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【企画総務委員会】中央区政世論調査の最新結果!

こんにちは!!昨日の企画総務委員会の中で、第50回区政世論調査の結果が発表されましたので、ご紹介致します。

回収率58.1%は過去と比較しても高いですが、コロナの影響で在宅ワークが増えたこと、区政関心度が高まっていることも影響していると思われます。



定住性については居住年数3年未満が3割以上と、他区と比較しても多いと思われますが、愛着心は「非常に感じる、少しは感じる」を合わせて8割以上になっています。また、「住み続けたいとできれば住み続けたい」も合わせて8割以上ですので、居住環境の満足度は高いのではと思われます。



防災対策については、「飲料水・食料の備蓄」は前年度より増えて約7割。私も一般質問で取り上げましたが、「避難方法・避難場所の確認」や「家具類の転倒防止策」を講じているのが3割と低く、「防災訓練等への参加」は前年度と比較して3.3%減の13.3%となってしまいました。

区に望む高齢者保健福祉サービスとして1位だったのは「在宅サービスの充実」、次いで「一人暮らしや認知症高齢者への支援」、「高齢者向け住宅・特別養護老人ホーム等施設の整備・誘致」となっています。引き続きサービス・施設の充実を求めます。

男女共同参画社会の実現については、最も平等であるのは「学校教育の場」、最も男性が優遇されているのは「政治の場」と回答があったのは興味深いです。
政治の世界こそ男女共同参画を進めていきたいと思います。


また、ワークライフバランスについては、どちらかというと家庭よりも仕事を優先しているとの回答が多いのも特徴です



防犯対策については、振り込み詐欺、空き巣、痴漢・強制わいせつ、子どもの誘拐等への警戒度が高く、区に対して望む施策は「地域の防犯カメラや街路灯設置」、「通学路や公園などの安全対策」、次いで「区内の犯罪発生状況に関する情報発信」に対するニーズが高いのも特徴です。積極的な情報発信を求めます。



スポーツ施設の増設・充実は圧倒的な区民ニーズがあります。土地の問題もありますが、出来る限りの有効活用を求めていきたいと思います。
築地魚河岸への来場経験については、何故これだけ抜き出しているのかは定かではありませんが、4割以上が行ったことはある、とされているのは割と凄いですし、更に広めていきたいと思います。


広報誌については7割以上が閲覧したことがある一方、電子媒体での閲覧はまだまだ普及していません。LINE公式アカウント等を活用した配信に期待が高まります。
2/8の時点で区の公式アカウントのフォロワー数は以下になります。

LINE 4791
Twitter   7071
Facebook 1677
Instagram 1837
Youtube 1570


流石に少ない・・・・!!頑張れば個人でも勝てそう・・・
区の答弁では、原則災害時の発信と区の広報情報の発信のためにアカウントは作ったが、戦略的な活用方針までは考えていないということです。
ターゲットを絞り、何を届けるのかという広報戦略の立て直しが急務です。また、区の職員が手作りでやっているため、デザイナーやエンジニアに委託していない点も問題です。


区政情報を得る手段としては、区が発行する広報誌が6割を占めている一方、区の公式SNSの利用は約4.3%と驚愕の低さです。
明らかにテコ入れの必要がありますね

区の施策の満足点としては

①公園・緑地・水辺の整備

②清掃・リサイクル事業の推進

③道路環境整備交通安全対策

④子育て支援

⑤保健衛生

と続いている一方、不満足なのは「駐車場・駐輪場の整備」・「住宅対策」・「再開発などによる地域整備」と住宅に関連する施策には不満が多いようです。

区の施策への要望が高いのは

①子育て支援

②高齢者福祉介護

③防災対策

④公園・緑地・水辺の整備

⑤防犯対策

次いで学校教育の充実という順番となっておりました。

この傾向は近年あまり本区では変動はありませんが、改めて中央区の行政ニーズを確かめ、来年度の予算施策に繋げていくため重要な指標となります。

私も区民の声を代弁する議員の一人として、更に細かく、今行政に求められている施策を、区内を歩き回り、SNS等を活用してお伺いしていきたいと思います。

それではまた!!!

【区民文教委員会】「新成人のつどい」代替の機会はまたオンライン開催!?

こんばんは!!

本日は所属する区民文教委員会が開催されました、その中で私が取り上げたのが、2/8にプレス発表された、中止された「新成人のつどい」に関する追加対応についてです。

緊急事態宣言の発令を受け、新成人のつどい(成人式)が各自治体で中止決定となった点は先月の記事でも書かせて頂きました。


区民の方からも、これ以上若い方の青春や思い出を奪うようなことはしないで欲しい、新成人の方からもなんとか開催して欲しいといったご意見は沢山頂いていました。


よって会派としても、議会の総意としても、新成人のつどいに代わる代替機会を設けて欲しいと要望書を提出し、対応を求めておりました。



結果、新成人のつどいは式典自体は中止となりましたが、区長や新成人代表のご挨拶のみがライブ配信されたのでした

そして2/8に発表されたのが、以下の内容です



追加対応として以下の2点の対応を行う

①記念品の送付

②バーチャル交流会の開催


まずは早期の対応には感謝しますが、、、
新成人の方々の想いとしては、ただ単に交流をしたいとか騒ぎたいというのではなく、久々に同級生と集まったり、リアルで話をするイベントを楽しみにしていたはずです。


私たちが思っている以上に、この一生に一度の機会を楽しみにしていたんです・・・・

コロナでなかなか集まれない、大学等の授業もオンライン中心であったのならばなおさらのことです。


そこで本日の区民文教委員会では以下の質問をしました

Q.新成人のつどいのライブ配信に対してはどのような感想が寄せられたか?また、午前の部の視聴回数が632回(最大同時視聴者数109名)午後の部の視聴回数が455回(最大同時視聴者数90名)とあるが、これは必ずしも新成人の視聴回数ではないはず。URLは誰に対して公開したのか?

具体的に感想は寄せられてはいないが、参加した実行委員会の委員からは良かったと言われている。URLは本来来るはずだった方(新成人・町会や教育関係者等)に送付している

⇒当日ネット上でURLが拡散していたことも考えれば、新成人が果たして積極的に視聴していたかは疑問である。その上で、私たちも代替的機会の開催を求めていたが、何故バーチャル交流会という結論に至ったのか?新成人はリアルでの開催を望んでいると思われるが、夏以降等コロナ収束後にリアルで代替的イベントを開催出来ないか?

交流の機会が欲しいとの要望を受け、何とか年度内になにか出来ないかを考えたところ、オンラインでの開催という結論になった。夏より先となると熱も冷めてしまうと考えているので、今後のリアルでの代替開催は考えていない。

オンラインでは新成人が集まるとは思えないし、彼らの要望とは異なると思われる。引き続き、コロナ収束後のリアルでの代替的機会の開催を求める。
バーチャル交流会をやると決めた以上は、最大限に盛り上げて欲しいと思うがその企画内容ツールの詳細は?

