「中央区」カテゴリーアーカイブ

住民税非課税世帯への5万円給付金、11月中旬以降支給予定

こんにちは!中央区議会議員の高橋元気です。

本日、補正予算の審議がありました。

国の予算により、電力・ガス・食料品等の価格高騰を要因として、住民税非課税世帯に対する生活の支援を目的として支援給付金が支給されます。

◆支給額:1世帯あたり5万円 (17000世帯を想定)
◆対象:①令和4年9月30日において、令和4年度分の住民税非課税世帯
    ②令和4年1月~12月までの間に家計が急変し①と同様の事情にあると認められる世帯
◆支給時期:令和4年11月中旬以降順次


予算額は9億1457万3000円であり、100%国庫支出金で賄います。区の持ち出しはありません。

9月の政府対策本部にて決定された施策です。

対象は17,000世帯(非課税世帯16100・家計急変世帯900想定)

こちらは中央区の総世帯数98174世帯17%に該当します。

対象者には案内が事前に送付されます、家計急変世帯は、コロナによる影響とは限定されず予期せぬ要因により家計が非課税世帯相当となった場合に支給がされます。

詳細はコールセンターが設置されますので、そちらにお問い合わせをお願いします。



ご質問等がございましたらお申しつけください。

それでは!

区民スポーツの日開催!マラソン競技での誘導ミスも

こんにちは!中央区議会議員の高橋元気です。

10/10は区民スポーツの日!今年も感染拡大防止策を講じながら開催されました!!

▶去年の様子

今年も各会場で、子供と一緒にスポーツ体験、アトラクション体験が出来るブースがたくさん!!

大盛り上がりでした!前日の雨でグラウンドがぬかるんでいる場面もありましたが、皆さんげんきですね!

自分もやりたい(昨年も言ってた)

さて、前回はマラソンの野口みずきさんや野球の高橋由伸さんがゲスト参加し、子供たちにコーチング講座を開いておりましたが今年も豪華でした!

元サッカー日本代表の鈴木隆行さん、20年前あのつま先ゴール見てました。。。日本中が大歓喜でしたね!!

パース!と自ら子供たちに要求しているところとかも面白くてずっと見てました笑



一方で、

早朝から開催された区民マラソンですが、2キロのコースを走ることになっていた小学生参加者のうち5、6年生の男女約130人が誘導スタッフのミスで倍以上の4・5キロを走らされるアクシデントがありました。

区は同日、ミスを認めてホームページで謝罪しました。

本件については、あってはならないミスであり、防げたミスでもあります。

区は調査中としていますが、前日にぬかるんだグラウンドを避けるため走るコースを変更した結果、ボランティアスタッフに対して伝達ミスなどがあったとのこと。

最初に誘導する出口を間違えてしまい、中学生用のコースに出てしまったことが原因と考えられます。

ボランティアスタッフも一般の方であり、スタッフの責任ではなく運営側の責任であると思います。

事前に雨天時のコースを2種類計画しておき、しっかりとスタッフに伝達しておく、或いは常に誘導が正しいかどうか複数のスタッフ、運営側がチェックするなど、何らかの対策は講じられるはずです。

改めて区の調査結果と改善策を確認した上でご報告致しますが、2kmのつもりで練習して走ってきた子ども達にとって、思ったより長いという事態はやはり深刻です。

大変申し訳ございませんでした。

とはいえ、運営の方々も様々な準備をした上でスタッフの方々と一緒にイベントを作り上げてくれた訳ですので、コロナ禍の中で無事開催出来たことに感謝をして頂ければと思います。

それでは!

新区政報告レポート「デジタル技術で創造する未来の中央区号」の配布を始めました!

こんにちは!中央区議会議員の高橋元気です。

半年ぶりとなる、中央区政報告レポートの最新版が出来上がりました!

本当であれば夏ごろに出す予定だったのですが、、半年かかってしまいました。

▶pdfファイル

・・・・・格好いい!!!!


私の区政報告レポートは毎回、デザイナーさんと打ち合わせの上で、コンセプトを全て変えて発行しています。

↑これまで発行した区政報告レポートは下記にまとめています

それぞれPDFでダウンロード出来るようにしていますが、現物が欲しいという方がいらっしゃればご連絡ください!!



