「議会活動」カテゴリーアーカイブ

【区民文教委員会】区立小学校・月島地域(晴海)の学区割変更も?

先日区民文教委員会が開催されました。

中央区は全体的に児童数が増加しております。

令和3年度の児童数は以下の通り

1年生は152人、2年生は64人、3年生は74人、4年生は61人、5年生は70人、6年生は98人増加しています。

合計では1年で519人増加している状況です。

そして中央区は国の方針に基づき、令和3年度から段階的に1学級を35人以下とする予定ですので、このままでは、以下の小学校が教室数が足りなくなると想定をしております。

中央小学校(令和6年度)
日本橋小学校(令和11年度)
有馬小学校(令和7年度)
月島第一小学校(令和9年度)
月島第二小学校(令和8年度)
豊海小学校(令和9年度)
晴海西(仮称)小学校(令和10年度)


上記は学校のこれまでの増改築計画を踏まえた上での予測です。
また、特認校の人気も増しておりますが、そちらでの吸収にももちろん限界があります。

特に月島第三については、オリンピックの延期に伴い晴海西(仮称)小学校の開校が延期されましたので、対応が必須になります。

晴海3丁目、4丁目、5丁目の学区割を臨時的に変更する可能性も視野にいれて検討がされるとのことです。

【令和3年第一回定例会一般質問】中央区に動物愛護・動物福祉(アニマルウェルフェア)の精神を問う

こんばんは!!


前回から遅くなりましたが、一般質問の後半戦です。

前半(中央区パートナーシップ制度の導入について)はこちら

▶録画放送はこちら

▶質問原稿全文はコチラ



【動物愛護・動物福祉(アニマルウェルフェア)について】




中央区においては令和2年12月末時点において飼い犬の登録数は6280頭におよびます。

街中を観れば飼い犬と自由に散歩を楽しむ風景が広がり、ドッグランや近くの公園では飼主の方同志が談話をする温かい光景が見られます。

私も愛犬を本当の家族として迎え一緒に暮らす一人として、素晴らしい街であると感じております。



さて動物愛護の先進国というとドイツやイギリス、スイス等の欧米諸国やオーストラリアなどが挙げられます。

これらの国はしっかりと動物愛護の精神を法律や条例で明確にしております。例えばスイスではすべての犬にマイクロチップを埋め込み、中央データベースへの登録を義務付けることにより犬の違法取引を抑制しています。ドイツではティアハイムと呼ばれる民間の動物保護施設で犬たちは保護され、整った生活環境で暮らしながら新たなドッグオーナーとの出会いを待っています。このような欧米諸国ではペットショップ自体もほとんどなく犬・猫の殺処分ゼロを実現している国だと言われています。



こうした欧米諸国で定着しているのは、アニマルウェルフェアという概念です。

直訳すると「動物福祉」ですが、これは「人も動物も満たされて生きる」という概念であり、畜産にあたり、動物が不必要な苦痛やけがを負うことを避け自由な行動を約束した快適な飼育環境で飼育する生産システムを指します。

EUでは犬・猫や家畜など人間の飼養下にある動物に限らず、野生動物を含めた全ての動物を対象に致傷行為などを禁止し、飼主など責任を有する者が動物に適切な環境・食事などを与えていないと判断される場合、または動物が苦痛を受けていると判断した場合、検察官が改善などの措置を講ずることが出来るものとしています。

日本においてもこれらの国際協定に加盟しておりますが、動物保護団体ワールド・アニマル・プロテクションが作成した動物保護指標によると、A~Gの7段階評価で、日本は2020年にE評価を受けています。理由としては日本の動物愛護法は、もっぱら愛玩動物を対象としており農用目的で飼養される動物に適用されないこと、小中学校でのアニマルウェルフェア教育が行われていないこと等が挙げられます。また、最近ではオリンピックの選手団約10名東京大会のアニマルウェルフェアの基準が低すぎると抗議し、改善要求の声明を出すという事案が発生しています。



このような欧米諸国と日本の動物愛護精神における決定的な違いは、簡単に言えば意識の差です。 例えばドイツでは犬を飼うときに徹底した、しつけ・トレーニングを行います。そのため電車やバスなどの公共機関も犬と一緒に乗ることが出来ます。人間が子どもを教育する感覚で当然のようにトレーニングスクールに通わせます。また、

6時間以上の犬の留守番は虐待となり、

1日最低2回、計3時間以上屋外へ連れて行かねばならない

など厳格な法律が施行されています



そして、街中では動物愛護福祉団体等による広告がテレビの新聞や電車の広告欄に溢れ、明るい音楽と共に動物福祉が身近に感じられるようになっています



さて、中央区は前述のとおり東京オリンピック・パラリンピックが開催される国際都市になります。どのような開催形態になるかはまだ分かりませんが、その際に良い意味でも悪い意味でも動物愛護に関する文化の違いというものを目の当たりにするでしょう。