(株)オビスのバーチャルオフィスを活用し、ブラウザ上でアバターを選択してログインする形式。
自由にチャットや写真・動画で交流出来るほか、クイズ大会や中央区の有名人を招待してのイベント、恩師の方々のメッセージ配信等を予定している




このような答弁となりました。
率直な感想として、新成人が3月にオンライン交流会に積極的に参加するとは思えないのですが・・・ちょっとズレているのではと思います。
年度内での開催にこだわるというのもあくまで年度予算に縛られた行政側の都合ではないでしょうか。

引き続き、リアルでの集まれる機会の創出を求めます。もしくは例えば来年は2学年同時のダブルリアル開催でも良いのではないでしょうか。



但し中央区としても何とかリアル開催してあげたかった、という想いは伝わります。折角このような企画を考えて頂いた以上は、めちゃめちゃ面白い企画を練り上げたうえで、しっかりと広報もやって欲しいと思います。
噂によると他自治体では「あつ森」を使ったイベントもあったとか・・・


この辺は実際に新成人の方々の意見を聞きたいですし、アンケート等を取ってもよいのではと思います。

リアル開催の予算が余るのであれば、記念品ではなく、ハッピー買物券を贈呈されても嬉しいと思います。

是非ご意見お待ちしております。

それではまた!!!!

「新型コロナウイルス感染症対策に関する緊急要望書」を区に提出しました。区民の声を!!

こんにちは、今日は雪がぱらつくほど寒い日となりました!
ご体調にはくれぐれもお気をつけてください。



さて、会派あたらしい中央として、本日区長に対して「新型コロナウイルス感染症対策に関する緊急要望書」を提出させて頂きました。



緊急事態宣言の発令を受けて、区民の方々から要望のあった事項を中心に、区長に対してその思いや要望をお伝えしたく、取り上げさせて頂きました。

▶要望書全文(pdf)

内容は以下の通りです。

〈小学校・中学校〉

○今後、国の方針で再度一斉休校となった場合でも、授業のオンライン中継等で学びの継続ができるよう、至急整備すること。

○選択的不登校を選択した場合にも学びを継続できるよう、休校しても授業に参加出来るリモート授業の仕組みを確立し、そのために自己の端末または各学校に支給済の学習用タブレット端末を活用出来るようにすること。

必要に応じて通信環境の改善にも取り組むこと。

○小学6年生の移動教室、中学3年生の修学旅行をはじめ、学校側が主催するイベントについては、子どもたちの機会損失に代替する機会を緊急事態宣言の解除後、速やかに提供すること。


〈幼稚園〉

○昨年、長期にわたり一斉休園となったことで、集団学習の「学び」が十分ではなく、その影響を不安視する声が保護者から届いている。

小学校入学前に、十分なフォローアップを行うこと。

〈新成人のつどい〉

○新成人のつどいについては、今回の中止措置に伴い不利益を被る方々に区として最大限配慮すること。

 また、代替の機会の開催に向け、対象者を中心に新たな集まりの在り方を検討した上で、区としてもサポートすること。

〈区の各種審議会・協議会・委員会等〉

○都市計画審議会等の審議会や協議会、懇談会、委員会などは、感染制御策を講じながら、できる限り開催をすること。不必要な傍聴制限はかけないこと。

 やむを得ない場合には、オンラインでの開催を行うこと。

 書面開催をする場合にも、質問とそれへの回答の部分を記録に残し、今後、検証できるようにすること。

〈医療〉

○ホテル療養者数・自宅療養者数を明らかにするとともに、かかりつけ医らと連携して、安全な見守り体制をとること。

 必要なかたには、パルスオキシメーターを貸し出すこと。

○必要なかたには、時期を逸せずPCR検査ができる体制を継続すること。場合によっては、医療機関と連携し、PCR検査の枠を拡大すること。

○自宅療養者の体調管理などは、ハーシスを用いてかかりつけ医らに分担させることなどして、保健所の業務の負担を軽減させること。

○ワクチンの接種体制を速やかに構築し、区民に説明を行うこと。

〈経済支援〉
○区内中小企業の経営状況を注視し、今回協力金の支給を得られない事業者を中心に区としての支援を強化すること。



主に教育機関(小中幼)における対応、新成人のつどいをはじめとする区のイベントにおける対応、医療体制経済支援に絞って対応をお願いするものになります。
尚、保育・子育て関連の対応は現時点では要望書には入れずに、随時担当課に対して要望・調整を行っていきたいと思っております。



コロナ関連の対応についてはスピード感をもって対応を行うことが大切であると考えており、故に本件はまず緊急的な対応をお願いしたい部分を会派としてまずは提出致しました。
改めて、中央区議会全体として要望書を提出する場合は我が会派も一致団結して要望していきたいと考えております。



本件に対するお問い合わせ、またはご要望についても引き続き継続的に募集しております。


このコロナ禍の中で、大変な想い、苦しい想いをしている方々が沢山いらっしゃいます。ご遠慮なくその率直な想い、ご意見をお寄せください。

よろしくお願い致します。

夢を見させるな!国、都の失策のしわ寄せは全て国民へ

こんばんは!!


前回のエントリーで、都内複数の自治体が、緊急事態宣言の発令を受けた上でも自治体としての判断と責任のもと、新成人のつどい(成人式)の開催に踏み切ったという話題をしました



ところが



今日になって、その複数自治体のほとんどが一転、中止(延期)を決めました。

・・・・一体なにが起きたのか?



地方議員のネットワークを通じて、確認をしてみたところ、
どうやら成人式の開催を明言していた自治体に対して、

政府および東京都より、成人式の中止(延期)またはオンラインによる開催へと変更するよう、「協力依頼」があったとのことです。

ほとんどの自治体がこれにより、急遽開催延期と方針を変更したところを見る限り、実質的には圧力があったと見られても仕方ありません。

成人式の開催を自治体側の判断に委ねられ、どんなに批判を受けようとも、新成人の一生に一度の機会をつぶしたくない開催を決断した自治体がありました。
また、様々な議論を重ねた上で、その気持ちを重々理解しながら苦渋の決断を下した自治体がありました。

そのどちらについても真剣に議論し、苦渋の決断を下した大人たちの姿こそ、新成人の皆様に汲み取って欲しいと、前回のエントリーで書いた直後にこれです。


基礎自治体に判断を丸投げしておいて、世論がまずそうだと見るや否や、開催を断念するよう働きかけてくる、そのやり方に非常に憤りを感じます。
それなら初めから、緊急事態宣言の発令時に、成人式開催の自粛まで要請していればよかったのです。わざわざ3連休の前に発令したということは、成人式を少なからず意識していたはずです。


本当に格好の悪い大人の姿を見せてしまいました。


夢見させるようなこと言うなよ!!

中央区については、中止ではなく「延期」とし、緊急事態宣言の解除後然るべきタイミングに代替開催を検討するよう要望します。


また、本件は政党、会派を超えて一致団結して要望するべきであると考えています。


せめて、一致団結した大人の姿を新成人の皆様に見せたいです。

こんな非常時にまで、足を引っ張りあうような政治を、区民の皆様、子ども達に見せるべきではありません。



また、中央区のHPに

【緊急事態宣言発令に伴う区民の皆さまへのお願い】

が掲載されました。



区の対応方針は以下の通り

①集会施設・スポーツ施設は20時以降休止
②区立小中学校・幼稚園・保育園については通常運営
③区主催イベントは中止または延期



上記方針を受け、会派として要望を取りまとめ、区と調整します


同時に区民の皆様からは既に様々な声を頂いています。

晴れ着のキャンセル代金についても補填して欲しいとの声、

学校関連では、選択的不登校を認めるため、休んでも大丈夫であるというアナウンスをして欲しいという声や、休んだとしても、オンラインでの授業参加(YoutubeLIVE等)などにも積極的に取り組むべきと私も思っています。

保育関連では、会社を休むためにも、保育施設へ登園自粛要請を出して欲しいという声や、保育料の日割り計算の徹底という声も頂いております。

そのような様々な声を届けるため、是非、ご要望をお願いします!!



