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【令和5年度決算】(歳入)人口増加・経済堅調を背景に歳入は過去最高額の1680億2519万5631円

こんにちは!中央区議会議員の高橋元気です。

令和5年度中央区各会計決算報告の審査が始まりました。

一般会計について、歳入決算総額は1680億2519万5631円で前年度比266億2784万94円増で過去最高額となりました。歳出総額についても1629億7335万2007円で過去最高。

主に晴海西小の建設を始め晴海西地区の公共施設の施工が一段落したことから、今後は若干落ち着いてくると思われます。

主な歳入の款別においては特別区税及び特別区交付金及び財産収入が大きく上振れた

特別区税 370億3340万1千円(前年度比:13億9389万3千円増(3.9%))

特別区交付金 316億140万円(前年度比:75億2067万5千円増(31.2%))

財産収入 167億4834万9千円(前年度比:154億482万5千円増)

Q.過去最高額となった要因は?

A.令和5年度当初予算から特別区税が3億8000万円上振れ特別区交付金は市町村民税法人分が堅調で86億円増加、財産収入においては八重洲市街地再開発事業に伴う土地売り払いにより154億円増加、結果的に基金繰入金を43億7000万差し控えることができた。

人口増加に加えてコロナ後の景気回復、主要財源が堅調に推移した。

具体的には特別区税については特別区民税が1億5000万円上振れ。ここ数年よりは増加額が小さいが、納税義務者及び一人当たり区民額は微増。タバコ税については区内の消費改善によるタバコ売り上げ増。特別区交付金については当初算定結果より、財政調整会議の協議が整い、都市計画交付金の地方債収入の前倒し、工事単価の見直し、公共施設の改築などの要因により普通交付金が295億7000万、75億7000万上振れ。特別交付金については晴海西小学校の建築に伴い、10億円強上振れ。

また、基金も全体で217億円増加で約910億円となった。今後の財政需要に備えていく。



Q.ふるさと納税による流出、ふるさと応援寄付金の現状について

A.マイナス影響については、令和5年度は約34億円、令和6年度は38億円となる見込み。本区のスタンスとしても、地方創生という趣旨とかけ離れた返礼品競争となっている状況は制度の趣旨とかけ離れているため、根本的には特別区長会などの場で抜本的な見直しを求めていく。それとは別に区民に対しては、ふるさと納税をしないでくださいではなく、16年間で195億円流出している事実を伝えていく。

Q.例えば世田谷区では区長社の建て替えについて寄付をすることが出来、新しい区民会館のエントランスホールのレリーフに名前が入る。区のマラソン大会に優先的に参加することができる。そのような方法で寄付は募れないか?

A.中央区においては首都高整備基金や中央区の森の寄付もある。さまざまな手段は考えていく。返礼品寄付についての今後の方向性、中央区の魅力を伝える発信ができるように、さまざまな団体と連携を取りながら続けていく。



Q.基金の運用による歳入増加について。基金の運用実績として5年度は3400万円、直近6年は大体2200−2400万円、だいぶ伸びたがその要因

A.基金運用については公金管理方針に基づいて、安定的に運用している。近年はマイナス金利政策によりみずほ銀行ですら定期預金を預からない状況で、社債を購入し、0.2−0.6%超えて購入して運用している。その効果が出ている。あまり長期間の商品は買わずに、金利の動向を見ていく。

Q.基金914億円でいうと利回りは0.03%例えば大分県国東市では利回りを0.9%出している。さらに運用出来ないか?

A.内規で債券20%まで定期制預金80%を目標にしているところ、121億円を債券にしている。出来る限り安定的に運用する。




現状、歳入は引き続き堅調です。また晴海フラッグの人口は今後更に増加見込みであり、来年も更なる増収が見込めます。

基金も十分、そのお金をしっかりと積極的に必要な施策に投資していく必要があります。明日から歳出の議論となります。それでは!

私が寿司を選んだ理由〜掌の中にあるもの〜

こんにちは!中央区議会議員の高橋元気です。

本日は久々にポエム的なブログになりますのでご容赦ください。


先日、約1年間通った東京すしアカデミーの週末コースを修了しました。

魚や調理の知識、捌く技術、一品料理や寿司を握る技術を始め、大体、お店で2、3年修行を終えた程度の職人としての知識や技術が身につくとされています。

私は学ぶことが大好きです(但し大人になってから)

この仕事に就く前も、行政書士内部監査士、リスクマネジメントに関する資格や簿記など仕事に関連する資格を毎年取り、そして政治家になってからも、仕事に関連する学びを続けていました。

