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【令和6年度予算】【区民費】晴海区民センター・はるみらいの活用、晴海フラッグ住民とのコミュニティ融合、晴海まつりの開催について等

こんにちは!中央区議会議員の高橋元気です。

連日の朝から晩までの予算審議もそろそろ中間に差し掛かっています。

次は区民費となります。主に私の質疑の中から抜粋します。

【晴海地区の公共施設整備について】

Q.いよいよ晴海フラッグの入居が開始し、区の公共施設整備も一段落した。最大で12000人が増える晴海地域において、①晴海区民センターに期待する役割や特徴は?またデザイン面も素晴らしいがそのコンセプトは?②はるみらいについても12月の開設以来個人としても非常に活用している。運営上の課題はあるか?

A.晴海区民センターについては肥大する行政需要に対応するため、防災面においても行政情報拠点として区内4つ目の拠点となる。晴海地域は現在人口が18,781人であり、この2か月で2552人が増えた。併設される保健センター、晴海図書館、認定子ども園を含めて子育て世帯や母子保健の拠点としてお年寄りも含めて相談出来るサテライト施設、文化・教育の拠点として、新たな晴海のシンボルとなることを期待している。

また、図書館部分が特徴だが東京2020大会のヴィレッジプラザの跡地として、ヴィレッジプラザに使用されていた木材を使い2020大会のレガシーを感じれるようなコンセプトでデザインをした。

はるみらいについては開設以来大変好評を頂いており、大きな事故はない。温暖浴ゾーンで子ども達が過ごし、ワーキングする人、トレーニングする人、思い思いの使い方をされている。課題としては稼働率の向上、またフリースペースのマナーという点で子ども達が走り回っているという苦情も聞いたことがある。

Q.晴海区民センターが出来る事により、防災面においても或いは平時の行政手続きだけでなく子育て世帯や図書館や子ども園を始めとするコミュニティの核としても非常に期待している。また、施設として東京2020のレガシーを残そうというコンセプトは晴海西小学校やはるみらいに共通するデザインとして感じられる。

はるみらいについては、私も週3でトレーニングルームに通いムキムキになってはきたが、レストランやワーキングスペース、或いはキッチンスペースや屋上のフットサルコートなど、様々な用途に合わせて様々な区民が毎日来れるようなつくりになっており、各スペースに人が集まっているのを私も見かける。多様な区民が行きかう交流センターとして重要な役目を担っている素晴らしい施設。

一方で、休日はレストランが順番待ち、キッズスペースも混みあうなど一定の混雑対策や利用ルールの周知は必要。駐車場対策も含めてどのように対応していくのか?また、平日の人通りがまばらでもあるため、平日に様々なイベントを開催するなど工夫をする余地はあるのでは?

A.利用客の平準化はなかなか難しいが、都度各施設においてルールを周知する。利用者の属性が違うため、平日は公園の代わりに利用する人も土日は家族連れなど多岐に渡るため利用者のニーズを分析する。イベントの開催については、今後事業者や地域住民と開催する連絡協議会の中で検討する。

【晴海地域のコミュニティ醸成について】

Q.晴海地区のハード面の整備は一段落したが、同時にソフト面での整備、つまりは新しい晴海フラッグ住民とどのように交流していくか、地域コミュニティの醸成も必要。本区においては、10年前から晴海地区の将来ビジョン実現に向けて検討を開始し、3年前には区民、事業者、区や団体で構成する晴海コミュニティ構想検討会議が設置され、議論がなされてきた。

しかしながら、昨年の晴海まちづくり協議会においても、結局何をするのか?何一つ具体化されておらず2年半何をやってきたのか?という厳しい意見もあった。最近会議は閉じたと聞いているが、結論はどうだったのか。

A.令和2年9月に設置され、持続的な晴海のコミュニティ、どういう街にしていったらいいのか12回会議を行った。具体的な結論は難しいが、はるみらいを拠点にしていったらという意見があった。次回晴海まちづくり協議会にて報告予定。

Q.12回会議を行って結論がはるみらいを拠点にしよう、ではそりゃそうだろうとしか言えないのだが、晴海フラッグの新規住民を含めてコミュニティの融合を図る、では具体的なスケジュールとしては晴海フラッグの自治組織が7月とか夏に出来るという話なのであれば、本年何月にイベントをやって盛り上げて、といった具体的な計画は出来たのか?例えばそれが晴海まつりなのか?

A.会議ではコミュニティの在り方を議論し、はるみらいを活用して地域活動を紡いでいく、既に住んでいる5丁目の方々とどのように一緒にやるかという協議をした。今後ははるみらい運営協議会に晴海フラッグ自治会も組成後に参加してもらい、どうつなぐかを協議していく。晴海まつりは直接の結論で打ち出した訳ではない。





【晴海まつりについて】

Q.それでは晴海まつりの概要について

A.区民の方々を含めた地域コミュニティの醸成として、はるみらいを活用する。地域の団体やサークル、太鼓団体のステージや神輿を展示するとか、縁日コーナーなどを想定している。具体的には地域の方と内容を協議していく。

Q.会場がはるみらいとの事で、内容的には文化祭のようなものを想像している。一方で規模が少々小さいのでは。晴海ふ頭公園や晴海フラッグの公開空地、ららテラスなどを巻き込んでもっと大々的にイベントも出来るのではないか?

A.晴海ふ頭公園等とは既に東京都の管理事業者とは話している。まずははるみらいで第一歩目を軌道に乗せ、今後周辺施設や公園との連携も含めて検討したい。

Q.出来れば子ども達も家族も一緒に楽しめるような企画を望むが他には考えていることはあるか?

A.スポーツを楽しめるイベントやJOCのパネル展示、体験型アトラクションとしてeスポーツが体験できるようにとも考えている。具体的にははるみらいの外壁にプロジェクションマッピングを投影し、子ども達が触るゲームなど。



晴海まつり、まだまだ検討段階のようですが、晴海地区を代表するようなお祭りに今後発展するよう願うと共に、私達で育てるという意識で盛り上げていきましょう!!

なお、東京湾大華火祭などまだまだ聞くことが盛りだくさんだったのですが、時間の関係で総括質疑に回す予定です。

【令和6年度予算】【企画費・総務費】全手続きの洗い出しとオンライン・キャッシュレス決済対応、防災体制整備、ペット同行避難の進捗について

こんにちは!中央区議会議員の高橋元気です。

連日予算特別委員会が開催され、令和6年度予算案の審議がなされています。

企画費・総務費の主なトピックスをお知らせします。

【広報、DX化】


【広報誌のリニューアルについて】

Q.今回の経緯について

A.広報誌のリニューアルについて、手に取って貰えるように伝わるように検討、区政世論調査では区の情報を受け取る手段として依然広報誌は40歳以上を中心に望まれている。特に区民の方の活動を紹介し、ご家族や知人にも読んでもらえるように地域活動への参加を目指していく。

【中央区HPの改善について】

Q.新着情報に出る時と出ない時があるが、その違いは?特に予算PRなどはすぐに乗せるべきでは?