それではまた!!!



新成人のつどいは中止へ~政治家として悩む時~

こんにちは、緊急事態宣言発令の決定が明日であるとも報道される中、皆さまも不安な毎日を過ごされていると思います。



毎年開催されていた新成人のつどい(成人式)につきまして、中央区は、緊急事態宣言の発出が見込まれることから早々に中止を発表致しました。

新成人のつどいの開催可否については、各自治体の判断に任されており、この判断は完全に二分されています。

同じように、開催を断念する自治体がある一方、23区の中では新宿区、江戸川区、杉並区、渋谷区、中野区、豊島区などは開催するという情報が入ってきております。

中止とする理由はもちろん、緊急事態宣言の発令を受け、新型コロナウィルス感染拡大を防止するためです。
式典だけではなく、その後の飲み会などの集まりも同時に懸念する声がやはり多いのではないでしょうか。大いに理解出来ます。

しかし一方で、ただでさえ昨年は学生の方々は集まる機会が失われ、一生に一度の式典も中止となること、とても私も心が痛いです。

せめて、コロナ禍が落ち着くまで、夏以降に「延期」と出来ないのか、本区においては「緊急事態宣言の発令が見込まれるから」という理由だけではなく、医学的な根拠当事者からの意見聴取を含めた議論がなされたのか、もちろん時間がない中での判断ですし、その判断自体は尊重しますが疑問に思う点もあります。

式典自体は分割開催やマスク着用、食事の提供禁止や騒がなければ政府基準に則れば感染リスクはほとんどないと思われます。
リスクはその後の打ち上げにあると思われますが、式典を開催しようがしまいが、集まる人は夜に集まります。
むしろ式典内において成人としての自覚を促し、感染拡大防止のために終了後の打ち上げは辞めるようアナウンスをするべきではないでしょうか。

要は、「成人式の後の打ち上げを辞めさせればいい」だけであり、
それは新成人を信頼するかどうか、であるかと思います

私は本件においては、中央区に対して式典は延期措置とし、夏以降の代替開催の検討を求めたいと思います。


もちろん私は命は何よりも優先されるべきと思っていますし、感染拡大リスクは極力減らすべきと考えます。
一方で、権利や自由を制限される方が必ずいます。
街で廃業を余儀なくされた飲食店の方々も沢山知っています。


コロナが絡むと、両極端の正しい意見が存在します



昨年は、私は正直このことに悩みました。



例えば自粛期間中、感染拡大防止のため公園を完全封鎖してくれとのご要望もあれば、子ども達のストレス解消のため、開けてくれとのご要望も同時に頂きました。
どちらも間違っておりません。その時にどうお答えすればいいのか悩みましたが、私の意見を申し上げた上で両方の意見を区にはお伝えしました。

恐らくはコロナ禍の中での不安な気持ちやストレスから、時には議員がなんとかしろお前らの責任だろうと言われることもありました。



世の中には沢山の考え方、意見があります。
その中で政治家、政治の仕事とは「決断をすること」
そして「バランサー」の機能が大事ではないかと思います。


ではなく、出来る限り多くの方々が納得する最適解を考えること。それがグレーの意見になる時もあれば、
ズバッとで決断する時もあります。
今回の成人のつどいの開催を決断した区長のようにですね。


だからこそその決断には責任が伴います


責任ある決断とは、誰に対しても説明が出来るよう、エビデンスに基づいた一貫した論理的な決断でなくてはなりません。
感情的な決断は、誰に対しても説明がつきません。

また、その決断の責任を誰かに預けてもいけません。
例えば、国や東京都がこう言っているからそれに従う、または区民がこう言っているからという説明は本当に正しいのでしょうか。
言われたことをそのままやる、では思考停止に過ぎません。



私も政治家失格ではないか、と悩んだこともありました。


昨年の懲罰の件もその一つです。

時に自分の決断が誰かを苦しめることもあります。


責任ある発言、行動、決断を迅速に行わなくてはなりません。

その上で、全ての責任を正面から受け入れることが大切です。

そういう意味では今日、明確に政治家失格だと反省したことがあります。

区民の方からご相談のメールが届いており、年始のばたばたでその返信が遅れてしまいました。


これこそ一番あり得ないことです。
どんなに忙しくても少なくとも当日中にお応えしなくてはならないです。
大変反省しました。。。。



緊急事態宣言が発令された場合、区民の皆様の不安や苦しみが増大するという影響ももちろんあります。


その時に頼りとされるよう、出来る限りの最大公約数の正解を考え、迅速に決断、対応することを改めて誓いました。



長くなりましたが、新成人の方々にお伝えしたい事があります。



今回、各区の対応に注視されていることでしょう。
その中で、様々な人が各々の決断をされています。


どんなに批判されたとしても、自らの責任で新成人のつどいの開催を決断された区長がいらっしゃいます。
どれほど苦情が殺到するか、私にも苦情が届くくらいですから容易に察せます。


一方で、新成人の皆様のお気持ちを重々理解した上で、中止という苦渋の決断を下した方々もいらっしゃいます。

そのどちらも同じです。



大人になるとは、こういうことです。


自らの責任のもと、決断を下す時が来ます。


その自覚をもつことが、大人であるということだと思います



式典が開催されても中止されても、皆さんの気持ちを考え、将来を憂いている大人達がいることを、知って頂けたら嬉しいです。



本エントリーも、様々なご批判を覚悟で投稿しました。
屈託のないご意見を頂ければと思います。


今日はこれにて!!!

Twitter発言で懲罰の是非!中央区議会懲罰問題の全内幕

こんばんは!!


本日は先日お騒がせしました、私のTwitter上での投稿を巡る騒動の経緯、内幕、顛末をお伝えします。



まず、問題となりましたのは私のTwitter上での以下の発言です

経緯から話します、第四回定例会の人事案として、教育委員会委員の再任の議案が、追加議案として11/27に正式に提出されました。
同時に11/27に採決が行われました(前提として、その前の各会派幹事長会にてその議案の説明が行われますが、その説明資料は以下の通りです)

え、、、これだけで何を判断すればいいんですか・・・と思ったのは事実です(経歴等の情報は頂きましたが)
この説明を受けた段階では、委員の人となりの何も判断することが出来ません、その上で区長が選任した教育委員会委員の同意・非同意を議会は求められます。

この方に直接聞く、教育委員会に直接問い合わせれば情報は手に入りますが、公開の場で議論されるべきではと感じました。


結果、我が会派は本教育委員会委員の任命同意について、賛成の態度を表明しました。ですが、私はその時点で疑問に思っておりました。
これはもっと私は積極的に同意・非同意について議論をすべきであったと、今は反省しております。

議会の同意・非同意を求めるのであれば、それ相応の委員選任の基礎情報の議論がなされているべきではないか。当該委員の選任の是非以前に、何故、その議論が議会内でされないのであろうと疑問を持ちました。その上で上記Tweetを11/28に発信しました。


結論、私の言い方には問題があったと思いますし、その点は反省致します。議案に賛成しながら、その議案に批判的な意見を述べたと批判されるのは仕方ありません。



その流れで、私は12/2に、どうやら私に対する懲罰動議が明日の本会議で議会より提出されるという情報を受け、呼び出されました。
懲罰動議の内容は、我が会派に正式には開示されませんでした。しかし、説明資料として以下の資料を渡され、当該Tweetが問題となっていることを知りました。