さて、これまで様々なデザインに挑戦してきたのも、敢えて政治家らしくないデザインを心掛けることで、これまで区政に興味がなかった方に手に取ってもらいたいからです。

あと、これは受け取ってない!と一目で分かるように色も変えています。

そんなシリーズの中でも今回のチラシは斬新なデザインで、早速反響もクレームも入っています(笑)

本年2月の一般質問では、中央区のDX化および行政サービスのデジタル化を中心に取り上げました。

詳しくは↓こちらにて

IT企業でのビジネス経験大学院でのアプリ制作等の経験を経て、私自身もっとも力を入れている分野でもあり、教育におけるEdTech、電子申請を中心とした電子自治体の構築議会のオンライン化・ICT化などもこれまで各種委員会、議会で度々取り上げてきました。

中央区においても、LINE公式アカウントの導入や1人1台タブレット端末導入によるICT教育の推進、庁内業務のAI-OCR,RPAを活用した業務改善を開始するなど、少しずつ意識は変わってきたと思っています。

デジタルへの変革こそが、私が選挙で選ばれた理由、使命であるとも考えており、より一層の責任も感じています。

その内容を今回はチラシにして配布しています!!


何回も言っていますが、リアルでしか声が届かない人もいれば、オンラインやSNSでしか声が届かない方もいます。リアルにおいては、区政報告レポートを制作してポスティングをする、新聞折り込みに入れる、あるいは街頭で直接配る、そのような活動で私の活動や政策をお届けしたいと思っています。

基本1人でやってますので、ポスティング街頭でのチラシ配りのお手伝いをして頂ける方がいらっしゃると助かります・・・・!!

次回は本年12月に(もうすぐじゃないか・・・)

4年間の実績ダイジェスト号を発行してお配りする予定です!!!

あと、今回のチラシ、実は枚数限定でビックリマンシールみたいなキラキラ加工バージョンを作りたいとも思ってます。

挑戦的な試みなのですが、何故なら子どもたちに受け取ってもらいたいからなんですよね。

子ども達に少しでも政治を身近に感じて貰いたい。

もしくは政治家って格好いい!と思って貰いたい。

そういう願いを込めた今回のチラシでもあります。

現在、区内全域にポスティング(主に業者委託)しておりますが、是非欲しい!という方はDMください!!

それでは!!

【福祉保健】育児支援ヘルパー事業・ベビーシッター利用支援事業の改善について

こんにちは!中央区議会議員の高橋元気です。

本日の決算審議では都市整備費と教育費を取り上げましたが、まだ追いついていない部分の報告を先に!

◆コロナ対応について

Q.現状の区内のワクチン接種率は?

A.2回目接種まで完了率が85.3%、3回目接種完了率が68.8%、現状までは60歳以上が対象であるが4回目接種については対象の70.0%が接種完了。引き続き周知に努める

Q.全数把握の見直しにより保健所業務に影響はあるか?

A.大きな混乱はない。第7波が収束してきており、そもそもの発生届の数が減少している。



◆成人・産後うつについて

Q.コロナの影響で子どもからご高齢の方までうつ病を始めとする心の病に悩む人も多い。中央区のそれぞれのステージにおけるメンタルケアの体制は?

A.まず子どもについては家庭支援センターにおける総合相談窓口において、適切な関係機関に繋いでいる。妊娠期におけるケアについては各種窓口や新生児訪問において相談を受けている。成人のうつについては保健士による精神相談やアルコール等に関する相談窓口において相談を受けている。介護世代については認知症支援や介護ヘルパー等の相談により対応を行っている。

それぞれの窓口において相談を受けた後、医療的対応が必要な場合は医療機関へ、原因によって困りごとを解決するために様々な行政施策の紹介をしている。



◆育児支援ヘルパー事業について

以前にご相談を受けていた事項として、育児支援ヘルパー事業が使いにくい、申し込み方法を改善して欲しいというご要望がありました。

Q.育児支援ヘルパー事業について、利用にあたって利用日から10日前に郵送にて登録をする必要があり、3日前までに申し込みをしなくてはいけないという点に使いづらいという声がある。

その他福祉事業においてもWEBによる申し込み、電子決済の整備を進めるべきであると考えているが、改善の方向性は?