一方で現状において本区におかれましても、様々な施策を実施されています。

その施策を中心に何点かお伺い致します


Q.1

動物愛護およびアニマルウェルフェアに関する本区の基本的な考え方や今後の施策についてお考えをお聞かせください。
また、小中学校における教育の面において動物愛護やアニマルウェルフェアの概念を教えていく必要があると思いますが、現状の実施状況を教えてください

本区としては動物愛護法に基づく国の指針に従い、動物との共生推進員制度をはじめ、動物愛護講習会や犬のしつけ方教室を開催するとともに、区のおしらせ、HPによる周知やリーフレットの配布などの普及啓発を積極的に行っている。動物を命あるものとしてその尊厳を守り、大切に扱うというアニマルウェルフェアに通じるものと認識している


Q.2

区民の意識向上という観点や、外国人観光客へのアピールも含めて区内掲示板や江戸バス等交通機関に動物愛護・動物福祉に関する広告等も積極的に掲載してはどうか。
また、譲渡会のお知らせなどについてもLINE公式アカウント等区の公式SNSを活用して発信してはどうか.

区内掲示板や江戸バスへの広告提出については現在のところ考えていない。譲渡会など具体的な取り組みの周知については各種SNSやLINE公式アカウントを活用する方向で調整を行っている


Q.3

現在定期開催がされている犬のしつけ方教室の定員拡大や開催頻度の増加を提案致しますが、本区のお考えをお示しください

犬のしつけ方教室は例年20人定員であったが、コロナ禍の影響で半分に減らしていた。例年の定年であれば対応可能と考えている


Q.4

災害時における各防災拠点の避難所のペット同行避難について、令和2年第一回定例会の答弁の中で、各拠点運営委員会と個別に協議を進めていると答弁されているが、その後の進捗について、現状の各防災拠点運営委員会との検討状況と、全ての防災拠点においてペット同行避難が可能となる見通しであるかどうか

ペット同行避難の進捗については、23の拠点のうち、約半数の防災拠点運営委員会で検討作業を進めており、4つの拠点では暫定的なマニュアルが策定済。引き続き全ての防災拠点でペットの受け入れが可能となるよう働きかけを行っていく



以上が答弁の内容になります。

もちろん、区の施策としては特に犬猫に関する地域の課題解決の対応が中心となることは仕方ありません。


しかしながら、ペットだけでなく、全ての動物たちを尊重する、そのような優しさのあふれる街になって頂きたいですし、国際都市として尊敬されるような文化を醸成していかなくてはなりません。

街中で動物愛に溢れた広告や譲渡会のお知らせの広告が溢れるような、教育とともにそのような周知啓もう活動を行って欲しいと思います。



最後になりますが、私にとっては愛犬は家族です。

前回、家族には様々な形がある、それが多様性であると話しました。

今回、私が多様性を認め合う社会、LGBTQの問題および動物愛護・動物福祉の問題を取り上げさせて頂いたのは、

東京オリンピック・パラリンピックの開催を目前とした今だからこそ、国際都市として五輪憲章に基づいた多様性と調和を尊重し、新しい国際常識を積極的に推進する中央区になって頂きたいからです。

このコロナの大変な状況の中だからこそ、全ての人に、全ての命あるものに夢や希望を与える街になって欲しい。

そのために私たちは声なき声にこそ耳を傾けるべきだと思います。

今苦しんでいる人がいます。人だけではありません、犬や猫たちもそうです。

私たちが大切にする家族には様々な形があります。私も家族を愛しています。

あらゆる家族の形が尊重され、幸せに暮らせる未来を願って

質問をさせて頂きました。

ご清聴誠にありがとうございました。

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【令和3年第一回定例会一般質問】多様性ある社会の実現へ、中央区版パートナーシップ制度の導入を!

こんばんは!!