懲罰理由を要約すれば、既に賛成した人事案に対して批判的な意見をTwitter上で発信することは議会の信頼と品位を傷つけるとのことです。

まず、例えば委員会や本会議内で私が他者に対して侮辱的な発言をするなど、「議会内」での発言を咎められるのであれば、「議会内」のルールにて懲罰を受けることは道理ですが、今回は議会外のTwitterでの投稿になります。


議会外での発言を、議会内の懲罰問題として持ち出された点、そして懲罰内容の公開を拒否され、公開の本会議の場に舞台を移されたたことから、私は本問題を公開の場で受けて立つ、決着をつける決断を致しました。

つまりは、本問題を中央区議会内だけの内部問題だけではなく、表現の自由に対する規制の問題としてTwitter上に拡散致しました。

Twitterは表現の自由への制約に対して敏感な意見をお持ちの方が多いと経験上認識していました。
全国的にも、議会外のTwitter発言を議会の場で懲罰の対象とする例は非常に稀です。

結果的にこの狙いはバズりました。


結果、想像以上の方々から反響を頂きました。
この場をお借り致しまして、改めて御礼を差し上げます。

おぎの大田区議会議員のすごい所は、大喜利のハッシュタグ#中央区だったら懲罰されていたを作ってなんとTwitter日本のトレンド一位までもっていったところでした笑
この発想はさすがになかった・・・・





正直今回、ネットを巻き込む戦いに発展させるため、今までに知り合ったたくさんの方に直接ご連絡させて頂きました。結果、想像を上回る大きなご注目を頂きました。

これが、ネットというもの、世論というものの力だと、中央区は度肝を抜かれたと思います。

もはやこの戦いは私だけの戦いではありません。
公権力の表現の自由抑止に対する全国的な戦いへと舞台は移りました。

なんとメディアの方を含む30名を超える傍聴者が集まり、傍聴の制限がかかるほどの盛り上がりとなりました。ゴルフ党の立花党首やおぎの議員も含め、沢山の方がお集まり頂きました。


そして騒然とした空気の中、12/3の本会議の場にて、以下の懲罰動議が提出されました

発議者 中央区議会議員
    磯野忠
    墨谷浩一
    渡部博年
    渡部恵子

高橋元気議員に対する懲罰動議

次の理由により、高橋元気議員に懲罰を科されたいので地方自治法第135条第2項及び中央区区議会会議規則第120条第1項の規定により動議を提出します



(理由)
令和2年第四回定例会において、教育委員会委員の任命同意の採決の際には賛意を表していたにもかかわらず、翻って自身のソーシャルメディアにおいて、教育委員会委員の任命について批判的な意見を書き込むなどし、議会の信頼と品位を傷づけたため

   



ちなみにですが、中央区議会において懲罰動議は直近では10年ぶり、2回目です。

我が会派と中央区共産党は懲罰動議自体に反対の立場を取って頂きました。そもそも、本事案は本会議の場で懲罰特別委員会にて裁く問題ではないとしています。私も今でも思います。


しかし、議会の賛成多数により、懲罰動議は可決され、懲罰特別委員会の中で審議がされるものとされました。


本動議に対する私の弁明は以下の通りです。

弁明書


本日は私が起因する問題につきまして、区民の皆様、委員の皆様、理事者の皆様のお時間をお取りしましたことを、お詫び申し上げます。

また、弁明の機会を頂戴しましてありがとうございます。

本件動議の対象となりました私のTwitter上の発言につきましては、

その趣旨は、議案の賛否に踏み込む前の段階、すなわち人事案につきましては区長選任の上議会の同意・非同意を得るものとされていますが、区民にとっても非常に関心の高い、重要な人事にも関わらず、委員会への付託等の方法を含めてその同意・非同意を判断するための実質的な審議が行われていない、「制度」自体に対する問題提起を行ったものであり、本件人事案、令和2年第四回中央区議会定例会議案第八十七号「中央区教育委員会委員の任命同意」について、個別議案に対する「反対」を表明するものではありません。

本件はあくまで個人の意見を表明した「議会外」における発言であり、中央区議会会議規則第120条の懲罰の対象となるものであるのか、疑問に思っています。

今後は個人としても議案の賛否を会派内で活発に議論することを自ら呼びかけ、根本的な制度自体に対する「反対」個別上程議案の「賛否」についてどのように折り合いをつけていくのか考えて参ります。

また、区民の皆様に対して誠実な情報発信を心掛け、真摯に職務に取り組んでまいります

以上です






つまりはまず、そもそも本Twitterでの投稿は、本議案に対する賛成反対を表明するものではなく、「制度」自体に対する個人の意見を述べたものであり、本動議の通りではない、また、本Twitterを見ても分かるとおり、私は「庁内で様々な候補者の中から選任の議論はされたのだろうか」という問題提起をしたのみであり、特定の個人を傷つけるとか、70代以上の高齢者に対する差別的意図はないと反論致しました。
議会内のルールで、受け取り手が傷つく表現は避けるべきとされていますが、そもそも当該教育委員ご自身から本件に対するクレームは一切なかったのです。

しかし、結果的に私の弁明は一切受け付けられませんでした。


そして、区議会会議規則第135条により、懲罰の類型は以下の通りとなります。

1.公開の議場における戒告
2.公開の議場における陳謝
3.一定期間の出席停止
4.除名


このうち、公開の議場における陳謝とは、議会が用意した謝罪文を読み上げる形で行われます。
私の立場としては、そもそも懲罰の対象に当たらないという立場でした。従って、謝罪文を読み上げるつもりは一切ありませんでしたし、懲罰特別委員会の中でも謝罪は致しませんでした。

これは、ここまで騒動を大きくした責任と共に、もはや私一人の問題ではないという意識がありました。

2が宣告されれば、議場で謝罪文を拒否するつもりでしたが、どうやら出席停止戒告を天秤にかけるのであれば、戒告で手を打つという判断がされたようです。
これはまさに、全国的な注目を浴びた中での判断であったと思います。



結果、私は議場にて、戒告の懲罰を受けました。
本会議場で起立させられ、私の弁明が全く含まれない戒告文を議長より読み上げられる形となりました。



私の想いは、様々なメディアが取り上げて頂いております。

特に今回の論点において、素晴らしくまとめられているブログをご紹介します。こちらを見れば今回の問題の論点についてほとんどが分かると思います。ありがとうございました。


音喜多参議院議員が言う通り、「条件付き賛成」で議決には賛成したけどこう思う、という意見を発信することは議員ならいくらでもあることであって、これを否定されるのはかなり厳しいものがあります。
確かにそうしたら、選挙時の公約を守っていない議員は全員懲罰なのか??とか、一つの政策に賛成したら今後一切批判的な意見を書くなというのは正直横暴ではないでしょうか。個人である日本国首相批判もダメなのか?など疑問はつきません。
議員の品格、議会の品格、というものを定義すること自体が困難なのです。


しかし、結果的に私は今回、中央区議会から懲罰を受けました。

その結果は、受け入れた上で反省します。
私の表現もやはり、受け取り手の気持ちを考えなくてはいけなかった。
その反省は、今後は区民の皆様に対してより正しく、誠実な情報発信を心掛けるという方向性で活かして参りたいと思います。