A.各部署からHPやSNSの掲載依頼を貰い、広報課で確認の上で承認している。その際に新着に入れるかという項目チェック欄がある。

Q.外部専門人材の活用について

A.今回、広報業務を実務的に最前線でやってきた方を採用し、情報発信の課題を洗い出し、運用方法の見直しを行っていく

【住民情報システムの改修について】

Q.本予算の経緯について

A.閣議決定されたデジタルガバメント実行計画に基づき、現在各自治体でバラバラなシステムやサーバーを平準化し、無駄を省こうという動きがある。国で仕様書を作って各ベンダーが作る流れとなっており、期限が令和7年度末となる。例えば国が法改正をして申請書の形式が変わった場合など、国が標準仕様を作るので、今後手間や費用は削減出来る。また、標準化していく中で電子で申請可能なものには対応。

Q.全自治体が取り組むとなるとベンダー不足になる懸念もあるが、本区は大丈夫なのか?

A.結論から言うと現行システムのベンダーにお願いする方向なので、本区においては問題ないと考えている。一方で、人が不足することにより人的単価の上昇や回線費用が上がるのではという懸念もあり、国が言うほど費用は下がらない可能性はある。

【情報化基本方針の進捗について】

Q.現情報化基本方針は3か年計画の最終年、今後の見通しについて

A.現在改定作業中であり、3月中にお示しする。方針としては、キャッシュレス決済および電子申請の充実を重きに置く。「書かない窓口」から「行かない窓口」を目指し、区の全手続きの洗い出しを行い、可能なものは全てオンライン手続きに移行する。また、予約システム等電子で申請するものについても全て電子でオンラインキャッシュレスで支払えるように。



【防災】

【防災体制の整備について】

Q.能登半島地震を受け、現在23ある防災拠点でキャパは足りているのか?

A.現状、指針として人口の19.6%となる人数をカバー出来ている。今後備蓄の増強を検討しており、現在倉庫はいっぱいであるところ、毛布等かさばるものを更に増やすためには更なる場所の確保が必要。今後全ての区内施設を点検、調査する。

Q.区民の更なる主体的な活動支援について

A.防災訓練については令和5年度については前年度比約1.8倍の参加者となった。周知はより徹底していく。

Q.医薬品の確保は間に合っているか?

A.各拠点に3日分の医薬品は配備、不足するようであれば協定している薬剤師会や販売事業者からの運送により対応

Q.防災上の要となる本庁舎および災害医療拠点となる聖ルカ国際病院の非常電源について、何日間もつのか

A.中央区役所については、現在工事を行っており17時間→72時間に延長される。聖ルカ国際病院については先日話した限りでは、約11日分の医療電源を確保しており、優先すべき機器を選定、コンセント別に分けて運用をすると聞いている。また、病院と保健所間の道路と人の行き来、車の確保など対応も確認しているところ。

Q.災害時の支援協定を結んでいる5自治体について

A.災害時には常に状況は変わるので、予めではなく都度運送方法や配置など含めて連絡を取り合いながら必要な物資の確保を図る。

【マンション防災】

Q.本区のマンション防災の重視について

A.防災拠点の運営含めて全てのマンションにて防災自治組織が設立され、運用されるように進める

【ペット同行避難について】

Q.ペット同行避難の進捗状況について

A.各地の防災拠点運営委員会にペットも家族であり、出来る限りの対応を区から持っていき、最初は抵抗感もあったが令和5年4月現在においては23拠点中全拠点において保健所が調査に入り、ペット保護スペースを確保出来た。また11拠点においてマニュアルの整備を進めており、3拠点が整備済。避難用のケージ等も備蓄品として確保済。今後全拠点で実現出来るように進める

Q.大型犬の避難については?

A.ペットについては必ずケージに入れることを前提としているものの、ケージに入らない場合は築地川のわんわん広場にて受け入れる方向で調整中

Q.ペット同行避難の理解が進んだ点は望ましい。理想的には飼い主とペットが一緒に過ごせるペット同伴避難の実現について

A.区としても家族が一緒に過ごせる同伴避難は理想としているが、まずはペット同行避難の課題を解決してから、第一段階をしっかりしてから順次研究していく。

令和6年度ハッピー買物券、web受付は3/8正午から!!

こんにちは!中央区議会議員の高橋元気です。

補正予算案も通り、令和6年度ハッピー買物券(区内共通買物券・食事券)の詳細が公表されました!!

https://www.city.chuo.lg.jp/a0016/shigoto/sangyoushinkou/kaimonoken/hanbai.html

発行総額:26億円(プレミアム率30%

購入可能数:10,000円×5冊(65,000円分)/1人

対象者:令和6年3月24日時点で、16歳以上の区内在住・在勤者

申込方法:

■web申込(3月8日(金曜日)正午から3月24日(日曜日)午後4時まで

https://va.apollon.nta.co.jp/happykaimonoken2024/joho?no_redirect=1&MODE=before

■郵送(ハガキ)申込(3月8日(金曜日)から3月24日(日曜日)消印有効まで


〒160-0017 新宿区左門町16-1 四谷TNビル3階
(株)日本旅行新宿法人営業部内
「中央区ハッピー買物券事務局」


注記:ちらしのはがきを使用する場合でも、必ず63円分の切手を貼って投函してください。

※結果通知時期 4月中旬(予定)

発送時期:4月下旬~5月中旬(予定)



先週末に補正予算案が通過しましたので、早速のご案内となったようです。

プレミアム率発行や発行時期の前倒しは高く評価しますが、デジタルでの発行が未だにないという点等、やはり全区民が区内消費喚起に最大限寄与し、経済効果を最大にするためには改善すべき点も沢山あります。

先ずは区民の皆様全員が購入出来るように。

引き続きご意見等を頂ければ幸いです。

【2月補正予算案】区内共通買物券(ハッピー買物券)2024の発行について

こんにちは!中央区議会議員の高橋元気です。

本日は所属する企画総務委員会にて令和5年度2月補正予算案の審議が行われ、会派を代表して出席しました。

一般会計補正予算案について説明を致しますと、

一般的に毎年2月に提出される補正予算案については、当初予算案からの着地見込みの修正等が入ります。

歳入においては特別区税(たばこ税)について、売渡本数の上振れにより3億円の増。特別区交付金については都区財政調整制度による普通交付金の再算定結果により75億円の増。八重洲二丁目再開発に伴う土地売払により154億円の増のほか、各事業実績値に伴う国庫支出金や都支出金の減額になります。

