「教育問題」カテゴリーアーカイブ

放課後デイ等、学校に通うことが出来ない子どもの放課後の居場所について

こんにちは!中央区議会議員の高橋元気です。

先日の委員会での質問の続きです。

区民の方よりご相談があった事項につきまして取り上げました。

前提として、様々な事情により区内の学校にどうしても通うことが出来ない子ども達に対する療育、あるいは支援をする目的で設置される施設、サービスは大きく分けて4つあります。

①放課後等デイサービス

⇒原則民間サービス。障がいのある児童、または医師の診断がある児童が、放課後や夏休みなどの長期休暇に利用できる福祉サービス。提供時間やサービス内容は施設による。

②特別支援教室 

⇒区内の公的サービス。通常学級に在籍しながら、自閉症や情緒障がい、学習障がい、ADHD等を抱える児童を対象に、週に1回程度(1時間から3時間)、校内にある別の教室で、学習課題を克服するため専門の教員が個別、小集団で指導する。

③特別支援学級

⇒区内の学校に通常学級と別に設置される、障害のある児童生徒を対象にした少人数の学級。

④適応教室わくわく21

不登校またはその傾向がある児童が再び学校に通えるように支援する目的の公的施設。基本は自習、毎週月曜日から金曜日(祝日を除く)の午前9時から午後5時まで。



今回ご相談があったのは、自閉症を抱えるお子様の保護者の方です。

小学校になじめず、集団での学習が難しく、週に1回特別支援教室に通っているものの、働きながら子育てをされているご家庭ですので、週1回以上に放課後に子どもを預ける場所がなく、悩んでいらっしゃいました。知的障害があるわけではないため、特別支援学級にも入れません。

問題はまず、近くに放課後等デイサービスがないこと。そして適応教室わくわく21も集団による自習であるため入れなかったと言われています。

大変困っている方々がいる中で、保護者の方の気持ちを考えた場合にどうしても家庭で養育出来ない場合、区としては児童の預け先としてどのように対応していく方針なのかを質問致しました。




Q.現状、特に月島地域には放課後等デイサービスがない。実際に困っている方がいらっしゃる中、これまでの答弁では、家賃が高いことから手を挙げる民間事業者がいないと答弁を繰り返してきた。まずは何とかして放課後デイを作れないか?

また、もう1点としては、本ケースでは特別支援学級に通えないか?

原則障がいをもつ子供を対象としているという点は理解するが、障害とまでは診断されていないが、入級を希望されるご家庭がいる場合、区としてはどのように対応をしているのか。

あるいは適応教室であるわくわく21への入学を案内していると思われるが、集団生活が受けれ入れられないという子である場合、個別的な対応が可能か。または新たな枠組みとして毎日子供たちを個別に学習指導をすることが出来るような、オンラインによる情緒学級の設立まで検討出来ないか。

A.平成29年以降、区内に民間事業者による放課後等デイサービスの設置を進め、7カ所設置してきたが、月島地域には存在しない民間事業者と意見交換をする中で、月島地域への設置についても薦めていきたいと思っている。区が独自で設置する考えはない。

また、特別支援学級は障がいをもつ子供の発達段階、学習段階に合わせた指導を目的としているため、登校できないので利用する、ということは出来ない。

わくわく21は不登校の子どもを復帰させる目的で開く教室であり、どのような対応、プログラムを組むかは柔軟に検討出来る。

オンラインなど新たな形での指導というのは現状では予定していない。

Q.まず要望として、月島地域への放課後等デイサービスの誘致を強く要望する。民間学童誘致のように、開設補助や家賃補助を区として施策とするなど、積極性が見えない。

一方でどのような状態の子ども達であってもしっかりと療育を受けさせるべきという側面と、放課後の居場所の確保という側面もある。

特別支援教室は週に1回しか通えない、これではしっかりとした学習が出来ないのではないか、フレキシブルな対応は可能か?