本日、中央区議会は予算特別委員会における令和3年度中央区各会計予算の審議が一段落しました。

一丸となってコロナの状況を乗り越えましょう。

さて、令和3年第一回定例会にて一般質問に登壇しました。

▶録画放送はこちら


このコロナの状況下で、多くの方々は「家族」と過ごす時間が増え、家族の大切さを改めて実感したのではないでしょうか。

現代社会において、あらゆる家族の在り方を認め、多様な形を尊重して全ての方々幸せに暮らすため、私は次の事項を取り上げました。

▶質問原稿全文はコチラ

・多様性を認め合う社会の構築について

・動物愛護・動物福祉(アニマルウェルフェア)について

本日は「多様性を認め合う社会の構築」についてです

先日、同性婚に関する衝撃的な判決が出ました。


そもそも日本では同性婚が憲法上も法律上も認められておりません
しかしながら、海外ではLGBTQの方々の人権を守るための活動が進んでおり、法律で同性婚を認める国が出てきております、台湾も2019年5月から同性婚を認めました。


開催が延期されている東京五輪の基本コンセプトの一つが「多様性と調和」であり、五輪憲章には「性的指向による差別の禁止」が盛り込まれています。

また、Sustainable Development GoalS いわゆるSDGsのゴール達成のための目標5番の「ジェンダー平等」、そして目標17番の「パートナーシップで目標を達成しよう」に該当します。


日本でもセクシュアルマイノリティへの理解は少しずつ社会で広がりを見せています。

国が動かないのであれば、自治体がそれに代わる制度を導入しようという動きが、「パートナーシップ制度」になります。

パートナーシップ制度は地方自治体が戸籍上同性であるカップル、または様々な事情により婚姻をすることが出来ない事実婚のカップルあるいは婚姻という形を選ばないカップルに対して、二人のパートナーシップが婚姻と同等であると証明することにより、公営住宅への入居や病院で家族としての扱いを受けられたりと、法律婚に近い権利や待遇を受けられる制度です。

また、当事者たち自身が「受け入れられている」という気持ちをもてる、という意味でも大きなメリットがある制度です。


渋谷区と世田谷区ではじまったパートナーシップ制度は、2021年2月現在では都内ではお隣の港区も含めて10自治体、国内では74自治体が導入を決めております。 また、昨年9月に区議会議員による同性愛者に対する差別的発言が騒動となった足立区では、双方または一方と同居する未成年の子どもも対象となるファミリーシップ制度」の導入に向けて話し合いが進んでおります


このコロナ禍の状況の中だからこそ、家族として認められないことにより困る当事者の方々がいらっしゃいます。

例えば、公営住宅、民間住宅で入居が拒否されてしまう。病院で病状説明に同席出来ない入院や手術の同意書にサインが出来ない面会が出来ない

災害時には情報照会が出来ない避難所や仮設住宅を同一世帯として利用が出来ない。また、保険の受取人になれないなど様々な制約が課されてしまいます。


先日、区内在住の当事者の方からも制度の制定を望むとご相談がありました。最も大事なことはまず地方自治体が、当事者の方に寄り添っていると姿勢を見せることではないでしょうか。

更に言えば、東京オリンピック・パラリンピックの開催が予定されています。東京都は令和元年12月に「性自認および性的指向に関する基本計画」を策定しました。ただでさえ選手村が設置され世界から注目される本区において、五輪憲章やSDGsの基本理念に基づいた本制度を整備していないという事実自体が、マイナスの国際評価を受ける可能性があります。


Q.1

「パートナーシップ制度」または「ファミリーシップ制度」の導入について区長の考えは?

家族として認めて欲しいという想いは尊重されるべきではあるが、自治体ごとの要綱に基づいたパートナーシップ制度は法令に根拠を持たないため、その証明の効果や実効性など法的拘束力に課題がある。また、婚姻の在り方や家族観などについても国民の議論が必要であり、国が検討するべき問題である。




「株式会社LGBT総合研究所」が行った2019年の意識調査によると、日本におけるLGBTQ・性的少数者の割合は約10.0%(有効回答者数は34万7816名)であるとされています。これは他国と比較しても高い傾向にあります。

性的少数者の存在は極めて可視化することが難しい一方、性的少数者の若者は異性愛の若者に比べて自殺未遂率が3倍~6倍高いとの調査結果が出ています。

教育的視点から、幼少期からの理解促進、偏見解消、いじめ削減への取り組みを行うことが最も重要であると考えます。


Q.2

区内公立小学校・中学校における発達段階に応じて、LGBTQ教育という視点からはどのような教育を実施しているか?

また、標準服の選択制を導入する予定はあるか?