懲罰特別委員会の中でも発言がありましたが、Tweetの先頭に「私は議案には賛成したが、」という言葉を入れたら問題ないとのことでした。個人に対する差別的な発言は避けるよう心掛けた上で、ルールを守った情報発信を心掛けます。


しかし、これはもはや私だけの問題ではありません。
この懲罰結果、懲罰判断の是非を全国的に議論して頂きたいのです。


中央区としての判断は上記の通りであった。しかし、これは議会の自治の問題であり、他の議会ではTwitterでの議会外発言をどのように取り扱うかは別の問題です。

是非全国的な議論を巻き起こして頂きたい。

中央区議が議会批判したら懲罰出た! N国・立花氏も出動した〝ツイッター狩り〟騒動の顛末



お集まり頂いた皆様、ご関心を頂いた皆様、本当にありがとうございました。
ただ、騒動をここまで大きくした責任は痛感しております。


今回の件にあたり、ご迷惑をお掛けしました方々に心よりお詫び申し上げます。


そして本件騒動を起こした責任の全ては、私にあります。


従いまして、本件におけるご批判やご意見は全て私が受けます。


だからこそ、私はその責任をもって、


①中央区をより開かれた区政とするために、より区民の皆様への情報発信を心掛け、あたらしい中央区を創り上げなくてはいけない

②公権力の表現の自由に対する制約に対して毅然に対応していかなくてはならない

この2点を責任をもって進めてまいります。


特に、②について、今回の懲罰措置については、区議会を相手取って訴訟を提起すべきとのお声を沢山頂きます。

表現の自由に対する圧力に負けないため、声を挙げて欲しいとのお声は大変重く受け止めさせて頂きますが、少しお時間をください。

私は第一には、区民の皆様から付託を受け、区民の皆様のために働いています。

一方で、全国的に若い政治家を増やし、表現の自由を守るための戦いにも参加をしていきたいと思っていますが、個人で使える時間には限りがあります。

区政に全力投球し、全国地方議連の職務や、大学院に通いながら教育問題に取り組んでいると時間も、体力も無限ではありません。
その意味で訴訟の提起には慎重な姿勢ですが、その可能性も検討はしてまいります。

全国的な表現の自由を守るための戦いに参加するため、AFEE(エンターテイメント表現の自由を守る会)さんの表現の自由を守る約束にも参加表明させて頂きます


最後に、Twitter上での発言は本年10月の決算特別委員会より問題となっておりましたが、我が会派あたらしい中央の皆様、青木かの幹事長、小坂和輝政調会長、高橋まきこ副政調会長が本当に、身を挺して私を守ってくださいました。

反論をするための法的、政策的な準備をしてくださったり、私のために寝ないで尽力してくださりました。
本当に頭が上がりませんし、感謝しかありません。
必ず、一緒にあたらしい中央区を創り上げていく仲間として頑張っていき、ご恩を返して行きたいと思っています。





これは終わりではありません。始まりです。

ここから我々の戦いが始まります。


それは自由を守るための戦いであり、同時に中央区をあたらしい中央区に発展させるための戦いです。



もう一度言いますが、本件騒動におけるすべての責任は私にあります。

本件について、賛成をした方、反対をした方個人に対するご批判はお避け下さい。

これからは次に進むための戦いになります。
本件を教訓として未来を創り上げていきたいと思っています。

その上で何らかの戦いが必要なのであれば、
私が先頭に立って戦いを挑み、改革を実現します。

是非、今後とも皆さまのお力をお貸しください!!

よろしくお願い致します。


緊迫の23分間!第三回定例会一般質問!

こんにちは!!
また遅くなってしまいました、すみません。

今回は私が登壇した区議会第三回定例会の一般質問についてです!!



一般質問とは、区議会の場で公式に区長をはじめ、区の理事者に対して区政に関する全般的な質疑を行える場になります。

時間内であれば、原則的には何でも質問が出来ます。(もちろん会議規則や条例、および一般的な常識の範囲内で)

我が会派の持ち時間は本定例会では46分であり、会派共通の持ち時間であるため、今回は青木かの議員と私の2人が質問に立ちました。
尚、我が会派は4人ですので、各定例会毎に2人が質問に立ち、全員が年間で2回質問に立つ方向で調整しています。


ちなみにこの持ち時間は、あくまで「質問者」の質問時間の合計であり、理事者側の回答時間は含まれておりません。
また、時間が来ると当然ですがズバっと切られます。

今回の一般質問の中継映像は下記ページで公開されています!

http://www.chuo-city.stream.jfit.co.jp/?tpl=play_vod&inquiry_id=150

是非これまでの一般質問の内容と合わせて、お時間がございましたらご視聴いただけますと幸いです。


さて、これまでの一般質問では私からは、主に行政サービスのデジタル化、行政の業務効率化やペーパーレス化、防災対策、ICT教育、英語教育等について質問をしてきました。

今回もコロナ禍における対策と、行政サービスのデジタル化や教育問題は密接に関係していることから、大きく分けて以下の2点について質問をしました。

・本庁のテレワーク実施・行政サービスのオンライン化について
・ICT教育の推進・活用について


議事録について出来上がるのが、約3カ月後ですので、まずは私の質問全文を公開します。

▶第三回定例会一般質問


中央区では慣例として、まずは一括で質問を読み上げ、それぞれに対して理事者側からの回答を貰います。その上で、必要に応じて再質問、再々質問が可能です。

第一回の質問については事前に通告が必要であるため、再質問以降は全てその場で考えた上でのアドリブとなります。
第一回目の質問では用意された回答が返って来るため、再質問以降で如何に良い質問が出来るかが私は肝心であると思っています。

今回は私は第一回目の質問で全体的な区の考え方を問い、2回目の質問で詳細を聞くという方向で質問を作成致しました。

以下、主な質問要旨と回答です



Q 本区における本年度のテレワーク(在宅勤務)の実施状況、業務上の課題と、今後の見通しについて

A コロナ禍においては4月14日からの2か月間、3割程度の職員の出勤抑制に取り組んだ。結果、おおむね目標は達成出来たが、在宅勤務は7%だった。区民と対応する窓口業務や、庁内システムへのアクセスが必要な企画立案業務においては難しかった。また、職場でのコミュニケーションが取れないとの声もあった。基礎自治体において本来的に在宅勤務は馴染みにくいが、一方で職員のワークライフバランスに配慮するためにも、将来的な本格導入の可能性を検討する。

Q 中央区の現状において、テレワークを実施する上でのシステム上の課題は何であると認識をされているか。

また、改定された中央区情報化基本方針に則り、電子区役所の実現を目指す上で、今後のスケジュールをどのように描いているのか、行政サービスのオンライン化やキャッシュレス対応の進捗状況について

A 庁内システムはセキュリティ上の仕様から外部からのアクセスが出来ない。ネットワークの仮想化が必要であるが再構築には多額の費用がかかるため、次期更新の時期に合わせてテレワーク対応が可能なシステム構築を図る。

また、電子区役所の実現については、業務調査および業務改善を目的とした全庁的なアンケート調査、ヒアリング調査を実施している。改善効果の高い部署については10月からAI,OCR,RPAの導入に向けた実証実験に取り掛かる。合わせて電子申請の充実、キャッシュレス決裁システムの導入、文書管理システム、電子決済システムの導入など、必要なシステム導入までのロードマップおよびアクションマップを作成する予定。

