こんにちは!中央区議会議員の高橋元気です。
最近区民の方からのご相談で多いのは、通学区域(学区割り)についてのご相談です。
特に2年後に晴海西小中学校が新設されるため、学区割りの変更が行われます。

その影響で対象地域で既に通学されていた方は、令和6年4月に、原則転校となり、通学学校が変わります。
但し、指定校変更の手続きを行うことにより、今までの小中学校に引き続き通う事も出来ます。
原則を転校とするのはどうなんだとは私は個人的には思うのですが・・・
今年度以降に転校意向調査を行う予定ですので、それにより多少は方針は変わるかもしれません。
本日、区民の方からのご相談もあり、教育委員会の担当者と通学区域について打合せをしました。

指定校変更に関するご相談やご不満の声は最近かなり頂くご相談です。
ただそもそもこの通学区域(学区割り)というのは、教育委員会が指定するものです。
中央区においては、通学区域は16小学校制になって以来、一度も変更されてこなかったそうです。
何故柔軟な変更が出来ないのか、と素朴な疑問を話しましたが、
①新しく住まわれる方にとっては、通学区域は不動産会社の重要説明事項に該当し、簡単に変更出来るとすると、民間企業の利益・不利益にも直結するため変更がしづらい
②町会・自治会の区域割りとほぼ一致しているため、地元町会・自治会の賛成・調整が必要。
主な理由としてはこの2点であると思います。
特に町会・自治会の区域割りと異なる変更が出来ない、という点が根が深いのだろうと推察します。
ただ、例えば晴海地域は全て月島第三小学校が通学区域になりますが、晴海5丁目からは通学に20~30分くらいかかるでしょう。ところが、朝潮小橋を渡ってしまえば豊海小学校には5分~10分で着きます。
通学区域の設定当時、晴海5丁目にほとんど住宅がなかっただけであり、開発に沿って柔軟な変更が検討されるべきではと思います。
ただ今回、晴海西小中学校の設立に伴い、通学区域もついに変更となります。
学校を建てなければ通学区域は変更されない、というのが現状では原則のようです。

指定校変更も可能ではありますが、
身体的理由や転居が確実な場合、あるいは兄姉が既に通っている場合など、やむを得ない事情がない限り、自由に変更は出来ないのが現状です。
是非本件については、区民の皆様からのご意見、あるいは今このように困っているというお話を聞かせて頂ければ幸いです。
それでは!