「区民文教委員会」カテゴリーアーカイブ

【区民文教委員会】中央区の人口176,835人で過去最高更新、晴海西小中学校の通学路・学級数想定・施設開放、日本橋中の改築、小中学校の授業時間短縮報道についてなど

昨日は区民文教委員会が開催されました。主なトピックスを取り上げてご報告致します。

【住民基本台帳における世帯と人口の動向について】

・令和6年1月1日時点で、人口は過去最高を更新、176,835人100,917世帯に

・うち外国人居住者は10,370人

・特に生産年齢(15歳~64歳)が顕著に増加し続ける

ちなみにですが、高齢化率については23区でも最小年少者割合は23区の中でトップとなります。

参考(FPリサーチパートナーズ社調べ)

https://fp-research.co.jp/archives/718
https://fp-research.co.jp/archives/718
https://fp-research.co.jp/archives/718
https://fp-research.co.jp/archives/718

中央区が、東京都および全国の自治体の中でも如何に多くの子育て世帯が集まり、年少者割合の多い、未来が明るい自治体であるかが分かります。

と同時に、全国でも最高水準の子育て支援策を準備しなければならないと改めて思います。

何故なら、中央区の子育て支援策が評価されているという事情よりも、単純に高層マンション等物件の価値立地条件等で選ばれている割合も多いからです。




【城東小学校・晴海西小中学校の学校施設開放について】

城東小学校についてはエリアマネジメント団体による施設開放および地域開放を実施

晴海西小中学校においても地域開放およびスポーツ開放を実施(温水プールについては個人開放を含む)


【晴海西小中学校の開校準備状況について】

3月末に工事完了予定、4月から新校舎運用(現在は什器備品搬入準備中)

・地域の方、保護者、児童生徒に向けた一般公開3/2に実施

・現状の学級想定では、小学校が約800名24学級程度)中学校生徒は200名8学級程度)を見込んでいる。

・教員の配置については、学級数が決まり次第、3月中に東京都教育委員会から内示予定。東京都に対しては新規学校となるのでベテランと若手教員のバランスを踏まえて配置して欲しいと要望し、調整中。

・晴海西小学校の通学路の安全性については、道路管理者、保護者、警察、地域団体のご意見を踏まえて、説明会の中で既に設置案を説明している。ポイントはパークタワー勝どきから人道橋、黎明橋通りに降り立つ部分であると考えており、現状ではスカイリンクタワーの駐車場の出入り口と接してしまうため、公園の通路を通学路として適用するように調整している。


・日本橋中学校の改築については、改築準備協議会が設置され、取り纏めた基本設計案が公表

・今後2025年中に各種契約手続き、工事に入る。新校舎開設は2029年予定。




https://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/kyoiku/news/20240209-OYT1T50241/

【小中学校授業時間短縮報道における区の考え方について】

報道によると、文部科学省が小中学校の授業時間を5分短縮し、短縮分を各校が自由裁量で使えるようにする、次期学習指導要領改正案を示している。

https://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/kyoiku/news/20240209-OYT1T50241/

Q.本報道に関する現在の中央区の考え方について

A.今回の報道については、次期学習指導要領2027年改訂予定)に向けての話であると認識している。中央区としては、よりよい教育が本当に実現出来るのかを検証した上で、中央区でやるかどうか検討するという話となる。

報道の通りであれば、授業の組み立てが変わる。それでは協同的な学びをどこにもっていくかなど、弾力的に学校側に裁量を与えると言われると教員の指導力に直結する。様々な観点から調べてどうやるか、研究をする。

例えば中央区で授業方針を定めるのか、枠だけ定めるのか、或いは学校側に全て任せるのか、各自治体によっても考え方、やり方は多岐に渡る。また、40分授業のデメリットもある。裁量内の時間をどのように組み立てていくのか、若手の教員も増えている中では慎重に判断をする必要がある。

一般的に、教育の効果をどのように測定していくのかという点は非常に難しい。教育の議論は国でも錯綜している。今回の報道についても、追随している自治体は少ないという印象があり、充分に見る必要はあると認識している。一度方針を変えたら戻すのは難しいため、教育としての責任、効果を見込めるかを見極める。