A.学校や巡回指導員のキャパもあるため、適切な日数と利用についてどれくらい通えるか、校長と共に週2回あるいは3回と増やすことも相談することは出来る。


タブレット端末が子ども達に配備され、オンラインによる学習が主流となった場合、例えば様々な理由により学校に通えなくなったとしても、自分たちのペースで個別に学習が出来るようになるはずです。

それは療育においても同じであり、そのような取組を進めると共に、学童やその他サービスにどうしても通えない子どもたちの居場所の確保、という点も非常に大切となります。

放課後等デイサービスの早期設置はもちろんのこと、ベビーシッター事業の拡大など早急に打てる手段を打つべきであると思います。

ご意見等よろしくお願い致します。

それでは!!

晴海地域への民間学童誘致について

こんにちは!中央区議会議員の高橋元気です。

昨日の委員会では今年度より予算化された民間学童誘致について私からも質問を致しました。

質疑応答は以下の通りです。

Q.月島地域に一カ所とのことであるが、既に場所、物件の当てはあるのか?最大の課題はやはり学童を開けるほどの物件があるか、という点と家賃の問題。これらが解決出来ないければそもそも申し込みがないのでは?

A.区としては物件に当てがある訳ではない。今回のプロポーザル公募の中で事業者より候補地の選定も含めて提案を貰う。

Q.晴海FLAGの入居を見据えて、基本的には晴海地区と考えていいのか?また、1カ所で足りるのか?

A.晴海地区を含めて、勝どき豊海町にもやはりニーズはあるため、月島地域全体で一カ所と考えている。今年度は1カ所を予定し、状況を見るが、プレディや民間の学習塾により対応出来ると考えている。

Q.今年度は開設費補助を行い、来年度以降は家賃の補助を検討するという点は評価する。この家賃補助の負担割合や上限などは決まっているのか?家賃問題が事前にクリアされることが誘致には必須と考えるがいかがか。

A.現在のところ具体的な施策は決まっていない。状況を見て令和5年度予算に含めていく

Q.事業者にヒアリングの上、手厚い補助が必要。東京都内に事業所を有し、事業実績が5年以上という時点でハードルが高いのでは?すでに申し込みは来ているか?

A.区としても初めての取り組みであり、経営の安定性、質の確保等を考えるとある程度の実績を担保したい。説明会への問い合わせは何件か来ている。

Q.特に晴海FLAG入居後の放課後の児童の居場所の確保は必須である。区としては基本的には晴海西小学校プレディで対応する方針なのか?プレディについては保護者や児童からの評判が悪いとの声も聴くため、今年度は難しくても、令和6年4月までには必ず晴海地区に1カ所の民間学童誘致を確約して欲しいが区の見解は?

A.晴海地区のニーズは把握している。原則は晴海西小学校のプレディ、また近隣の図書館も居場所として考えている。民間学童の申し込み状況を見て継続的に検討する。



区の方針としては、まず今年度は1カ所誘致を行い、来年度以降の拡大を更に検討する方針とのこと。

ただ、確実に晴海地区に必要になります。少なくとも来年度には整備するように継続的に申し入れていきます。

それでは!!

【中央区】令和5年度から高3世代までの医療費無償化を準備中

こんにちは!中央区議会議員の高橋元気です。

昨日から開催されている第二回定例会の一般質問答弁の中から速報です。

私も以前の一般質問で取り上げていましたが、現在中3世代までが対象の子ども医療費助成制度について、高3世代までの制度拡大が明言されました。

https://sukusuku.tokyo-np.co.jp/life/52903/
https://news.yahoo.co.jp/articles/da25d0e50050b7d688deb5514032415920bbc1ec

これは東京都が高校3年生までの医療費助成を原則的に3年間財源負担する、という方針に基づき協議が重ねられていたものです。

4年目以降の財源負担は東京都と協議するものの、

中央区においても所得制限なし自己負担なし令和5年度から、高3世代までの医療費無償化に向けて準備中と正式に答弁がありました。

改めて詳細はご報告致します。

なお、現行の子ども医療費助成制度の対象はこちらです

それでは!