各小中学校では、発達段階に応じて様々な人権教育を行っている。
標準服の選択制については、校長を中心にPTA,保護者、卒業生や地域の方々が話し合いの中で理解を深めながら決定していくべきものであると考えている。


埼玉県の越谷市では「性的少数者に配慮した対応ガイドライン」を制定し、教育および周知を行っています。同じ埼玉県の吉川市では区の公式HPに性的少数者に関する相談案内を載せ、自治体の専門相談窓口を設置しております。 このように区として前向きに取り組んでいる姿勢を見せるためにも、職員および教職員に対して他自治体の状況や動きを研修して欲しいですし、何より当事者の方の声を聞いて欲しいと思います。また併せてHP等における広報活動を積極的に行って頂きたいです。


Q.3

性的少数者への理解や対応方法も含めて、区の職員・教職員に対してはどのように研修を行っているか教えてください。また、専門相談窓口の設置なども含めて積極的な対応を要望致します。併せて区の公式HPや各種公式SNSアカウントで積極的な発信を行うべきと考えますが、区のご見解をそれぞれお示しください。

区職員に対しては、平成二十九年度よりハラスメント研修の中に性的マイノリティに対する理解を深める研修を実施している。また、今年もトランスジェンダーの方を講師とした講演会を開催している。教職員に対しても児童・生徒に寄り添った対応をするためのグループワーク等を実施している。


相談窓口の設置については、人権相談や保健所・保健センターのこころの相談、女性センターなど各種相談窓口にて受けている。区のホームページなどえもイベント開催などの機会を捉えて情報を発信している。




以上が答弁の内容です。

まず、パートナーシップ制度は実行力がない、国で議論すべき問題であるとした点が非常に残念です
同性婚禁止違憲訴訟の判決文にもありましたが、自治体が率先して制度を整えていくことには大きな意味があります
また、民間に協力を依頼出来ること自体、大きな効力を持ちます。
また、社会から認められていないと悩む性的マイノリティの方々にとっては心の支えにもなります。

制度を整備することに多額の予算も必要ありません。
区民の方からも、制度が整備されている他自治体への引っ越しを検討されているという声も聞きました。
オリンピックを迎える国際都市として、本区の考えは非常に残念です。


教育の面においても、積極的にLGBTQ教育を実施するべきです。多様な生き方があり、それが普通なんだよとメッセージを送ること自体が大切です。また、そのどうしても表面化出来ない声を助けるため、専門窓口も絶対に必要です



3年前から毎年、各会派がパートナーシップ制度の導入を質問してきましたが、全ての答弁が昨年、一昨年の答弁と全く変わりません。
少しずつでも、意識が変わるよう、声を引き続き届けられたらと思います。



それでは本日は以上です!!!

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【予算特別委員会】保育施設・学童クラブの待機児童問題、児童相談所サテライトオフィス設置

本日の予算特別委員会は【福祉保健費】の款でした。


まず、コロナ対策については、第4波に到来に備えて保健所の体制強化、保健士の確保会計年度職員の補充によりしっかりと体制を整えていくとのこと。

■保育施設の待機児童問題


現状令和3年4月入園分の保育施設の申込状況については、合計895名で前年度より0~2歳児を中心に171名減少。これはコロナの影響もあるとは思います。

今後の見通しとしては、今年度中に60名規模定員の園を5整備予定が6整備出来たため、令和3年4月時点で総定員数は6515人(前年度比465人増

令和4年4月までに現時点で3つの園の開設予定が進んでいるため、定員拡大は順調に推移

■学童クラブの待機児童問題

令和3年度の申込状況が1年生を中心に非常に多く、これまでも施設の改修を進めてはきたが、今ある施設で対応を行うため運用方法を変更した。

利用状況を調査したところ、習い事のための一時預かり利用が多く、常に定員数が利用しているわけではなかったため、定員数を1.2倍ほど拡大しても対応が出来ると判断をした。

よって「登録定数」という形で新たに定め運用を開始したところ、内定率も上昇。今後も拡大に向けて検討をする。

■児童相談施設の整備について


児童相談所の整備方針について、中央区は新たに都区共同モデル事業を進める。東京都および台東区と共同で日本堤子ども家庭支援センター(台東区)内に都と中央区の職員が駐在し、サテライトオフィスを設置する。

児童や保護者からの相談を受け、必要に応じてテレビ会議システムも活用して指導を行う

また、里親交流会体験会なども共同で実施していく方向で力をいれていく。

なお、全体の人員についても社会福祉士の職員を2名増やすなど、強化していく

中央区ハッピー買物券・食事券2021は6月中旬販売予定!

こんばんは!!