【区民文教】特別支援学級の新設、月島地域における通学区域の見直し、月島第一小学校の改築、幼稚園における弁当給食・預かり保育の実施など

こんにちは!中央区議会議員の高橋元気です。

本日の区民文教委員会はかなり重要事項が提出されましたので、速報致します。

■幼稚園施策の更なる充実について

①弁当給食の実施

令和6年4月より、区立幼稚園全園において弁当給食がスタート。保護者からインターネットで注文(無料)アレルギー対応も可能

②預かり保育の実施

令和6年4月より、区立幼稚園全園において午後4時半まで預かり保育を実施。現在の登録者を除き、一時利用のみ。保護者からインターネットで申込(1回400円)なお定員は20名~30名



Q.どのような形式でどのようなお弁当を提供するのか、スキームについて

A.出来れば1つの事業者で全園が望ましいと考えている。(事業者および弁当種類は選択不可)弁当給食を実施、配送出来る事業者がそもそも限られている。前月までにインターネットで申込というスキームで、当日、指定数量を配布する形式で検討している。各園で子ども達の名前を確認して配布する。弁当とはいえあくまで給食の位置付けであり、幼稚園が提供するものとして無料としている。

Q.預かり保育の利用料は無償化出来ないのか

A.幼稚園における幼児教育の時間は正規の時間内であると考えており、預かり保育については幼児教育が終わったあとのオプションとしての時間であり無償化の対象外であると考えている。

Q.現在3園ではどのような人が利用しているか?

A.通院、就労、介護、突発的な事項によって引き取りに来れない方の利用。現在各園で運用している限りでは登録者24名一時利用が6名ほど。どういったご事情であれ、引き取る事が出来ない事情がある方は利用出来る。今回登録の枠を撤廃し、より多くの方が利用出来るように。基本的にインターネットから申込をするため、理由は問われない。

■特別支援学級の充実について

日本橋地域、月島地域に特別支援学級を2校開設する。

①日本橋小学校(令和10年度)

②月島第三小学校(令和7年度)

Q.特別支援学級の現状と課題について

A.まず特別支援学校と特別支援学級との違いについて。特別支援学校はある程度障がいが重い子を対象にしており、例えば知的には遅れがあるが、他人との日常会話出来る。抽象的な表現について難しい子、という場合は特別支援学級になる。(特別支援学校では「生活上の自立」を目指しているのに対し、特別支援学級では「子どもに合わせた学習」を目指している)

これまで日本橋地域のお子様はタクシーで明石小学校まで行かなくてはならなかった。少なくとも保護者の方と歩いて行ける地域に作る必要があった。子ども達1人1人によって状況が違う、通常の学級と交流しながら音楽や図工は一緒にやれるとか、交流および共同学習を目指していく。通常学級の中には一緒に授業を受けることに不安な子もいる場合もあるため、その学級ごとに最適なありかたを考えている。

Q.日本橋小学校教室のスペースは大丈夫なのか?

A.場合によっては図書館部分の活用や、幼稚園の単学級化などで複合的にスペースは確保出来ると考えている

■月島地域における児童数増加に伴う対応について

月島地域の児童数の増加が今後も見込まれると共に、月島第一小学校区域内のご家庭の特認校・私学への就学意向が下がっている。そのため、通学域の見直しと共に、月島第一小学校の改築を令和10年度を目途に改築内容を纏める。

①月島地域の通学域の見直しを実施

②月島第一小学校の改築

Q.月島地域における通学域の設定経緯について

A.月島・佃地域における通学域の成り立ちについては、佃島小学校の移転の時期に変更されたため30年以上前である。そのため詳細は分からない部分もあるが、恐らく佃島小、月3小から等距離の円弧を描く形で通学域の設定なされたのではと思われる。そのため、町会を横断して設定されている。

今回の変更により佃地区全域が佃島小、月島地区についてもほぼ町会の区割りと同じとなり、分かりやすい通学域とすることが出来る。学校は地域コミュニティの重要な核の一つである。地域コミュニティ強化の側面からも良い効果があると思われる。

また、令和4年度と令和5年度を比較すると地元の小学校への就学率が高まっている。特認校または私立小学校への入学者が多かったが、月1については顕著に減っている。そのため、特に月島第一小学校に入ってくる子をダウンサイジングする必要があった。



幼稚園における給食の実施や預かり保育の実施なども前から要望してきた事項であり、最近は中央区も大変前向きに事業を検討して貰えていると嬉しく思います。

一方で月島地域の児童数増加対応についてですが、やはり数年前から状況は予見出来ていたはずであり、その点対応が後手後手になってしまっていると感じます。

マンションを作るなら学校や保育施設を増やす、セットでの開発を徹底していかなくてはなりません(もちろん用地の問題はありますが)

何れにせよ、持続可能なまちづくりという観点から、知恵を出していきたいと思います。

ご意見・ご要望お待ちしております。それでは!