歳出においては、こちらも各部署の職員給与の着地見込み減による減額(こちらは年度内の育児休業や傷病休業取得を主な理由とするもの)および、各事業にかかる費用の実績値から全体的に減額されます。

また、大きな新規事業として区内共通買物券・食事券の発行および特別支援学校の給食費補助の2点が計上されました。



①区内共通買物・食事券の発行

・発行総額:26億円

・発行時期:令和6年4月下旬

・利用期限:令和7年3月末

・販売方法:区民・在勤者を対象に事前申込制、応募多数の場合は区民優先で抽選

②特別支援学校の給食費補助

・支給額:令和5年度分の給食費相当額(遡及適用)

・対象者:東京都が設置する特別支援学校に在籍する児童・生徒およびその保護者のうち、以下の要件すべてに該当する者

└児童・生徒および保護者ともに中央区に住民登録があること

└東京都就学奨励事業や生活保護など他の事業による学校給食費全額の支給認定を受けていないこと



私からの質問は主に区内共通買物・食事券2024の発行について

Q.まず本来令和6年度当初予算案に含まれる来年度の区内共通買物・食事券の発行について、例年より販売時期を2か月前倒して4月に販売を開始するため、本補正予算の債務負担行為に含めて計上をしているという点、およびプレミアム率を20%→30%に引き上げて拡大するという点、区民の皆様に早く届けて経済を活性化するという区の方針については感謝申し上げると共に高く評価致します。

その上で、数ある経済対策のメニューの中、今回区内共通買物券の発行に決めた経緯や目的、および前年度の区内共通買物券発行における実績を教えてください。

A.昨今の物価高騰の煽りを受けて区内の小売店は大変厳しい状況であり、経済対策として区内の景気を高揚させるためにどのような施策が有効かを検討し、平成12年から開始し区民の皆様から広く親しまれている本施策を活用し、区内の方々に使って貰いたい。コロナも収束してきたがここでしっかりと勢い付けるため、発行時期を前倒しし、増額して発行する。

令和5年度の実績については、申込が区内在住者(区民)30,155人で全員当選、在勤者が1853人申込があり抽選により736人となった。

クレジットカードの支払停止等によるキャンセルもあったが、全て売り切れ。現時点による換金率は85.1%であるが、例年99.5%ほどになる。


Q.昔から区民に親しまれ、消費喚起策として有効であるという点は理解する。使える店舗の拡大周知という点では次年度に変更はあるか?

A.利用可能店舗については現在区内で1782店舗あり、専用HPにて公表、随時登録を促して拡大している。今後の増加については特に晴海の新設商業施設(ららテラス)等の各店舗に現在交渉して調整中



Q.次に対象者について、これまでも何度も取り上げて来たが、16歳以上という年齢制限について





Q.区としてはこれまで地域振興策であり福祉施策ではないため年齢制限撤廃は考えていないと説明を繰り返してきましたが、改めて本区の考えを確認する。消費喚起策、経済対策が目的であるのであれば、敢えて年齢制限を設ける必要はないのではないか。

令和5年度に同様のプレミアム付商品券・買物券を発行した自治体は、23区では21区が実施しており、そして購入対象者に年齢上の制限を設けているのは本区だけであった。(正式な調査ではなく、個人で各自治体のHPを確認したものですので、間違っていれば修正お願いします)ちなみに、約10年前においては墨田区や世田谷区、台東区等は同様に16歳以上という制限を設けていたが現在においては撤廃しています。

例えば申込に区民が殺到しており、ある程度の線引きが必要な状況であるのであればこのような制限も理解出来るところではあるが、どのような目的、効果を想定して制限を行っているのか、改めて教えてください。

A.区としては、区民を優先した上で、区内中小小売店の活性化を目的としている。責任を持って購入して貰うため、子どもについては制限をしている。子育て支援策や生活支援を目的としている福祉政策ではないので、義務教育が終わる年齢であり、人によっては仕事も始めている年齢を基準としている。



Q.福祉政策ではないからという区の主張であるが、同様に買物券を発行しており年齢対象を絞っていない本区以外の20区においても、本施策は福祉施策とは捉えられていない。16歳未満を対象とすると全て福祉政策となると考えるべきではなく、何も子育て世帯や子どもを特別に優遇すべきと言っている訳ではない。区内の消費を喚起したいのであれば、少なくとも中学生以上は自分で区内の飲食店を活用するし、部活用具や嗜好品を購入している訳で、全区民を対象とするのが制度として合理的であり、公平ではないか

また、16歳未満が仕事をしておらず、収入がないことを理由とするのであれば、それは年齢に限られるものではない。つまり扶養の問題とするのであれば、要介護や専業主婦等、家庭の事情により収入はないが、区内で消費したいと考える区民はいる。

また、発行に公的な身分証明が必要であるとするのであれば、少なくとも身分証明として学生証が交付される中学生以上も含まれる方が自然である。

重ねて言うが、子どもを特別に優遇しろという訳ではなく、経済対策を目的とするのであれば、原則的に全区民を対象とするのが、目的に照らして制度として合理的ではないかという視点から、改めて見解を問う。

A.本施策は中小企業振興対策として、原則的に「区民の皆様に責任を負ってもらい協力をお願いするもの」として考えているところ、責任を取れるのは成人年齢でないと難しいのではないか。また、委員ご指摘の通り、昔は元々5億円の規模で区役所にお越し頂いて本人確認をしていたところ、本人でないと買えず、大体が午前中のうちに売り切れる状況であった。ここ数年はコロナ禍における緊急経済対策として拡大しているが、いつこれまでの規模に戻るかは分からない

また、販売日を6月の第2土曜日に設定していたが、これらはそもそも高齢者の方々の年金支給日に近く、買いやすいようにして欲しい区議会から要望があったものである。



Q.本区の考えは理解した。区の考え方自体を責めている訳ではなく、制度設計として公平性に疑問があるため、来年度以降に実施する際には他区では撤廃している年齢制限が本区では本当に必要であるのか、施策の目的と照らして改めて考えて欲しいと強く要望する。

また、過去に議会からどのような要望があったかは存じていませんが、本施策は子育て支援策、福祉政策ではないが、高齢者優遇施策でもないのではないか。あくまで消費を喚起し、景気を高揚させたいのであれば、対象は全区民とし、全区民が等しく区内の経済対策に寄与出来るような制度設計を改めて望むものです。


最後に、次年度においても紙媒体のみの発行となるが、世田谷区ではせたpayによる電子マネーでの発行大田区目黒区など多くの他自治体では電子買物券による発行も広がっている。本区においても昨年度の審議の際、電子での発行も前向きに検討するとしていたが、電子買物券の発行についてはどのように考えているか?例えば店舗側の対応などもネックにはなると思うが、どのような点がネックなのか?