2019年には防災に関する知識を広めリーダーとなるため防災士などを取得し、2020年にはデジタルハリウッド大学大学院にて、プログラミングや経営学、Edtechなど教育最先端の状況を学びながら、政治家養成ゲームを作り最終的に表彰もされました。

卒業後の2022年には子供の事故予防の知識を得るために子供安全管理士を取得、2023年の選挙が終わった後は、次はどうしようと。

保育士なども考えましたが、本当に自分がやりたいことを改めてやろうと考えました。



なぜ、寿司なのか?とよく聞かれましたが、

①調理の技術は人生を豊かにし、損はしない

②湾岸部で多いパーティー会場で出張寿司を実施するなど、コミュニケーションの拡大や補助に成り得る

③もし落選した場合に備えて手に職をつけておく事は自分の保険になる

④海外で働く父を見てきた自分としても、いつか海外で働きながら暮らしたい(寿司職人はビザ取得に有利)

主な理由だけでも4つあります。



まず、そもそも自分は寿司が大好きで、自炊マニアです。

小さな頃は将来はお寿司屋さんになりたい!と言ってたくらいです。

お寿司を握れたら格好いい、という普通に憧れがありました。


そして出張寿司という形式を初めから念頭に置いていました。

店舗を構えるのは、もちろんリスクが大きい。また、店舗で少なくとも数年は修行する必要があり、出資者も募る必要がある。

そうであれば、リスクが比較的小さい出張寿司こそが目指すべき姿でした。

また、今の政治家の仕事と相性が良く、相互作用があると睨んでいました。

特に湾岸部ではマンションの共有会場などで、頻繁にパーティーなどが開催されています。そのようなパーティーでは格安での出張寿司の需要は高いと思っています

かつ、区政に興味はあっても政治家のパーティーは参加するには敷居が高いという人も、「寿司パーティーなら来やすい」のではないか。

そのような場所に呼ばれお寿司を楽しみながら区政に関するご相談もその場で承る。

沢山の集まりに顔を出して人脈を広げ、区政に関するご相談やご要望を解決しながら、政治家のイメージをもっと身近に出来たらとの思いがありました。双方にとってウィンウィンとなる良い考えであると。

また、思えば「政治家になろう!」というゲームを作成したいと思ったのも、政治を出来る限り身近にしたいという思いからでした。



③、④は主目的ではありませんが、将来を見据えれば一石三鳥くらいにはなり得ると想定していました。



さて、この1年間は毎週のアカデミーでの授業やテストに加えて、実は仕事後に週2、3回ほど都内の寿司屋(新宿・銀座)でアルバイトもしていました。

寿司屋でのオペレーションを学ぶには、やはり実践出来る環境に身を置く必要があると思っていました。

と同時に、豊洲市場や築地市場から魚を買ってきて、捌いて自主練、自分だけの究極のしゃり(酢飯)の配合を何度も試したり、漫画に出てきた握りを真似してみたり、こうやったら美味しいを追求してきました。

正直、自分は自炊が大好きなのですが、それは自分が作る料理が一番美味いと思っているからです。

パスタや中華、和食料理を作ってきましたが、絶対自分の飯が一番美味い・・・


その間ももちろん議員としての仕事は疎かにはしていませんが、忙しいが楽しい毎日で1年間を駆け抜けました。

合間に、色々な方にお呼ばれして出張寿司を握りました。

やってみて、反省の毎日でもあり、ノウハウは実践でしか培えないとも改めて思いました。

そして特に子供たちが美味しいと言ってくれる(甘い玉子やツナマヨ、サーモンやマグロなどをメインにしたコースを作った)と凄く嬉しいな、と。

むしろ自分は高級志向というより、子育て中だったり、あるいは足が悪くてあまり外に出れなかったり、という方々にリーズナブルで美味しいお寿司を届けたいと思いました。

今ではアルバイトは全て休止し、ご依頼を頂く出張寿司メインでやっています。



そして先日、無事すしアカデミーを卒業しました。

最終テストも終えて卒業が出来たのは、沢山学ばせて頂いた熟練の一流職人講師の皆様、そして一緒に楽しく切磋琢磨出来た同期の仲間達のお陰です。


卒業式の時に、皆さんの前でスピーチした話があります。

それは政治に対する思いとこの1年間がリンクした話でした。




自分は元々政治家が嫌いでした。

過去の記事になりますが、何故自分が政治家になったのかを振り返れば、

アメリカ同時多発テロ事件などを経て、何故人は人を殺すのか、正義とは何か、自由とは何か、政治とはなんなのかという疑問を確かめたかったからです。

その後、政治家の秘書になり、政治とは何か?という問いを様々な政治家に問いかけました。

人のためという人もいれば、自分のやりがいであるという方、様々な答えがありましたが、やはり自分はその政治とは何か、という問いをずっと求めていました。

それでも真剣に住民のために人生を懸けている政治家の姿も見ました。こんな人もいるのに、世の中の大半はニュースが報じる通り自分勝手な政治家ばかりだと、それなら自分がやってやる、政治家のイメージを変えてやるという思いから選挙に出馬しました。