中央区の通学区域(学区割り)について。晴海西小学校・晴海西中の新設により数十年ぶりに改定

こんにちは!中央区議会議員の高橋元気です。

最近区民の方からのご相談で多いのは、通学区域(学区割り)についてのご相談です。

特に2年後に晴海西小中学校が新設されるため、学区割りの変更が行われます。

その影響で対象地域で既に通学されていた方は、令和6年4月に、原則転校となり、通学学校が変わります。

但し、指定校変更の手続きを行うことにより、今までの小中学校に引き続き通う事も出来ます。

原則を転校とするのはどうなんだとは私は個人的には思うのですが・・・

今年度以降に転校意向調査を行う予定ですので、それにより多少は方針は変わるかもしれません。



本日、区民の方からのご相談もあり、教育委員会の担当者と通学区域について打合せをしました。

指定校変更に関するご相談やご不満の声は最近かなり頂くご相談です。

ただそもそもこの通学区域(学区割り)というのは、教育委員会が指定するものです。

中央区においては、通学区域は16小学校制になって以来、一度も変更されてこなかったそうです。

何故柔軟な変更が出来ないのか、と素朴な疑問を話しましたが、

①新しく住まわれる方にとっては、通学区域は不動産会社重要説明事項に該当し、簡単に変更出来るとすると、民間企業の利益・不利益にも直結するため変更がしづらい

町会・自治会区域割りほぼ一致しているため、地元町会・自治会の賛成・調整が必要。

主な理由としてはこの2点であると思います。

特に町会・自治会の区域割りと異なる変更が出来ない、という点が根が深いのだろうと推察します。

ただ、例えば晴海地域は全て月島第三小学校が通学区域になりますが、晴海5丁目からは通学に20~30分くらいかかるでしょう。ところが、朝潮小橋を渡ってしまえば豊海小学校には5分~10分で着きます。

通学区域の設定当時、晴海5丁目にほとんど住宅がなかっただけであり、開発に沿って柔軟な変更が検討されるべきではと思います。

ただ今回、晴海西小中学校の設立に伴い、通学区域もついに変更となります。

学校を建てなければ通学区域は変更されない、というのが現状では原則のようです。

指定校変更も可能ではありますが、

身体的理由や転居が確実な場合、あるいは兄姉が既に通っている場合など、やむを得ない事情がない限り、自由に変更は出来ないのが現状です。

是非本件については、区民の皆様からのご意見、あるいは今このように困っているというお話を聞かせて頂ければ幸いです。

それでは!

公立中学校の内申点の評価基準、どこまで踏み込むべきか?

こんにちは!中央区議会議員の高橋元気です。

本日は、墨田区の佐藤あつし議員より議会質問のレクチャーをして頂いたのでその話をば。

東京都は都内公立中学校第三学年等の評定状況の調査結果を公表しています(内申点の各学校における教科別の平均点)

https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2021/03/25/17.html

自治体ごと、学校ごとに個表を公開しています。

中央区もこの通り。

佐藤議員が墨田区の状況をまとめてみると、テストのある主要5教科では多くの学校で都平均を上回っているものの、実技4科目(保健体育など)都平均をほとんど下回っているという現状を指摘し、教育委員会に調査・改善を求めました。

しかしそもそも、内申点は絶対評価が基本であるものの、実技はどうしても、相対的な評価となってしまっているのではないか?という疑念は拭えません。

結果、実技4教科の採点方法の見直しを含めた検討を行うこととなりました。

そもそも実技に絶対的な基準を設けるのは難しいのでしょうか。そうであれば相対的になってしまうのも致し方なく、本当に絶対評価なのであるならば、もっと学校毎に特徴あるバラツキが起きるべきではないでしょうか。

例えばこの学校は音楽が得意な子が多い、体育が得意な子が多い、など。

それもなく、どの学校も各評点のバラつきがほとんど一緒である、ということ自体が、点数の付け方の限界であるかとも思います。

一旦、中央区の現状も確認してみようと思います。

このようなご意見もあるものの、現場の教師の方々(あるいは校長)の裁量の範囲内にどこまで踏み込んでよいのか、という問題も認識しています。

教師の意見としても、この子は5をつけると必ずサボるから敢えて4をつけて努力を促している、という話も聞きました。

また、都教育委員会より、平均化してくれと圧力が来るというような話も。

がちがちに基準を設けて画一的に評価することが果たして良いのかどうか、しかしながら内申点都立高の推薦に関わる、という点も問題を複雑化しています。

様々にご意見もあるかとは思いますので、どうぞお寄せください。

それでは!!

