こんばんは!!
本日、中央区議会会派「あたらしい中央」より、中央区に対して、
「令和3年度予算要望書」を提出致しました。
通常、自治体は夏過ぎ~秋くらいから来年度の予算編成に着手し始めます。その前に、自治体の限りある財源を、区民のためにこういうことに使って欲しい、と区民を代表する議員の立場から、自治体に対して要望を行うものになります。
会派「あたらしい中央」は本年度より4人体制となりました。そしてこれまでは、予算要望の提出まで出来てこなかったこともあり、今年は必ずや区民の皆様の要望を取りまとめ、区に対して予算要望書を正式に提出したいと思っていました。
何故なら、区議会議員の、区民の方々の声を行政に届け、反映させるという職責において、非常に重要な仕事の一つになるからです。
さて、夏くらいから着手し始めていましたが、そもそも
予算要望書って通常、どういうフォーマットで提出するのか?
そもそもどのレベルまで作りこんで提出するものなのか?
正確な予算規模の算定、財源をどこから捻出し、期限はいつまでで、評価指標まで設定するか?
という根本的なところから議論を重ねました。
また、今回は同時並行として、SNS等を活用し、広く区民アンケート等も実施し、要望書に加えるという作業にも挑戦しました。
会派「あたらしい中央」としては中央区に対して来期の予算要望を提出する所存です。もっとここに予算を付けて欲しい、新しくこういう事をやって欲しい、皆様からご意見がございましたら参考にさせて頂きたいので、よろしくお願い申し上げます。#中央区 #中央区議会 #あたらしい中央 #高橋元気
— 高橋元気(東京都中央区) (@genki_takahashi) August 25, 2020
結果、沢山の方々から寄せられた声を反映しています。
ですが、要望書に入れられた項目もあれば、都合上入れられなかったものもあります。
但し、要望書という形式では入れられなかったご要望については、各種委員会や定例会での質問、または直接担当課に問い合わせる、という形で必ず対応を行わせて頂きます。
さて、結果、時間的な制約もあり、区の予算款項目に合わせ、まずはこれは是非取り組んで欲しいという項目に厳選した上でリスト化する、という手法となりました。
完成版がこちらになります
総論として、このコロナ禍の中では
①区民の生命・健康維持及び災害への備え
②自粛の中でもまなび続けられる「教育の中央区」であること
③区民生活を支えること
この3点を優先付けた上で編成することを大枠で要望します。
同時に、保育、教育、介護、行政サービス、区民行政等様々な場面でオンライン、デジタルの活用を検討し、区民生活の利便性を向上させることも中心としております。
とりわけ、私の想いとしては、一向に進まない行政側のテレワークを推進し、行政サービスのデジタル化に早急に取り組むべき
区が主催する各種イベントが一切中止になっていますが、まちづくり協議会、防災訓練等、必要なコミュニケーションのオンライン化、ハッピー買い物券等、オンライン販売も推進する
ICT教育の推進・活用については、コロナ休校時だけに留まらず、1人1台タブレット端末を最大限活用した、学校という場を超えた継続的なまなびの実現、ICT支援員、教員間のネットワーク整備、高速通信網の整備、総合型学習への取り組みなど未来の教育の実現を
そしてほっとプラザはるみ等、施設整備については最大限利用者の意思を汲み取ること
などを盛り込みました
全体で14Pの長文に渡りますが、是非一度ご確認頂き、これはどうなんだ、これも入れて欲しいと様々なご意見を頂戴したいと思っております。
さて、これまで委員会への出席後、議論を重ねたり、会派内のオンラインメッセンジャー内でやり取りをしていく中で、予算要望書の完成版を確認した時、気が付いたことがあります。
これは正に会派の「政策公約集」になり得るものです。
通常、地方議員の公約というのは、ない、または分かりづらいものになってしまいがちではないでしょうか。
若しくは選挙前のキャッチフレーズとして分かりやすくするため、子育て政策に力を入れます!という抽象的なものになってしまいがちです。
これをいつまでにやります!という具体的な政策集まで発表する人は稀でしょう。
また、区議会議員の仕事の範囲は区政全般に渡ります。出来る限り区政全般において知見をもつべきではありますが、
一方で新人は特に、区政全般に対して充分な知識を有するまでには時間がかかります。また、そもそも委員会等、公式の質問時間等が制限されている以上、どうしても得意分野を絞り、偏ってしまいます。
つまり、区政全般に渡る政策公約集まで、個人で作成するのは、どうしても難しいと思われます。
そこで「会派」という政党の垣根を超えた政策集団が必要になります。
会派「あたらしい中央」は、それぞれが素晴らしい専門性、経験、知識をもっている方々で構成されています。
今回も、まずは自分の得意分野を担当して政策を書き出し、寄せ集めて議論しよう、という流れで作成が始まりました。
例えば青木かの議員は、その活動量、フットワーク軽く中央区全域を歩き回る行動力をもって防災対策、水辺の活用、コロナ対策、区民生活に関わる事項等を
小坂和輝議員は、小児科病院の医師という専門性から、医師の視点からの医療、コロナ対策、都市整備、保育、福祉保健に関わる事項等を
高橋まきこ議員は、長年に渡る育児ネットワーク、その経験を活かした子育て政策、教育、福祉保健に関わる事項等を、
そして私は、IT民間企業出身の経験、大学院での学びを活かした、区政のデジタル化、未来の教育の実装、防災士の学びで得た防災対策、特に晴海地域のまちづくりに関わる事項等を、
それぞれがその強みを活かした上で、練り上げたものです。
まず一言
本当に会派内の議員メンバーを私は尊敬します。
その各自の専門性はもとより、何が区民のためになるのか、議論を重ねることが出来たのは大きな財産となりましたし、その情熱に対して胸が熱くなりました。
とりわけ、決算特別委員会の準備等もありながら、要望書として完成させて頂いた小坂政調会長、本当にお疲れ様でした。
政調会長である小坂議員が下地を作り、幹事長の青木議員が意見を取りまとめ、私と高橋まきこ議員、新人二人がガンガン意見を言いまくるというチームワークでしたが、まずは一つの形が出来たと思います。
但し、まだまだこの要望書も粗削りであり、内容の精査、具体化と共にこれから期限や財源を設定出来るものは設定したいと思います。
そして毎年継続して、作成していきたいと思います。
また、要望して終わり、というパフォーマンスでは終わらず、常に進捗状況、活動状況を報告し、評価し、アップデートしていくことが大切であると思っています。
まだまだ、皆さまからのご要望をお願いが出来ればと思いますので、こちらのアンケートを活用して、ご意見をお願いします!!
今回、この4人はこれがやりたいんだ、公約はこれなんだ、というものの骨子は出来てきたと思います。これから、あたらしい中央区を創り上げていく、政策集団を目指すこの会派を時に厳しく、見守って頂ければ幸いです。
最後に、こう思いました。
地方議員って、地味、固い、仕事がつまらないというイメージを持たれている方もいらっしゃるかもしれません。
でも今日心から思いました。
区議会議員の仕事、めっちゃ楽しい!!!
本当に遣り甲斐がある仕事です!!
更にやる気が出てきた!!!
それではまた!!!