こんにちは!中央区議会議員の高橋元気です。
連日の朝から晩までの予算審議もそろそろ中間に差し掛かっています。
次は区民費となります。主に私の質疑の中から抜粋します。
【晴海地区の公共施設整備について】
Q.いよいよ晴海フラッグの入居が開始し、区の公共施設整備も一段落した。最大で12000人が増える晴海地域において、①晴海区民センターに期待する役割や特徴は?またデザイン面も素晴らしいがそのコンセプトは?②はるみらいについても12月の開設以来個人としても非常に活用している。運営上の課題はあるか?
A.晴海区民センターについては肥大する行政需要に対応するため、防災面においても行政情報拠点として区内4つ目の拠点となる。晴海地域は現在人口が18,781人であり、この2か月で2552人が増えた。併設される保健センター、晴海図書館、認定子ども園を含めて子育て世帯や母子保健の拠点としてお年寄りも含めて相談出来るサテライト施設、文化・教育の拠点として、新たな晴海のシンボルとなることを期待している。
また、図書館部分が特徴だが東京2020大会のヴィレッジプラザの跡地として、ヴィレッジプラザに使用されていた木材を使い2020大会のレガシーを感じれるようなコンセプトでデザインをした。
②はるみらいについては開設以来大変好評を頂いており、大きな事故はない。温暖浴ゾーンで子ども達が過ごし、ワーキングする人、トレーニングする人、思い思いの使い方をされている。課題としては稼働率の向上、またフリースペースのマナーという点で子ども達が走り回っているという苦情も聞いたことがある。
Q.晴海区民センターが出来る事により、防災面においても或いは平時の行政手続きだけでなく子育て世帯や図書館や子ども園を始めとするコミュニティの核としても非常に期待している。また、施設として東京2020のレガシーを残そうというコンセプトは晴海西小学校やはるみらいに共通するデザインとして感じられる。
はるみらいについては、私も週3でトレーニングルームに通いムキムキになってはきたが、レストランやワーキングスペース、或いはキッチンスペースや屋上のフットサルコートなど、様々な用途に合わせて様々な区民が毎日来れるようなつくりになっており、各スペースに人が集まっているのを私も見かける。多様な区民が行きかう交流センターとして重要な役目を担っている素晴らしい施設。
一方で、休日はレストランが順番待ち、キッズスペースも混みあうなど一定の混雑対策や利用ルールの周知は必要。駐車場対策も含めてどのように対応していくのか?また、平日の人通りがまばらでもあるため、平日に様々なイベントを開催するなど工夫をする余地はあるのでは?
A.利用客の平準化はなかなか難しいが、都度各施設においてルールを周知する。利用者の属性が違うため、平日は公園の代わりに利用する人も土日は家族連れなど多岐に渡るため利用者のニーズを分析する。イベントの開催については、今後事業者や地域住民と開催する連絡協議会の中で検討する。
【晴海地域のコミュニティ醸成について】
Q.晴海地区のハード面の整備は一段落したが、同時にソフト面での整備、つまりは新しい晴海フラッグ住民とどのように交流していくか、地域コミュニティの醸成も必要。本区においては、10年前から晴海地区の将来ビジョン実現に向けて検討を開始し、3年前には区民、事業者、区や団体で構成する晴海コミュニティ構想検討会議が設置され、議論がなされてきた。
しかしながら、昨年の晴海まちづくり協議会においても、結局何をするのか?何一つ具体化されておらず2年半何をやってきたのか?という厳しい意見もあった。最近会議は閉じたと聞いているが、結論はどうだったのか。
A.令和2年9月に設置され、持続的な晴海のコミュニティ、どういう街にしていったらいいのか12回会議を行った。具体的な結論は難しいが、はるみらいを拠点にしていったらという意見があった。次回晴海まちづくり協議会にて報告予定。
Q.12回会議を行って結論がはるみらいを拠点にしよう、ではそりゃそうだろうとしか言えないのだが、晴海フラッグの新規住民を含めてコミュニティの融合を図る、では具体的なスケジュールとしては晴海フラッグの自治組織が7月とか夏に出来るという話なのであれば、本年何月にイベントをやって盛り上げて、といった具体的な計画は出来たのか?例えばそれが晴海まつりなのか?
A.会議ではコミュニティの在り方を議論し、はるみらいを活用して地域活動を紡いでいく、既に住んでいる5丁目の方々とどのように一緒にやるかという協議をした。今後ははるみらい運営協議会に晴海フラッグ自治会も組成後に参加してもらい、どうつなぐかを協議していく。晴海まつりは直接の結論で打ち出した訳ではない。
【晴海まつりについて】
Q.それでは晴海まつりの概要について
A.区民の方々を含めた地域コミュニティの醸成として、はるみらいを活用する。地域の団体やサークル、太鼓団体のステージや神輿を展示するとか、縁日コーナーなどを想定している。具体的には地域の方と内容を協議していく。
Q.会場がはるみらいとの事で、内容的には文化祭のようなものを想像している。一方で規模が少々小さいのでは。晴海ふ頭公園や晴海フラッグの公開空地、ららテラスなどを巻き込んでもっと大々的にイベントも出来るのではないか?
A.晴海ふ頭公園等とは既に東京都の管理事業者とは話している。まずははるみらいで第一歩目を軌道に乗せ、今後周辺施設や公園との連携も含めて検討したい。
Q.出来れば子ども達も家族も一緒に楽しめるような企画を望むが他には考えていることはあるか?
A.スポーツを楽しめるイベントやJOCのパネル展示、体験型アトラクションとしてeスポーツが体験できるようにとも考えている。具体的にははるみらいの外壁にプロジェクションマッピングを投影し、子ども達が触るゲームなど。
晴海まつり、まだまだ検討段階のようですが、晴海地区を代表するようなお祭りに今後発展するよう願うと共に、私達で育てるという意識で盛り上げていきましょう!!
なお、東京湾大華火祭などまだまだ聞くことが盛りだくさんだったのですが、時間の関係で総括質疑に回す予定です。