【区民文教】区立小中学校における事故発生状況、いじめ・不登校の状況・特認校へのスクールバス運行について

こんにちは!中央区議会議員の高橋元気です。

本日は区民文教委員会が開催されました。

かがやき中央からは青木かの議員が委員出席しました。

主な質疑をダイジェストで!



■プレディの利用状況について

・プレディ登録状況のばらつき傾向について

⇒各学校や学童クラブとの関係、下校通学路など地理的な状況で異なる。児童館が遠いため最初からプレディがいいという方もいる。一方で学校との距離関係なく児童館にいく地域もある。プレディは自主学習支援、宿題を指導員のもとやっていくという点からその役割が求められている地域もあるのではと分析している。



■区立学校における事故発生状況について

・全体的な傾向としては、令和元年度から395件、コロナ禍になってから事故は増加してきたが、令和4年度についてはコロナ前の水準に戻ってきた。中学校における減少の要因としては、令和2,3年度においては中学校において水泳の授業がなかった。体育においても個人種目が多かった中で個々の生徒が主体的に運動をしてきたが、その分運動が不得手な子どもは怪我をしやすかった。

その他については、切り傷、靭帯損傷、刺し傷など



■区立小中学校におけるいじめの状況について

・件数の増加傾向について

いじめの法的定義が変わり、社会通念上のいじめの定義が広くなった。昔だったらいじめじゃないものがいじめと捉えられる。学校の中でも細かくとらえていく。結論0が一番であるが、認知件数が増えているのは、それだけ発見出来ているということ。

SNSトラブルについては、LINEで悪口を言い合ったなど、これからの時代にSNSとの付き合いは必要な力になる、デジタルシティズンシップ教育も充実させる





■不登校の状況について

・不登校の早期発見

⇒年間で30日以上休んだら不登校と定義されているが、何日休んだ時に報告してくださいと学校側にはお願いしている。

・不登校の増加傾向

⇒全国的な動向ではあるが、専門家の分析では無気力不安の子どもが増えている。そこに至るきっかけとしてどういう要因があるか明確にならないことが多い、社会全体においてコロナによる不安があった、その影響が大きいのでは。

対応については、適応教室わくわく21に繋げる努力をしていく。わくわく21への入会者も増えている。小集団で活動する人も多いが、1人でやりたいという子どもも増えている。小集団、個別で学習に取り組み過ごせる時間を努力。ネットで家庭にいながら繋げられる取組みも進めている。


4月から学習支援にも力を入れる。民間からの指導員が常時1人いてくれる。意欲高い子は個別指導、学校の指導に追いつくため、或いは学び直しをしたい子どもに向けて指導を行っている。

・家庭への働きかけ

⇒ 子ども達の状況は一人ひとり違う。多様性を捉えて社会や子どもの変化に対応、こうあるべきだという大人の価値観を押し付けるのではなく多様性を認めていく。

■特認校へのスクールバス導入について

Q.月島地域から城東、阪本、常盤へのスクールバスの運行状況について

例年と同様に学務課、職員が同乗して安全点検、子ども達の状況を見ている、GW後も改めて学務課職員が状況確認、子ども達が騒がしい事例はある、他の児童に危害が及ぶ可能性もあることから、出来る限り状況を共有した上で学校から注意喚起をしてもらう。

Q.泰明小学校への送迎について

スクールバスについては晴海通りを使用する必要があるが、都バスが既に充実している。すこにスクールバスも運行するとなると更なる混雑を生んでしまう。子ども達も登校に間に合わない。


⇒本件については来週の特別委員会にて改めて取り上げたいと思っています。今後、晴海フラッグ稼働後においては都バスはこれまで以上に混雑します。その際に一部でも問題となっていますが、児童・子ども達が通学時間に殺到してしまうよりも、スクールバスを運行すべきです。騒ぐ子ども達についてのクレームも問題となっていますが、子ども達にとっても良いと思います。泰明だけでなく、全ての特認校において、月島地域だけでなく京橋、日本橋地域からの運行も含めて検討すべきであると考えます。

もっとも、特認校制度はそもそも過疎となった学校子どもが多い月島地域から子どもに通ってもらう、という大きな目的がありました。それ故に、月島地域からのみスクールバスが運行しています。しかしながら段々と時代も変わり、実際に特認校に通う保護者の方から、プレディの設置と共に要望が多いのはスクールバスの運行です。

実現に向けて動きたいと思います。

ご質問などがございましたらいつでもお申し付けください!!