政治とは希望だ。

誰かにとっての希望となり、世の中を明るく照らすものであるべきだ

政治とはだ。

街を動かすには人を動かさなくてはならない。人を動かすには人の心を動かさなければ人は動かない。だから政治家は人の心を動かす人だ。

政治とは誰かを幸せにしたいと思う気持ちだ。

政治とは諦めないことだ。

色々な言葉がこれまで浮かびました。

それでもずっとしっくり来ませんでした。



思いつく限りの綺麗な言葉や格好いい言葉を当てはめても、政治とは何かを説明するのは難しいとずっと思ってました。



そして、今は色々な経緯で何故かお寿司を人前で握っている

ある日出張寿司でお客様にお寿司を握っている際にふと思いました。




今自分は大好きなお寿司を自分の精一杯で握って、誰かに届けている。幸せだ。

そしてみんな笑顔になってくれて、美味しいと言ってくれ、幸せそうな顔をしている。


自分は人前ですしを握る時、

左上に大きく振って決めて、右に振りながら転がし決めて、左で整え、最後に真ん中で整えてお渡しします。

政治家というのは左から右から色々と言われたりもするけど、

結局自分はこの真ん中で整えた心を込めて握ったお寿司を届けたいから、今寿司を握っているな。

ああそうだな、自分がずっと探していた答えは結局、


この掌の中にあった



そう気がついた時、改めて自分がやりたいこと、それは政治家であれ寿司職人であれ、自分がやりたかった事は全く同じであると気が付きました。

人の心を幸せにすること誰かを笑顔にすること、それが政治家の自分の仕事であり、寿司職人としての自分の仕事であり、

自分がずっとやりたかったこと、私の人生であると。


何で政治家になったの?何で寿司職人になったの?

高橋元気さんは何がやりたいのかわからないです。

何度も言われましたが、今は簡単に説明が出来ます。

終始自分の選んだ選択は一貫していました。

誰かを笑顔にし、心を幸せにしたいからです。

そして、美味しいものを食べてもらうということこそが1番大切で、

目の前の人に「生きていて欲しい」「命を大切にして欲しい

自分にとってお寿司を握るという行為は、人を幸せにすると同時に、生きる希望を与えるということなんだと思いました。

そう、


これが高橋元気の生き様だ!!


そう凄く腑に落ちて、スッキリしました。

そう気がつかせてくれた、東京すしアカデミーの皆様、同期の仲間達に心から感謝を伝えたいです。





そして、いよいよ10月には出張寿司用のHPも出来て、ネットからご依頼頂けるようにもなります!

既にDMでも色々な方からご依頼を頂いており、週末はご依頼で埋まりつつあります



特に晴海の方々からのご連絡も多く、先日の寿司パーティーでも現地の課題やご要望を沢山承りました。(対応状況は改めてご報告いたします)

東京若手議員の会の役員メンバーと寿司パーティーでお疲れ様会も。

なんなら政治パーティーにケータリング寿司が欲しいという、政治家の皆様からのご依頼もお待ちしております!!



また、こんなに美味しいお寿司はお店でも食べたことがない!という勿体無いお言葉も頂けるなど、本当に嬉しい毎日です。

ネタは豊洲市場の知人の仲卸さんから素晴らしい魚を仕入れさせて貰っており、当日に仕込み、シャリにも自信があります。

是非是非、ご依頼ください!お会いしてお話しさせて頂くのを心待ちにしています。


また、先日はいつも開催している区政報告会をすし区政報告会へバージョンアップして開催しました!!!

25人ほどお集まり頂き、急遽追加で知人の職人に応援を依頼するほど、大盛況でした!!

改めて、政治家と出張寿司の相性はいいなぁと思います。

全国でも前代未聞の取り組みなのではないでしょうか・・・・

唯一無二の政治家として今後も頑張りたいと思います。





そして、最高のお寿司、この掌の中にあるもの

心を込めてお届けします

それでは!!!