Q 区が主催する各種イベント、防災訓練、まちづくり協議会等、区民が心待ちにしているイベントや会議を中止するのではなく、今後はオンラインで開催していくという考えはあるか

A イベントや会議のオンライン対応については、受け手側の情報環境に左右されてしまうため、多くの課題がある。実施が可能な事業であるかの検討は行っており、プレママ教室などは一部オンライン配信を実施した。今後もイベントの目的や対象者を考慮した上で、検討する。

Q 区立小中学校の児童、生徒への学習用端末の整備が進められていますが、この整備の目的については、学校の休校時も含めて、子供たちのまなびを継続するため、いつでもどこでもオンラインで学習が出来る環境を整備する、という方針に基づいたものであるという認識でよろしいか

A 国のGIGAスクール構想に基づき、現在1人1台のタブレット端末整備に向けて進めている。これまでの教育実践の蓄積に加えて、学習活動の一層の充実と主体的で対話的な深いまなびを実現するものである。

Q 学校に敷設される有線ケーブルのCatが5eであり、GIGAスクール構想の要件を満たしていない。Cat6Aへの変更も含めて、安定した高速通信環境の整備という点において本区の考えは

A 当面、対応が出来ると考えている。今後の高速回線の拡充については令和6年度を予定しているデジタル教科書の導入状況を踏まえて適宜対応していく

Q 本区における、現在のICT支援員の確保状況、そして早期確保および各校一人配備について

A 国の基準の約2倍の巡回が出来るように確保している

Q 本区において、STEAM教育(総合型学習)の導入についてどのように考えているか。また、本区で実践していく予定はあるか

A 本区では各学校において、習得・活用・探求の理念のもと教科を横断した探求的な学習の実現に努めている。また、理数教育の推進やプログラミング教育の実践も取り組んでいる。これらにより、問題発見能力、解決能力、言語能力、情報活用能力の育成につながっていると認識している。



まず、全体的な質疑の内容からの所感を申し上げますと、中央区のデジタル化は1年前よりも確実に前向きに進んでおり、その点はかなり変わったなと印象を受けております。

これは情報システム課のトップが変わり、外部から情報化担当職員を採用したという点も大きいのではないでしょうか。
実際に、中央区HPへのAIチャットボットの導入(これはちょっと使いやすさの観点から言いたいことはありますが)、外部コンサルを入れた上での業務改善調査の実施、富士通、練馬区と共同で住民税賦課業務におけるAI導入の実証実験への参加など

富士通、練馬区・中央区と共同で住民税賦課業務を支援するAIの全国展開に向けた実証を開始

非常に前向きな施策が目立ち始めています。このコロナ禍においても、出来る限り区役所に行かなくても行政サービスが受けられるような、電子区役所の一層の推進を期待したいところです。但し、以前に提案した中央区公式LINEアカウントによる情報発信など、情報発信の部分については早急な改善は必要であると思っています。



一方で教育問題についてです。
STEAM教育については以前の記事で紹介させて頂きましたが、
今は国も含めて、どこの自治体もGIGAスクール構想に基づく環境整備のその先、どのような教育を目指すのか、を描けていません。


もちろん、教育においては、友達と一緒に遊んで、社会の中でコミュニケーションを育む必要があり、人格形成においても必須であると思っています。リアルから全てをデジタル・オンラインに置き換えるというわけではなく、
例えば放課後、自宅に帰ったあとでも、友達と一緒にオンライン上で宿題が出来るとか、自分が興味があった分野を場所に限らず調べられるようにするなど、

今の教育を拡充する方向で活用されるべきです。そして同時に、今までは実現出来なかった、あたらしい教育を実現出来るようになるのです。

コロナ禍においては、オンラインを活用した双方向授業に取り組んでいる学校もありました。以前の投稿、初教育イベント!EdcampChuoをご参照ください。

そうなると端末よりも重要なのは、通信環境です。

2019年12月20日に文科省が公開した「GIGAスクール構想の実現標準仕様書」では 有線LANケーブルについては10Gbpsで接続可能なCat6A以上が推奨されるとあります。

一方、中央区が敷設したCat5eは上限1Gbps(ベストエフォートです)であり、型としては15年前からあるタイプになります。動画学習では平均2.0Mbpsの使用帯域が必要であり、40台であれば単純計算で80Mbpsの帯域が必要であるとされています。多数同時接続する活用は出来るのかと委員会で質問をしたところ、「今のところ一人一人の端末で動画を見る使い方ではなく、教室で大きな画面に映す予定だから大丈夫」との回答がありました。

この時点で、教育委員会がその活用方法を制限してはならないと思いますし、将来像が見えていないと印象を受けます。そもそも技術の進歩は著しく、タブレット端末も5年程で入れ替えなくてはならないでしょう。動画の容量も増えていくでしょう、どのようにタブレット端末を活用をしていくのか、という教育コンテンツの未来が全く想像出来ていない証拠です。

通信環境は充分であるとする答弁は全く納得がいきません。



STEAM教育についても既に実践しているという回答がありましたが、そもそも理数教育やプログラミング教育を現時点で推進しているのは特認校だけです。

社会の課題の解決のために、何かモノを作ろう!そのために科学やプログラミングやアートを学ぼう!分析するために数学を学ぼう!!というSTEAM教育の理念からかけ離れています。


私たちが実現したい未来の教育とは、大人たちが教育プログラムを押し付けるのではなく、STEAM教育を代表として、なんのためにこの勉強をしているのかを明確にし、子どもたちが「まなび」を選択する時代にしたいのです。
そのための、ICT機器をはじめとするデジタル環境、オンライン環境の整備としなくてはならないのです。

なので、私は再質問については、教育問題に絞りました。


中央区のICT教育環境の整備は進んでいる、しかし、それは国の方針に基づいて整備をしているだけで、その先の教育コンテンツをどうしていくのか、教育の未来が見えてこない。
このICT機器の整備については、あくまで国の指針に従った、今までの既存の教育の補完としか考えていないのか、

それとも機器を最大限に活用した上で、これまで実現が出来なかった、子ども達を主体としていく新しい教育に挑戦するという意思があるのか、ないのか

中央区の教育の方向性を決定する、

教育長の意見を聞きたいと再質問しました。


この再質問に対する教育長のご回答は動画32:40~です

http://www.chuo-city.stream.jfit.co.jp/?tpl=play_vod&inquiry_id=150

ICT機器はあくまでツールであり、Society5.0と言われているこの社会の中で子ども達が「生きる力」を身に着けていくためには、総合的に様々な学習を重ねた上で、ツールを活用する術を身に着けていかなくてはならない。そのような意味で整備していく。との答弁です。
あくまで子ども達にツールの使い方、活用方法を身に着けさせるために整備をするのであって、その先の教育コンテンツの発展、挑戦という観点からの明言はありませんでした。

その点は、Edtechを推進している身としては非常に残念に思います。


やはりまだまだどこの自治体でも、そのツールの発展的な活用という側面までは試行錯誤中という事であると思います。
私もしっかりと勉強した上で、今後はより一層具体的に提案を行っていきたいと思っています。




さて、この再質問を含めて大体青木議員の持ち時間と合わせて

45分59秒

で質問を終えました!!残り1秒!!このギリギリ感!!!

そしてこの制限時間ギリギリ感のハラハラドキドキに飲まれたのか、慣例上起こる拍手が一切起きませんでした・・・・!!!!