【区民文教委員会】晴海西小学校・中学校の配置図公開、晴海図書館の設置等について

こんにちは!中央区議会議員の高橋元気です。

区民文教委員会の報告事項をダイジェストでお伝えします。

まずは中央区の住民動向について、先日過去最多の人口を記録しました。

全体として、やはり月島地域の人口は増えています。

また、出生数は少し落ち着いたものの、20代から50代がボリュームゾーンを占める、東京都で最も平均年齢が低い街になります。

その他報告事項としては、

新設される晴海西小学校・中学校の配置図が公開されました。

教室数は多いものの、体育館が小中学校共同であるという点などは気になります。

また、小中学校で施設は共有するが、あくまで中間一貫校ではないという点が確認されました。

⇒授業時間についても小学校45分、中学校50分で異なり、一貫校ではない。ただ足立区の例も踏まえて小学校と中学校の交流の大切さ、第二校舎が分かれるという点においてメリットやデメリットを学校長会と共に洗い出しを行っている。

晴海図書館は、晴海四丁目に設置される特別出張所(令和6年4月開設予定)の建物内に出来る図書館になります。

出張所から気軽に寄れるように、また、晴海フラッグ等の開設に合わせて乳幼児から高校生まで、居場所となれるように蔵書の充実、グループ学習室の整備などを予定しているとのことです。

【公立小中学校の給食費無償化を求める請願】区民から提出された請願を軽んじる議会に正当性はあるのか

こんにちは!中央区議会議員の高橋元気です。

この度区民の方々から区議会に対して、「公立小中学校の給食費無償化を求める請願」が提出され、昨日区民文教委員会にて趣旨説明が実施されました。

そもそも請願・陳情とは区民の皆様が意見や要望を議会に提出し、議会経由で区に働きかけるための手段となります。

https://www.kugikai.city.chuo.lg.jp/seigan/seigan.html

中央区においては、請願は紹介議員が必要ですが、委員会にて審査され、本会議にて採択されます。

採択された後は、議会から区の仕事に関するものは区長等に送付し、国や都の仕事に関するものは関係機関に意見書を提出するという流れになります。

一方で陳情書は紹介議員は必要ないものの、中央区においては審査・採択の義務がなく、単純に議員の机上に配布されるに留まります。

現状、区民から意見を伝達する手段は区長の手紙(塩対応)くらいしかなく、請願書の提出は議会に審議する義務が生まれるため、伝達手段としては比較的強い効力を持つ手段となります。

この度提出された請願は、公立小中学校の給食費無償化についてです。

私も紹介議員の1人として、委員会に出席しました。

以下、紹介議員(小栗議員・小坂議員)からの趣旨説明の概略です。

中央区は23区中最も現役子育て世代が多い区です。

このコロナ禍の中で、中央区の多くの家庭の家計に影響が出ています。

憲法26条に「義務教育は無償」とあるように、200を超える自治体が既に独自で給食費無償化を実現しています。また、お隣の韓国においても給食費だけでなく、高校生まで入学料や授業料だけでなく書籍等必要費用も無償化されました。また、大学入学金までも廃止されました。

中央区においてはあと5億円で小中学校の給食費を無償化出来ます。

給食費徴収業務にかかる必要経費を差し引き、増加する区民税等の財源を充当するべきであり、子育て世帯への支援を掲げるのであれば、全世帯への経済的支援を実現してくださるようお願いします。

【請願項目】

①公立小中学校の給食費を全額無償化すること

②当面、多子世帯への補助を直ちに実行すること

③国に対して「学校給食は教育の一環」として、無償で提供するように法改正を含めた制度化を働きかけること



我が会派としましても、財源に対する議論はありましたが、毎年20億円前後伸びが期待できる区民税や、必要経費の削減、または高齢者向け共通買物券支給の原資ともなった、国からの新型コロナウィルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用すれば、財源については問題ないと判断します。



