮らす世界

です。

不思議と、これしか浮かびませんでした。

そして最初は背景色も青にしようかと思ってたのですが、直感的に黄色にしました。黄色は何となく、「平和」や「調和」のイメージがあります。(同期の中国籍の方によると、色のイメージも国によって違うという見方があって面白かった)

これたぶん正直、

幼稚園生など幼い子が、絵を描いてみてって言われて初めて描くような絵だと思います

 

 


でもね、そう思ってからこうも思ったんですよ

もうすぐ自分も38歳、色々な出会いもあり別れもあって、幸せな時もあれば、絶望に等しいほど落ち込んだ時もありました。

沢山の人達を笑顔にしたい、せめて誰も泣くことのない世界を作りたい。でも、世界から戦争は無くならない。


これまで人間関係の難しさ、人の暖かさや汚い部分もやっぱり沢山見てきました。


ああ、それでもまだ自分は、

この絵を描くことが出来るのか



30年経っても変わらずに、小さいころに思い描いた未来と同じ未来を描くことが出来るのか・・・・逆に素敵やん。

思いがけずちょっと、感動しました。

そして、グループで絵を見せあっていた時に、同期から言われた一言にもハッとしました。


あなたが創りたい未来というテーマなのに、

絵の中に「あなた」が描かれていないんですね




・・・・・確かに。



正直、この未来の中に自分を描くことを一ミリも考えていませんでした。
たぶん、別に自分はいなくてもいいと思っていたのだと思います。


自分がいなくても、こんな未来を創りたい、そう思ってたんだなと、しみじみしてしまいました。



絵を描くって、しばらく忘れてましたが、本当に素晴らしいものだと改めて思いました。

絵を描くということは、自分の心を表現するということ。

そして原点に帰れるということ、現在地をもう一度確認出来る作業です。

何かに悩んだ時、決断に迷った時は

文章だけでなく、絵で描いてみると

解決の道筋や自分の本当の気持ち、想いに帰ることが出来るのではないでしょうか。



あなたが昔描いた未来、もう一度、描いてみませんか?

長くなりましたが、それではまた。

【2020/9/10】区民文教委員会~観光施策・学校のコロナ対応・LGBT教育・ICT教育について

こんにちは!!

少し遅くなりましたが、委員として所属する区民文教委員会の報告になります。


中央区は通常、委員会の議事録が公開されるまで約3カ月かかります。(遅い・・・)

そのため、公式な議事録は追ってリンクさせて頂きますが、取り急ぎ私の質疑内容のダイジェスト報告です。

今回、提出された報告事項は以下の7点
https://www.kugikai.city.chuo.lg.jp/calendar/r02/bunkyo_20200910.html


これらの報告事項および区民行政、教育行政全般に対する質問として以下の点の答弁を行いました。重要な点をダイジェストでお伝えします。

①区民施設の指定管理者評価について

・各施設のコロナ対策状況まで評価されたものか?

⇒評価は3月に実施したものであり、一部評価内容に含まれているものの、コロナ対策として評価したものではない。

・浜町体育館の予約オンライン化または郵送事前受付が出来るようにしてほしい

⇒会議室も同時に取る人がいるなどフレキシブルな対応を求められるため、オンラインシステム構築には時間が必要

②中央区観光施策について

・水の都を打ち出す船運による観光ツアーを強化して欲しい

⇒3/28にやったが、それ以降コロナ影響により中止。力を入れていきたい

・デリバリーテイクアウトin中央区の登録状況は?

⇒現在38件、営業活動に努める

③人権教育の推進について

・令和2年度の振り返りによると、人権教育の推進については「いじめ防止」「児童虐待」「インターネット人権侵害」にしか触れていない。LGBT(性的指向・性自認)に関する教育についても積極的に取り組んで欲しい。思春期の段階、学生時代に自己の性的指向に気が付くことが多いため。