区議会第一回定例会および予算特別委員会で区内共通買物券「中央区ハッピー買物券・食事券2021」が取り上げられました。

↑我が会派の高橋まきこ議員のTwitterより



来年度もコロナ禍における経済対策の一環として今年度と同規模での発行が予定されています。

なお、来年度からお食事でも使えるという点をアピールするためにも「食事券」という名称が追加されています。(券種は同じです)


・次回販売予定は2021年6月中旬

・プレミアム率は引き続き20%

・事前申し込み制(代引きにはクレジットカード決済導入



昨年の区役所前の大混乱は記憶に新しいところではありますが、それだけ区民からのニーズも高いということです。

事前申し込み制を徹底することにより、並ばないで買えるようにすることはもちろん、高額な商品の代引き決裁について現金の準備に不安の声もありましたので、代引きの際にクレカ決裁も出来るようになるとのことです。



また、区内の店舗への救済という側面がありましたが、これまで実は現金化に1カ月かかっていました。
それではこのコロナ禍のただでさえ苦しい中、売上をそのまま仕入代金に回す操業をしている事業者にとっては致命的でした。
故に、その現金化に要する期間も2週間を目途に短縮するとのことです。


続報はまた追ってお伝えします!!

Youtube毎日投稿4日目、再生回数は右肩下がりで悲しいです笑

でもサムネイル作成の技術や編集技術は向上してきました!!

そろそろころまる君を投入します?



それではまた!!!

3.11から10年…災害時の情報発信体制について

本日は3月11日、東日本大震災から10年が経ちました。

被災された方々、そして大切な方が被災された方々に心よりお悔やみ申し上げます。



10年前、私は仕事が休みで、千葉の方にいました。

被災の瞬間はビルが飛びあがるほど揺れ、食事中でしたが、お店の方も「お代はいいので早く外に出てください!!」と言われる緊迫した状況でした。

電話もつながらず、スマホのニュースで想像以上の事態が起きていることを知りました。

電車も動かないため、多くの方と同様に帰宅難民となりました。夜中に何kmも歩いたのは初めてという方も多かったことでしょう。



それから数年が経ち、福島在住の方とお話をする機会もあり、一緒に南相馬市の湾岸を見に行ったり、当時の避難指示区域の様子を見に行きました。街並みに人一人いない状況に胸が締め付けられました。

畜産農家の方の、心が引き裂かれる想いで牛や豚、家畜を置いていかざるを得なかったというお話に涙が流れました。

どんなに月日が経ってもすべてが元通りになることはないでしょう。それでも少しでも前より良くなることを願って、今も皆様は頑張ってらっしゃると思います。


特に被災時には「正しい情報」「速やかに」行き渡ることが非常に重要です。

正しい、間違っているは別にして、3.11の際に唯一ともいえる情報ライフラインとなったのはTwitterでした。

あの時は本当に助かりました。



情報は、生ものです。
少しずつ、変わっていきます。
もちろん東北も10年前とは変わっています。


情報災害についてまとめた記事がありました

3.11から10年…福島の「情報災害」が未だに払拭されない理由

被災当時の情報から我々自体がアップデートされていない、ということが大きな問題となります。


そして様々な団体、サイトが本日は寄付を募っています。

もちろん、復興にお金は大事です。是非、ご寄付をお願いします。

YAHOO特設サイト


しかしながら、最も私たちが心掛けるべきは、ただお金を出せばいい、で終わるのではなく


正確で最新の情報を自ら知りに行く



ということではないでしょうか。



本日、予算特別委員会の中で以下の答弁がありました


・2021/2/13に発生した地震について、中央区からタイムリーな情報発信がなかったのは何故か?

A.中央区において震度5弱以上の地震を観測した時は区民の方に注意喚起と取り決めている。2/13は一切被害の情報を受けなかったが、区としてはあんぜん安心メールを4回中央FMで8回緊急地震速報を行った。今後、区民の安心を得るために改善する。



何度も言いますが、特に被災時においては「正確」「タイムリー」な情報が必要になります。
そして少しでも多くの区民が安心を得るために、防災無線だけではなく、TwitterLINE公式アカウントなど、即時性のあるありとあらゆる方法での情報発信を望みます。
情報は、受け手に届かなければ意味がありません。



私も、正確で速やかな情報発信を心掛けます!!



【予算特別委員会】令和3年度中央区各会計予算の審議スタート!(歳入状況)

こんにちは!!

本日、3月10日は「東京都平和の日」です。

戦災の被害に遭われた方々に心より追悼の意を表します。
中央区議会においても、予算特別委員会の開催に先立ち、黙祷が捧げられました。


さて、予算特別委員会は決算特別委員会の時と同じく、約1カ月間に渡って審議が開かれます。

中央区の令和3年度の予算案はコチラです

令和3年度の予算案の編成方針は

「コロナを乗り越え、輝く未来を切り開く」

になります。

一般会計の予算規模としては1054憶2218万3千円であり、前年度比約11%減(令和2年度一般会計予算1295憶2427万円)であるものの、予算規模としては昨年に続き2番目の規模となります。