A.本区においても過去にキャッシュレス決済還元キャンペーンや行政手続きにおける電子マネー決済も実施してきた中で、社会情勢的に機運が高まっていると認識しているが、高齢者の方々は使いにくいという事もあり、これまで通り紙での発行となった。デジタルと紙での併用という考えもあると思うが、事務取扱手数料が嵩んでしまうという点も含めて慎重に検討している。


→改めて本区の考えは理解した。重ねて申し上げるが、本施策は高齢者のみならず全区民が利用しやすいという視点で考えていくべきである。区民の中には電子マネーの方が利用しやすいという声もあり、他区では電子買物券による交付も進んでいる。区民ニーズを的確に把握し制度設計を進めて頂くよう強く要望する。





本日は論理立てて区の見解を一つ一つ問いましたが、やはり区内中小企業としても区民としても、出来る限り多くの区民の方々に使って貰いたいと考えていると思います。

あくまで経済対策、区内消費喚起を目的とするのであれば、対象は全区民とすべきであり、区民に年齢制限を設ける必要性施策設計の合理性もないと考えます。

また、施策の趣旨として説明のあった「責任を持って区内で消費出来る区民」という定義が曖昧です。収入の有無であれば年齢は関係なく、実質的な資力が本人にないケースは沢山あります。責任能力を指しているのであれば16歳以上という制限は合理的ではありません。そもそも区内で区民の消費を喚起したいのであれば、年齢は関係ないのです。

但し、今回副区長から、そもそも過去に高齢者のための制度設計の要望をしてきたのは区議会の方である、という趣旨(少なくとも私はそう捉えました)のご発言がありましたので、この点は私も重くそして前向きに受け止めたいと思います。

恐らく、過去の議会でそのような議論や要望があり、その趣旨を元に本区が制度設計をしているのであれば、議会側の責任でもあります。議会内で改めて他会派のご意見や政策を伺い、会派や個人としてではなく、議会として改めて当時の議論から何が変わったのかを整理し、全区民を対象とした制度設計について、積極的に議論および要望をすることが可能なのであれば、本区とも前向きに調整出来るのではないかと考えます。

この点は、個人としても会派としても自分達の手柄にしたいとは全く考えておりません。(むしろ全会派での実現にお願いしたいです)

まずは議会としてもコンセンサスが取れるように、丁寧にお話し、議論をしていきたいと思います。

区政とはあくまで対立ではなく対話が重要だと考えています。

本区の施策を一辺倒に批判するのではなく、どのようにすれば施策の修正に至るのか、実現して貰えるのか、その背景経緯対話も大切にしていきたいと思っています。

それでは!!

【福祉保健委員会】国民健康保険料納付済額の通知ミスへの対応、令和6年度学童クラブおよび認可保育所の申込状況について

こんにちは!中央区議会議員の高橋元気です。

本日は福祉保健委員会の質疑について主なトピックスをダイジェストでご報告致します。

まずは、報告資料の中から重要と思われる資料を載せます。

区からの報告事項についての質疑は割愛しますが、子ども家庭支援センター(きらら中央)における施設使用料の支払い方法改善については、会派としても要望を進めていたので実現して良かったと思います。

【「国民健康保険料納付済額のお知らせ」に記載されている金額の誤りについて 】

https://city.chuo.lg.jp/a0024/nouhuzumigakunoosirase.html

委員会質疑の冒頭、田中副区長より。先日区より通知された「国民健康保険料納付済額のお知らせ」の保険料の金額が誤って送付されてしまった件について、区民の方にお詫びと正しい通知を再送したというご報告およびお詫びがありました。

Q.本件の経緯および再発防止策について

A.区民の皆様の確定申告用の資料となる、国民健康保険料納付済額のお知らせについて、納付済額の記載が誤っていた。

2023年1月1日~12月31日の支払金額を記載したお知らせを1/26に発送したところ、国民健康保険のシステムからデータを抽出する際に、パラメータの入力項目を一つ一つ職員が手入力しているところ、基準年の2024年と入力するのが正しかったところ、2023と入力してしまった。そのため、全てのデータが令和4年度以前の納付済み額しか反映されなかった。

発覚したのは、月曜日の午前中に区民の方から電話で金額が違うと問い合わせがあり、急遽調べたところ、大本の原因についてシステムベンダーに問い合わせた。結果、そもそものパラメータの数値間違いであることが発覚。その後何件かお問合せがきたので、正しいデータを改めて送りすると案内した。また、確定申告の際は通知自体は添付する必要はないため、金額だけで記載すればOKなので正しい金額をその場でお伝えして個別対応を行った。

当日区のHPに本件の概要と原因調査中と公表、至急お詫び文書を送付、正しいものはいつ送るという文書を送付した。

確定申告は2月16日からではあるが、還付申告が1月から始まっていたので、1/29から還付相談が始まっていた中央区の区民センターおよび税務署、東京税理士会に連絡、周知を図るようにお願いした。

お詫び通知は対象者全員に送付(約26000件)2/2の金曜日に改めてHPに報告。

新しいデータを抽出して、目視で金額が正しいかどうか改めて照合した。2/7に正しい金額を送付、確定申告手続きを既に進めてしまった方もいたので、その方には丁寧にお詫び、申告後の対応を説明した。

そもそもの原因は入力の誤りであったというところで、根底にあるのは職員のシステムに対する知識の浅さ。令和4年の1月から新しいシステムが導入されたが、パラメーター値を入力するとどういう影響を及ぼすのか、重要度が理解されていなかった

そのため職員の知識向上という側面、研修やマニュアルはあるにはあったが、研修のやり方を改めて見直して全職員が習得出来るように。マニュアルの充実事前のリハーサルを徹底する


