こんにちは!!
中央区議会は本日、令和元年度決算特別委員会の審議を終え、閉会致しました。
そもそも決算特別委員会とは、前年度の中央区各会計決算書・財務諸表・行政評価の内容を審議し、チェックするために設置される委員会であり、私は本委員会の委員として質疑を行いました。
本ブログでは何回かに渡って、本決算特別委員会の中身を、私の質問内容から中心にダイジェストでお伝えします。
区が提出する「令和元年度各会計歳入歳出決算書」「財務諸表」「行政評価シート」を読み込み、区に対して質問を行っていきます
さて、令和元年度各会計歳入歳出決算の状況は、
歳入決算額が1267憶3280万7805円
歳出決算額が1234憶4191万2099円
歳入歳出とも約1割増で前年度を上回り、実質収支は黒字幅が3億5400万円減少の23億円、財政調整基金に18億積み立てる一方、11億取り崩し、実質単年度収支は3億4087万円となりました。
会計は一般会計と特別会計に分かれており、
特定の歳入と特定の歳出を一般会計と区分して経理することにより、特定の事業や資金運用の状況を明確化しております。
①一般会計
②特別会計
└国民健康保険事業会計
└介護保険事業会計
└後期高齢者医療会計
主な議論は特別区税、地方交付金等を財源とする一般会計について行われます。
■一般会計歳入について
令和元年度の歳入予算現額は1036憶3237万7000円であり、前年度比10.7%アップの過去最大規模となりました。(平成30年度936憶949万円)
これは人口増加に伴う特別区民税等の伸びによるもので今後も期待出来ます。
一方で、国の地方への財源分配策の一環としての地方法人課税の一部国税化、地方消費税の清算基準の見直しに伴う地方消費税交付金の減少、ふるさと納税の導入、都区財政調整制度による特別区交付金の減少等の影響による歳入減少については今後も続くと予想されます。
また、コロナの影響は甚大であり、リーマンショック時には翌年度の歳入が1割以上も減少したことから考えると、令和3年度の歳入にも相当な影響が生じると考えられています。
中央区はこれまで余剰金を基金に積み立てており、体力はある方ではありますが、今後の人口増加を加味したとしても、見通しが明るいとは言えず、予断は許さない状況です。
そして一般会計歳入について、会派あたらしい中央からは以下の3点について要望致しました。
①「ふるさと中央区応援寄付」の認知度を高める広報活動並びにニーズをとらえた返礼品やサービスの検討
②土地売払い収入の適正確保そのための「財産審議会」の設置
③不用額を翌年に繰り越せる「フレーム方式」の一時的な採用
さて、今日はここまでとして、次回から一般会計歳出予算についてトピックを紹介していきます!
一つ一つやっていきましょう!それではまた!!!