【教育】令和3年度における中央区全小学校・中学校の教育目標、晴海西小学校・中学校の特色について

こんにちは!中央区議会議員の高橋元気です。

本日は令和4年度予算の教育費の款についてです!

中央区では、小学校の特認校制度、中学校の自由選択制度を象徴的に、各小中学校の教育目標において特色ある教育を目指しております。

以下が令和3年度における中央区の全校の教育目標の一覧です。

とても素晴らしいと思います。

一方で気になるのは、令和6年4月に開校予定の晴海西小中学校についてです。

本予算委員会で質問を致しました。

Q.中央区では特色ある教育を教育目標として、各小中学校の特色を定めている。晴海西小中学校の開校まで2年となったが、区としてはどのような特色を目指しているのか?というのも学校の特色に沿って、校庭や教室などのハード面の整備も進めていくべきだと思うからである。

A.現在において晴海西小中学校の教育方針については検討は進んでいない。今後、ソフト面において地域や校長を中心として教育方針を定めていく

Q.教育の大きな方針があって、施設に反映していくべきとも思う。晴海西小中学校は選手村の跡地に出来る、例えばスポーツを推進していくのであればグラウンドを広くとる、本格的なプールを作る国際交流を推進していくのであれば、オンライン環境やICT環境を整備し交流拠点を作るなど。あるいは小中学校の連携を特色とするのであれば、江東区の有明小中学校のように施設一体型の学校とするなど。

何れにせよ、地元住民の声をしっかりと反映し、素晴らしい特色のある学校の設立を望みます。

本件については、地元住民のアンケートを取るのも一つの手かなと思っています。

例えば、晴海西小中学校はどのような特色ある学校になって欲しいか、皆様のご意見もお寄せください。

それでは!!

【教育】ブラック校則のチェック体制、本区への私立高等学校・大学等の誘致について

こんにちは!中央区議会議員の高橋元気です。

さて、予算特別委員会の教育の款第三弾です!!

Q.令和4年度以降の一校一国運動(オリパラレガシー教育)の今後についてはどのように展開していくのか?

A.学校側が、育てたい教育目標に沿って今まで取り組んできた活動の中で学習効果が高いと思われるものを残していく。例えばある学校では国のダンスや音楽を題材とする、ある学校では大使館と繋がりを持ち続けるなど、それぞれの学校が年度の目標を定める中で決めていく。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220313/k10013528651000.html

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220313/k10013528651000.html

Q.先日、東京都教育委員会は髪型の禁止などその必要性が疑われる6項目の項目が校則にある場合、生徒や保護者も含めて必要性を議論するよう都立高校などに求めました。

1,生来の紙を一律に黒色に染色

2.頭髪に関する届け出の提出

3,ツーブロックを禁止する指導

4,登校しての謹慎(別室指導)ではなく、自宅謹慎を行う指導

5,下着の色の指定に関する指導

6,高校生らしい等、表現があいまいで誤解を招く指導

結果、各学校で生徒会役員教員の意見交換、保護者会で保護者から聞き取りをする、などをした結果、5項目については全ての課程が廃止することを決めました。

新学習指導要領においては、生徒たち課題を見出し、主体的に考え、多様な立場の人と協議し、納得を生み出す活動を重視しています。このような方針に則れば生徒たち自身が学校の校則について随時点検を行い、時代に沿った状態にしていくことが大切であると思われるが、中央区においては、これらに該当する校則があるか、そしてその校則を教育委員会が把握しているか。生徒たちに主体的に見直しを行わせているか


A.学校の校則については何を持って校則とするか、という問題もある。(明文化がされていないなど)子ども達がよりよく成長していくために必要であるため校長の責任を持って校則は確認している。