流れとしては、紹介議員がまずは説明した後に、紹介議員に対する質疑応答時間があります。この点、誰からも質問はありませんでした

続いて、請願者である区民の方々から趣旨説明があり、請願者に対する質疑応答時間があります。この点も誰からも質問はありませんでした。

最後に、区の理事者に対する、委員からの質疑応答時間があります。この点も誰からも質問はありませんでした

最後に請願者である区民の方々から、如何に自分達、あるいは生活が苦しい方々にとって本件が重要であるかという訴えがあり、更に本件は予算を伴うものであることから、本日委員会審査を終え、採択に進んで欲しいと要望がありました。

紹介議員である共産党の奥村議員からも、区民の方々の要望を受け、採択を求める発言がありました。



ところが、

与党会派より「本件は非常に重要で大きな案件であるため、慎重に審議するため継続審査としたい」という発言があり、その点を委員採決で図ったところ、賛成多数となり、継続審査として決着しました。




この点、私は大変憤慨します。

区民の方々からの要望を議会が審議する義務が生まれる請願ではありますが、与党会派はあからさまに引き延ばしを行いました

確かに、予算が伴う件ですので、財源に対する活発な審議が必要です。

しかし、

議会は活発な答弁をしましたか・・・・?


一切、質疑応答の時間を放棄した上に、とりあえず継続審査にしておこうという決定は、生活に苦しむ区民の方々および、勇気を持って議会の場に登壇をした区民の方々に対する失礼極まりない行為であると憤りを覚えます。

正直な話をすれば、与党会派を中心とする中央区議会はひたすら区役所の理事者の顔色を窺います

理事者の失礼にならない、答えやすい質問をしろと言われることもあります。

二元代表制を果たして理解しているのでしょうか。


だからこそ、請願を通した場合、議会として中央区に給食費無償化を迫る形となることを恐れています

結果、本日委員会で採択を実施すると、与党会派は請願に反対票を投じざるを得ません。

そのような実績を作ってしまうと、明らかに選挙に不利です。

だからこそ、継続審査という形で逃げたがる訳です。

なら審議しろよ!財源ややり方に問題があるならその旨を発言しろよと誰しもが思う事でしょう。

結果、永久に継続審査という名目のもと実質的な質疑は誰もしないまま、継続審査の決定だけが続くわけです。

こちらの第一号請願を見てください、提出が令和元年6月28日であり、約3年半も継続審査という名目で放置されています。

つまり、現状の区議会は請願を採択するつもりはそもそもなく放置されて諦めた請願者が請願を取り下げるのを待っているのではないかと私は印象を持ちます。

まさに、中央区議会の品位を損失する行為ではないでしょうか。民主主義に対する冒とくです。


このブログ投稿を持って中央区議会の品位を損ねたとして議会から懲罰を提起されるのであれば私は受けて立ちます。

明らかに区議会の請願に対する対応および決定は間違っており区民の方々の想いや請願という民主的手段を軽んじています

このような議会の古い体質を変えなくてはいけません。

改めてそう思います。

区民の皆様に対して本当に申し訳なく思います。

どうか次の選挙で議会を変えられる候補者を選んで頂きたく、お願い申し上げます。

【区民文教】中央区立小学校特認校・中学校自由選択性の申込抽選結果!晴海西小学校・中学校の標準服・校歌・晴海東小学校は晴海西小の第二校舎へと計画変更

こんにちは!中央区議会議員の高橋元気です。

さて、本日の区民文教委員会は大変重要事項てんこ盛りでした!

区立小学校特認校の申し込み状況です

城東小学校 43/124(2.9倍)

泰明小学校 39/41(1.05倍)

常盤小学校 27/85(3.14倍)

阪本小学校 19/62(3.26倍)

城東小学校の申し込みが昨年度より落ち着きましたが、依然やはり特認校は人気です。

対して中学校は銀座中学校のみ抽選が行われ、佃中学校・晴海中学校・日本橋中学校は抽選なしとなりました。

銀座中学校 30/153(5.1倍)



次に、晴海西小学校および晴海東小学校の開設準備について!!