歳入については特別区税等が減少、コロナ禍の影響法令改正による地方消費税交付金等の減少(約20億円の減少)は大きいものの、今まで積み上げてきた財政調整基金の取り崩し地方債の発行によって中央区の財政全体の健全性に大きな問題はありません

歳出については、五輪の延期に伴う公共施設工事の工期延期、学校施設等大規模工事が前年度までに完了したことから、昨年度に比較して減少しております。
引き続き人口増加に伴う住民サービスの拡大公共施設の改築などのまちづくり、区民の命や財産を守る各種取り組みを中心に構成していると答弁がありました。

■歳入




特別区税は前年度比約4.8%減少(▼15億8275万2千円)

・地方税法の改正の影響で地方消費税交付金が前年度比約20%減少(▼21憶6千万円)



大きなトピックスとしてはこの2点、コロナの影響等により一人当たりの納税額が約8000円減少した(納税義務者数は400人増加)ことによる影響は多少はありますが、税制改正に伴う国、都からの交付金減少が非常に大きいです。

但し、公共施設等の改修が一段落したことから、令和3年度は歳出規模そのものが減少しております。これまでは本区が積み立てをしてきた財政調整基金(地方公共団体の貯金であると思ってください)や特別区債(借金)の発行等により、予算規模を調整してきました。
ですので、令和3年度は歳出規模に合わせて基金や特別区債からの繰り入れを減少したため、予算規模が減少したものです。

もちろんコロナの影響はあるとしても、リーマンショック時ほどの大きな影響はない、との事です。

そしてこの基金は中央区はまだ全体で約620億円積み立てています。その中で財政調整基金は約200億円あります。

もちろん明るい見通しは立てられませんが、まだ余力はあると考えられます。

何かご質問などがあればお願いします!!

Youtubeも毎日更新します!!

やはり、詳細なことはブログに書いた方が分かりやすいですね。

ブログとYoutubeの住み分けが見えてきました!!!

それではまた!!!

【企画総務委員会】中央区政世論調査の最新結果!

こんにちは!!昨日の企画総務委員会の中で、第50回区政世論調査の結果が発表されましたので、ご紹介致します。

回収率58.1%は過去と比較しても高いですが、コロナの影響で在宅ワークが増えたこと、区政関心度が高まっていることも影響していると思われます。



定住性については居住年数3年未満が3割以上と、他区と比較しても多いと思われますが、愛着心は「非常に感じる、少しは感じる」を合わせて8割以上になっています。また、「住み続けたいとできれば住み続けたい」も合わせて8割以上ですので、居住環境の満足度は高いのではと思われます。



防災対策については、「飲料水・食料の備蓄」は前年度より増えて約7割。私も一般質問で取り上げましたが、「避難方法・避難場所の確認」や「家具類の転倒防止策」を講じているのが3割と低く、「防災訓練等への参加」は前年度と比較して3.3%減の13.3%となってしまいました。

区に望む高齢者保健福祉サービスとして1位だったのは「在宅サービスの充実」、次いで「一人暮らしや認知症高齢者への支援」、「高齢者向け住宅・特別養護老人ホーム等施設の整備・誘致」となっています。引き続きサービス・施設の充実を求めます。

男女共同参画社会の実現については、最も平等であるのは「学校教育の場」、最も男性が優遇されているのは「政治の場」と回答があったのは興味深いです。
政治の世界こそ男女共同参画を進めていきたいと思います。


また、ワークライフバランスについては、どちらかというと家庭よりも仕事を優先しているとの回答が多いのも特徴です



防犯対策については、振り込み詐欺、空き巣、痴漢・強制わいせつ、子どもの誘拐等への警戒度が高く、区に対して望む施策は「地域の防犯カメラや街路灯設置」、「通学路や公園などの安全対策」、次いで「区内の犯罪発生状況に関する情報発信」に対するニーズが高いのも特徴です。積極的な情報発信を求めます。



スポーツ施設の増設・充実は圧倒的な区民ニーズがあります。土地の問題もありますが、出来る限りの有効活用を求めていきたいと思います。
築地魚河岸への来場経験については、何故これだけ抜き出しているのかは定かではありませんが、4割以上が行ったことはある、とされているのは割と凄いですし、更に広めていきたいと思います。


広報誌については7割以上が閲覧したことがある一方、電子媒体での閲覧はまだまだ普及していません。LINE公式アカウント等を活用した配信に期待が高まります。
2/8の時点で区の公式アカウントのフォロワー数は以下になります。

LINE 4791
Twitter   7071
Facebook 1677
Instagram 1837
Youtube 1570


流石に少ない・・・・!!頑張れば個人でも勝てそう・・・
区の答弁では、原則災害時の発信と区の広報情報の発信のためにアカウントは作ったが、戦略的な活用方針までは考えていないということです。
ターゲットを絞り、何を届けるのかという広報戦略の立て直しが急務です。また、区の職員が手作りでやっているため、デザイナーやエンジニアに委託していない点も問題です。