本件、私は委員でなかったので、発言をすることが出来なかったのですが、

Xでも取り上げましたが、完全に中央区側のミスであるところ、報告のあった再発防止策については大変疑問です。

私も上場企業のリスクマネジメント部門で働いていましたが、正直本日の報告を聞けば、中央区が内部統制、リスクマネジメントの概念を理解しているとは思えません

人間である以上ミスや不正は必ず起こります。そのリスクを如何に最小限にするかが肝心であるところ、本件のようなヒューマンエラーのリスクを最小限にするためには、そもそも手入力を排するシステムやフローに変更するRPA化を進め、自動入力されるようにする

或いは最低でも担当者を限定し、上司によるダブルチェックを必ず行うなど、ヒューマンエラーが起こりえない体制へと変えるため更なるリスク低減策、根本的な改善が必要です。 このままでは再び起こる可能性が高いでしょう。

そして、その責任を担うのは区長です。例えば上場企業で大きなミスの再発防止策で「従業員全員の研修に務めます」なんて発表したら経営層は解任されます。

周知啓もう活動は当然であり、システム体制リスク発生可能性をそもそも低減させなくてはなりません

本件に限らず、システムからデータを抽出し、区民に通知をする行政事務は全体で何個あるのか把握出来ているのか、それぞれについてミスを予防する体制は出来ているのか、或いはコストも加味し、経営判断としてここまでリスクは許容している、などそこまで詰めて報告して初めて責任を果たしていると考えます。

改めて、本件を含めて区のリスクマネジメント体制については改善を促したいと思います。



【令和6年度学童クラブの申込状況について】

・定員は児童館学童615名、学校内学童319名(934名)に増加

・入会申込は計1263名(追加で21名)

 └1年生619件(49%)

 └2年生419件(32.6%)

 └3年生189件(14.7%)

 └4年生49件(3.8%)

 └5年生7件(0.5%)

 └6年生1件(0.1%)

・1/23に審査会、1068名に入会決定、2/2に通知

・入会保留となった方は216名、多かったのは佃児童館61名、堀留町児童館42名、新川児童館39名(学校内学童クラブ未開設の日本橋地域は保留が多い)

・京橋築地小、月島第一小、豊海小、学校内学童については定員空きがあるため二次募集を行っている



【令和6年度認可保育所の入所調整状況について】

Q.令和6年度の申込状況について。また、特に晴海西子ども園の定員について、最初は定員を絞って安全面に配慮するとのことであったが、年度途中の定員の増員は?

A.令和6年度4月入所の一回目申込については、1938名(昨年度1307件、630名の増加) 保留は452名(昨年度300名から152名増加)

特徴的な点としては、転園希望が271名(昨年106名)、区外からの転入375名(昨年34名)特に区外からの転入は10倍以上という状況であった。2回目の申込はこれから。

晴海フラッグの需要については、晴海5丁目3園合計の定員数は359名。令和6年4月においては晴海フラッグ内の対象予定者数は375名であり、その中から晴海フラッグ3園の第一希望316名だった。

一方で晴海地域全体での受け入れ可能数は477名分、晴海フラッグ内の316名に元々晴海地域に住んでいた方々の希望数を合計すると494名となった。

そのため、晴海エリア全体の需要に対してはほぼほぼ定員確保出来ていたものの、特定の園の魅力によって晴海フラッグ内の保育施設への転園希望者が晴海以外から沢山申込があった結果、入居予定者の一部の方がまだ内定していないという状況が生まれたと考えられる。

4月以降の年度途中の定員増員については、募集直前にもともとの定員を増やすために、職員配置や安全面で事業者と相談して、これならギリギリいけるでやってもらっているので難しい。来年度中の定員変更は今のところ考えていないが、その次年度の定員変更は事業者と協議していく。

【区民文教委員会】中央区の人口176,835人で過去最高更新、晴海西小中学校の通学路・学級数想定・施設開放、日本橋中の改築、小中学校の授業時間短縮報道についてなど

昨日は区民文教委員会が開催されました。主なトピックスを取り上げてご報告致します。

【住民基本台帳における世帯と人口の動向について】

・令和6年1月1日時点で、人口は過去最高を更新、176,835人100,917世帯に

・うち外国人居住者は10,370人

・特に生産年齢(15歳~64歳)が顕著に増加し続ける

ちなみにですが、高齢化率については23区でも最小年少者割合は23区の中でトップとなります。

参考(FPリサーチパートナーズ社調べ)

https://fp-research.co.jp/archives/718
https://fp-research.co.jp/archives/718
https://fp-research.co.jp/archives/718
https://fp-research.co.jp/archives/718

中央区が、東京都および全国の自治体の中でも如何に多くの子育て世帯が集まり、年少者割合の多い、未来が明るい自治体であるかが分かります。

と同時に、全国でも最高水準の子育て支援策を準備しなければならないと改めて思います。

何故なら、中央区の子育て支援策が評価されているという事情よりも、単純に高層マンション等物件の価値立地条件等で選ばれている割合も多いからです。




【城東小学校・晴海西小中学校の学校施設開放について】

城東小学校についてはエリアマネジメント団体による施設開放および地域開放を実施

晴海西小中学校においても地域開放およびスポーツ開放を実施(温水プールについては個人開放を含む)


【晴海西小中学校の開校準備状況について】

3月末に工事完了予定、4月から新校舎運用(現在は什器備品搬入準備中)

・地域の方、保護者、児童生徒に向けた一般公開3/2に実施

・現状の学級想定では、小学校が約800名24学級程度)中学校生徒は200名8学級程度)を見込んでいる。

・教員の配置については、学級数が決まり次第、3月中に東京都教育委員会から内示予定。東京都に対しては新規学校となるのでベテランと若手教員のバランスを踏まえて配置して欲しいと要望し、調整中。

・晴海西小学校の通学路の安全性については、道路管理者、保護者、警察、地域団体のご意見を踏まえて、説明会の中で既に設置案を説明している。ポイントはパークタワー勝どきから人道橋、黎明橋通りに降り立つ部分であると考えており、現状ではスカイリンクタワーの駐車場の出入り口と接してしまうため、公園の通路を通学路として適用するように調整している。


・日本橋中学校の改築については、改築準備協議会が設置され、取り纏めた基本設計案が公表

・今後2025年中に各種契約手続き、工事に入る。新校舎開設は2029年予定。




https://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/kyoiku/news/20240209-OYT1T50241/

【小中学校授業時間短縮報道における区の考え方について】

報道によると、文部科学省が小中学校の授業時間を5分短縮し、短縮分を各校が自由裁量で使えるようにする、次期学習指導要領改正案を示している。

https://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/kyoiku/news/20240209-OYT1T50241/