A.登録時においては、郵送による受付と共に子ども家庭支援センターの窓口における受付も行っている。どうしても所属を確認するために必要な証明書を提示してもらう必要があり、登録時においてはWEBは難しいと考えている。

利用時においては、利用する事業者によってはWEB申込が可能であり、支払い方法においてクレカ決済を選択出来るところもある。また、利用3日前までの申し込みについては、ヘルパーの手配に必要な日数を確保しなくてはならないので必要であると考えている。

⇒出来る限りの手続き簡素化、および事業者と調整の上使いやすいサービスにしてもらえるよう要望する。



◆ベビーシッター利用支援事業について

https://www.city.chuo.lg.jp/kosodate/shien/babysr4.files/0615leaflet.pdf

Q.区のベビーシッター利用支援事業については月12時間まで、利用が7時から22時までという上限も設定されている。一方で東京都や千代田区が実施するベビーシッター利用支援事業においては、24時間対応をしており、年間通算で144時間まで利用が出来る。以前に質問した時も、ベビーシッター利用支援事業はそもそも産後うつや、子育てに関する困りごとを解決するための事業であり、就業支援目的ではないとしていたが、対象を限定した理由は?

A.子育てに関する困りごとを解決するため、毎月コンスタントに利用して貰いたいため、月による上限を設けた方が望ましいと考えている。また、親の就業を支援するのではなく、夜間は出来る限り保護者の人と一緒にいて欲しいという思いから夜間利用は考えていない。

⇒そもそも家庭には様々な事情があり、夜間に利用するから就業目的であると必ずしも言える訳ではない。区が用途を限定するのではなく、可能な限り自由にサービスを利用出来るようにした上で、産後うつや子育て相談につながるように制度を運用するべきだと考えるため、改善要望する。



本日はこれくらいで!

【環境土木】晴海ふ頭公園・緑道公園の活用、区内で自転車遊びや練習はどこでするの問題

こんにちは!中央区議会議員の高橋元気です。

引き続き決算審議の質疑です。

さて、10/7オープンに向けて盛り上がる大型公園の晴海ふ頭公園・晴海緑道公園です。

https://www.tptc.co.jp/park

晴海ふ頭公園

晴海緑道公園

ついに本日、晴海ふ頭公園・晴海緑道公園のHPも出来てました!

是非チェックしてみてください!!

以下本日の質疑です。

Q.晴海ふ頭公園・緑道公園について、いよいよ10/7がオープンの両公園だが、東京都より管理方法についてどのように連絡を受けているか?

A.両公園の完成により晴海臨海公園(500m)晴海緑道公園(500m)晴海ふ頭公園(500m)が接続されれば、全体として見れば全長約1.5kmに及ぶ巨大な公園となる。

晴海臨海公園が約38000㎡、晴海緑道公園が約34000㎡、晴海ふ頭公園が約35000㎡の広さを持つこととなる。

ふ頭公園においてはコネクトハルミが10/29にオープンすることとなるが、管理ルールにおいては、中央区の公園管理ルールをそのまま踏襲して頂いた形となる。

全体として晴海海上公園として、大きな期待が持てる公園である。

Q.東京都の発表によると、晴海ふ頭公園においては管理事務所の設置および有人巡回管理が来年度の前半になるとあった。オープン直後が最もにぎわい、管理ルールが徹底されない時期であるかとも思うが、管理事務所の設置がオープンとずれる理由は何か聞いているか?

A.今回、区としても住民の要望に応える形で先行オープンをして貰う形となった。晴海FLAGの街びらきに合わせて本格オープンされる予定だが、その前に周辺住民に対してオープンするため、管理事務所の設置は本格オープンに合わせてずれると認識している。



Q.一方で、中央区としてもこれ程の大型公園の整備は後にも先にも大変貴重である。そういった中で広大な土地を活用して、例えば一部を交通公園のように自転車遊びが出来る、交通マナーを学べる区画を設けるとか、インクルーシブな遊具を設置し、インクルーシブ公園の機能を持たせるという活用は出来なかったか。東京都に対して本公園の位置づけをどのように要望したのか?