令和3年度においては、下着の色の指定の校則がニュースで話題になった際に校長会と話し合いを行い、該当する校則がある場合は削除させた。

子ども達に点検させるかどうかは、子ども達の成長段階に応じてというところになる。例えば小学校1年生では難しい。どの範囲で決めていくのかを含めて学校での判断になる。

Q.まずはそもそもしっかりとした校則があるのか、という話もあるが、現状で中央区はそこまでブラックな校則はないと理解している。但し小学生であっても生徒会内で議論することは出来るし、むしろそういった経験を踏まえて主体的な学びに繋がるのではないか。校長やPTAだけの問題ではなく、出来る限り子ども達の自主性に任せ校内のルールを作らせ、それをサポートするといったチェック体制を整備して欲しい。



Q.最後に、本区への私立高等学校・大学の誘致等も含めた、学びの方針としての義務教育以降の教育の方向性について教えて欲しい

A.教育委員会として付託を受けているのは、もちろん義務教育までである。子ども達の将来を見据えて指導要領や学校の教育方針をしっかりと子ども達に伝えることが大切である。

⇒本件については、厳密には都市整備費や総論的な話になってしまうため、教育費の款では満足のいく質疑をすることが出来ませんでした。

もちろん、中央区は大規模な土地スペースがもはやほとんど残されていません、従って新たに高等学校や大学、研究機関の誘致は難しいかもしれません。しかし、20年30年先を見据えた町の発展を見据えるのであれば、本区内で高等教育を受けられる、あるいは研究機関を設ける(聖路加はあるものの)といった大きなまちづくりの視点の中心に「教育」の視点を私はもっと入れていくべきであると思っています。

今後も取り上げていきます。皆様からもご意見を是非お願い致します。

それでは!!

【教育】学校・学級閉鎖の状況とコロナを理由とした出席停止者数、タブレット端末の交換対応について

こんにちは!中央区議会議員の高橋元気です。

令和4年度予算の教育の款です!!

こちらは令和3年度における学校閉鎖、学級閉鎖の状況です。

令和3年度は

小学校で学校閉鎖5件、学年閉鎖14件、学級閉鎖14件

中学校で学校閉鎖2件、学年閉鎖1件、学級閉鎖1件

幼稚園で学校閉鎖2件、学年閉鎖0件、学級閉鎖3件

というような状況でした。

一方でこちらが令和3年度におけるコロナを理由とした出席停止者数の数です。

Q.コロナを理由とした出席停止者数が1月において小学校3542名となっている、中央区の小学生が8065人であることを考えればほぼ半数が休んだこととなる。現在の状況(令和4年3月)と、継続したまなびという面から問題がなかったか?

A.学校閉鎖が学校側の休校なのか、生徒の自主的な休学であるかでも異なるが、全員休校の場合はオンラインを活用し、LIVE配信だけでなく一つ一つ生徒の疑問に答えながら健康観察を含めて、時間割の工夫をしながら学習をしてもらっている。

個人の理由の場合は家庭のニーズを聞きながら、心の安定を含めて個別対応を行っている。

感染状況も1月⇒2月⇒3月と減ってきているため、今後は大きな問題はないと考えている。

Q.タブレット端末の故障について、このトラブルは主にどういった故障であったか?

A.主に液晶のひび割れや破損、生徒が落としてしまうと言ったトラブルに起因する

Q.その場合は保証契約の範囲内であるか?また、私もSurface Proを使っているが、2年使用しているともうバッテリーが3,4時間しかもたなくなってきた。今後、バッテリーの交換対応は出来るのか?5年契約であったと思うが、5年もたないと思われる。

A.ひび割れや破損、バッテリー交換含めて、故意紛失でない限りは、端末そのものを交換する。保証の範囲内である。随時交換対応を行うと共に、5年契約であるので、5年毎に端末新調の検討を含めた一斉更新を行う契約となっている。

私も、タブレット端末のバッテリーについては非常に気になってました。特に学校ではバッテリー充電が不可であると周知されている学校がほとんどですので、家で充電を忘れるとヤバい(怒られる)といった状況でもあります。

充電も含めて機器活用のリテラシー教育であるとも言えますが、学校でも速やかに充電出来るようにすると共に、へたりやすいバッテリーの交換も随時行って頂ければと思います。

それでは!!

