「あたらしい中央」カテゴリーアーカイブ

令和7年度中央区予算要望書を山本区長に提出致しました

こんにちは!中央区議会議員の高橋元気です。

本日、中央区議会会派:かがやき中央は、区民の皆様から寄せられた声などを取りまとめた令和7年度予算要望書を山本区長、吉田副区長、田中副区長、平林教育長及び中央区各関連部局に提出させて頂きました。

これまでも毎年度会派より、次年度の予算編成時期より前に、次年度の予算要望書を提出させて頂いてきましたが、

毎年少しずつ実現した政策もあれば、新たに課題として挙げられる項目もあります。

会派として、各議員が区民の皆様からご相談を受けている事項や、

これを機会に意見を募集し、追加した項目もあります。

何れにせよ、その全てが解決すべき課題であり、会派かがやき中央のマニフェスト(政策集)であるとも言えます。

今回も、区長以下本区の責任ある立場の皆様にお時間を頂き、それぞれの議員がその思いや重点政策をプレゼン致しました。

真剣に受け止めて頂いたと認識しております。

来週から決算特別委員会が開催されますので、その場で我が会派の代表議員が詳細な議論を行う予定です。

第二会派として区民の皆様を背負う責任を全うし、しっかりと議論していきたいと思います。

幹事長としても、各議員及び区民の皆様の想いが詰まったご要望が、少しでも多く実現するよう、尽力致します。

引き続き、ご質問・ご要望などがございましたらお気軽にお寄せください。



 かがやき中央令和7年度中央区予算要望書

中央区議会会派「かがやき中央」に新たな仲間が増えました!令和6年度は6人体制でスタート

こんにちは!中央区議会議員の高橋元気です。

本日、令和6年度中央区議会臨時会が閉幕し、各種委員会等の人事が固まりました。

私は昨年度に引き続き、子ども子育て・高齢者対策特別委員会副委員長を拝命致しました。

引き続き子ども子育て・福祉の問題は中央区の大きな課題であり、解決すべき問題も山積みです。

一つ一つより良い区政にアップデート出来るように尽力したいと思います。

また、新年度より会派「かがやき中央」の構成が変更となります。

昨年度までは存在感の大きい中央区議会第二会派として、青木かの議員、小坂和輝議員、高橋まきこ議員、ほづみゆうき議員と共に区政のアップデートを目指して精力的に活動を続けておりました。

本年度からは新たに都民ファーストの会アルールうた子議員が加わり、6人体制となります。

かがやき中央は、それぞれが個性的なバックボーン得意な政策分野を持ちつつ、毎日区民の方々からのご相談の解決のため集まり議論や調査、理事者や議会との調整に走るという、チームとしても更に大きなまとまりと力を持って活動出来ていたと思います。

実はこれまで中央区議会の歴史の中でも、与党自民党等を除いて6人という規模で会派がまとまったケースは非常に稀でした。

やはり数は力となり得ますし、より区民の方々からのご要望を実現するために活動しやすくなったとも言えます。

しかしながら、先日の記憶に新しい晴海ふ頭公園の諸問題や、特に今年度は築地市場跡地の再開発臨海地下鉄新線、或いは今後の晴海エリアや日本橋エリア等の再開発など、東京都と緊密に連携しながら解決しなくてはいけない、つまりは中央区だけでは解決が難しい問題が多くなります。また、東京都が推進する子育て分野などの施策も、中央区が採用するためには東京都との連携も必要となります。オリンピックの時も非常に感じていましたが、中央区と東京都との連携はもっと発展させなくてはなりません。

その上でアルールうた子議員は、昨年度も母体である都民ファーストの会を通じて東京都の担当部局と調整に走るなど精力的に活動をされていた議員のお一人です。

より良い区政を実現するために、中央区議会かがやき中央と東京都との連携という観点からも非常に大きな変化をもたらして頂けると思います。

改めて、動いて頂いた皆様に感謝を申し上げますと共に、区民の皆様には政策実現という結果でお示しをする、というお約束をより確実に果たしたいと思います。

会派の役員構成と致しましては、

幹事長 高橋元気

副幹事長 青木かの

副幹事長 高橋まきこ

政調会長 小坂和輝

副政調会長 ほづみゆうき

副政調会長 アルールうた子



となります。

何かご相談やご要望等がございましたら、それぞれのメンバーにご相談頂くか、かがやき中央共通要望フォームにご連絡をお願い致します。

↑昨年作成した会派の紹介チラシもアップデートする予定です。こちらにそれぞれの得意分野等も記載しております。



なお、今回国政的には無所属系議員の会派に政党所属議員が合流する形となりましたが、

会派として特定政党や選挙における特定候補者に対する支持を表明するものではありません。

かがやき中央は会派内ルールとして会派規則を定めています。

かがやき中央会派規則

大枠、ほとんどの政策が一致しているからこそ会派として政策集団を形成している訳ですが、政党や様々なバックボーンの議員が集まっている事から、細かい主張が異なる可能性はやはりあります。

多種多様な構成を認めており、単一政党で構成されている訳ではないからです。

我が会派の結成目的としても中央区における政策実現を第一としているため、議会活動と政治活動(選挙活動)は切り分けています。

つまり、普段の政治活動はもちろん、選挙においては誰を応援しようが自由です。

会派全体として特定の政治スタンスを取るわけではない、という点をご理解頂ければ幸いです。



また、幹事長として1年間、中央区版アベンジャーズ的な強力なメンバーのまとめ役を仰せつかって来ましたが、やはりそれぞれが非常に優秀かつ素晴らしい議員の方々です。

その力をどのように結集してどのベクトルに向けて進むのが最も政策実現という結果に結びつくのかと私も非常に考えた1年でありました。

結果、とても前に進んだ事項も沢山あります。

しかしながらこれは我々が単独で成し遂げたものではなく、議会の他会派の皆様と協力して議会30人で前に進んだ1年間でした。

その歩みがなかなか皆様にスピーディーには見えなかったとしても、確実に前に進んでいます。種まきの1年であったと言えます。

本年度の1年は更に前に進めるように牽引していきたいと思います。




その上で改めて区民の皆様に申し上げたいのは、私の会派幹事長としての方針です。


私は目標の実現のためには、対決や対立或いはパフォーマンスではなく、対話を重視します。

もちろん我々は世間一般的には野党の集まりであるかとは思いますが、反与党!反区長!!のような政策実現には繋がらない無意味なことをするつもりはありません。

区民の皆様からそれぞれが付託を受けた立場であり仕事ですので、とにかくみんな仲良くというつもりはありませんし、言うべきことは言い、やるべきことは提案します。

しかしながら、どのように持っていくことがその政策実現の可能性が高いか、が私の判断基準になりました。

議会と区長(中央区)は地方自治法上対等な立場ではありますが、政策を具体化し、予算実行するのはあくまで行政ですので、議会与党や区長、理事者の方々に対して誠心誠意説明し、頭を下げてお願いすることもあると思います。または、積極的にまずは調査や議論をしてくださいと持ち掛けることもあります。

その上でこの1年間議会全体として非常に前向きに議論をして頂き、前向きに進んできました。今中央区議会は本当に素晴らしい状態にあると私は思っています。

もしかしたら、あいつは丸くなったとか、最近全然活動していない(あるいは寿司ばっかり握っている)と思われる方もいらっしゃるかもしれません。(否定できない部分はある)

ただ実は前4年間より遥かに各方面に奔走し、水面下で様々な調整や議論を持ちかけるなど身を粉にして活動しています。

これだけの素晴らしい議員がメンバーですので、幹事長としては自分が輝くよりも、メンバーが活動を通じて政策が実現するためにはどうすれば良いか輝かせるためにはどう動けばいいかということを第一に考えています。

自由に活動をして貰い、何かあれば私が謝りに行くことが仕事だと思っています。(最近は大体謝ってます)

いずれにせよ、これからの中央区議会やかがやき中央に是非期待して頂ければ幸いです。




中央区のため、中央区民のために頑張ります!!

