こんばんは!!
本日は決算特別委員会の一般会計歳出決算、議会費について私が取り上げた部分を中心にお伝えします。
私が主に質問した点は以下の通りです(総括質疑での質問も含む)
①コロナ禍の中での議会の傍聴自粛のお願いについて
②タブレット端末等を活用したオンライン・ペーパーレス議会運営について
③本会議・委員会の生中継について
④議事録の即時公開について
まず、①についてですが、中央区議会は、議会の運営について各会派の幹事長で構成される「ありかた検討会」という会議体の中で議論し、検討がされます。
しかし、会議の内容は非公開であり、議事録も作成されません。
その上で区民の皆様の目線からすれば、何故傍聴自粛という流れになったのかを、改めて公開の会議体の場で説明を求めました。
https://www.kugikai.city.chuo.lg.jp/seigan/botyo.html
結論から言えば、ありかた検討会の中で方針は決められ、HP上でお願いを載せているものの、傍聴の申請があった場合は全て受け入れており、他の区の対応と何ら異なることはない、という回答がありました。
しかし、やはり他の区のHPを見ても、マスク着用や消毒のお願いはあっても、傍聴自粛のお願いまで記載をされているケースはほとんどなく、誤解を生じないような対応を求めました。
続いて②です、主にコロナ禍の中での対応やペーパーレス化の視点からの質問ですが、
例えば中央区議会にはそもそもWi-Fi環境が整っていません。。。
そして会議体への電子機器の持ち込みが一切不可です。
委員会開催の通知も紙で来ます。委員会資料も全て紙で配布、若しくは自宅に郵送かFAXで届きます。
eメールでも届く資料はありますが、原則紙文化であり、
共有フォルダの中に資料を格納すれば早いうえに、過去分の資料の検索性に優れているのにと思う場面が多いです。
過去分資料も含めて全てファイリングしたりする時間の方が無駄です・・・・
また、委員会や会議のスケジュールも、スケジューラーのアプリで管理すれば漏れはありません。
既に23区中ほぼ半分の自治体はタブレット端末により議会運営がされています。多摩市や町田市のタブレット端末を活用した議会運営の取り組みも視察してきましたが、雲泥の差でした。
人件費や紙の無駄遣いや廃棄代を節約するためにも、改善していかなくてはなりません。
例えば取手市議会は、コロナ禍の影響を考慮し、オンラインでの委員会開催にも着手し、条例を改正した上で既に実現しています。
一方中央区ではそのようなオンラインを活用した前向きなコロナ対策の議論がされませんでした。
今回はその議論をする千載一遇のチャンスであったにも関わらずです。
こちらも回答は今後「ありかた検討会」の中で決めていくとのことでした。その「ありかた検討会」の中で我が会派から出した提案が議論されなかったが故に問題視しています。
是非、前向きな議論を公開の場で実施して頂きたいと思います。
続いて③・④ですが、中央区は本会議の一般質問においては、インターネットによる録画中継およびFMラジオによる生中継を実施していますが、各種委員会については中継はありません。また、議事録の公開まで3カ月がかかっています。
私は区の部長級の担当者等と実質的な議論が出来る委員会の中の議論こそ、透明性を高めていくべきであると思っています。
このコロナ禍の中では、外出を控えたいという方はもちろん多いです。これを機会に委員会の生中継を導入した自治体もあります。
非常時のオンライン委員会開催 茨城県議会が条例案を可決
↑ちなみに茨城県知事の大井川氏は私の前職株式会社ドワンゴの元取締役です。さすがに対応が早いです。
Zoom会議やオンライン討議、取手市議会が導入
また、総務省も新型コロナウィルス感染症対策のため、各自治体の会則や条例を改正した上で委員会をオンライン開催することは差し支えないと通知を出しています。
https://www.soumu.go.jp/main_content/000685719.pdf
中央区としても導入については今後さらなる議論を深めるとしていますが、議事録作成については業務を委託して文字を書き起こし、一つ一つ表現などを修正し、各理事者に確認をしているところ、マンパワー・費用の関係から時間短縮は難しいとのこと。(あるいは更にお金がかかる)
是非、中央区でも前向きな議論をして頂きたいです。
私は議会を批判したいわけではなく、区民に広く議論の内容を公開した上で、前向きな議論を進めたいだけです。会派としても、今後も引き続き提案していきたいと思っています。
さて、本日の夜はあたらしい党の合同オンライン区政報告会でした!!
オンラインにも関わらずサロンメンバーの方々も沢山集まって頂けました、ありがとうございました。
その中でこの議会のオンライン中継対応や議事録についても情報交換しました。
江東区や江戸川区では、決算特別委員会や予算特別委員会および本会議についてはインターネット生中継を実施しているとの事。
また、議事録についても1カ月~2カ月で公開されているとの事でした。
他の自治体で出来ていることは、出来るはずです。
そもそも私も前職で株主総会等の議事録作成にも携わってきましたが、確認含めて1週間程度で完了させるべき仕事です。
もちろん上場企業であれば会社法に基づくものではありますが、3カ月前の委員会の資料が公開されたとして、意味があるのでしょうか。3カ月間で状況(特にコロナ関連)は目まぐるしく変わります。
議会・委員会の生中継も合わせて、速やかな情報公開、透明性の高い区政こそが区民から信頼されるはずです。
情報公開こそが、私の公約の一丁目一番地です。
今後も更なる透明化の実現に努めていきたいと思います。
それでは本日はここまでです。
また!!!!