A.区としてはインクルーシブ公園や交通公園といった要望はしていなかったが、オリンピックのレガシーを残すという考えから、スポーツに幅広く利用できるようにという要望を行った。例えば多目的広場を広くデザインし、ランニングコースが整備されジョギングも出来るなど、憩いの場となるような公園をイメージしている。


Q.一方でこれまでの議会答弁にもあったが、区民の方から、子どもが気軽に自転車を練習する場所、自転車遊びが出来る場所がないという声を頂く。交通公園として整備するスペースがないのであれば、既存の公園の一部を自転車乗り入れ可能にするとか、可能な限り対応するべきと考えるが、本区は子ども達の自転車練習はどこでするものと考えているのか?

A.確かにこれまでもご要望は聞いており、場所がないと認識している。しかしながら施設整備のスペースがなく、対応は難しい。

⇒中央区は歩道も車道も交通量が多く、公園に乗り入れも不可であるため、子ども達が安全に自転車を練習出来る場所がない。交通マナーの啓発と共に子どものうちから練習出来る場所の確保を要望する。




本件においては区民の方からも様々なご提案を頂いています。

中央区だけで単独で対応するだけでなく、民間団体や他自治体とも協力の上、一部交通量の少ない道路の通行止め学校の校庭自転車教室を開催するという選択肢もないか、私も調べて提案してみます。

引き続き、ご意見を賜れますと幸いです!それでは!

【環境土木】歩車道のバリアフリー化、通行性と視覚障がい者の方の識別性の両立について

こんにちは!中央区議会議員の高橋元気です。

決算特別委員会、本日の私の質疑より。

先日、このような趣旨のツイートをしました。

こちらは、区内在住のご高齢の方、車椅子を利用されてる方からのご相談ケースです。

日常生活において車椅子を押して通行しているが、区内の交差点ではどうしても通行出来ない箇所があり、その都度警察官の方などにお願いして段差を上げて貰っているとの相談がありました。

具体的には勝どき駅周辺、晴海通りの交差点は通行不可、一方で清澄通りについては通行出来る箇所もあるとのこと。

そこで早速、区内の歩車道の段差を見て回りました、

様々な歩車道境界ブロックタイプがありますが、どれが通行出来て、どれが難しいかを確認したところ、やはり1cmでも段差があれば通るのは難しいと。

結論から言えば上記のタイプは全て通行出来ません。

つまり段差がほぼ存在せず、一部一体となったスロープとなっているこのタイプ以外は無理です。

一方で、歩車道の境界については、視覚障がい者の方にとっては段差が歩道と車道の識別の境界となっており、識別性の観点からも段差が必要という事情もあります。

双方当事者のご意見はごもっともです。

調べたところ、中央区は歩道境界ブロックの型を中央区式と呼称し統一しています。

https://www.city.chuo.lg.jp/kankyo/dorokyoryo/kudorozigyo.files/111.pdf
https://www.city.chuo.lg.jp/kankyo/dorokyoryo/kudorozigyo.files/111.pdf

こちらは国土交通省の指針において、バリアフリー化を進めるにあたっては歩車道の段差を2cm以内とするべきという内容は守っています。

しかしながら中央区式でも段差は2cm、私の祖母含めて通れないという方がいます。

一方で、他自治体では段差を1cm未満にしながらも、視覚障がい者の方の識別性を確保している事例もありました。

例えば水戸市

http://www.jcpress.co.jp/wp01/?p=26735&fbclid=IwAR1oEEwDGNTPOyC9u7Ncn9zR50muxgXxhN60zk8zjhAbTpR_eUumo8vpBSY
https://www.kkr.mlit.go.jp/road/road_effect/human_first/seibi_jirei_hito_06.html?fbclid=IwAR0Bm_W11zN_21W659DbSugrGE2JW6Cvne2QjDmYSJXt8c05TW1XiucF_sU

その他様々な自治体で段差1cm以下の上で識別性をハイレベルで両立させた歩車道境界の整備が実施されています。

東京都建設局の資料においても、

https://www.kensetsu.metro.tokyo.lg.jp/content/000009877.pdf
https://www.kensetsu.metro.tokyo.lg.jp/content/000009877.pdf
https://www.kensetsu.metro.tokyo.lg.jp/content/000009877.pdf

様々な歩車道縁石モデルにて、車いす使用者および視覚障がい者による歩行実験を実施したところ、段差1cmの縁石形状に表面突起を付加するタイプが、双方においてバランスよく、現行の段差2cmブロックよりも評価が高かったとしています。