【一般質問①】晴海地域の今後のまちづくり・東京湾大華火祭の再開・NEXT GIGA問題・英語教育・いじめ問題、学校評価など

こんにちは!中央区議会議員の高橋元気です。

令和5年度第三回定例会において、一般質問に登壇しました!

これまで、過去の一般質問の記録はこちらから(最新の状態に更新しなくては・・・)

改選後初の登壇となります。

改めて、一般質問とは中央区の事務事業全般に関して、区長や理事者に対して公開の場で討論を行う、という議員としての花形の舞台でもあります。

今回のテーマは、大きく分けて晴海地域の今後のまちづくり、そして教育問題について取り上げました。

どちらも、中央区の未来を左右する、将来への投資という側面があります。

▶録画放送はこちらから



これまで同様、ダイジェストでお伝えします!!長くなりそうなので前半・後半に分けます!!


【晴海地域の今後のまちづくりについて】


Q1.晴海地域全体のまちづくりの方向性について。急激に人口増加が予定される晴海地域においては、その人々の憩いの場となる環境整備も必須となる。晴海FLAGに隣接する晴海ふ頭公園、晴海緑道公園、晴海臨海公園を中心に、緑地の有効活用、水辺の利活用という観点からはどのような街並みを目指していくのか。晴海四丁目の再開発計画の状況も含めてお答えください。

A1.晴海地区では、ウォーターフロントの魅力を活かし、人々が暮らしやすく、住み続け、働き続けることが出来る職住近接のまちづくりとともに、選手村のレガシーを活かし、水と緑が調和した豊かな都市空間を目指す。水辺や緑地については、7月に策定した「中央区水辺環境の活用構想」も踏まえながら、晴海の外周を取り囲むウォーターフロント・プロムナードと、歩行者空間とで繋いでいく。晴海四丁目の再開発においても、東京都や地権者と協議する。

Q2.晴海西小中学校における通学路設定の検討状況は。また、通学路となるであろう、れいめい橋公園通りにおいては車の路上駐車が問題となっている。更に月島警察署前交差点の車渋滞などについては更なる対策が必要と考えるが、現段階において通学路と隣接する晴海五丁目、四丁目内道路における路上駐車対策やガードレールを設けるなどその他交通安全対策については、警察や都と連携して準備しているか、お答えください。

A2.都や交通管理者と協議し、歩道の設置、車道との間には植栽を設け分離を図るとともに、防護柵や街路灯を適正に配置するなど安全対策を講じている。晴海西小中の通学路の設定については、交通量や交差点の規模などを踏まえ、交通管理者や月島第三小学校PTAなどと検討を進めている。路上駐車対策、渋滞対策などもこれまでもやってきたが、今後の交通状況の変化を捉えながら引き続き対応していく。

【再質問】例えばオリンピックの時は入念な交通量調査、予測を行った上で安全対策を講じた。そのような調査は行っていないのか?

(吉田副区長)交通量調査までは行っていない。晴海地域の課題は交通量の多い幹線道路との接続。晴海BRTターミナル跡地の活用やトリトンとの接続など、歩行者用デッキで繋いでいきたい。環状2号線は橋の下をくぐってもらう。歩車分離でネットワークを形成していきたい。1丁目と3丁目の連結は早い時期に出来るだろう。

⇒幹線道路の混雑だけでなく、例えばれいめい橋公園通りなど、一つ奥に入った道路の交通量増加により、安全対策は必ず必要になる。なるべく早めに対策を。

Q3.8年前を振り返れば晴海5丁目が最も混みあうのは東京湾大華火祭の日であった。多くの区民、地域住民に望まれるイベントでもありますが、令和6年度に本当に開催出来るのか、或いは開催したとして、現在は主会場の大部分が晴海FLAGとして生まれ変わった現状において、混乱のないよう運営が出来るのか。検討状況は。また、検討段階において晴海会場はどのように運営していく方針であるのかお答えください。

A3.調査を実施したところ、晴海主会場や他区観覧エリアにおいても、一定程度の収容人数を見込めることから、会場計画面からは再開は可能。しかしながら、自主警備費が大幅に増加するなど、前回開催時の1.9倍となる約7億9000万円の経費がかかる。財源の確保が大きな課題有料観覧席の拡大クラウドファンディングの活用などを検討したが、十分な財源を確保するのは難しい。そのため、東京都や周辺区に対して共催の働きかけを行っているが、合意に至っていないことから、現時点では令和6年度に開催出来る見通しは立っていない。

晴海主会場については、晴海ふ頭公園や晴海客船ターミナル跡地、晴海緑道公園などに約3万2000人の収容を予定しており、区民の観覧会場とする考え。開催にあたっては、晴海地区への交通規制入場制限はもとより、居住エリアと区別した観客導線の工夫など、居住者の生活安全にも配慮した綿密な警備計画を作成する方針。

【再質問】あくまで費用面が課題なのであれば、何とかなるのではないか?例えば区民から一般的に寄付を募る、ふるさと納税を活用して区外の方から有料席を返礼品として寄付を募る、など。多くの花火大会ではその費用のほとんどを有料観覧席企業協賛金で賄っている。


(吉田副区長)あくまでお金の問題となる。始めた時は区民の方々から一晩で3億、4億使うのかと非難を受けたが、やる度に花火はいいなという声が大きくなった。広く区民の方から一晩4億までは許容されているのではと思うが、7億9000万円は理解を得られにくいのでは。我々が負担する金額を従前レベルに持っていけるのであればやれるだろう。そのまとまりをどう作るかで苦戦している。来年はきついが、その先に向けては希望を失っていない。頑張ります

⇒区民の方々から、これだけ費用がかかるがやっていいか?というアンケートを取ってもいいのでは。それも含めて実現に向けて努力して欲しい。




【NEXT GIGA問題について】

ICT教育環境の整備については、これまでも取り上げてきた。政府が掲げるGIGAスクール構想の実現に向けて、本区においても令和2年度から区立小中学校における1人1台のタブレット端末の支給やネットワーク環境等の整備が進みました。

本区においても本格実施3年目を迎えますが、本当に現場で活用が出来ているのか、他の自治体においても1人1台端末の日常的な活用が図られている学校がある一方で、端末の利活用の場面がまだ限られている現場もあるなど、地域・学校によって差が見られるという問題があります。

加えて2025年には端末の一斉更新も予定され、その予算の問題もあります。GIGAスクール構想のその先に、これらの問題を総称してNEXT GIGA問題にも本区は改めて取り組むべきであると考えます。

端末の利活用については、現場で「とにかく使ってみよう」という第一フェーズから、「ICTならでは、の使い方を追究する」第二フェーズへと移行しています。但し、個別最適化された学びの実現という観点からは更にこの先、「児童生徒自らが適切な活用法を判断する」第三フェーズへと転換できるかが大きなポイントとなると言われています。

そのために必要なのがクラウド環境です。現場の児童生徒だけでなく、教員同士が学校内だけでなく、区内の学校や全国で事例を共有し、参照し、参考にしてやってみて、さらに共有をして、よりよいものを作っていく。それが出来るかがこの先の課題となります。

GIGAスクール構想とは、イコール「1人1台端末」と捉えられがちですが、「1人1台端末+高速ネットワーク+クラウド環境」が合わさって初めて環境の整備が実現致します。

そこでICT教育環境整備の視点から順次質問させて頂きます。


Q4.端末の整備、高速ネットワーク環境の整備、スクリーンや充電環境など教室環境の整備、クラウド環境の整備については各現場でどこまで整備されているか。3年間の振り返りと課題について