⇒子供たちの発達段階でどのような人権教育が必要かどうかは、その実態を確認した上で、小学生の段階、中学生の段階など段階毎に検討していく

・それでは本区はLGBT教育については、どの段階から必要であると考えているのか

⇒まずは実態の確認が必要であり、現在そのような相談は教育委員会に届いていないため、本区においては現時点で必要であるとは認識していない

・まず、本区が積極的に実態把握の調査を行っている認識はない。また、実態が確認出来ないと言うが、そもそも性的指向・性自認に関して子供たちが自発的に相談をすると思っているのか。前提として、相談をしやすい専用窓口を設けることも必要だが、実態ありきで考える問題ではない点を指摘する

・道徳教育の推進については、発達段階において正面から性教育恋愛に関する教育に向き合うべきではないか。マッチングアプリによる出会いも普通になってきてはいるが、こういう場面には気をつけなさい、恋愛、結婚、出産とはどういうものかを早めに教えるべきでは

⇒保健体育の授業、またはインターネットリテラシー教育でカバーできていると考える

④区立学校のコロナ対応について

・先日区立小学校の児童へのコロナ感染が公表されたが、本区では3日間の休校措置をとったケースと6日間の休校措置をとったケースがあった。科学的根拠・判断基準は何か?

消毒にかかる日数を2日とし、国立感染症が発表している72時間でウィルスが死滅するという根拠から念のため3日間の休校措置をとっている。土日を挟んだ場合、保健所の確認が遅れるため、土日を入れると3日以上になるケースもある。

⑤ICT教育について

・現在中学生に貸し出しているタブレット端末は7末の契約終了後に一旦返却するのか?

⇒返却となる

・スタディサプリの7月末までの登録率および生徒の感想は?

82.6%、生徒の感想までは把握していない



まず、LGBT教育について、子供たちから相談がないため検討していないという答弁は大変疑問に残ります。
特に日本は発達段階から、人権教育、多様性を教える教育が遅れていると感じます。今後、中央区パートナーシップ制度の制定に向け、本会派も一般質問で区に対して求めていく予定ですが、まずは教育が大切です。


スタディサプリおよびタブレット端末はコロナ禍の中で暫定的に支給された契約によるものであると認識していますが、一方で、保護者からはとりあえず登録してくれ、と言われたという声や、登録しなかったという家庭もいました。

また、本当に82.6%の家庭が活用していたのであれば、子供たちの学習履歴(スタディログ)は重要であり、AIによる個別最適化学習に活用出来るわけで、それを一旦白紙にして、また新たなアプリを検討する必要性はあるのでしょうか。


今後、1人1台のタブレット端末が支給されると同時に、どのソフトウェアを活用するか、という議論になります。その議論を是非現場教員、子供たちを交えた上で決定して欲しいものです。



ということで、持ち時間をギリギリまでフル活用した答弁となりました!!!次回も全力を出したいと思います。

結構意気込んでいた理由の一つとしては、この日、学生インターン生が委員会を傍聴してくれる予定であったこともあります。



大人として、議員として、恥ずかしい仕事は出来ない


そしてインターン生の感想がこちら!

今回の区民文教委員会では

中央区での不登校生徒への対応、区民館等でのコロナ対応、コロナ感染者が出た際の学校の対応、マイノリティーへの調査や実態についての質疑応答を拝聴させて頂きました。

調査や対応の難しさを痛感した上で、アプローチの仕方には様々な議論の余地があること、或いはセンシティブな内容に対して配慮をしつつ、

人権を尊重した教育を行うために考える人々がいるという視野を広げることが出来たと感じます

また、その重要性や必要としている人が暮らしやすい中央区にするために、

一人一人の発言が受け入れられやすい地盤の構築が少しずつ明るい未来に繋がるのではないかと考えました

終わりに
高橋さんが質問なさる様子は、傍聴に行くことでしかお見受けできない勇姿でした。

貴重な委員会の見学で学んだことを日々の生活の中にも活かしていきたいです

ありがとうございました!





・・・・・真面目!!

さすが我が弟子です。

そして同じインターン生がこの1カ月、インターンとして、

「何故、若者の政治関心度は低いのか?」

というテーマで1カ月活動してきました

何故若者の政治関心度は低いのか?



そして手法として、街頭インタビュー



ネットアンケート調査によって調査、分析してきました


▶政治関心調査アンケート


↑まだ受け付けてますので、是非ご協力お願いします!