つまり、技術により双方の要求を高いレベルで満たせるものはあるのです。

その上で以下の質問を致しました。

Q.(前述の経緯を説明したのち)中央区においては、中央区式歩車道縁石ブロックの整備を進め、区内では約89%の整備が完了出来ているとしている。一方で国土交通省の指針に紐づいた段差2cmの縁石ブロックについては、通行困難であるという声も寄せられている。水戸市など他自治体の事例においては、段差1cm以下でありつつ縁石にゴム製の突起を付けた上で、歩行者の通行性と視覚障がい者の識別性を高いレベルで両立している事例もある。

本区の歩車道のバリアフリー化を図る上では、中央区式に固執するのではなく、十分な通行性も確保出来るようブロックを整備するべきと考えるが如何か?

A.本区が整備を進める中央区型の歩車道縁石ブロックによっても、かなり通行に苦労をされているという声も実際に届いている。一方で段差がないと視覚障がい者の方が杖で引っ掛けることが出来ないという声もある。本区としては中央区型の縁石ブロックの整備を進めた上で、今後の技術革新や他自治体の動向を注視し、検討していく

⇒そのような苦労をしている声が実際にあるのであれば、中央区型に固執するのではなく、柔軟に様々な縁石タイプの検討を進めるべきであると考える。段差が1cm未満であっても、視覚障がい者の方の識別性も充足したタイプであるとも検証されているため、車いすやベビーカーユーザー、あるいは視覚障がい者の方の意見、当事者の意見をしっかりと聞いた上で今後の区の施策に活かすこと。



私自身、非常に勉強になりましたし、区内の歩車道の段差を注視してみるようになりました。

このように様々な当事者の方からのご意見があり、調整の必要がある事例は沢山あります。

引き続き、皆様からのご意見を賜れますと幸いです。

【令和3年度決算特別委員会】歳入総額1338億4104万2886円・区の財政状況を問う

こんにちは!中央区議会議員の高橋元気です。

本日から決算特別委員会の実質審議が始まりました。

私も会派代表委員として、審議を行います。

令和3年度の一般会計予算は

歳入総額1338億4104万2886円(前年度比8.5%減)

歳出総額1304億7208万2966円(前年度比8.5%減)

となり、繰越財源を除いた実質収支19億4894万3920円の黒字となりました。

前年度比減で着地した原因は主に総務費(感染症対策物品購入費用や土地支払費用の減など)や諸支出金の減によるものです。

主となる歳入の内訳としては、

特別区税 335億1265万9千円

特別区交付金 224億8930万6千円

国庫支出金 224億5744万6千円

都支出金 99億3275万円

地方消費税交付金 93億1189万2千円

特別区債 111億1530万円

などです。



Q.歳入状況の総括について

A.当初予算から特別区税は20億上振れし、地方消費税交付金は10億上振れ、特別区交付金は97億円上振れした。

これは、コロナ禍において低めに見積もった区民税企業収益・法人税が大きく上振れたもの。

このような歳入状況に一喜一憂するのではなく、しっかりと分析した上で区民の日常生活・事業活動の活性化を促すことにより、必然的に税収は増えていく。まずはコロナ対策を万全に、環境を整え財政環境を良くする。



Q.区民税の伸びについての内訳は?

A.一人当たりの税額が上がったほか、納税者も増加した。

納税義務者は合計107,823名。特別区税額は前年度と比較して2.8%増となったが、例年5,6%ほど伸びていることから伸び率は鈍化した。

具体的な課税標準額ごとの区民割合は

200万円以下 36,091名(35.5% 前年度比0.3%増)

200万以上700万円以下 46,355名(45.5% 前年度比1.3%減)

700万円超 19,364名(19.0% 前年度比1.0%増)



Q.順調な伸びを見せた一方、一般財源比率が増加し、自主財源比率が減少したのは、晴海西小中学校等の教育施設整備による特別区債の発行、特別区交付金の増加などが原因ではあるが、ざっくりいうと施設整備のために投資を優先した影響が出ている。一方で基金の状況は合計約736億円と前年度から75億円減っている。

現状の財政状況から考えた場合、どこまで投資出来るか、その基準や判断についてはどのように考えているか?