切ない・・・・いやせめて同じ会派の議員は拍手してよと思いましたが、あとから聞いてみたら、時間に目が行って拍手するタイミングを失っちゃったとのこと・・・( ;∀;)

正直、私の再質問も少し挑戦的な言い方をしてしまったので、そこは今後気を付けようと思いますが、少々熱くなってしまった第三回定例会でした!!!!



教育の未来については、本日から佐藤教授が主催する

Edvation×Summit

が開催されています!デジタル技術を活用した教育のイノベーションを目指し、あたらしい教育の選択肢を知っていただくことを目的とした日本最大規模のイベントです。

平井デジタル改革担当大臣の他、豪華ゲストのカンファレンスがオンライン上で行われます。本田圭佑さんも登壇します(見たい)

私も少し裏方で関与してますので是非ご参加ください!!



最後に、私は一般質問こそ、沢山の方に見て頂きたいです。
誤解なきように言いますと、中央区のために議論を公式で行うある種の舞台であると思います。


ということで私の録画中継放送を私自身が、この質問の裏話や舞台裏などをリアルタイムで解説しながら語るという企画を、私のYoutubeチャンネルでやろうかと思います!時に真面目に解説し、時に自分に対して野次を飛ばすみたいな・・・・そしてラスト10秒ギリギリのカウントダウン!!といった構成になると思います。
イメージは、テラスハウスとかスポーツ中継の副音声みたいな感じです。

たぶんこれやったら各方面から怒られると思いますので、消されるまで楽しんでいただけたらと思います!近日公開します!!


それではまた!!!

【議会・委員会の生中継実現を!】決算特別委員会②議会費

こんばんは!!

本日は決算特別委員会の一般会計歳出決算、議会費について私が取り上げた部分を中心にお伝えします。

私が主に質問した点は以下の通りです(総括質疑での質問も含む)




①コロナ禍の中での議会の傍聴自粛のお願いについて

②タブレット端末等を活用したオンライン・ペーパーレス議会運営について

③本会議・委員会の生中継について

④議事録の即時公開について




まず、①についてですが、中央区議会は、議会の運営について各会派の幹事長で構成される「ありかた検討会」という会議体の中で議論し、検討がされます。
しかし、会議の内容は非公開であり、議事録も作成されません。

その上で区民の皆様の目線からすれば、何故傍聴自粛という流れになったのかを、改めて公開の会議体の場で説明を求めました。

https://www.kugikai.city.chuo.lg.jp/seigan/botyo.html


結論から言えば、ありかた検討会の中で方針は決められ、HP上でお願いを載せているものの、傍聴の申請があった場合は全て受け入れており、他の区の対応と何ら異なることはない、という回答がありました。

しかし、やはり他の区のHPを見ても、マスク着用や消毒のお願いはあっても、傍聴自粛のお願いまで記載をされているケースはほとんどなく、誤解を生じないような対応を求めました。



続いて②です、主にコロナ禍の中での対応やペーパーレス化の視点からの質問ですが、

例えば中央区議会にはそもそもWi-Fi環境が整っていません。。。
そして会議体への電子機器の持ち込みが一切不可です。

委員会開催の通知もで来ます。委員会資料も全てで配布、若しくは自宅に郵送かFAXで届きます
eメールでも届く資料はありますが、原則紙文化であり、
共有フォルダの中に資料を格納すれば早いうえに、過去分の資料の検索性に優れているのにと思う場面が多いです。
過去分資料も含めて全てファイリングしたりする時間の方が無駄です・・・・

また、委員会や会議のスケジュールも、スケジューラーのアプリで管理すれば漏れはありません。

既に23区中ほぼ半分の自治体はタブレット端末により議会運営がされています。多摩市や町田市のタブレット端末を活用した議会運営の取り組みも視察してきましたが、雲泥の差でした。

人件費や紙の無駄遣いや廃棄代を節約するためにも、改善していかなくてはなりません。

例えば取手市議会は、コロナ禍の影響を考慮し、オンラインでの委員会開催にも着手し、条例を改正した上で既に実現しています。
一方中央区ではそのようなオンラインを活用した前向きなコロナ対策の議論がされませんでした。
今回はその議論をする千載一遇のチャンスであったにも関わらずです。

こちらも回答は今後「ありかた検討会」の中で決めていくとのことでした。その「ありかた検討会」の中で我が会派から出した提案が議論されなかったが故に問題視しています。

是非、前向きな議論を公開の場で実施して頂きたいと思います。





続いて③・④ですが、中央区は本会議の一般質問においては、インターネットによる録画中継およびFMラジオによる生中継を実施していますが、各種委員会については中継はありません。また、議事録の公開まで3カ月がかかっています。

私は区の部長級の担当者等と実質的な議論が出来る委員会の中の議論こそ、透明性を高めていくべきであると思っています。

このコロナ禍の中では、外出を控えたいという方はもちろん多いです。これを機会に委員会の生中継を導入した自治体もあります。

非常時のオンライン委員会開催 茨城県議会が条例案を可決

↑ちなみに茨城県知事の大井川氏は私の前職株式会社ドワンゴの元取締役です。さすがに対応が早いです。

Zoom会議やオンライン討議、取手市議会が導入


また、総務省新型コロナウィルス感染症対策のため、各自治体の会則や条例を改正した上で委員会をオンライン開催することは差し支えないと通知を出しています。

https://www.soumu.go.jp/main_content/000685719.pdf

中央区としても導入については今後さらなる議論を深めるとしていますが、議事録作成については業務を委託して文字を書き起こし、一つ一つ表現などを修正し、各理事者に確認をしているところ、マンパワー・費用の関係から時間短縮は難しいとのこと。(あるいは更にお金がかかる)


是非、中央区でも前向きな議論をして頂きたいです。
私は議会を批判したいわけではなく、区民に広く議論の内容を公開した上で、前向きな議論を進めたいだけです。会派としても、今後も引き続き提案していきたいと思っています。



さて、本日の夜はあたらしい党の合同オンライン区政報告会でした!!

オンラインにも関わらずサロンメンバーの方々も沢山集まって頂けました、ありがとうございました。



その中でこの議会のオンライン中継対応や議事録についても情報交換しました。

江東区や江戸川区では、決算特別委員会予算特別委員会および本会議についてはインターネット生中継を実施しているとの事。
また、議事録についても1カ月~2カ月で公開されているとの事でした。

他の自治体で出来ていることは、出来るはずです。
そもそも私も前職で株主総会等の議事録作成にも携わってきましたが、確認含めて1週間程度で完了させるべき仕事です。
もちろん上場企業であれば会社法に基づくものではありますが、3カ月前の委員会の資料が公開されたとして、意味があるのでしょうか。3カ月間で状況(特にコロナ関連)は目まぐるしく変わります。

議会・委員会の生中継も合わせて、速やかな情報公開、透明性の高い区政こそが区民から信頼されるはずです。



情報公開こそが、私の公約の一丁目一番地です。
今後も更なる透明化の実現に努めていきたいと思います。


それでは本日はここまでです。
また!!!!

晴海の「猫シェルター」に行ってみた!

こんにちは!!

体調も戻ったので、駅での駅頭も再開しました!!

演説しながら最新の区政報告レポートをお配りしています。

昨日は登校中の子どもたちに、あ!イケメンがいる!と言われたので、おうイケメンだぞ!!いってらっしゃい!!と話しかけてました(ある意味変質者)
来週も勝どき、月島エリアを中心に出没する予定ですので、もし見かけたらお声がけください!!