A4.令和3年度当初にGIGAスクール構想に基づき、児童・生徒及び教員の1人1台端末無線LAN環境の構築・教室における大型掲示装置をはじめとする周辺機器の整備を実施した。特に端末については高性能かつ4Gモデルでありいち早く家庭への持ち帰りを実現するなど全国に比べても先進的な環境。これに加えてAIドリルソフト協同学習ツールなど様々な授業支援ソフトを導入している。

一方で今後、更なる活用や新たなアプリケーションの導入が進むにつれバッテリー稼働時間の不足通信量の増加などの課題が現時点において見込まれる。

Q5.タブレット端末の一斉更新について。本区においてもタブレット端末はリースでの5年契約であったと思いますが、契約の関係から2025年には交換対応が必要となると思われます。端末の更新については、一斉に交換するのか。また、その予算はどのくらいかかると想定しているか。国へ補助を訴えるなど今後の方向性について

A5.本区の学習用端末は、その大部分が令和7年9月新システムに更新する予定。学校ごとに時期を分散させて行い、令和7年度の1学期から2学期にかけて新旧のシステムおよび端末を並行稼働させることで、学習に支障が生じないようにする。

端末の一斉更新にかかる費用は、物価高騰の影響で端末の高騰も想定され、導入時点においては10億3000万円余の経費を要したが、現段階においては明確な金額を示すのは困難。文部科学省の補助金を活用しながら着実に更新作業を進める。

Q6.次世代校務支援システムの導入について。具体的にどのような環境およびシステムで運用されているのか教えてください。また、職員室のPCでのみ繋がるなど閉鎖的ネットワークの中で運用されている場合は、今後のクラウド化の予定について

A6.これまで教育委員会では、校務系支援システムと学習系システムのネットワークを分離し、複数の端末を使い分けた構成としていた。しかし令和4年3月に国のガイドライン改訂によりアクセス制御の徹底により1台の端末で運用出来ることが明確になった。これにより、クラウド上における両システムの運用が可能となり、教員がテレワークにおいても校務系システムが利用出来るとともに、データ連携の推進が可能となった。システム更新については令和7年9月から新たなシステムを導入出来るよう、既に検討を進めている。導入までの間、クラウドサービスの活用を前提とした対応やセキュリティ対策などの課題を検証して準備を進めていく。


Q7.学校現場における負担の軽減という観点からは校務におけるツールの利活用も必要。例えば子供たちや保護者へのアンケートもクラウドツールを使えば、実施も回収も集計も分析もほぼ自動でやってくれます。また、ChatGPTなどAIの利活用が進めば、教員の単純業務における負担の軽減ともなります。このような新たな技術の導入に対して前向きであるか、本区の考えは。

A7.学校現場においては、クラウドツールを活用した出欠席の管理や保護者への連絡などが行われ、教員や保護者の負担軽減が図られている。生成AIクラウドツールなどの新しい技術については、積極的に活用することで効率的に業務が進められると考えている。今後は、ChatGPTをはじめとする生成AIやクラウドツールの利便性を踏まえ、校務での活用について検証するとともに、国や都の方針を注視しながらガイドラインを改訂し、安全かつ効果的に活用出来るよう取り組みを進めていく。

Q8.高速ネットワーク環境の強化について。国が提唱するGIGAスクール構想の実現標準仕様書の中では、LANケーブルについては10ギガbpsで接続可能なカテゴリー6a以上が推奨されてるが、令和2年7月9日の区民文教委員会で取り上げたところ、本区においては1ギガbpsで接続するカテゴリ5eを学校内に敷設しており、十分であると答弁されました。昨今の通信技術の発展は早く、必要なデータ容量も数年で増大致します。今後のクラウド活用などを考えれば少なくともこのタイミングでLANケーブルはカテゴリ6aに替えるべきと考えますが、本区の見解は。

A8.令和7年度のネットワーク更新時において、全小中学校のLANケーブルを国が推奨するカテゴリ6aとする

Q9.最後に、学校現場の支援体制について。個別最適化された学びの実現を目指すのであれば、環境の整備と共に教員の負担軽減が必須です。例えばICT教育環境の整備、利活用においても一部の知識に強い教員に任されているのではないか。ICT支援員の確保に留まらず、文部科学省が設置するGIGAStuDX推進チームの活用、GovTech東京からの人材派遣、または教育委員会の中に専門的人材を教育CIOに登用するなど更なる支援体制の強化の方向性について

A9.これまで学識経験者や校長等から構成されるICT教育推進委員会を設置し、検討を進めてきた。それに加えて教員のICT研修を行うとともに、情報担当教員を対象にICT教育連絡会での好事例共有情報活用能力の平準化を図るほか、国の基準を上回るICT支援員を配置してきた。

更に、今年度より教育委員会事務局に教育ICT推進部門を設置し、専門性の高い人材を配置した。今後も教育のDX化に向けては、国や都の動向も見極めつつ、他自治体の取り組みについて積極的に情報を収集し、支援体制を充実する。




前半の振り返りとして、全体として非常に前向きな答弁を貰ったと思います。

東京湾大華火祭の再開については、約一年ぶりに取り上げましたが、残念ながら費用面での課題が大きいと。開催目安は区の負担4億円、つまりは残り4億円を何とか出来るかが開催の指標とのことでした。ただ、費用なのであればなんとかなると思います。大きな花火大会は有料観覧席企業協賛金のみで賄っている大会も多いです。また、近年では有料観覧席への理解も進み、全席有料であることも珍しくありません。クラウドファンディングふるさと納税の活用と共に、開催は不可能ではないと思います。

むしろ、最も大きな課題は、現時点において、最も合意形成を図るべきである晴海FLAG自治会が設立されていない。という点、および近隣区の理解を得られていない、という2点の方が大きいと思います。

特に江東区については、自前で花火を開催していることもあり、あまり協力的な返事を得られていないことが明らかになりました。そのため、総合的に考えても令和6年度の開催は時期尚早である、というよりも今後も毎年永続的に開催するのであれば、この合意形成集金・運営(警備等)スキームを入念に詰めるべきである、と私も思います。

NEXT GIGA対応についても、非常に前向きな新情報も貰いました。令和7年9月に、端末および新システムへ更新されます。

LANケーブルの敷設も当時から指摘していましたが、最新のカテゴリへ変更され、ネットワーク環境も改善されます。また、校務支援システム学習支援システム、それぞれクラウド環境が整備され、その他新技術の導入についても積極的に検討する、と再質問の必要がないほど満額回答を貰いました

今後も前向きに、学習環境の整備を進めた上で、最も大切なのは個別主体的な学びを実現するための、活用面になります。

皆様からもご意見を賜れますと幸いです。


次回に続きます!!



【かがやき中央】令和6年度予算要望書を中央区に提出しました!

こんにちは!中央区議会議員の高橋元気です。

中央区はこれから令和4年度の決算審議に入りますが、並行してかがやき中央からは令和6年度の予算要望書を中央区に提出致しました。

毎年、区民の皆様からのご要望を直接、またはオンラインで募集し、区に提案をしております。

1年に1度、予算作成前に、区に事業としてやって欲しいことを取り纏めてプレゼンするチャンスでもあります。

さて、取り纏めた令和6年度の予算要望書がコチラになります

こちらは、区民の皆様からのお声を中心に構成した、かがやき中央マニフェストとも言える政策集でもあります。

本日は区長が公務のためどうしても出席出来ないとのことで、吉田副区長田中副区長、総務部長、企画部長に本予算要望案のご説明を致しました。

時間の関係もありましたが、私からは主に区政のDX化と共に、LINEを活用した通報システム、アンケート機能の活用および官民共同で議論出来るオンラインプラットフォームの創設について要望致しました。

今後、それぞれの一般質問や決算・予算特別委員会等の場でもこれらの予算要望を取り上げていきます。

ご質問、ご要望等ございましたらいつでもお申し付けください!!

9/2中央区議会かがやき中央区政報告会を開催します!どなた様もご参加ください!