Q.本報道に関する現在の中央区の考え方について

A.今回の報道については、次期学習指導要領2027年改訂予定)に向けての話であると認識している。中央区としては、よりよい教育が本当に実現出来るのかを検証した上で、中央区でやるかどうか検討するという話となる。

報道の通りであれば、授業の組み立てが変わる。それでは協同的な学びをどこにもっていくかなど、弾力的に学校側に裁量を与えると言われると教員の指導力に直結する。様々な観点から調べてどうやるか、研究をする。

例えば中央区で授業方針を定めるのか、枠だけ定めるのか、或いは学校側に全て任せるのか、各自治体によっても考え方、やり方は多岐に渡る。また、40分授業のデメリットもある。裁量内の時間をどのように組み立てていくのか、若手の教員も増えている中では慎重に判断をする必要がある。

一般的に、教育の効果をどのように測定していくのかという点は非常に難しい。教育の議論は国でも錯綜している。今回の報道についても、追随している自治体は少ないという印象があり、充分に見る必要はあると認識している。一度方針を変えたら戻すのは難しいため、教育としての責任、効果を見込めるかを見極める。


【企画総務委員会】能登半島地震を受けた防災対策、シティプロモーションの推進、城東小を活用したエリアマネジメントの推進について

こんにちは!中央区議会議員の高橋元気です。

企画総務委員会が開催され、委員として順次質疑を行いました。

以下、ダイジェストでご報告致します。

【城東小学校を活用したエリアマネジメントの推進について】

Q.今回のエリアマネジメント団体の活動としては、どのような活動を想定しているのか。

A.学校施設を活用した活動としては、スポーツ教室やお祭り等のイベントなどが申請時点の例として挙げられている。区としては、施設を活用するイベントとして相応しいかを申請時点で審査する。

Q.エリアマネジメント団体に対しては中央区として補助金など、何らかの補助を行うのか?また、エリアマネジメント団体から下請けへの委託は想定しているのか、その場合に区としてはどのようにコントロールするのか?

A.補助金等は考えていない。あくまで、区としては申請ベースで内容を審査し、コントロールする。その上で問題がなければ施設を無料で開放する。

Q.エリア全体で施設の活用を考えるという取り組み、他の学校施設への横展開は?特に晴海地域、まちびらきが行われる晴海西小中学校こそエリアマネジメントに向いているのではないか?

A.今回はミッドタウン八重洲全体でエリアマネジメント団体が立ち上がった関係で、その中の城東小学校の活用を検討してきた。特殊なケースであるので、今後の他学校への展開は考えていない。


【シティプロモーションの推進について】

Q.資料を見る限りは具体的な戦略としてはインスタをこれから活用します、だけであるように見受けられるが、具体策は?例えばインフルエンサーとのタイアップなどしっかりと広報戦略を立てているのか?

A.インスタは平成30年に開設したが今迄充分に活用されていなかった。まずはハッシュタグやストーリーズを活用して投稿をする。

Q.シティプロモーションを推進していくとするのであれば、現状の広報体制には組織的な課題はないのか?全て区役所でやろうとせず、例えばプロのマーケティング、コンサル会社を入れるという考えもある。委託すべきところは委託しては?

A.まずは区として課題を洗い出しし、外部人材を含めて必要なものの洗い出しを行う。その中で組織の中の課題も考えていこうと思っている。

Q.まずは課題の洗い出しをする段階であるという点は承知した。職員一人一人の意識向上ももちろん必要ではあるが、そもそもシティプロモーションという点では昨日公表された令和6年度の予算案の公表も大きなシティプロモーションとなる。にも拘わらず、2/8の14:00にプレス発表された予算案がHPに公開されたのは翌日の9:00。また、SNSアカウントでの告知や生中継もない。区民および区外の方に区の施策をアピールする必要性について、スピード感という点でも課題は多いのでは?インスタ頑張りますや職員の勉強会を開きますの前にしっかりとやるべきことがあるのでは

A.予算プレスの公表については、これまで翌日の朝刊での発表という点を意識していた。どういうタイミングでどのような方法で出すかも含めて検討する。

【中央区地域防災計画の修正について】

Q.能登半島地震における中央区としての教訓については?また、現在の支援状況について

A.東京都を通じて人的支援および物資の支援を行っている。今回の能登半島地震においては未だ被害の全容が把握できていない状況ではあるが、規模はもとより発災の時間、気象、時期などを災害は待ってくれないという事を改めて痛感した。

年始のタイミングで自治体職員も休暇を取っていたこと、発災直後に日没となり、夜間帯に被害状況を把握する情報収集が難しく、初動体制が整うのに時間がかかったこと。極寒の中での寒さ対策ライフラインの停止という点で水やトイレが足りない、生活必需品としても口腔ケア、入浴が出来ない状況。

中央区としても要支援者対策と共に、避難所の運営、備蓄物資の総点検をする必要があると改めて認識した。

地域防災計画には、被災状況の検証が完了した段階で改めて検討する。


Q.マンション防災について、特に気になるのは電力の停止と共に、水道、エレベーターも止まるということ。またエレベーターの復旧には専門技術者の点検が必要であり、いつ順番が回ってくるのかという状況。さらに言えば余震が続けばその度に停止する。つまりはエレベーターの復旧は諦めるか、或いは各防災組織にエレベーター復旧の技術者を配備する、または研修し育てるという方法以外にないのでは。

A.エレベーター復旧については、現在東京都が、発災時に被災していない近隣県から技術者を集めるという協議を行っていると聞いている。国の方針としても、専門技術者以外の方による再稼働は推奨していないため、育てるという考えはない。



Q.エレベーターが復旧しない場合、高層マンションの高層階に住まわれる方は階段による行き来を諦め、共有スペースや防災拠点に集まる可能性がある。改めて、マンション防災においては自宅待機が基本であるが、待機出来ない方が想定よりも多いと想定した場合、防災拠点及び備蓄倉庫のキャパは足りるのか?

A.現在防災拠点の物資の残数の把握を進めている、被災後4日目以降の残数をどうするのか、空からの空輸の受け入れ体制なども含めて検討を行う。また、発災時の帰宅困難者も含めた避難スペースの拡充備蓄倉庫の拡充も、区民の不足が生じないように準備を進めていく



今回は広報および防災において活発な議論が行われました。

ご質問、ご要望等がございましたらいつでもご連絡ください!