さて、午後は会派あたらしい中央で、晴海の猫シェルターを視察に行ってまいりました。

この通称猫シェルター、平成30年に中央区立公園条例の一部が改正され、「猫の保護施設」という目的で設置されたものです。約5600万円の予算が計上され設置されましたが、3カ月程利用されたのち、利用されていないと、決算特別委員会の中で答弁がありましたので、区の担当者と一緒に視察し、事情を聞いてきました。

場所は晴海臨海公園に隣接、晴海大橋(首都高10号線)の真下というすっごい場所にあります。

何故このような場所に作ったのかと言えば、区が所有する公園の区域内であり、かつ、騒音悪臭など周りの近隣住民への影響が最も少ないであろう場所であるという理由で選定されています。



さて、ずんずん歩いていきましょう

中に入ります!!

中は割と狭いというか、ケージを収納出来る棚スペースが半分を占めています。前と奥を合わせて約30頭は収納出来るとのこと。前と奥で分けているのは、例えばワクチン摂取前と後の子を分ける。去勢前と後の子を分けるなど、区別出来る様に作られています。

水道の流しやエアコンは完備されていました。

動画にもしてみました!!

Youtubeチャンネルにも上げました!(チャンネルのご登録お願いします)

さて、ここからは当施設の設置経緯と現状です。


まず、築地エリアの野良猫の発生が問題となっていました。
当時、地域の共生推進員ボランティアグループ保護活動団体がその野良猫の対処として一時保護、避妊、去勢手術、飼主希望者への受け渡しなどを行って頂いていました。

しかし、そのグループの方々では受け入れられないほどの野良猫が発生し、困っていました。そこで区が当時発生していた21匹の野良猫の受け入れ先として、区が目的をもって猫の保護施設を設置しました。

区(保健所)が所有する当施設の利用を、当該ボランティアグループだけでなく、利用を希望する各団体へ利用許可する形で、施設を運営しています。


まず、猫の繁殖力はとても高いことを認識しなくてはなりません。
は年に2~4回出産することが可能で、1回で4~8匹の子猫を産みます。 環境省が作成した資料によると、1組のから1年後に20匹以上、2年後に80匹以上、そして3年後には2000匹以上に増える可能性があるとのことです(あくまでこれは理論上の話と考えられます)

猫を飼わない人も知っておくべき、野良猫が減らない理由って?

築地はこれまでネズミの駆除が問題となってきましたが、同時に猫の繁殖も衛生上の問題があります。
これまでは保護団体・ボランティアグループの方々が、去勢手術代等は区の補助を受けた上で、自主的に野良猫を保護し、飼主を探したりといった対応をしてくれていました。


区としても住民の衛生問題に直結するため、当保護施設を設置し、保護団体等へ貸し出しを行うことを想定していました。



設置には意義があります。
では何故、3カ月しか利用されなかったのか?


まず、21匹の野良猫の一時受け入れ先として機能させるという当初の目的は達成しました。
しかし、やはり団体が継続的に利用するには幾つか不便な点も否めません。立地的に遠く、移動が不便である。また、作業をするスタッフの休憩スペースやトイレもありません。何時間も見守らなければならないボランティアの方々が滞在しやすいような作りになっていないのです。
また、原則ケージの中から出すことを想定しておりませんので、猫のストレス負荷という側面もあります。


当初交渉していた団体も、当施設の他にも自前で保護施設(専用の一軒家を持っているとのこと)を所有しているため、受け入れが一段落し、頭数が少なくなった段階で、段々と自前の保護施設に移送したとのことでした。

継続的な利用を促すのであれば、設計の段階でもう少し詰めておくべきだっただろうというのが私の印象です。


事務スペースだけでなく、例えば近隣の住民も気軽に立ち寄れるような猫カフェのような運営を想定し、設計するとか、利用する側の立場を想像する必要があったと思います。
この点、前回の投稿の江戸川区の児童相談所は素晴らしかったです。



とはいえもう作ってしまったものです。
もちろん当時、しっかりと設計や活用方法を詰めておくべきだった議会の責任はあるとしても、その責任は今後の活用をリカバリーする方向で考えるべきであると思います。



区としては、その他猫の保護活動団体や晴海の住民と協議を重ね、その活用方法を検討するとしています。


原則、保健所が所有しており、猫保護施設として条例上目的をもって設置していますので、その利用目的が最優先ですが、
例えば被災時のペット同行避難先として使用する。防災備蓄倉庫としてしまう。はたまたPCR検査センターとしてしまうなど、区民が必要とする活用方法は無限にあると思います。



是非、皆さまのご意見も頂戴させてください!!


今後も色々な場所に視察に行って報告します。

それではまた!!!

【中央区の財政状況】令和元年度決算特別委員会①

こんにちは!!

中央区議会は本日、令和元年度決算特別委員会の審議を終え、閉会致しました。

そもそも決算特別委員会とは、前年度の中央区各会計決算書・財務諸表・行政評価の内容を審議し、チェックするために設置される委員会であり、私は本委員会の委員として質疑を行いました。

本ブログでは何回かに渡って、本決算特別委員会の中身を、私の質問内容から中心にダイジェストでお伝えします。

区が提出する「令和元年度各会計歳入歳出決算書」「財務諸表」「行政評価シート」を読み込み、区に対して質問を行っていきます

決算書
財務諸表
行政評価シート

さて、令和元年度各会計歳入歳出決算の状況は、


歳入決算額が1267憶3280万7805円

歳出決算額が1234憶4191万2099円

歳入歳出とも約1割増で前年度を上回り、実質収支は黒字幅が3億5400万円減少の23億円、財政調整基金に18億積み立てる一方、11億取り崩し、実質単年度収支は3億4087万円となりました。

会計は一般会計特別会計に分かれており、
特定の歳入と特定の歳出を一般会計と区分して経理することにより、特定の事業や資金運用の状況を明確化しております。

①一般会計
②特別会計
└国民健康保険事業会計
└介護保険事業会計
└後期高齢者医療会計

主な議論は特別区税、地方交付金等を財源とする一般会計について行われます。

■一般会計歳入について

令和元年度の歳入予算現額は1036憶3237万7000円であり、前年度比10.7%アップの過去最大規模となりました。(平成30年度936憶949万円)

これは人口増加に伴う特別区民税等の伸びによるもので今後も期待出来ます。
一方で、国の地方への財源分配策の一環としての地方法人課税の一部国税化、地方消費税の清算基準の見直しに伴う地方消費税交付金の減少、ふるさと納税の導入、都区財政調整制度による特別区交付金の減少等の影響による歳入減少については今後も続くと予想されます。

また、コロナの影響は甚大であり、リーマンショック時には翌年度の歳入が1割以上も減少したことから考えると、令和3年度の歳入にも相当な影響が生じると考えられています。

中央区はこれまで余剰金を基金に積み立てており、体力はある方ではありますが、今後の人口増加を加味したとしても、見通しが明るいとは言えず、予断は許さない状況です。

そして一般会計歳入について、会派あたらしい中央からは以下の3点について要望致しました。

「ふるさと中央区応援寄付」の認知度を高める広報活動並びにニーズをとらえた返礼品やサービスの検討

②土地売払い収入の適正確保そのための「財産審議会」の設置

③不用額を翌年に繰り越せる「フレーム方式」の一時的な採用

 

さて、今日はここまでとして、次回から一般会計歳出予算についてトピックを紹介していきます!

一つ一つやっていきましょう!それではまた!!!