こんにちは!中央区議会議員の高橋元気です。

この度、会派かがやき中央の区政報告会を9/2に開催します。

会派としては初の区政報告会です。

これまで個人の中央区タウンミーティングを続けておりましたが、並行して会派全員集まっての区政報告会を定期的に、中央区各地で開催していきたいと思っています!

今回は会派としての5月~8月までの活動報告、および議員それぞれからの自己紹介や区政報告を予定しています。

また、来年度の予算要望を会派から区長に提出したいと考えており、区民の皆様からご要望を承りたいと思っています、

区民の皆様の今困っている事をお伺いし、区政改革に繋げていくため、どなた様もお気軽にご参加をお待ちしています!




日時:9月2日(土)10:00-11:30

場所:勝どき区民館 洋室4号室

参加費無料

お申込はコチラから! https://forms.gle/VbfqCEM4Mr7Euwu66

【6月補正予算案】保育料第2子無償化、産後ケア事業の拡大へ

こんにちは!中央区議会議員の高橋元気です。

本日は、企画総務委員会にて6月補正予算案の審議が行われました。

委員として参加し、私からの質疑は以下の通りです。

■第2子無償化の実施


東京都の方針に沿い、本年10月より、認可保育所に通う第2子の保育料の無償化および認証保育所に通う第2子の保育料差額を補助する

Q.今回の補正予算案については、特に産後ケア事業の拡大については会派としても取り上げ要望してきたので、今回の事業決定については感謝申し上げます。


まず、歳入については、第二子無償化の実施および産後ケア事業の拡大は国庫支出金、都支出金により賄う、つまりは区からの持ち出し(財政調整基金)はないとの認識で良いか?

A.国の母子健康衛生等補助金、東京都の認可、認可外保育施設利用支援事業補助金、ママパパ応援事業補助金より賄っているが、認証保育所保育料の補助について、一部1/2負担の部分への補填として約71万3000円が財政調整基金から支出あり。

Q.ほぼ国および都負担として理解した。第2子保育料無償化の認可外保育施設部分については、東京都の事業「認可外保育施設利用支援事業」が対象となるが、本来東京都は企業主導型保育施設も対象としている。東京都から10/10補助が出るにも関わらず、区が独自に対象から外している経緯について。
また、他区の事例では企業主導型保育園の退園希望者が増加した事実もあり、敢えて外す必要はあるのか。こども基本法の理念からも、全ての子どもが個人として尊重されるべきであるが、企業主導型保育施設に通う区民の児童の対象数と、その予算規模について。


A.これまで中央区は認可保育施設と東京都が認証し、都の支援を受ける認証型保育施設を同様の水準で利用出来るようにしてきた。これまでも企業主導型保育施設については対応していない。
現在対象の児童数は認可保育施設で783名、認証保育施設で98名企業主導型保育施設9名であり、それぞれの保育料が算定規模となる。

⇒今まで対象としてこなかったから、ではなく、国の方針としても全ての子どもを対象に等しく支援していくべきである。恐らく認可保育施設の待機問題が解消したため、そちらに誘導したいのだろうが、区内の企業主導型保育施設に通う児童がわずか9名なのであれば猶更対象に入れるように要望する。


■産後ケア事業の充実

・これまで聖路加マタニティケアホームで実施してきた産後ケア事業を拡大し、要件の緩和および対象施設を3施設に拡大する。

Q.まず、対象要件の緩和、これまでの要件が中央区民であり、かつ、

体調不良や育児不安等がある

ご家族などからの援助がうけられない

医療行為の必要な方などは利用できません。

となってきたが、この要件を撤廃した点、および対象施設の拡大については評価する。この経緯は?

A.国の母子保健医療対策総合支援事業の拡大方針を受けて、10週未満の子を抱える必要とする全ての方が産前産後ケアを受けられるように要件を緩和した。施設の拡大については、これまで聖路加助産院については、施設利用について施設側の安全管理の事情で利用できない方がいたため、距離が近く、内服してても大丈夫等、母体受け入れの要件が緩い施設を見学し、今回決めた。

Q.施設の拡大はとても素晴らしい。一方でこれまでは聖路加側の事情により対象が限定されてきたという認識だが、聖路加も含めて利用対象の要件は撤廃されるのか?

A.区としては対象に要件を定めないが、施設側の事情で受け入れられる、受け入れられないはこれまで通り存在すると思われる。




Q.更なる拡大について。国の方針としてもデイサービス、日帰り型の産後ケア事業も推奨されている。上の子を見れない、などご家族の事情により宿泊型は断念せざるを得ない、という方。日帰りならば気軽に利用出来るという方もいるが、今後の事業拡大の可能性は?

A.国の調査においても、宿泊型とデイサービス型、アウトリーチ型、それぞれにニーズがあることは把握している。産後間もない時期においては、分娩が終わり月経が再開、新しい家族が増えるなど心理的、身体的な大きな転換点を迎えることから、睡眠の質が悪くなり母体負担の多い時期である。そのため宿泊型事業が最も需要が高いと考えている。まずは宿泊型産後ケア事業を整備しつつ、今後の更なる拡大についても検討していきたい。

Q.出来る限りスピード感を持って対応を要望する。また、現在の対象者の数と利用率について教えて欲しい。また、今回きめ細かい伴走型支援の目的からすれば、出来る限り多くの方が利用出来るようにするべできある。

このようなサービスを利用したくても利用できなかった方の声、例えば申請をしなかった人が何故申請しなかったのか、或いは申請したけど何故利用しなかったのか、実態把握のためにどのような方法で耳を傾けているか?

A.対象者数までは今把握していないが、令和5年度において申請した人は670人(前年450人)、実際に利用した人は250人~280人であると認識しており、利用率は約41.8%である。

妊娠届を出された時に周知を行い、母子ドックの際にチラシを配布している。どうして申請していないのかなど理由までは把握出来ていないが、申請して利用しなかった人については、とりあえず案内を受けて申請をしたけれど、利用しなかったという人や、病院側と連絡した上で施設側の安全管理の問題で利用出来なかったというケースがあると思われる。

⇒出来る限り多くの人に利用して貰うためには、しっかりとした周知と、現状把握が必要である。他区ではアプリからアンケートを実施するなど様々なやり方を持って進めている。今後の進め方の中でしっかりと、利用できないと困っている人の声を拾い上げるよう要望する。



以上の質疑を踏まえた上で、かがやき中央は6月補正予算案には賛成致しました。

皆様からもご意見お待ちしています!

新任期スタート!第二会派かがやき中央の幹事長として区政改革に邁進します

こんにちは!中央区議会議員の高橋元気です。

さて、5/1から新しい4年間の任期がスタートしました!!

かなりSNSの更新が滞ってしまいましたが、当選後の2週間は、選挙関連の収支報告や各種手続き、そして会派構成の調整、そして会派同士の代表者による交渉会における調整などに奔走していました。

まず、会派とは議会内で理念や政策を共有する議員が集まり、議会活動を共に行う集まりを指します。所属政党と一致するとは限りません。中央区議会においても所属議員数によって、委員会の議席数や、発言・質問の時間配分条例提出権などが左右されますので、政党とは違ったメンバーで構成されることも、地方議会では多いです。

中央区議会においては2名以上交渉会派となります。

交渉会派とは、各会派の幹事長が集まる幹事長会等に参加し、会派としての意見を調整することが出来る会派の人数数を指します。

特に中央区議会においては、慣例上1人会派の場合は、本会議一般質問についても1年に1回、更に各種委員会の場でも持ち時間が10分に制限されるなど、議会活動に制約が生まれます。(例えばかがやき中央の場合は30分前後質問時間を貰える)

会派人数によって著しく差が生まれることは、私は望ましくないとは思いますが、地方議会においては、政党の立場を超えて例えば保育施設や学校環境の改善など、誰しもが協力して進められる地域課題解決のために協力することも必要になります。

さて、今回新生会派かがやき中央として、以下のメンバーと共に新会派を結成致しました。

かがやき中央

幹事長:高橋元気

副幹事長:高橋まきこ

政調会長:小坂和輝

副政調会長:ほづみゆうき

相談役:青木かの



前期まで共にかがやき中央として働いてきた同志である、青木かの議員、高橋まきこ議員、小坂和輝議員と共に、データ利活用のプロフェッショナルでもあり期待の新人であるほづみゆうき議員に加入して頂き、

正に中央区アベンジャーズ(全員主役という意味で)としてチームで中央区政の改革を進めていきたいと思います。

5人で総得票数約10000票、SNSを最大限活用し、区内全域の多くの区民の皆様からの声を頂いている唯一無二の会派として、期待に応えて参ります。

現時点での私の考えとしては、今後は会派としての動きを多くしていきたい。

つまりは、会派としての区政相談会区内全域でリアル開催する、会派広報誌を定期的に発行するなどの動きを考えています。

会派控室も広くなりましたので、お気軽に区役所9階にお越しください!