【令和6年度予算案】ハッピー買物券2024の実施、晴海まつりの開催、学童クラブ定員拡大、幼稚園弁当給食の提供など

こんにちは!中央区議会議員の高橋元気です。

さて、中央区は2/8に令和6年度各会計予算案を発表致しました。

それはもうしれっとプレスリリースしており、思うところはあるのですが、取り急ぎ、注目ポイントをダイジェストでお送りします。

人がつながり まちもつながる 安全安心なまちを目指して

来年度のキャッチフレーズになります。あまりピンと来ませんが、、、中身を追っていきましょう。

まずは能登半島地震の気付きも踏まえ、災害対策促進事業として感震ブレーカー配布事業家庭用消火器設置促進事業を進めます。これは自助への支援となります。

また、特に防災拠点の機能強化や防災区民組織等への活動支援など共助に対する支援を強化します。

これら以外にも防災対策は多岐に渡って強化しておりますが、別途報告します。

次に区内経済対策として区内共通買物・食事券(ハッピー買物券)の2024年度版の実施が決定しました。

プレミアム率が20%→30%に拡大し、発行時期も例年6月から4月下旬に前倒しを行います。

また、令和6年度は晴海フラッグが本格的に稼働致します。晴海区民センターや図書館、晴海西小中学校の開校などまさに4月からまちびらきが始まりますが、

はるみらいを使った晴海まつりの開催が決定しています。詳細は改めて確認致します。

また、水辺環境を活用した環境整備も本格的に始まる見込みです。

また、築地場外市場跡地の再開発計画も、本年3月に事業者が決定し、本格的に開発計画が発表される見込みです。水辺の整備と共に様々な開発が走り始めます。

学童クラブについては、学校内学童クラブ(プレディプラス)の運用が順次開始します。これにより、学童の定員は

令和5年4月1日(795人)→令和6年4月1日(1273人)※前年度比+478人 

となり、令和7年度以降も150人~300人拡大を予定しています。

また、幼稚園預かり保育が区内全園ではじまり、無料の幼稚園弁当給食も開始されます。

学校関連では、学校図書館支援センターが設置され、中学校、小学校への司書派遣の準備が行われます。また、国立競技場を使用した中学校連合陸上競技大会の開催が決定しました。

脱炭素社会の実現に向けた取り組みとしては、福島県大熊町で生成した再生可能エネルギーの送電・活用についての連携開始や中央区の森の更なる拡大。

学校標準服のリユース事業等も開始されます。



さて、細かく予算案を見ていきます。




令和6年度予算案の一般会計予算案の財政規模は1335億2190万4000円で、昨年度と比較して約10%(約148億円)ほど少なくなりました。

これは、晴海西小中学校晴海区民センター等の晴海のまちづくりに関する施設整備が完了することにより、その工事費等設立準備費用が皆減されるからです。

歳入については、とりわけ特別区税約14億円(3.9%増加)するなど、安定して例年通り伸びています。これはもちろん人口増加および区内経済の上向きによるものです。

その他歳入については、予算特別委員会の際に詳しく解説します。

歳出についても、予算特別委員会の中で詳しくやっていきますが、とりあえずはダイジェストで各重点項目を確認します。

地域ねずみ防除対策はより補助が手厚くなりました。

すくすく歯科相談、3歳児を対象とした歯科事業の新たな創設、中央区健康アプリの導入も新規事業です。

認可外保育施設保育料の補助について、新たに0-2歳児クラスの第二子以降の保育料に対する補助制度が新設されます。

期間限定型保育、居宅訪問型保育事業の拡大と共に、学童クラブの定員拡大も先述の通り進みます。

これらは我が会派としても要望してきた事項ですので、拡大は嬉しいです。(様々なご意見を継続的にお寄せください)

月島地域における放課後等デイサービスの事業補助がついに始まります。特に月島地域に必要であるが、場所がない、事業者が手を挙げないということで補助を訴えてきた事項です。

自転車活用については、通行空間の整備と共に、校庭を活用した自転車練習場所の確保が始まります。これは私も委員会で提言し、実際に選挙のマニフェストにも入れていた事項ですので実現は嬉しいです。

晴海西小中学校の校庭、屋上校庭、温水プールの一般開放は正式に発表されました。また、晴海まつりの詳細は気になります。

区のお知らせちゅうおうが全面フルカラー印刷になるなど、パワーアップします。紙面の強化と共に、デジタルへの力をもっと入れて欲しいとも思います。

区のシティプロモーション強化、SNS活用、手続きオンライン化、DXなどは予算特別委員会の中でガシガシと詰めていきたいと思います。

一時預かり保育のオンライン予約についても、これまで会派として訴えてきましたが、ようやくの実現となりました。

子ども自転車乗り方教室の開催も定期的に実施されます。また、キャッチボールの練習場所確保も同時に行われます。

キャッシュレス決済も段階的に導入が進みます

ざっとな紹介となりますが、概ね以上の通りとなります。

さて、これから3月にかけて区議会にて予算案の審議が始まります。

私も委員の一人としてしっかりと議論をしていきたいと思います。

今回も1か月に渡る審議となりますが、当該予算案だけでなく、日ごろからの疑問や要望、ここをこうして欲しいと言ったご意見を是非お寄せください。

皆様から頂いた声を元に我が会派より予算審議の中で、区の考えを問い、要望を行っていきます。

よろしくお願い致します。



また、今日の企画総務委員会の中でも私が取り上げたのですが、そもそもこの予算案の発表自体が区内、区外に対する大きなシティプロモーションの機会となります。

それが全く話題にあがらない。というかしれっとその翌日の9日にHP上でリリースをしている。

区長が生中継で記者会見で報道各社に発表するなど、何故もっと大々的にやらないのか、LINEでも回ってきません。

これでは区民の方が知る機会が限定的になってしまう。



それを考えた時、やはり自分がやるしかないという気持ちにもなりました。

ということで、

明日2/10 22:00~より本予算案を主に取り上げたYoutube LIVE配信を久々にやります。

久々になってしまいましたが、勝手に定例会見です。

事前にコメントなどを頂ければご質問にも何でもお答えいたします

区政って本当に分かり辛いですからね・・・・

やはり私が区民の皆様に分かりやすく伝える、その役目を担うべきですね。中央区No.1のSNS発信議員として。。。

ようやくYOUTUBEチャンネルを再稼働致します。

チャンネル登録はこちらから!

https://youtube.com/@user-vv4ot6ey3d?si=CaF-vDYmciwVwYNJ

それでは!!