まず、重要な変更点がありました。

晴海四丁目にて学校用地が確保されていた(晴海東小学校(仮称))の整備計画ですが、

晴海西小学校の第二校舎として整備される計画へと変更されました

区からの説明は後述します。

検討会議で検討されていた晴海西小学校の教育理念も発表されました。オリンピック(五輪)にちなんで

5つのわ

羽:社会に貢献する気概をもち、世界で活躍する人

環:持続可能な社会に向け、考え行動する人

和:平和の実現に向け、多様性を受け入れる心豊かな人

話:コミュニケーションをとり、協同して解決する人

我:高い目標を持ち、自分を磨き続ける人



理念は良いとして、では実際にスポーツ教育に力を入れるのか、或いは分校舎体制を活かしてICTを中心としたコミュニケーションを図るのか、そのような具体的な新校の特色も定めて頂きたいところです。今後に期待します。

【標準服】

開校時点では小学校は設けず中学校は基本デザインを地域の方々の意見も踏まえて検討する

【校歌】

小学校・中学校それぞれ区に関係のある音楽専門家に依頼し、令和6年10月を目途に完成させる

【校章】

小学校・中学校それぞれ制作委員会でデザインを検討し、令和6年10月を目途に完成させる



【第二校舎の整備について(旧晴海東小学校)】

・第二校舎に小学校1年生~3年生、本校舎に小学校4年生~6年生・中学校が入る

通学区域は新たに設定しない

・第二校舎の規模は27学級とする

・第二校舎完成は令和12年度予定


委員会での質疑は以下の通り

Q1.何故第二校舎の整備と計画が変更されたのか?

A1.晴海フラッグの人口推計が明らかとなり、相当な数の子どもが晴海5丁目に住むこととなるが、改めて二つの学校を設置するとした場合に西と東で分ける学区割を検討したところ、難しいと結論が出た

例えば、現状令和6年4月時点で住む方は晴海西小学校が学区となるが、今後整備されるタワー棟に住む方は晴海西があるにも関わらず、晴海東小学校が学区となってしまう。

ほとんどの方が5丁目に住むことが予想されている中で、比較的近接した土地に別の学校を設置することは得策ではないとの結論が出た。

また、学校が近接した場合、別の学校となると、地域のコミュニティや防災拠点という観点からも分け方が難しい。通学区域の設定も非常に困難なため分校舎として整備する。


Q2.分校舎体制とすることによるメリットやデメリットは?学年で分けることにより交流が遮断されるのでは?

A2.交流面という意味では距離が離れることにより日々交流出来ないという面はデメリットにもなりえるが、タブレット等を活用して交流出来ることもある。分校舎間での交流活動はとても大切であり、足立区など先行事例においても、取り組ませ方次第でメリットも生まれる。

例えば小学校では6年生がリーダーシップを発揮して低学年を見るというメリットが考えられるが、分校舎では3年生がリーダーシップを発揮するとか、或いは隣接しているこども園との連携も生まれる。

その他メリットとしても、学校の校舎をわけることによってスペースが十分に確保出来る地域の方々の交流の場を含めて、スペースの有効活用が出来る。



⇒大変重要な変更であり、確かに晴海5丁目に人口が集中する中で、場所がほとんど離れていない近接地で学校を分けるメリットよりもデメリットの方が大きいと判断した点は、私は理解します。

通学区域という点においても、同じ地域の住民を分断することが難しいという点も分かります。

一方で、今後の学区の再編は無くなったため、晴海西小学校は主に晴海5丁目・4丁目およびパークタワー勝どき等の方々を対象とした学校として確定したこととなります。(中学校は豊海町も含まれる)

また、考え方によっては、学校への学童設置を目標としていた区としては、空いた教室に学童の設置が出来るとも思われます。

今回は大変重要な案件でした。

ご意見お待ちしてます!

【区民文教】町会・自治会のデジタル化支援について

こんにちは!中央区議会議員の高橋元気です。

町会・自治会のデジタル化支援については、私も予算特別委員会の場などで要望してきました。

もっとも、例えばタブレット端末費用HP開設費用、サーバー代などの費用面に対する支援をイメージしていましたが、今回中央区としてデジタル化支援の取り組みが発表されました。

まずはSNSアカウントの開設方法の講習会技術的支援を実施します。

町会自治会毎にリテラシーの差は顕著にあります。まずは、とりあえずSNSアカウントを作ってみようという段階ですね・・・

その上で、区のHPリニューアルとあわせて、各団体SNSと連携を開始するようです。

確かに、LINE公式アカウントなど他のアカウントと連携させて、地域の情報が手に入るようになれば町会・自治会の加入にも繋がりそうです。

ただまぁ、富永委員からも指摘がありましたが、SNSは継続的に更新しなければ意味がありません

逆に発信がなく、死んでいる状態だと印象はむしろ悪くなります(政治家も同じ)

Twitterなども基本は毎日更新ですよね。

結局は中の人次第であり、運用をどう回すかが重要です。

その点についても、まずはこれはファーストステップであり、運用面の支援についても、今後良い事例などを共有するなどして対応していくとの答弁がありました。

とりあえずは第一歩なのだろうか・・・

というか、そもそも中央区が講習会を開けるほど積極的にSNSを活用しているとは思えませんが(辛口)

インフルエンサーなどに依頼して、もっとガチな講習してもいいかもですね、段階的にですけど。

それでは!!

