こんにちは!中央区議会議員の高橋元気です。
今週から各種委員会が開催され、本日は企画総務委員会の委員として質疑を行いました
Q.令和6年度都区財政調整の概要について、令和5年度の算定結果については基準財政収入393億、財政需要額が約660億、本年との差異については晴海西小学校などの整備完了や都市計画交付金の地方債前倒し算定の減によるものとの事であるが、財政調整交付金の額は約89億円減少している。この結果に対する所感及び本年度予算における影響は?
A.需要額の減少については一定程度見込んでおり、当初予算の段階での見込みからはむしろ8億円上振れており、大きな影響はない
Q.区政世論調査の結果について
世論調査の方法について、回収率は前年度から比較すれば上がっているが、依然低い水準。例えば渋谷区はアンケートURLを一般公開し、回答数3645件。何らかの改善が必要では?
A.前回からの改善点として、調査期間を42日→22日間に短縮した。また、タイミングとしてもGW明けてから開始をした。督促も期間中に2回。事前に予告するとともに、その後督促の連絡をした。渋谷区のやり方は認識しているが、本区と同じやり方を行なっているのは21区。回収率も中央区より高いのは10区、低い10区。今後の課題としても若い世代の回収率を上げていく
Q. 回答者の属性は?年齢毎、地域毎にもし出せれば
A.属性については今後公開する本編には入れる。構成比出している。
Q.企画総務の所管の範囲ということで、防災関連について
区政世論調査によると区民の防災対策として、食料や飲料水の備蓄準備など全て数値が下がっている。減少した理由は分析しているか?
A.中期的に見れば横ばい傾向であるが、人口増加も伴い、昨年度からは減少した。在宅避難の普及啓発と併せて周知徹底しなくてはならない。
Q.本区は9割以上がマンションであるため、在宅避難が原則であるが、その原則について「知ってるがわからない、知らない」を合わせて56%を超えているのは危機的では?
A.防災の取り組みの周知については、能登半島地震を経て一人一人の行動に結びついてこそ重要。劇的には上がらないかもしれないが、総合防災訓練など様々なイベントにより、防災拠点訓練もそう、本区の取り組み、自助や共助の重要性を伝えていく
Q.総合防災訓練の中止について、何らかの代替イベントなどは行うか?
A.8月22日当初の段階においては本州に近づくのが26、27日とのことだったが、特徴として速度がゆっくり、進路が定まらないというところがあった。また、線状降水帯の発生もあり、両副区長と検討した結果、区民の安全を第一に、また台風における水防体制の備えも消防署と連携で準備しなくてはならなかった関係で中止とした。
今後の対応については、今月末からの防災拠点訓練の際に例えば総合防災訓練時に予定していた啓発や訓練を拠点訓練に持ち込むとかなどは考えられる。なるべく多くの区民に参加してもらうため検討する。
Q.防災カタログギフトの配布の狙いとスケジュール感について
A.事業者が決定したのでカタログの品目と内容、などの中身を構成して何を伝えていくのかという点を協議している。11月の中旬くらいから配送できれば。自助の取り組み強化を目的としているので、必要性を認識して自助の取り組みを自主的に継続出来るようにという狙いである。全世帯に配送するため配送に時間かかると思われる。11月後半から3週間くらいで配送していく
Q.先日、企画総務委員会にてGovTech東京を視察した。
都全体のDX化を進めるという理念のもと、各自治体のDX化支援として、システム調達やDX化の伴走型技術サポートを進めている。中央区は現在のところ活用方法が定まっていない、使う気がないと認識しているが、やはり専門的人材が少ない状況、現在のところ無償で相談に乗ってくれるとのことである、庁内業務のBPRを進めるに当たってもWebサイトの課題抽出・改善などもサポートやってもらえる。活用してもいいのではないか
A.発足当初に中央区からも相談していたが、なかなか準備できるメンバーが少なかったとのことで、今のところはお願いが出来るメニューがなかった。以降も関係を保っていく中で制限なしで連携できるものがあれば活用を考えていきたい。
Q.各現場からのヘルプや声がやはり重要である。現状で、気軽に現場から相談が出来るようになってるのか。
A.企画部のシステム課においてデジタル化基本方針に基づき、何かあればうちに聞いてきてくださいというアナウンスを行なっている。相談内容の中で本区の中で対応できる人材が見つからない場合は、Govtechに問い合わせをするだろう。情報が溢れているので、欲しいシステムやツールがあった時に直接システム会社なのか、横に繋ぐのか、その都度検討する。
中央区は少しずつDXに向けて進んでいます。
これは5年前私が就任してから特に推進して来ましたが、区議会においても少しずつ変わり始めました。
また、
9月から中央区議会においてもタブレット端末の活用が始まりました。
他区と比較すれば導入は遅くなりましたが、前期から継続的に訴え続け、当時は多くの反対があったものの、今期は幹事長として議会内で議論を重ね、ようやく第一歩を踏めました。
民間であれば3ヶ月で導入出来るかもしれません。しかし行政の年度予算の縛りや、議会というトップダウンではない組織の中で合意を得ることの難しさと細かな配慮をしながら進める事の重要性を知りました。本件に限らず今後の糧になると思います。
そして、次は議会生中継など次のステップに取りかかっています。
歩みは遅くても議会という特殊な世界の中で、一つ一つステップは刻んでいるとご理解を賜れますと幸いです。