【晴海まちづくり協議会】東京BRT選手村ルートの運行開始及び本格運行について、晴海5丁目ターミナル供用開始について

こんにちは!中央区議会議員の高橋元気です。

本日は晴海まちづくり協議会が開催されました。

議題は2点、

①晴海五丁目ターミナルの供用開始について

②東京BRT選手村ルートの運行開始について

中央区、東京都港湾局、各自治会等の団体、構成委員からの質疑は以下の通りです。

①晴海5丁目ターミナルの供用開始について



晴海5丁目マルチモビリティステーション(ターミナル)が2/1 6:00頃から供用開始となる。

停留所については、東京BRT4ポート都営バス2ポート(江戸バス含む)船着き場自転車駐輪場100台コミュニティサイクルポート130台、

また、かまどベンチ等を設置する広場と公衆便所を備える。

都営バスおよび江戸バス、船着き場については2/1時点では稼働せず、春頃から運行開始予定

BRT停留所については現在上屋を作ってる。南2ヶ所先行で、その後2か所の整備を3月中に。船着場は2月上旬ごろまで工事。

なお、一般車両の乗り入れは禁止。夜間警備員配置。

Q.停留所6スロットについて、今後例えば羽田エアポートリムジン、など他の事業者や新たなルートの拡張性は?

A.まずは晴海フラッグから新橋へのBRT安定運行、その後東京駅ルートも検討すると聞いてる。他ルートはどこに行くのかも含めて事業者、東京都で判断していくと思う。これからの需要としてBRTのみならず、需要に対応して頂けるように区としても調整していく

Q.都バスについて現在決まっていることは?

A.春頃までは既存ルート通り、これまで通り晴海埠頭からと聞いている。需要状況によって便数、臨時便などの対応を区から東京へ要望していく。

Q.ららテラス前の交差点について、3/1からららテラスもオープンする中で、信号が設置されないとのことだが、通勤、通学の混雑も予想されるため、交通整理をするべきでは?

A.5丁目ターミナルの設計時に、信号が必要ではないかと区としては都に対して主張した。その後東京都は開発の中で、交通量から信号は必要ないと判断したと聞いている。ららテラスの開業当初については混乱はあると思うので区としては注視していきたいが、交差点は都道となるため東京都および事業者による対応となる。ららテラス事業者には改めて開店当初の整理は要望するが、継続的に交通整理を実施するかは交通量を見てとなる。

Q.自転車の管理は誰が?

A.コミュニティサイクルはドコモバイクシェア、自転車駐輪場は民節のため事業者管理となる。

Q.ららテラス等の連携、ターミナル内においてカフェなど賑わいを創出する機能は拡張出来るのか、また、水辺の賑わいについては?

A.ターミナル内の憩いの場としては広場、ベンチを確保。カフェとか民間施設については晴海5丁目全体を考えると晴海埠頭公園がその拠点として考えている。ターミナルに賑わいの需要があるかについては現時点では想定していない。今後必要であれば、自動販売機がいいのか、カフェがいいのかは分からないが検討。

Q.防災船着場については災害時にどのような運用を想定しているのか?

A.今所管にて検討中。決まり次第ご説明。

Q.朝潮親水公園については、釣りOK?

A.釣り自体は禁止していないが、投げ釣りはやめてくださいと周知している。

Q.今後人道橋がかかり、勝どき駅方面や晴海西小中への通勤、通学の手段として遊歩道に自転車が走行する懸念はないか?

A.公園内の自転車利用については禁止だが江東区は開放している。利用者は戸惑うかもしれないが、中央区は住宅地から憩いの場として利用する住民が多いため、安全のために出来ないとしている。今後、自転車と公園利用者が分けられるようになったら検討。警察署と連携して啓発活動、通行出来ないところの啓発、走行空間の整備と誘導を進める。

②BRT選手村運行ルートの開始について

2/1 6:30から5丁目ターミナル、晴海ふ頭公園、はるみらいを結び新橋へ向かう選手村ルートの運行が開始する。

また、その中から1日5便ほど国際展示場へ向かう幹線ルートも運行されると聞いている。

予定便数については、平日ピーク時においては10分間隔で運行、勝どき停留所には止まらない。

2/1(木)~選手村ルート運行開始について

Q.よくわからないのだが、これは当初予定されていた本格運行開始なのか?

A.(東京都のBRT担当部署がいないため)東京都からは本格運行扱いであると聞いている。

Q.当初の計画では大量輸送を確保するため、連節バスが想定されていたはずだが、どの便が?どれくらい増える?

A.事業者からは順次増やすとは聞いている。現状では全てのバス、便が連節バスではないが、今後時刻表に記載され公表されるのではと考えている。

Q.専用レーンは?築地大橋は現状渋滞している。定時性、速達性は確保出来るのか?本格運行とは言えないのでは?

A.今回中央区からも1日も早くやってくれと要望してきた中で、BRTの運行が一、二か月早回しになった。本日急遽の開催により東京都が来てないが、定時性、輸送量の面においてもまだまだ不十分なので改善が必要。当初計画にはほど遠いと考えている。区から都に対して実際に本格運行となるよう努力して頂きたいと改めて言う。

Q.現在晴海フラッグの入居が始まり、引越し業者のトラックが多く渋滞をしているが、BRTの運行に支障が生じるのでは?

A.晴海フラッグ事業者からは1日あたりの入居量はコントロールしていると聞いているが、現実的に渋滞が発生しているのであれば、運行事業者に対してしっかり話していく

Q.豊洲からも既にBRTは並んでいる。二丁目ターミナルからも並んでいる状況で、勝どきで乗れるか心配。BRT幹線ルートも20分ではなく10分に希望する。

A.東京都に対して要望を伝えます。

主な質疑は以上の通りです。

やはり住民の関心はBRT関連が中心となります。

特に晴海地域においては、BRTおよび都バスが通勤、通学の生命線となります。

一日も早い幹線ルートの本格運行、大幅増便を要望します。



なお、このような住民がまちづくりに携わる機会は貴重です。まちづくり協議会のオンライン配信もこれまでも要望してきましたが、参加者のプライバシー保護のため予定していないと回答を受けています。

各自治会長の方々を含め、住民代表として公開の議論をする覚悟を持って参加されている方々かと思いますので、是非早期の実現を願います。

今回も各地元委員からの質問は非常に具体的で素晴らしかったと思います。

ご質問はいつでもお願いします!!

晴海西小学校第二校舎の建設計画が公表!

こんにちは!中央区議会議員の高橋元気です。

12月19日に」開催されました、第三回晴海西小学校第二校舎建設準備協議会にて、晴海西小学校第二校舎の計画図面等が発表されました。

隣接する晴海特別出張所や晴海緑道公園との連続性や、小学校低学年専用校舎として機能する特性に配慮した、子ども同士の交流に配慮した設計となると聞いています。

いずれにせよ、水辺や緑道を活かした、学びやすい環境となるように望んでいます。