その集大成として、9/26(土)にオンラインタウンミーティングを開催し、その調査結果インターン生より発表させて頂きます!!

どなた様もご参加可能ですので、是非タウンミーティングへもご参加をお願いします!!

第11回中央区タウンミーティング~何故若者の政治関心度は低いのか?~

日程:9/26(土)
時間:12:00~13:00
場所:ZOOM開催

内容:・何故若者の政治関心度は低いのか
   ・その他区政報告

    ファシリテーター:高橋元気(中央区議会議員)

申込方法:こちらのイベントページに参加予約をお願いします。
または各種SNS上のメッセージやコメントから参加希望の旨をお伝えください(genkinewparty@gmail.com)  

参加費:無料

よろしくお願いします!


それではまた!!!


「令和3年度中央区予算要望書」~区議会議員とは~

こんばんは!!


本日、中央区議会会派「あたらしい中央」より、中央区に対して、
「令和3年度予算要望書」を提出致しました。

斎藤副区長に提出

通常、自治体は夏過ぎ~秋くらいから来年度の予算編成に着手し始めます。その前に、自治体の限りある財源を、区民のためにこういうことに使って欲しい、と区民を代表する議員の立場から、自治体に対して要望を行うものになります。



会派「あたらしい中央」は本年度より4人体制となりました。そしてこれまでは、予算要望の提出まで出来てこなかったこともあり、今年は必ずや区民の皆様の要望を取りまとめ、区に対して予算要望書を正式に提出したいと思っていました。

何故なら、区議会議員の、区民の方々の声を行政に届け、反映させるという職責において、非常に重要な仕事の一つになるからです。

さて、夏くらいから着手し始めていましたが、そもそも

予算要望書って通常、どういうフォーマットで提出するのか?

そもそもどのレベルまで作りこんで提出するものなのか?

正確な予算規模の算定、財源をどこから捻出し、期限はいつまでで、評価指標まで設定するか?

という根本的なところから議論を重ねました。

また、今回は同時並行として、SNS等を活用し、広く区民アンケート等も実施し、要望書に加えるという作業にも挑戦しました。

結果、沢山の方々から寄せられた声を反映しています。
ですが、要望書に入れられた項目もあれば、都合上入れられなかったものもあります。

但し、要望書という形式では入れられなかったご要望については、各種委員会や定例会での質問、または直接担当課に問い合わせる、という形で必ず対応を行わせて頂きます。

さて、結果、時間的な制約もあり、区の予算款項目に合わせ、まずはこれは是非取り組んで欲しいという項目に厳選した上でリスト化する、という手法となりました。

完成版がこちらになります

画像クリックでpdfファイル(全14P)に飛びます

総論として、このコロナ禍の中では

①区民の生命・健康維持及び災害への備え
②自粛の中でもまなび続けられる「教育の中央区」であること
③区民生活を支えること



この3点を優先付けた上で編成することを大枠で要望します。



同時に、保育、教育、介護、行政サービス、区民行政等様々な場面でオンライン、デジタルの活用を検討し、区民生活の利便性を向上させることも中心としております。


とりわけ、私の想いとしては、一向に進まない行政側のテレワークを推進し、行政サービスのデジタル化に早急に取り組むべき

区が主催する各種イベントが一切中止になっていますが、まちづくり協議会、防災訓練等、必要なコミュニケーションのオンライン化、ハッピー買い物券等、オンライン販売も推進する

ICT教育の推進・活用については、コロナ休校時だけに留まらず、1人1台タブレット端末を最大限活用した、学校という場を超えた継続的なまなびの実現ICT支援員、教員間のネットワーク整備高速通信網の整備、総合型学習への取り組みなど未来の教育の実現

そしてほっとプラザはるみ等、施設整備については最大限利用者の意思を汲み取ること
などを盛り込みました

全体で14Pの長文に渡りますが、是非一度ご確認頂き、これはどうなんだ、これも入れて欲しいと様々なご意見を頂戴したいと思っております。



さて、これまで委員会への出席後、議論を重ねたり、会派内のオンラインメッセンジャー内でやり取りをしていく中で、予算要望書の完成版を確認した時、気が付いたことがあります。

