こんばんは、中央区議会議員の高橋元気です。
さて、先日中央区教育長からのメッセージが区のHPより公表されました。

中央区でもオミクロン株の流行により、ほぼ毎日児童の陽性者が確認されるなど、保護者、子ども達も心配している状況かと思います。
その状況を受け、教育長からのメッセージという形になったのだと思いますが、
結論、何も変わりません。
中央区はあくまで、対面授業を原則としており、オンラインを活用した授業は、学校毎の個別対応としておりますが、ほぼ実施されていません。
感染不安のため欠席した場合は、原則、出席停止扱いとなります。
他区のように、自宅でのオンライン学習(授業)か、対面授業か、生徒および保護者が自由に選べるように、自由選択が出来るようにすべきではないでしょうか。
中央区は教師の負担となること、オンライン授業は学習効果が低いことから、これまで積極的に準備をしてきませんでした。
タブレットが支給されて1年、果たして今まで何をやってきたのかと思わざるを得ません。

一方で、文部科学省は「一定の方法によるオンラインを活用した学習の指導を受けたと校長が認める場合」には、出席として記録されます。
ところが、年間で対象児童200万人のところ、出席として認められたのは2000件程度とのことです。
校長が認める場合には、というところがネックになっています。
23区では江戸川区などがオンラインでも学習成果を確認できれば「出席として認めることも可能」と区立の各校に通知しています。
積極的に教育委員会から学校へ通知し、オンライン学習ツールも同時に準備すべきではないでしょうか。
このようなこれまでのやり方を変えて進めていくような新たな取組もないのに、
安心してください!
というメッセージだけ出しても無意味ではないでしょうか。。。
もちろんオンライン学習は万能でもありません、声が聞きづらい、質問しづらい、などはあるでしょう。
ただ皆さん、オンライン授業って生徒がzoomでつなぐだけ、のような授業を想定していませんか?オンライン学習用のツールを導入することなく、会議用ツールを使って授業風景を映しているだけではもちろん学習効果は低くなります。
それらを積極的にテスト試用して来なかったツケが来ているのです。
本件、来週の区民文教委員会でも取り上げます。
それでは!!