なお、小坂和輝議員につきましては、一昨年度に残念ながら会派除名という処分を行った経緯もあり、改めてご説明致します。

昨年のブログに経緯は記載させて頂いておりますが、

小坂議員の議員としての知見、経験、能力に一同疑いの余地はありません。

しかしながら、会派の一員として当時、事件の経緯に対して会派内の幹事長およびメンバーに十分な説明がなかったため会派処分という形となりました。

また、その際に、小坂議員の判断が医師として正しかったのかどうかは、医師会が判断することであり、議員として正しかったのかどうかはあくまで有権者が判断することであり、会派として小坂議員の判断の正当性を立証することは出来ない。

その上で、議員として正しかったのかどうか、有権者に判断して頂くための選挙にて有権者から明確に民意を頂いた際には、もう一度一緒にやろうと話をしておりました。

無事、全員明確な民意の表れとして当選を果たしたため、一緒にという話となった次第です。



また、今回新人の1人会派の方々にも全員に、一緒に野党大会派を作ろうとお声がけを致しましたが、

残念ながら各政党の方針として、他の政党あるいは無所属議員とは組めない、1人会派として政党の旗を立てなさいと本部から指示があったと聞きます。

前述のとおり、中央区議会において1人会派では十分な議会活動が出来ません。また、政策で共通する方も多くいらっしゃるので一緒にやりたかったという想いもあり残念です。

地方議会においては出来る限り政党政治を持ち込んで欲しくない、と私は思います。

あくまで、政党ではなく、区民の方々のためにやるべきことを第一に、を考えて頂きたいです。

4年間で状況も変わると思いますので、引き続き責任ある第二会派としてアプローチしていきたいと思います。



また、今期から私が幹事長として、会派を代表し、責任を持って与党会派や他会派、区長とも交渉を行っていきます。

今回、私の背中には約1万人の有権者、そしてそれ以上に応援して頂いている方々がいる、その責任と誇りを忘れずに、区民の方々を第一に、最善の区政を実現する、そのための役目を果たしていきたいと思います。



この1週間、実は各会派の幹事長が集まる代表者交渉会において様々な話し合い(ほぼ喧嘩)がなされていました。

かなりタフな場面もありました、、、、

全ての交渉や議論が終わり次第改めてご報告致します!

また、区政相談につきましては引き続きガンガンお願い致します!

お気軽にLINEでご連絡お待ちしています!

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また、ご寄付という形での活動支援も可能であればお願い致します。

ご寄付の受付はこちらから承っております。(銀行振込、paypay、クレジットカード決済等に対応)

中央区議会は本日から3月16日まで令和5年第一回定例会が開催!予算審議も始まります

こんにちは!中央区議会議員の高橋元気です。

本日より、中央区議会は令和5年第一回定例会が開催されます。

本会議一般質問のほか、予算特別委員会にて令和5年中央区各会計予算案の審議も始まります。

私も2/23に中央区議会議員議員最多となる一般質問に立ちます。

過去の質問全文、録画はこちら!!

これまでも区民の方々からの要望を元に、区政にまつわる様々な問題点を取り上げてきました。

今回は以下の質問を致します。

国や東京都の少子化対策、子育て支援策が取り上げられていますが、中央区こそが独自で予算を立て、第一子からの保育料無償化など、国や都をリードしながら子育て関連予算を倍増させていくべき、という話や、

住宅家賃に対する助成個人住民税の減税、マンションベランダ転落など子どもの事故防止策、教育分野においてはICT教育や、学校指定品も含めた教育費用の無償化ランドセル等の指定の解除や置き勉の自由化などです。

これらの質問案は暫定的ですが、下記のファイルで共有しています。

▶令和5年度第一回定例会一般質問原稿

一般質問前に公開する議員はなかなかいないと思いますが・・・

(実は担当課の方もTwitterを見てくれていたそうで、スムーズに事前調整出来ました)

詳細は改めてブログ化します。

そういえば前回の一般質問の詳細ブログも前半まで公開していて途中でした・・・近日中にアップします!!

それでは!!

令和5年度予算要望書を区長に提出しました!

こんにちは!中央区議会議員の高橋元気です。

毎年、来年度の予算編成前に、本区に対してこの施策をやって欲しい!という要望を会派からお願いをしています。

結果、全ての要望が取り入れられるとは限りませんが、これまでも区の施策として実施されたものも多くありました

本年も区長に対して、令和5年度予算要望書を区長に提出致しました。

▶かがやき中央令和5年度予算要望書

特に私から区長に対するプレゼンで力を入れたのは、

・DXの推進・民間人材登用

・議会のオンライン中継・こども議会の開催・平日夜間/休日開催の検討

・LINEアカウントを活用した区民通報システムの導入

・特に晴海・月島地域における施設の整備
 └放課後等デイサービス
 └民間学童
 └その他商業施設など

・保育施設や民間学童等の利用料に利用出来る子育てバウチャー(クーポン)の支給

・塾等学校外教育バウチャー(クーポン)の支給

・受動喫煙対策の強化と特に月島地域における指定喫煙所の整備

などなどを中心に熱く話しました。

むしろ区長の方が熱くなって語ってくれたほどです。

今後とも、区民の皆様からのご要望を引き続きしっかりと伝え、区の施策として実施出来るように尽力していきます。

それでは!!






全文はこちら!

第1、総論

縦と横のつながりを強くし、全庁的に最大限の努力をもって取り組んでいただきたい事項を総論にて述べる。

1、子どもの支援に注力した予算編成

本区の人口構成の中核を占める子育て世帯支援に注力した予算編成を要望する。妊婦から切れ目なく強い連携をもって支援し、子どもが健やかに育ち、学ぶことができるように努めること。

2、DXを迅速に浸透させ、環境負荷低減への寄与

区内どこにいても、最新の情報共有を目的として、快適にwifiにアクセスできるよう、公共施設をはじめとした通信環境整備と各所へのタブレット配備を速やかに実現すること。これにより、窓口来訪を求めない手続きのデジタル化、ペーパーレス、押印の省略を確実に実現し、環境負荷の提言にも寄与するよう努めること。

3、オープンディスカッションの実現(開かれた会議)