A.財源という視点からの投資判断という意味では、まず施設整備については行政サービスの基盤と考えている。晴海地区の再開発に伴い必要な基盤整備があり、それをどのように賄うかという視点で考えていく。基金の状況など今あるのだけを見て、というのは難しい。例えば減価償却の状況を見れば立替需要が予測出来、そこから基金残高との割合を想定した上で必要な基金を確保出来る。施設は区民サービスの基盤となるものであるので、まず必要となるものである。

Q.考え方は理解出来る。とはいえ、財政状況については他区と比較して潤沢であるのか。他区と比較した場合の実質収支比率や実質公債比率、または基金残高の比較という点ではどうか。

A.財政規模が違うため、一概には比較出来ず、今数字を持っていないが、例えば区民一人当たりの基金額という観点からは23区で中位くらい。区債残高という観点からは23区中22番目、つまりは残高が多い。それらを差し引くと大体真ん中くらいに位置していると考えている。

⇒まずはコロナ禍に対応するため、出来る限り柔軟な財政運営をするために一般財源および自主財源の比率は高めるように努力するべき。また、区債残高については、地方自治体において特別区債は施設整備の目的にしか発行出来ないため、バランスシート上の資産債務という関係においては、債務が資産を大きく上回ることはないと理解している。

破綻するという状況は23区においては考えづらいが、未来を見据えた財政運営を心掛けるように。



Q.広告収入について。更なる財源の確保という観点では、例えば横浜市は有形無形の資産を民間企業への広告枠の販売や広告付物品の受け入れ、タイアップ、ネーミングライツなどの手法を用いて財源確保を目指している。

極端な話、熊本県のくまモンは利用商品の売上高が累計で1兆円を超えた。国内外に熊本の名産品を伝え、市民サービスの向上や地域経済の活性化に資するためには、広告収入の増加という視点も重要である、如何に考えているか。

A.中央区のHP広告掲載量は402万円。そのほか、私の便利帳やおくやみハンドブックなどに事業者の広告を入れたり、江戸バスの協賛ラッピングや車内放送などの取り組みがある。収入としては計上されていないが、原資として実施している事業もある。今後も引き続き検討する。



その他、ふるさと納税などは別で取り上げます。

一言でいえば、思ったより区民税や法人税が伸びており、財政状況は予断を許さないものの、当面は順調です。

しかし再開発と共に施設整備の需要も高く基金を取り崩しながら整備を進めていますので、油断は出来ません。

本日はここらへんで!!

晴海ふ頭公園・晴海緑道公園は10/7オープン!!

こんにちは!中央区議会議員の高橋元気です。

オリンピックの延期によりオープンが先延ばしされていた、まだか、まだかと期待されていた晴海ふ頭公園・晴海緑道公園のオープンですが、ついに10/7オープンと正式に告知されました!!

多くの区民の方から喜びの声が届いています!!

思えばもう2年前から大体出来てたんですよね・・・

また、8年位前の旧晴海ふ頭公園の写真も残ってました

以前のふ頭公園は、雰囲気が横浜の山下公園のようで、とても好きでした。

ここからだいぶ進化したんだろうなと、ほんとにわくわくします。

また、10/29からはカフェやBBQスペースを兼ね備えた施設、

ConnecT HARUMIも開業します!!

https://www.kouwan.metro.tokyo.lg.jp/kanko/harumi_kanminrenkei_jigyougaiyou.pdf

こちらも併せて楽しみです!

開業後ダッシュで行きます!!!

それでは!!

補正予算の採決は明日!可能であれば傍聴を!また、議会の平日夜間・休日開催も検討すべき

こんにちは!中央区議会議員の高橋元気です。

明日開催の本会議にて、14時より補正予算審議の採決が予定されています。

中央区議会では残念ながら、インターネット上では本会議一般質問のみ録画映像が後日公開される他、ラジオで中継がされます。

つまり、議案に対する採決別日程となるため、一切中継されません。

また、誰が賛成し、反対したかは傍聴しないと分かりません。

(予算に関しては紙で配布される議会だよりに載ったかもしれません、すみません調べます)

