【令和2年度決算】コロナ禍においても中央区の財政運営は堅調に推移!歳入状況について

こんにちは!中央区議会議員の高橋元気です。

さて、昨日より中央区議会は決算特別委員会が開催され、令和2年度各会計歳入歳出決算の審議が行われております。


令和2年度の決算総額は、

総額は歳入決算額1708億9002万9689円、歳出決算額1665億7841万4605円、こちらは史上最高額になります。

一般会計については歳入総額1462億7764万1114円、歳出総額1425億5954万2559円で、コロナ禍における財政出動を中心に史上最大規模の決算額となりました。

経常収支比率は中央区は75.1%で、余裕のある運営を行っていると言えます。

経常収支比率とは、区民税や国や都からの交付税など、毎年度決まって入ってくる収入経常的収入)から、人件費、公債費(ローンの返済)、公共施設の維持管理経費など毎年の固定経費にどれだけ使われたかを示す率です。

高ければ高いほど毎年アップアップであるという状態。

家計で言えば、手取り収入のほとんどが家賃や借金返済に充てられて、自由に使えるお金がない!!という状態になります。


さてまず、審議は【歳入】について、

Q,プライマリーバランスについて


A.令和2年度の決算収支については、土地売り払い収入、財産収入があったから収支のバランスが保たれた。プライマリーバランスとしては約80億円のマイナス。

施設整備含めた資産形成の経費が多めにかかっている。特区財政調整交付金や地方交付税の減額も今後予想されるため、コロナの収束を見据えて収支バランスを見て運営していきたい。市街地再開発事業の一環として、区道の売り払いなどで結果的に金銭として受け取った
しかしそれは、財源確保の手段として講じたわけではない。今後も厳しい財政状況を見据えると、タイミングを捉えてしっかりと今ある財源を活用していかなくてはいけない



Q.コロナ禍の影響など、令和3年度の当初予算と決算の着地についての所感は?


A.コロナ禍の影響については、リーマンショック時の推計も参考に暗中模索をした。結果的にはたばこ税の減収はあるが、特別区税を始め、ある程度安定的な歳入を確保出来た。一般財源はほぼほぼ確保出来た。年度前半は財政調整基金の取り崩し(34億円)で対応した。
しかし、コロナ禍の影響、またオリンピック・パラリンピックの延期で事業執行が抑制されたこともあり、結果的に取り崩しがほとんど必要なくなった。

コロナ禍の中での財源ねん出については、国からの補助金を待たずに財政調整基金で対応出来たことにより、速やかに必要な対応策が実施出来たことは重要であり、実感出来た。

歳入が厳しい状況でこそ行政需要が増えるため、基金こそが生命線


Q.納税義務者の増加について

A.納税義務者は前年度から比較して3637人増、順当に伸びている。人口も増えているが、生産年齢人口が顕著に増えている特別区民税は堅調に伸びている。

※特別区民税はR1 300億⇒R2 312億円とコロナ禍においても伸びている


Q.都区財政調整制度、特区財政調整交付金について

A.令和3年度の算定結果によると、本区は他区が減額される中、千代田区と共に普通交付金が増額した。前年度と比べて15億7000万円ほど増えた。増えた要因はコロナ対策として中小事業の融資あっせん制度が、利子補給の額が20億円ほど算定された。但し、これは令和4年度以降の利子補給の額も一括して算定されているため、これがなければ逆に言うと減額となっている。今後はまだまだ不透明な点はあり、厳しい財政状況は続くと思われるが、引き続き見極めていく。


Q.ふるさと応援寄付金について

A.ふるさと応援寄付金は前年度と比較して3000万円増えている、また、一般寄附も増えている。

ふるさと応援寄付金については、10月1日から1万円以上の寄付金を頂いた区民以外の方については、気持ちとして風呂敷をお礼の品としてつけている。
但し、これは返礼品には頼らないという今までの方向性を転換した訳ではなく、区外の方に中央区を知って頂くため、興味をもってもらうため、観光協会発行のノベルティを使って周知していくというものである。

返礼品に頼らないという考え方は変わらないが、過度な返礼品競争は、総務省の基準厳格化により鎮静化され始めたため、寄付の仕組みを利用し、地域活性化地場産業を盛り上げたい。寄付金により財源を確保するというより、地域活性化の意味から検討していきたい。

中央区の魅力を区外の方に経験して貰えるような、そのような体験をしてもらえるやりかた、中央区に来て頂いて楽しんでもらえるようなサービスを提供する、というありかたを研究したい。財源確保という観点は重要だが、東京都の一極集中や地方への影響という課題もある。中央区としては過度な返礼品に頼るのではなく来てもらって、そこでお金を落として貰う方が活性化に繋がる。中央区はまちの良さ、楽しさをアピールしていきたい。シティプロモーションの視点。


中央区の財政状況、歳入の考え方、特区財政調整交付金基金などの詳細はこちらの記事も参考にしてください。

それでは!!

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