区が関わる会議は原則公開とし、オンラインによる傍聴及び、資料と議事録の即時公開に努め、区民が遅れることなく知ることができるように配慮をすること。

4、プロアクティブ・コミュニティの実現

区民の声を聴取して生かすこと。町会・連合長会を中心としたヒアリングに留まらず、ひとり一人の区民の声も積極的に聴取し、その参加を支援していくこと。

第2、一般会計

1、歳入

(1)基金積立

コロナ禍では、基金積み立ては、できる限り財政調整基金を優先させること。

(2)ふるさと中央区応援寄附

本区の特色がより広く浸透するよう、広報活動の強化および、ニーズを捉えた返礼品やサービスなどについても、一層の向上を続けること。

(3)選手村跡地の住宅開発

板状棟からも開発協力金を徴収すること。

(4)広告収入

ネーミングライツの導入検討や、広告の収入の確保に努めること。

<歳出>

2、議会費

(1)傍聴機会の拡充

多様な区民が遅れることなく区議会の議論を知ることができるように、委員会や本会議等のインターネットを活用した同時ライブ中継配信を実施すること。

(2)議事録の即時公開

音声入力等による議事録の即時公開を。聴覚に困難を抱える方への配慮として至急に実現すること。

(3)タブレットの導入とデジタル化の実現

本庁舎のデジタル化に合わせ、タブレット端末等を活用した会議資料の送付、保管、会議場での投影を目的としたシステムの導入。

(4) こども議会の開催

区立小中学校の児童・生徒を招待し、模擬議会の開催を検討すること

(5) 平日夜間・休日議会開催の検討

開かれた区政を実現するため、定期的に平日夜間または休日の議会開催を検討すること。

(6)議員活動と家庭生活の両立支援

3、企画費・総務費

(1)LINEアカウントの活用

LINEアカウントの機能を拡張し、道路等不具合通報システムなどの区民の方からの情報提供を促すシステムを整備すること。

(2)防災

ア、防災拠点運営委員会

防災拠点運営委員会では、情報や物資のターミナル機能を果たすべく、デジタル環境を強固に整備し、防災拠点避難所開設訓練に広く区民の参加を促すように取り組みを工夫すること。

イ、燃料備蓄

中央区内湾岸に停泊している小型タンカーの重油を非常時に区が活用できるよう協力関係を締結すること。

ウ、自家発電

本庁舎・区内の集合住宅・聖路加国際病院など設置の自家発電機の点検実施と備蓄燃料の確実な確保。

(3)男女共同参画の推進、ジェンダーフリー・多様な性への理解や配慮

ア、「パートナーシップ制度」の導入に向けた検討者会議の設置、その他多様な性に配慮した各種取り組みの実施。

イ、女性センターブーケ21の登録団体の基準を緩和し、積極的に新しい団体を受け入れその活動を活性化すること。

(4)本庁舎整備

子どもの一時預かり保育の実施とキッズスペースの設置。

(5)組織編制、人材登用

ア、教育と保育の縦割りを超えた「子ども未来部(仮称)」の創設。

イ、特に自治体DXなど専門分野における、民間からの積極的な人材登用。

(6)東京湾大華火祭

令和5年度の開催・復活のために、他区(江東区・港区)との合同開催を視野に入れること。また騒音やゴミの放置といった近隣の課題解消に尽力し、区民の安心と安全を最優先した開催とすること。

4、区民費

(1)町会・自治会

町会・自治会の世帯単位の加入率、理事構成、会計状況について把握し、公開を求め、適切な助言を行うこと。

(2)共通買物券

販売対象年齢制限の撤廃。

(3)キャッシュレスキャンペーンの効果的な実施

キャッシュレス決済推進キャンペーンを効果的に実施し、地域経済活性化に貢献すること。

(4)青少年の地域活動機会、青少年対策地区委員会

ア、青少年の地域活動機会を創出すること。

イ、地区内児童数を勘案した、青少年対策地区委員会への助成金の大幅見直し。

(5)スポーツ振興

全区民へ向けた運動場所の提供とその機会の均等を図ること。

(6)本の森ちゅうおう

より多くの区民の活動拠点となるように、ボランティア・ルームの創設及び協働ステーションの移転。

5、福祉保健費

(1)福祉保健行政

民生委員選任について、民生委員法の順守及び空白地域の早期解消に向けた支援をすること。

(2)障がいのある方への支援

ア、就労支援における多様な働き方の実現と定着の支援。

イ、「育ちのサポートカルテ」の一層の活用に向けた教育をはじめとした関係機関の連携強化と相談体制強化。

ウ、放課後等デイサービスの実態調査を実施し、月島地域に設置すること。

エ、保健所等複合施設再編を機に、子どもから成人までの切れ目のない支援の充実と関係機関との連携強化。

(3)子育て支援

ア、学童待機児童を学童で解消できるように、子ども・子育て支援事業計画に位置づけること。

イ、晴海地域において、これからの区民ニーズを反映した施設の整備を進めること。

ウ、認可保育所の入園申込は、オンラインによるフォーム申請とすること。

エ、民間学童の利用料等に使用できる「子育てバウチャー(クーポン)」の導入と支給。

(4)ひとり親支援

相談窓口の一本化と養育費確保支援事業の実施。

(5)子ども家庭支援センター

ア、児童相談所機能強化において、児童虐待防止のため相談・対応の拡充。

イ、一時預かり保育(保育所と区施設統合)オンライン予約キャンセルの実施。

ウ、東京都ベビーシッター支援事業の対象拡大。

エ、病児保育・病後児保育について、区内一体とした予約キャンセル管理システムを導入し、地域リソースを最大限有効活用する体制整備をすること。

オ、里親支援をはじめ、社会的養護における関係者の連携を強化すること。

(6)健康増進

ア、インフルエンザワクチンの小児と妊婦への補助。

イ、三歳児健診における「スポットビジョンスクリーナー」の導入。

(7)生活衛生

ア、ねずみ対策の強化。

イ、高齢者等が飼育できなくなった動物の引き取りや譲渡会。

(8)受動喫煙防止

ア、公園・児童遊園および屋内での禁煙徹底、罰則の検討。

イ、違反喫煙所の撤去。

ウ、パトロール体制の強化。

エ、月島地域等指定喫煙所が少ないエリアを中心に、コンテナ式の指定喫煙所の整備や、民間企業と協力し民間喫煙所の整備を進めること。

(9)母子保健

ア、母子手帳交付時の保健師面談をオンラインを含めて全例実施すること。

イ、母親学級、両親学級に確実に参加できるための体制強化。

ウ、児童館と連携した妊婦コミュニティ活動の実施。

エ、保護者向けワークライフバランス相談の実施。

オ、多胎児支援の拡充

カ、母子保健法の一部改正を踏まえた産前・産後サポート事業及び産後ケア事業について、令和6年度を待たずに速やかに実施すること。

キ、不妊治療を継続できるように実態調査をし、必要な支援を継続すること。

6、環境土木費

(1)環境政策

ア、ごみ回収の長時間化対策

夜間回収の実施、回収時間短縮等のために回収事業の民間委託の検討をし、クリーンなまちを実現すること。

(2)交通政策

ア、BRTの早期本格運行開始と路線拡充。また速達性と定時制を確保すること。

イ、防災船着場を活用した水辺の交通網の整備。特に水上バスの誘致。

ウ、東京都・国と連携し、交差点の信号機は「歩車完全分離式」とすること。

エ、コミュニティサイクルのポートの増設(特に晴海2丁目)