区政情報を得る手段としては、区が発行する広報誌が6割を占めている一方、区の公式SNSの利用は約4.3%と驚愕の低さです。
明らかにテコ入れの必要がありますね

区の施策の満足点としては

①公園・緑地・水辺の整備

②清掃・リサイクル事業の推進

③道路環境整備交通安全対策

④子育て支援

⑤保健衛生

と続いている一方、不満足なのは「駐車場・駐輪場の整備」・「住宅対策」・「再開発などによる地域整備」と住宅に関連する施策には不満が多いようです。

区の施策への要望が高いのは

①子育て支援

②高齢者福祉介護

③防災対策

④公園・緑地・水辺の整備

⑤防犯対策

次いで学校教育の充実という順番となっておりました。

この傾向は近年あまり本区では変動はありませんが、改めて中央区の行政ニーズを確かめ、来年度の予算施策に繋げていくため重要な指標となります。

私も区民の声を代弁する議員の一人として、更に細かく、今行政に求められている施策を、区内を歩き回り、SNS等を活用してお伺いしていきたいと思います。

それではまた!!!

【区民文教委員会】「新成人のつどい」代替の機会はまたオンライン開催!?

こんばんは!!

本日は所属する区民文教委員会が開催されました、その中で私が取り上げたのが、2/8にプレス発表された、中止された「新成人のつどい」に関する追加対応についてです。

緊急事態宣言の発令を受け、新成人のつどい(成人式)が各自治体で中止決定となった点は先月の記事でも書かせて頂きました。


区民の方からも、これ以上若い方の青春や思い出を奪うようなことはしないで欲しい、新成人の方からもなんとか開催して欲しいといったご意見は沢山頂いていました。


よって会派としても、議会の総意としても、新成人のつどいに代わる代替機会を設けて欲しいと要望書を提出し、対応を求めておりました。



結果、新成人のつどいは式典自体は中止となりましたが、区長や新成人代表のご挨拶のみがライブ配信されたのでした

そして2/8に発表されたのが、以下の内容です



追加対応として以下の2点の対応を行う

①記念品の送付

②バーチャル交流会の開催


まずは早期の対応には感謝しますが、、、
新成人の方々の想いとしては、ただ単に交流をしたいとか騒ぎたいというのではなく、久々に同級生と集まったり、リアルで話をするイベントを楽しみにしていたはずです。


私たちが思っている以上に、この一生に一度の機会を楽しみにしていたんです・・・・

コロナでなかなか集まれない、大学等の授業もオンライン中心であったのならばなおさらのことです。


そこで本日の区民文教委員会では以下の質問をしました

Q.新成人のつどいのライブ配信に対してはどのような感想が寄せられたか?また、午前の部の視聴回数が632回(最大同時視聴者数109名)午後の部の視聴回数が455回(最大同時視聴者数90名)とあるが、これは必ずしも新成人の視聴回数ではないはず。URLは誰に対して公開したのか?

具体的に感想は寄せられてはいないが、参加した実行委員会の委員からは良かったと言われている。URLは本来来るはずだった方(新成人・町会や教育関係者等)に送付している

⇒当日ネット上でURLが拡散していたことも考えれば、新成人が果たして積極的に視聴していたかは疑問である。その上で、私たちも代替的機会の開催を求めていたが、何故バーチャル交流会という結論に至ったのか?新成人はリアルでの開催を望んでいると思われるが、夏以降等コロナ収束後にリアルで代替的イベントを開催出来ないか?

交流の機会が欲しいとの要望を受け、何とか年度内になにか出来ないかを考えたところ、オンラインでの開催という結論になった。夏より先となると熱も冷めてしまうと考えているので、今後のリアルでの代替開催は考えていない。

オンラインでは新成人が集まるとは思えないし、彼らの要望とは異なると思われる。引き続き、コロナ収束後のリアルでの代替的機会の開催を求める。
バーチャル交流会をやると決めた以上は、最大限に盛り上げて欲しいと思うがその企画内容ツールの詳細は?