これは正に会派の「政策公約集」になり得るものです。

通常、地方議員の公約というのは、ない、または分かりづらいものになってしまいがちではないでしょうか。


若しくは選挙前のキャッチフレーズ
として分かりやすくするため、子育て政策に力を入れます!という抽象的なものになってしまいがちです。

これをいつまでにやります!という具体的な政策集まで発表する人は稀でしょう。

また、区議会議員の仕事の範囲は区政全般に渡ります。出来る限り区政全般において知見をもつべきではありますが、

一方で新人は特に、区政全般に対して充分な知識を有するまでには時間がかかります。また、そもそも委員会等、公式の質問時間等が制限されている以上、どうしても得意分野を絞り、偏ってしまいます。


つまり、区政全般に渡る政策公約集まで、個人で作成するのは、どうしても難しいと思われます。



そこで「会派」という政党の垣根を超えた政策集団が必要になります。


会派「あたらしい中央」は、それぞれが素晴らしい専門性、経験、知識をもっている方々で構成されています。


今回も、まずは自分の得意分野を担当して政策を書き出し、寄せ集めて議論しよう、という流れで作成が始まりました。


例えば青木かの議員は、その活動量、フットワーク軽く中央区全域を歩き回る行動力をもって防災対策、水辺の活用、コロナ対策、区民生活に関わる事項等を

小坂和輝議員は、小児科病院の医師という専門性から、医師の視点からの医療、コロナ対策、都市整備、保育、福祉保健に関わる事項等を

高橋まきこ議員は、長年に渡る育児ネットワーク、その経験を活かした子育て政策、教育、福祉保健に関わる事項等を、

そして私は、IT民間企業出身の経験、大学院での学びを活かした、区政のデジタル化、未来の教育の実装、防災士の学びで得た防災対策、特に晴海地域のまちづくりに関わる事項等を

それぞれがその強みを活かした上で、練り上げたものです。

まず一言

本当に会派内の議員メンバーを私は尊敬します。

その各自の専門性はもとより、何が区民のためになるのか、議論を重ねることが出来たのは大きな財産となりましたし、その情熱に対して胸が熱くなりました。


とりわけ、決算特別委員会の準備等もありながら、要望書として完成させて頂いた小坂政調会長、本当にお疲れ様でした。


政調会長である小坂議員が下地を作り、幹事長の青木議員が意見を取りまとめ私と高橋まきこ議員、新人二人がガンガン意見を言いまくるというチームワークでしたが、まずは一つの形が出来たと思います。


但し、まだまだこの要望書も粗削りであり、内容の精査、具体化と共にこれから期限や財源を設定出来るものは設定したいと思います。
そして毎年継続して、作成していきたいと思います。


また、要望して終わり、というパフォーマンスでは終わらず常に進捗状況、活動状況を報告し、評価し、アップデートしていくことが大切であると思っています。



まだまだ、皆さまからのご要望をお願いが出来ればと思いますので、こちらのアンケートを活用して、ご意見をお願いします!!


▶中央区の課題アンケート


今回、この4人はこれがやりたいんだ、公約はこれなんだ、というものの骨子は出来てきたと思います。これから、あたらしい中央区を創り上げていく、政策集団を目指すこの会派を時に厳しく、見守って頂ければ幸いです。

最後に、こう思いました。


地方議員って、地味、固い、仕事がつまらないというイメージを持たれている方もいらっしゃるかもしれません。



でも今日心から思いました。

区議会議員の仕事、めっちゃ楽しい!!!

本当に遣り甲斐がある仕事です!!

更にやる気が出てきた!!!

それではまた!!!

区役所大混乱!ハッピー買い物券2020再販売

こんばんは!!


9月に入り、常任委員会、特別委員会が開催されています。



私が担当する、区民文教委員会、築地等地域活性化対策特別委員会の内容は次の投稿でご紹介します!(遅くなりすみません)
が、本日は中央区が発行する

ハッピー買い物券2020の再販売日でした!

☛ハッピー買い物券とは

中央区が地域振興策として発行する、「区内共通買物券」になります。

区内の登録店舗で使用が出来るのですが、今年度の発行分は

プレミアム率が20%!!



つまり1万円で1冊購入すると12000円分の買物券がついてくるのです!