オ、電動キックボードやスケートボード等の利用については、安心安全な利用を促進するため、地域住民の声を反映し、警察および事業者と協力して必要な対応を要請すること。

(3) 河川、水辺

ア、防災船着場の増設。

イ、区が管理責任者である、区内河川・運河における違法係留に対し、河川法に照らし合わせて、厳しく取り締まること。

ウ、佃堀および相生橋下の浮島と水上植栽を再整備し、カルガモの巣作りに適した環境を造ること。またカルガモの観察を子どもたちの教育に活かすこと。

(4)道路

ア、道路占用許可緩和制度の永年継続および周知徹底。

イ、自転車道を整備し、安全性を確保すること。

7、都市整備費

(1)まちづくり

ア、佃・月島等の歴史的街並みを守ること。

イ、まちづくり協議会の委員構成の見直し検討

 ジェンダーや多様性に配慮し、区民構成に基づいた委員の選出。

ウ、湾岸高層マンションの建設に関しては、地域貢献策として、防災船着場の設置を積極的に推奨すること。

エ、選手村跡地の板状棟からも、開発協力金を回収すること。

オ、築地市場跡地再開発

騒音・振動・粉塵等や交通の危険が生じないよう近隣に十分に配慮することを都に要請していくこと。

(2)エネルギー政策

水素エネルギーの有効活用と燃料電池車の整備。

8、教育費

(1)学校運営と教育

ア、特認校へのスクールバスへの拡充。

イ、学校行事について、児童・生徒が主体的に実施する体制の構築。

ウ、オリンピック・パラリンピックレガシーに基づく多様性理解の浸透のため、小学生の段階からLGBT(性的指向・性自認)教育を実施すること。

エ、命の教育を人権教育に加え、東京都「性教育の手引き」を用いて性教育を指導すること。

(2)GIGAスクール構想の推進

ア、1人1台タブレット端末を最大限に活用し、区として子ども達1人1人に合わせた個別最適型学習、総合型学習の実現を目指すこと。同時に各学校への支援を徹底すること。

イ、オンラインとのハイブリッドによる授業選択の機会を確立すること。

ウ、デジタルシティズンシップ教育の実施。

エ、学校における通信障害の改善。

オ、ICT支援員を一層活用し、活動評価と報告による改善を実施すること。

(3)幼保連携型認定こども園の導入拡大による区立幼稚園運営の見直し。

(4)特別支援学級の増設や情緒級の新設

(5)大学、インターナショナルスクール、私立校等の積極的な誘致。

(6)学校外教育バウチャーの導入

学校外教育等費用で利用できるバウチャー(クーポン)の支給。

【一般質問】中央区のDX・行政サービスのデジタル化を問う

こんにちは!中央区議会議員の高橋元気です。

そういえば、本年の第一回定例会の一般質問をしっかりと記事としてまとめておりませんでしたので、遅ればせながら投稿します。

行政サービスのデジタル化、ICT化については私自身、選挙で第一に掲げて当選しましたので、自分のキャリアから考えても最も力を入れている分野です。

また、私が就任した直後に初めて議会の場で登壇した際に取り上げたのも各種行政施策のICT化・教育のICT化でした。

これまでの一般質問の動画や全文はこちらのページにまとめています!

そして私もことあるごとに委員会等の場でデジタル化に関する質問を取り上げ、少しずつ中央区の意識も変わってきたのではないかと思っています。

例えばTwitter中央区LINE公式アカウントの導入と活用、電子マネー決済の普及、子ども1人1台のタブレット端末の配布と活用(当初は3人に1台で充分と答弁されてきました)庁内のシステム環境整備、テレワークの導入、区役所業務のAI-OCRRPAを活用した業務改善BPRの実施など。

丁度コロナ禍で時代の節目に差し掛かり、オンライン会議やテレワークが進んだ結果、中央区もデジタル化推進担当者のポジションを新たに置くなど、明らかに意識は変わってきたのではと感じています。

ですがやはり、民間のIT企業業務改善に携わっていた身からすると、まだまだ動きが遅い部分、足りない部分があります。

今回は区政のICT化、DX化を更に一歩進めるために、質問を致しました。

行政DXおよびBPRの進捗状況について

▶質問全文はこちら

▶録画はこちら

▶議事録はこちら


約2年間にも及ぶ感染症と人類の戦いは、急速に私たちの生活を変えました。最たるものとしては働き方の変革です。オンラインを活用した新しい働き方は感染不安を抑えるとともに、効率的な働き方を考え直す一助ともなりました。

世間的にはこのような時代の流れを受けて近年多くの民間企業でデジタル活用による、DX(デジタルトランスフォーメーション)が急速に進んでいます。

国としても2021年9月1日にデジタル庁が発足し、自治体のデジタル活用及び自治体DXの取組を推進する動きが全国で活発化しています。

DXとはただ単に今までアナログだったものをデジタルに置き換えるというだけではなく、企業がデータデジタル技術を活用してビジネスモデルを変革するとともに、競争上の優位性を確保することと定義されていますが、総務省は自治体を対象としたDXを「自治体DX推進計画」として推進しています。

このように現状のアナログ業務体制や国民へのサービス遅延などを改善するために、自治体DXは必須だと考えられています。

重要なのは2点です。

デジタル技術やデータを活用して、行政サービスにおける住民の利便性を向上させること、そして自治体内の業務効率化を図り、人的資源を行政サービスの更なる向上に繋げていくことです。

そして自治体DXの中でも、近年急速に動きがあるのが自治体の業務改革である、自治体BPRです。BPRとは、Business Process Re-engineeringの略語で日本語に訳すると「業務改革」や「業務再設計」という意味で使われています。

多くの民間企業で、企業の目標や目的を達成するため社内の組織構造や業務内容、フローを根本的に見直し、再構築するためBPRは実施されています。

民間企業においては、新サービスの導入や経営状況の変化のため業務フローも定期的に改善されていきます。

しかし、自治体や行政は予算取りや業務プロセス改善における検討・申請・承認に長期的な時間が必要となるため、導入も遅くなります。また、日々の業務に時間がとられ、なかなか業務改善まで手が回らないという事情もあるでしょう。ですが、住民から頂いている税金の無駄遣いを避け、効率的に業務を回し、住民サービスの向上を図るためには自治体こそDX、BPRを積極的に実施する必要があります



昨年3月には中央区情報化基本方針が改定され、今後の方針やアクションプランが明確となりました。

また、国が定める自治体DX推進化計画においては、自治体DXに必要なポイントは

①組織体制の整備②デジタル人材の確保・育成③計画的な取組みであるとされています。

そこで区の現状のDX化、行政サービスのデジタル化の進捗状況について確認する為、それぞれ質問します


Q.1 本区におけるCIOの役割はどなたが務めているのか、本区における情報化推進体制と共にお答えください。

A1.本区のCIO、最高情報統括責任者は企画部を担任する副区長が務めており、CIOを委員長としたデジタル化推進委員会を設置し、全庁的に推進している


Q2.本区におけるデジタル人材確保の方針について。 外部人材の登用や外部委託、職員の育成それぞれの面においてどのように戦略的にデジタル人材を確保していくのか

A2.区では、本年四月に情報システム分野の豊富な知識・経験を有する人材をデジタル推進担当副参事として外部から任用し、デジタル化推進に関する計画の運用や技術的支援に加え、職員の育成などにも力を発揮していただくこととしております。今後とも、こうした外部人材の登用や職員育成に努めるとともに、外部委託によるコンサルティングの活用など民間との連携・協働も取り入れながら、技術の進展に対応した人的体制の強化を図ってまいります

Q3.キャッシュレス決済の導入状況について、全体として決裁手続きが幾つあり、そのうちキャッシュレス対応出来る手続きは幾つあり、今はどこまで進んでいるか教えてください。また、各種電子手続きの対応状況についても併せて教えてください。

A3.現在、税や保険料のモバイルレジ、QR決済のほか、駐輪場利用、本庁舎での住民票、戸籍証明書などの支払いに交通系電子マネーを導入しております。新年度は、決済種別や受付窓口を拡大し、区民の利便性の向上を図ってまいります。また、電子申請につきましては、区施設の利用のほか、各種講習会や健康診断など、約二百事業の手続に対応しております。新年度には、子育てや介護など二十六の手続転出手続について、マイナポータルのぴったりサービスを活用し、ワンストップ化を図ってまいります。これらキャッシュレス決済や電子申請、ワンストップサービスにつきましては、今後とも区民ニーズや実用性、費用対効果を踏まえながら拡大してまいります


Q4.区ホームページのリニューアルについて、先ずはどのようなプロセスで進めていくのか、例えば区民アンケートを実施する、WEBコンサルティング会社を入れるなどの方法があると思いますが、改善の進め方について教えてください。

併せてオープンソース化の対応状況についてそしてLINE等SNSアカウントの利活用、今後の展開については、区民からの意見を募集するサービスを強化するべきであると考えるが、本区においてはどのような取り組みを行っていくか