【区民文教】日本橋中学校の改築決定!新校舎は令和11年開設予定

こんにちは!中央区議会議員の高橋元気です。

昨日の区民文教委員会で、日本橋中学校の改築が発表されました。

日本橋地域の人口増加を踏まえ、令和11年度に新校舎を開設する予定で、改築工事が実施されます。

令和7年~令和10年度の間は浜町公園内に仮校舎を整備します。

新校舎には屋上に運動場やプールが整備されるほか、千代田公園の立体整備を行い、隅田川テラスと連結することによって水とみどりのネットワークを再整備するなど、

浜町公園周辺、日本橋地域の更なる一体的な整備がなされます。

一時的に浜町公園の東側の広場が利用できなくなる、という点の影響は心配ですが、期待する事業です。

ご意見を広く募っております。

それではまた!!

【区民文教委員会】プレディの利用状況・区立学校における事故発生状況・いじめや不登校の状況について

こんにちは!中央区議会議員の高橋元気です。

まずはプレディの利用状況について。

やはり登録人数は増えており、学童クラブの待機児童と合わせて年々と待機も増えています。

空き教室が少なくなってきた部分、教員等の対応が出来ないという点もありますが、利用の拡大を進めて頂きたいです。

こちらは区立学校における事故の発生状況です。

(本年より委員から外れたので具体的な部分は質問出来ず)

区立学校におけるいじめの状況について、

やはり昨年はコロナ禍のため登校自体が出来ていなかったが、日常が戻ることにより、また、コロナ禍におけるストレスもあるのかいじめの件数は増えています。

ただ表に出ないいじめもまだまだあるのではないかと、区民の皆様からのご相談でも危惧しています。

もしそのような現状がございましたら、お気軽にご相談ください。

それでは!!

ほっとプラザはるみ⇒晴海地域交流センターへリニューアル(令和5年10月1日開館予定)

こんにちは!中央区議会議員の高橋元気です。

本日の区民文教委員会で、ほっとプラザはるみリニューアルの情報が出ました。

名称中央区立晴海地域交流センター

愛称名募集(応募期間:令和5年1月21日~2月20日)

開設予定:令和5年10月1日

運営協議会を設置し、実施事業の計画、施設の運営について意見交換を行う予定

ほっとプラザはるみは私の自宅から徒歩2分。

温浴施設およびスポーツジムをずっと利用していました。

だからこそ何回も議会で取り上げ、要望、文句を言って来ましたが、温浴施設(簡易プール、温泉施設)の取り壊しが住民の意思を反映しているとは思えず、納得が出来ません。

区は一部住民(町会・自治会等)で構成されるワークショップにて住民の理解を得たと答弁しましたが、参加者によると温浴施設の取り壊し有りきで進められていました。

地域コミュニティの要を目指すのであれば、親子連れご高齢の方含めて年代を問わず、ひざ下までのプールや流水プールや温浴ジャグジーで遊べていた施設は、清掃工場の余熱を利用して区民の方の憩いの場を作るという方針に合致していました。

今回のリニューアル方針に温浴施設が含まれていなかったことから、地元住民説明会で怒号が飛び交うほど、区の担当者と激しいやりとりが行われました。

晴海在住の方々からの、ゆっくりと温まりながら運動できる施設であり、なくなるのは嫌だという意見に対して、「健康のために浜町スポーツセンターまで歩いてください」と発言をした担当者には私もキレました。

スペースの問題、あるいは衛生面の問題、区内の公衆浴場組合との関係など色々と問題はあると思いますが、非常に残念です。

タワマンが多い晴海連合町会においては、参加者がほとんどタワマン内のプールを利用出来るので、非常に温度感が低かったのだと思います。

いずれにせよ、リニューアル後はトレーニングルームに加えて屋上では3×3バスケコート、フットサルが出来るグラウンド、音楽スタジオなども出来ます。

リニューアル前よりも人が集まり、交流が出来る施設になることを願います。