お一人につき最大5冊まで購入出来るので、大変人気がありました。



とても素晴らしい取り組みになりますが、今年度はコロナ対策の側面を加味し、総額18億円という大規模な発行となりました。



それ故に一次募集ではむしろ売り切れず、余っており、二次募集では区内「在勤」の方を対象に拡大しましたが、まだ6000冊売れ残っていました。



そこで、本日区役所で再販売を実施した、という流れになります。

さて、当日の様子です

朝9時の販売を前に、区民の方が殺到!!

区役所の周りを列が取り囲み、なんと区役所を1周以上してました!!

正確な数は推測ですが、1500人~2000人くらいとの話も。

ディズニーランドかい・・・・

この様子はNaverにもまとめられてました

「区長を呼べ、徹夜組のせいで時間守った人が買えない」東京都中央区役所ハッピー買物券の再販で警察沙汰

様子をTwitterに投稿したところ、区民の方々からも様々な状況報告・ご意見をリアルタイムに頂きました



今回この大きな混乱を呼んだ最大の要因は
今回初めて「先着順」で、購入済の方も再購入OKとした点です。

私も9/14開催の委員会で下記事項を質問致しました

今回、先着順で再購入OKとしたことにより、購入希望者が殺到する事態も考えられるが、三密対策も含め、備えは万全であるか?

⇒今回は手続きを簡略化し、列にならないように配慮する。また、朝の時間は人員を多めに配置するので混乱はないと思われる



完全に、目論見が甘かったと言わざるを得ません。



急遽区もホームページ上で9:20ほどには販売終了を告知しました。

ところが、やはりそんなことはもちろん分からない方々がほとんど、どんどんと人が集まってきます。

整理券の配布準備もされておらず、列の誘導員も少なく、現場は大混乱の様子。

時折、怒号が聞こえるなど、見たことのない空気に包まれました

これを受けて区も急遽、整理券を配布、しかしその時点で購入希望冊数をヒアリングしておらず、結局整理券があっても買えるか分からず、帰っていいのかわからない、そのまま並び続ける人が多数という状況でした。

結果、区からも謝罪の上、今後の対応は検討するとのことです。

まず、見通しが大変甘かった点は指摘せざるを得ません。

また、当日の現場の仕切りが混乱した点もそして販売方法に問題がなかったかも検証、反省する必要があります。

まだまだ暑い中、高齢者の方も多く並んで頂き、熱中症の危険性もありました。私からもお詫び申し上げます。

9/14の委員会では、今後の販売方法としてオンライン予約および販売郵送による送付キャッシュレスによる利用も検討するべきと要望し、積極的に検討する旨の答弁もありました。

また、区民の方から多く寄せられている、

何故、16歳以上の区民に販売を限定するのか?コロナ禍の中で子供たちの食費もその分かかる、子育て世帯の方々にとっても年齢制限を設けることに納得はいきません。



私も9/14の委員会で質問しましたが、このような回答でした。

対象年齢を16歳以上に限定する理由は?一回の販売で完売しなかったのであれば、子育て世帯の家計負担軽減のためにも年齢制限は撤廃するべきでは

⇒本買物券の主目的は「地域振興」であり、その目的が理解出来ると思われる義務教育卒業程度の年齢を想定した。
福祉政策ではないとご理解頂きたい

この点には納得いきません。むしろ食欲旺盛な子供たちの方食事代はかかりますし、衣服の買い替えも必要になります。地域振興という目的であるならば、確実に早く使ってもらえる世帯に手厚く配布するべきではないでしょうか。



また、今後の改善という視点と同時に、今回ご期待を頂いた区民の皆様に対する補填も速やかに対応しなくてはなりません。


本日の委員会では、補正予算を組んだ上で増刷対応、再々販売を検討する旨の答弁もありました。具体的な販売方法については検討を進めるとのことです。

結果的に大きな混乱となってしまいましたが、政策・サービス自体は素晴らしいので、販売手法を改善し、区民生活の向上につなげてほしいと思います。

最後に、区民の方から言われた一言が刺さりました。

ハッピー買い物券を買いに行って
アンハッピーになったら
本末転倒だよね!!

確かに・・・・・・