複合施設「本の森ちゅうおう」は12/3開館予定!年間100万人利用を目指す

こんばんは!中央区議会議員の高橋元気です。

構想から数年、ついに区内の図書館を含む新複合施設「本の森ちゅうおう」が開設致します。

区立京橋図書館および郷土資料館の移転に伴い、大規模な複合施設に生まれ変わります。

グループ学習室やラウンジ、児童エリアも備えつつ、屋上庭園まで入ります。

区民文教委員会内での質疑は以下の通りです。

Q.本の森ちゅうおうの利用者目標は?

A.年間100万人を目標としている

Q.それは現状の京橋図書館と比較すると拡大しているのか?

A.現状の京橋図書館の利用者は年間約35万人、3倍ほど利用が増える(席数も150席⇒450席に拡大)

Q.他自治体の図書館を見ると座席や会議室をオンラインで事前予約出来る施設も便利で良い。予約システムはどのように設計されているか?

A.現状、ご来館頂いて予約して頂く必要がある。オンラインだと実際に来ないということも発生するため

⇒それはシステムや運用次第でどうとでもなる。利便性を考えればシステム予約も検討して欲しい

Q.「本の森ちゅうおう」が正式名称として決定したようだが、この名称を公募するという考えはなかったのか?

A.構想当初から「本の森ちゅうおう」で定着しており、評判も良かったことからこのままで決定した。公募をする予定はなかった。

Q.カフェの運営は委託するのか?

A.運営委託業者である図書館流通センターが直接運営する。

大規模再開発施設がいよいよオープンするため、私も楽しみにしています。

利用にあたり不安がある事項、あるいは要望があればご連絡ください。

また、京橋図書館および郷土資料館については9/1から3カ月間休館に入りますので、ご注意ください。

それでは!!!

中央区教育長からのメッセージ、本当に家庭、子ども達は安心出来るのか

こんばんは、中央区議会議員の高橋元気です。

さて、先日中央区教育長からのメッセージが区のHPより公表されました。

https://www.city.chuo.lg.jp/kosodate/gakkokyouiku/school_covid19/kyoikucho_comment/kyouikukatudou20220204.html

中央区でもオミクロン株の流行により、ほぼ毎日児童の陽性者が確認されるなど、保護者、子ども達も心配している状況かと思います。

その状況を受け、教育長からのメッセージという形になったのだと思いますが、

結論、何も変わりません。

中央区はあくまで、対面授業を原則としており、オンラインを活用した授業は、学校毎の個別対応としておりますが、ほぼ実施されていません。

感染不安のため欠席した場合は、原則、出席停止扱いとなります。

他区のように、自宅でのオンライン学習(授業)か、対面授業か、生徒および保護者が自由に選べるように、自由選択が出来るようにすべきではないでしょうか。

中央区は教師の負担となること、オンライン授業は学習効果が低いことから、これまで積極的に準備をしてきませんでした。

タブレットが支給されて1年、果たして今まで何をやってきたのかと思わざるを得ません。

一方で、文部科学省は「一定の方法によるオンラインを活用した学習の指導を受けたと校長が認める場合」には、出席として記録されます。

ところが、年間で対象児童200万人のところ、出席として認められたのは2000件程度とのことです。

校長が認める場合には、というところがネックになっています。

23区では江戸川区などがオンラインでも学習成果を確認できれば「出席として認めることも可能」と区立の各校に通知しています。



積極的に教育委員会から学校へ通知し、オンライン学習ツールも同時に準備すべきではないでしょうか。

このようなこれまでのやり方を変えて進めていくような新たな取組もないのに、

安心してください!

というメッセージだけ出しても無意味ではないでしょうか。。。

もちろんオンライン学習は万能でもありません、声が聞きづらい、質問しづらい、などはあるでしょう。

ただ皆さん、オンライン授業って生徒がzoomでつなぐだけ、のような授業を想定していませんか?オンライン学習用のツールを導入することなく、会議用ツールを使って授業風景を映しているだけではもちろん学習効果は低くなります。

それらを積極的にテスト試用して来なかったツケが来ているのです。

本件、来週の区民文教委員会でも取り上げます。

それでは!!