(株)オビスのバーチャルオフィスを活用し、ブラウザ上でアバターを選択してログインする形式。
自由にチャットや写真・動画で交流出来るほか、クイズ大会や中央区の有名人を招待してのイベント、恩師の方々のメッセージ配信等を予定している




このような答弁となりました。
率直な感想として、新成人が3月にオンライン交流会に積極的に参加するとは思えないのですが・・・ちょっとズレているのではと思います。
年度内での開催にこだわるというのもあくまで年度予算に縛られた行政側の都合ではないでしょうか。

引き続き、リアルでの集まれる機会の創出を求めます。もしくは例えば来年は2学年同時のダブルリアル開催でも良いのではないでしょうか。



但し中央区としても何とかリアル開催してあげたかった、という想いは伝わります。折角このような企画を考えて頂いた以上は、めちゃめちゃ面白い企画を練り上げたうえで、しっかりと広報もやって欲しいと思います。
噂によると他自治体では「あつ森」を使ったイベントもあったとか・・・


この辺は実際に新成人の方々の意見を聞きたいですし、アンケート等を取ってもよいのではと思います。

リアル開催の予算が余るのであれば、記念品ではなく、ハッピー買物券を贈呈されても嬉しいと思います。

是非ご意見お待ちしております。

それではまた!!!!

「新型コロナウイルス感染症対策に関する緊急要望書」を区に提出しました。区民の声を!!

こんにちは、今日は雪がぱらつくほど寒い日となりました!
ご体調にはくれぐれもお気をつけてください。



さて、会派あたらしい中央として、本日区長に対して「新型コロナウイルス感染症対策に関する緊急要望書」を提出させて頂きました。



緊急事態宣言の発令を受けて、区民の方々から要望のあった事項を中心に、区長に対してその思いや要望をお伝えしたく、取り上げさせて頂きました。

▶要望書全文(pdf)

内容は以下の通りです。

〈小学校・中学校〉

○今後、国の方針で再度一斉休校となった場合でも、授業のオンライン中継等で学びの継続ができるよう、至急整備すること。

○選択的不登校を選択した場合にも学びを継続できるよう、休校しても授業に参加出来るリモート授業の仕組みを確立し、そのために自己の端末または各学校に支給済の学習用タブレット端末を活用出来るようにすること。

必要に応じて通信環境の改善にも取り組むこと。

○小学6年生の移動教室、中学3年生の修学旅行をはじめ、学校側が主催するイベントについては、子どもたちの機会損失に代替する機会を緊急事態宣言の解除後、速やかに提供すること。


〈幼稚園〉

○昨年、長期にわたり一斉休園となったことで、集団学習の「学び」が十分ではなく、その影響を不安視する声が保護者から届いている。

小学校入学前に、十分なフォローアップを行うこと。

〈新成人のつどい〉

○新成人のつどいについては、今回の中止措置に伴い不利益を被る方々に区として最大限配慮すること。

 また、代替の機会の開催に向け、対象者を中心に新たな集まりの在り方を検討した上で、区としてもサポートすること。

〈区の各種審議会・協議会・委員会等〉

○都市計画審議会等の審議会や協議会、懇談会、委員会などは、感染制御策を講じながら、できる限り開催をすること。不必要な傍聴制限はかけないこと。

 やむを得ない場合には、オンラインでの開催を行うこと。

 書面開催をする場合にも、質問とそれへの回答の部分を記録に残し、今後、検証できるようにすること。

〈医療〉

○ホテル療養者数・自宅療養者数を明らかにするとともに、かかりつけ医らと連携して、安全な見守り体制をとること。

 必要なかたには、パルスオキシメーターを貸し出すこと。

○必要なかたには、時期を逸せずPCR検査ができる体制を継続すること。場合によっては、医療機関と連携し、PCR検査の枠を拡大すること。

○自宅療養者の体調管理などは、ハーシスを用いてかかりつけ医らに分担させることなどして、保健所の業務の負担を軽減させること。

○ワクチンの接種体制を速やかに構築し、区民に説明を行うこと。

〈経済支援〉
○区内中小企業の経営状況を注視し、今回協力金の支給を得られない事業者を中心に区としての支援を強化すること。



主に教育機関(小中幼)における対応、新成人のつどいをはじめとする区のイベントにおける対応、医療体制経済支援に絞って対応をお願いするものになります。
尚、保育・子育て関連の対応は現時点では要望書には入れずに、随時担当課に対して要望・調整を行っていきたいと思っております。



コロナ関連の対応についてはスピード感をもって対応を行うことが大切であると考えており、故に本件はまず緊急的な対応をお願いしたい部分を会派としてまずは提出致しました。
改めて、中央区議会全体として要望書を提出する場合は我が会派も一致団結して要望していきたいと考えております。



本件に対するお問い合わせ、またはご要望についても引き続き継続的に募集しております。


このコロナ禍の中で、大変な想い、苦しい想いをしている方々が沢山いらっしゃいます。ご遠慮なくその率直な想い、ご意見をお寄せください。

よろしくお願い致します。