A4.ホームページのリニューアルに当たっては、これまで区に寄せられた意見や他自治体のホームページを参考にするとともに、複数の開発事業者と意見交換を行ってきたところです。また、リニューアルを行う事業者については、プロポーザル方式で決定することとしており、様々な提案を受け、誰もが見やすく、使いやすく、分かりやすく、必要とする情報にたどり着きやすいホームページとなるよう構築してまいります。また、SNSの活用については、LINEにおいて新たにセグメント配信やチャットボットの導入を図り、一人一人に応じた情報提供を行います。ツイッターやフェイスブックなどについては、ホームページを補完するものとして、高い即時性を生かし、地震・台風をはじめとする緊急情報などをより広く、より迅速に発信するツールとして今後とも活用を図ってまいります。区民からの意見・要望については、郵便や投書箱、ファクスのほか、区ホームページの専用ページから区長への手紙にお寄せいただき、電子メールなどで回答しております。また、パブリックコメントにおいても、寄せられた様々な御意見ごとに区の対応をホームページに掲載しており、引き続き現在の仕組みにより区民からの意見・要望に丁寧に対応してまいります。なお、官民でのデータ活用については、区が保有する情報の一部を国の推奨する形式でオープンデータとして公開しておりますが、オープンソース化は行っておりません。



Q5.本区において、庁内ネットワークの改善状況について、テレワークシステムの導入見込みも含めて教えてください。

A5.本年一月から稼働した新たな庁内ネットワークでは、高い安全性を確保した上で、職員が庁舎外からも利用できるようクラウドを活用するほか、自席以外でも接続できる無線LAN対応など、システム構成を大きく見直しました。テレワークについては、運用上の課題等の把握とその改善を目的に、現在、一部職員による先行実施を行っており、これらの検証を踏まえ、本年十月から本格実施する予定です。また、無線LANについても、本庁舎の一部フロアから順次整備し、令和四年度中には全フロアでの本格運用が可能となる見込みであります。



Q6.Ai-OCR.RPA導入実証実験の取組結果および今後の実施について、令和3年度の業務効率化における取組結果、令和4年度以降の取組について教えてください。

また、庁内の業務の全てを可視化、棚卸を行った上で、業務改善に取り組んでいるのか、全体的なBPRの進捗状況について教えてください。

各担当部署からのシステム概要書及び改善企画書の提出状況について 令和4年度予算要求前には何件提出がされたか教えてください


A6.本年度は、行政評価や税務事務など六部署九業務で活用を開始し、従来と比べて、一年間に換算して約八百時間分の省力化が図れる見込みであります。また、新年度は、妊娠届出や就学関係のデータ入力業務など十六部署四十九業務に導入を拡大する予定で、約八千九百時間分の省力化を見込んでおり、目標達成は可能であると考えております。BPRについては、AI‐OCRやRPAを導入するに当たり、全庁調査を実施し既存業務を整理した上で、専門家の協力を得ながら、効果が期待できる業務の洗い出しを行っております。今後も、新たなシステムを導入する際、業務をそのままシステム化するのではなく、その効果が最大限発揮されるよう業務改善の視点を取り入れてまいりますシステム概要書及び改善計画書について、令和四年度予算要求前に提出されたものは十八件でした。



Q7.情報システムの棚卸実施状況について、情報システムセキュリティの強化においては、現在のシステム構成が複雑化していないということも大切です。システムの統廃合、新規システムの導入も含めてシステムの棚卸がしっかりとされているか、また、システム内のアカウントの棚卸が定期的に実施されているか教えてください。

併せて、この5年間でのセキュリティインシデントの発生件数も併せて教えてください。


A7.新たなシステムを導入するに当たっては、中央区セキュリティポリシーの遵守を徹底するとともに、転用可能なシステムの確認を行うことにより無駄や重複を省き、効率的かつセキュリティが確保されたシステムを構築しております。システム更新時においては、課題整理セキュリティの再確認を行った上で見直すなど、最適化を図っているところです。また、アカウントについても随時更新を行い、常に最新の状態を確保しております。なお、直近五年間において、情報漏えい、ウイルス感染などの事故は発生しておりません


Q8.アクションプラン進捗状況の毎年度報告について、毎年報告書を作成し、区民に対して公開するべきではないかと思われますが、本区の考えをお示しください。

A8.情報化基本方針では、方針に掲げた取組を着実に進めていくため、各部署がいつまでに何をやるのかを明確にした三か年のアクションプランを作成しております。アクションプランに係る進捗状況の点検・評価は毎年度実施し、取組の具体的な実績等についても、行政評価を通じて公表していく予定です。


Q9.区民に対するデジタルデバイド解消に向けた施策と共に、本庁の職員に向けたデジタルデバイド解消に向けてはどのような施策を行っているか。これまでの取組と今後の予定について教えてください。

A9.現在、デジタル機器に不慣れな高齢者を対象に、敬老館などでスマートフォン教室を実施しております。新年度においては、都の事業を活用しながら対象者の拡大を図るなど、急速に進展するデジタル化への不安の解消に努めてまいります。また、職員に対しましても、職務上求められる知識や技術を習得するための研修を実施しており、今後も引き続きデジタル業務への対応力を強化してまいります





その後再質問につきましては、中央区のCIOである斎藤副区長に対して、DX人材の公募やしっかりと区民のニーズ等を考慮して優先順位をつけて電子申請の仕組みを作ること、ホームページのリニューアルやSNSを活用した上で、双方向の行政サービスを実現すること、積極的に新しいシステムの導入を検討すること、などを改めて質疑致しました。

▶議事録はこちら



今回、行政のデジタル化、DX化に絞って集中的に質問しました。

私が三年前に区民の皆様から御信任をいただいて、今、この場に立たせていただいているのも、やはりデジタル化の要望という声が大きかったというところがあると理解をしております。

私自身も民間のIT企業において、企業内グループ会社のDX化やBPRに携わってきた中で、民間での当たり前と比較してしまうと、どうしても体制上、そしてシステム上、なかなか進みが遅れてしまっているというような、本区の行政に危機感を感じて私が変えていこうというような強い思いで、これまで区政にも取り組んでまいりました。大学院でプログラミングを学んで自分でアプリ等も作れますので、ぜひそういったサービスも自分でつくろうかなとも思っています。

もしかしたらデジタル化というと、冷たいイメージを持つ方もいらっしゃるかもしれないと思いますが、対面での人と人のつながりを重視したい気持ちは私ももちろんございます。ただ、一概にデジタル技術による社会というものは難しいわけでもなく、易しいものもあると思っています。

例えば、位置情報ゲームとまちの観光を結びつけて、地域への来訪者やエリア内の消費拡大を進めているテクテクライフというサービス、ゲームがあります。これは、位置情報サービスを使って自分が歩いて移動して、地図に色を塗っていくというような単純なゲームなんですけれども、観光スタンプラリーや御当地のお店の紹介もできるような、歴史を学びながら歩くこと自体が楽しいと、今、いろいろな自治体のまちおこしに使われています

 デジタル技術がもたらす時代というのは、やはり単純に便利とか効率化というだけではなく、新たな楽しみわくわくするような社会を実現することが本当であると思っています。それは教育の面においても同じで、これをやってはいけないとか、あれこれ縛って新たな楽しみを制約するのではなく、自分たちでルールをつくって自由に使わせる。失敗をしても覚えればいいと。自由な発想で自分たちで新しい遊びを考えて使いこなしてもらう。それが教育におけるDXであるとも思っています。

区の施策全般に言えると思いますが、誰にも優しい、わくわくする未来をつくることこそが私たちの仕事であると思っています。みんなで協力して、わくわくして、そして楽しくなるような未来の中央区新しい中央区を想像して、今後も仕事をしていこうと思います。



ご質問・ご要望お待ちしています。

それでは!!