一方で、他区を見回せば一般質問だけでなく、予算特別委員会などの生中継を実施している区もあります

中央区は情報公開という点において、完全に遅れています。

今後議会のICT化が議論されていくと思いますが、その中で議会の生中継についても議論がされるべきであると思っており、要望致します。

一方で、議会の生中継や録画中継の拡大はもとより、私は議会の定期的な平日夜間開催休日開催も実施していくべきだと思っています。

https://www.city.daito.lg.jp/soshiki/55/29652.html
https://www.soumu.go.jp/main_content/000675296.pdf
https://www.soumu.go.jp/main_content/000675296.pdf

実際に、市民に広く議会を開放し、傍聴してもらうために夜間開催・平日夜間開催を実施している自治体もあります。

正直、平日の14時なんて働いている方は傍聴出来ません。

20代~50代の現役世代が中心の中央区においては、多くの区民が傍聴の機会を得られないのです。私は変えるべきであると思います。

併せて区内の小中学校の児童生徒を招待するこども議会についても、シティズンシップ教育を推奨していくため、実施していくべきだと思います。

両方併せて提言していきたいと思っています。

皆様からのご意見もお寄せください。

それでは!!

【子ども・子育て】子ども子育て支援事業計画が改定、今後の施設整備計画の方向性

こんにちは!中央区議会議員の高橋元気です。

子ども・子育て高齢者対策特別委員会にて、中央区が策定する子ども子育て支援事業計画が見直しされます。

主に人口推計の動向、および令和5年度に開設予定の昭和こども園及び令和6年度に開設予定の晴海西小学校等の影響を反映しています。

今後の保育ニーズを踏まえた施設の整備方針等が記載された計画となります。

以下の点について質問を致しました。

Q.計画の改定を受けて、今後の保育定員の拡大や全体の子育て支援策の方向性についてはどのように考えているか。本年4月時点で保育所の定員については一定の拡大の影響で待機児童はゼロを達成したとしている一方、地域や年齢によっては定員超過している施設もあることから、今後の方向性について伺う。

A.保育施設の待機児童については申込ベースでは解消に向かっている。もっとも一日の定員の中で年齢または地域毎に定員を超過しているニーズも発生している。今後は地域格差を解消しつつ、とりわけ令和4年度の晴海フラッグ等、大規模再開発の入居に合わせて重点的に保育施設の整備を引き続き進めていく。

※この他資料内容について細かい質問もしましたが、割愛しています。



【児童送迎バス置き去り事件について】

Q.先日、静岡県で起きた児童の園児送迎バス置き去り事件を受け、国民からは多くの不安や怒りの声が聞こえている。そもそも昨年にも福岡県で同様の事件が発生したこともあり、根本的な原因は保育士や延長含めた労働環境や組織体制にあるとも思われる。

一方でこのようなヒューマンエラーは一定の確率で発生してしまうのも事実で、園児1人1人にQRコードを付与し、乗降時に読み取りチェックするシステムや、センサー感知システムなど、システムによる解決も一つの方法です。

そこでお伺いします、まず、中央区においては区立保育園・学童においては送迎バスによる園児送迎は実施していないと認識しているが、認可外保育園や民間の学童等における園児送迎時において同様な事件、あるいは未遂でも事件があったか、そしてどのように対策を打っているか

A.ご指摘の通り、区立保育園や学童では送迎を実施していない。認可外保育園や民間の学童事業者からは、そのような事象が発生した事例は現在のところ聞いていない。今回の事象を受けて各施設で子どもの事故予防については対策を取るようにと通知を出しており、東京都からもリマインドがされている。

Q.民間事業者については全てを把握することは難しいと認識しているが、認可外保育園については区は定期的な巡回指導・監査を実施しているのでは?

A.定期的な巡回指導を行っているが、指導監督基準に沿った運営がなされているかの確認に過ぎず、送迎バスにおける安全策を講じているかなど園外の安全策については個別具体的な指導はしていない。また、一部の施設で送迎を行っていると認識しているが、どの園でどのような手段でという把握までは出来ていない。重大事故が発生した場合は東京都を通じて報告が届くが、今のところ置き去りの報告は受けていない。

Q.何れにせよ、置き去りだけでなく、子どもの事故を予防するための最善策については、区立施設だけでなく、認証・認可外施設においても区が最低限のチェックをするように願う。

本事件に比類する重大事故は中央区においては発生していないとのことですが、中央区においても子どもの事故予防のため常に目を光らせておく必要があります。

何か問題やヒヤリハットなどがございましたらいつでもご連絡ください。

それでは!