【9月補正予算】備蓄物資の充実、産後ケア事業拡大、BRT新規ルート開設支援、学習用タブレットの更新等

こんにちは!中央区議会議員の高橋元気です。

昨日、9月補正予算案の審議が行われました。

🔳備蓄物質の充実について

Q.物資の詳細について

A.各防災拠点運営委員会との協議・検討の結果、新たにベビー用品、乳児用ベッドや捕食、授乳服、防犯用ホイッスルなどを準備する。防犯用ホイッスルについては全避難者、女性に配るおおよそ2万個。既存物資についてはタオルを大きめにするほか、車椅子を各拠点1台→2台に増加、10トンまで持ち上げられる油圧式ジャッキを配備など。6月の補正予算では命を守るため備蓄食料品を4日分に、今回の補正については防災拠点運営委員会からの要望がメイン

🔳産後ケア事業の拡大について

Q.宿泊型に加えて日帰り型の拡大は要望してきたので感謝する。産後ケア事業拡大の内容の詳細について

A.女性の身体の回復だけでなく産後うつの回避、余裕もって育児や良好な親子関係の基盤を作る、子育ての身体の負担を取る。産後間もない時期については上の子がいるので宿泊が利用できないという声もあるので、日帰り型も準備する。施設については必要に応じて見学に行き、適切な施設があれば契約する。

4ヶ月の縛りについては、寝返りする4ヶ月を超えると管理が難しいと施設側の判断を優先

Q.ホテル型の導入については?

A.全国的にも展開されているが、事業者と話し合い、継続性も含めて適切であると判断されれば契約を考えていきたい。色々な施設を利用できるように、施設の雰囲気を見ながら、利便性やお母さんごとに合った施設を利用できるようになるべく数は増やしていく。なるべく長い期間、日帰りも含めて適正な施設を選定していく。

Q.料金については?

A.施設にもよるが、食事の提供やおやつの提供、授乳アドバイスなども入る。聖路加については4400円、東峰サライは2500円、浜田病院は相部屋4100円、個室1万円と聞いている。

🔳交通環境整備促進について

Q.詳細は

A.東京BRT事業計画において、東京駅方面への延伸を見据えて運行事業者への支援を行う。10月7日より05−2のダイヤ改正を行い一日8便増員すると聞いてはいるが、いまだに朝の通勤時間帯の混雑は深刻であると認識をしている。これから晴海フラッグもタワー棟の入居が控えている中、交通環境の改善が重要。

築地、銀座、東京駅ルートの拡充を東京都にも要望しているが、東京都及び事業者はまずは既存ルートの整備・拡充を優先する方針であることから、区が一部費用等を支援することにより早期の実現を果たす。具体的には停留所の場所の検討や設置の調整、設計、整備工事費を区が負担する。

Q.区が予算だけ出して、結局着工されない結果にはならないか?どのようにして確約させるのか?

A.区が新たな停留所の標識など最低限だけ負担し、他は東京都で管理する前提ではあるが、東京都とBRT事業者と協定書を交わした上で支出を行う。

🔳学習用タブレット等の整備について

Q.現状で決まっている機種・OS及び保護者側の準備について

 A.ICT教育推進委員会で選定中、現場で使いやすい、ウィンドウズLTEなどを継続できるものを。来年8月に満了するので5月から使える環境、夏休み前には新しいものに入れ替えられるように、学校から保護者に対しても何がどう変わるのかを発信していく



今回も非常に重要な予算案が提出されました、これまで要望してきた産後ケア事業の拡大もそうですが、東京都及びBRT事業者がなかなか腰が重かったBRTのルート拡充については、喫緊の課題であると認識している区が一部予算を拠出する代わりに早期着工を促す、というウルトラCの戦法に切り替えた点、非常に評価しています。

お金だけの問題ではなく、東京都の事業であっても区が主導して動かしていくという姿勢自体が素晴らしいと思います。

東京都全体を中央区がリードする役割を担えるように、今後も期待し、進めていきたいと思います。

令和7年度中央区予算要望書を山本区長に提出致しました

こんにちは!中央区議会議員の高橋元気です。

本日、中央区議会会派:かがやき中央は、区民の皆様から寄せられた声などを取りまとめた令和7年度予算要望書を山本区長、吉田副区長、田中副区長、平林教育長及び中央区各関連部局に提出させて頂きました。

これまでも毎年度会派より、次年度の予算編成時期より前に、次年度の予算要望書を提出させて頂いてきましたが、

毎年少しずつ実現した政策もあれば、新たに課題として挙げられる項目もあります。

会派として、各議員が区民の皆様からご相談を受けている事項や、

これを機会に意見を募集し、追加した項目もあります。

何れにせよ、その全てが解決すべき課題であり、会派かがやき中央のマニフェスト(政策集)であるとも言えます。

今回も、区長以下本区の責任ある立場の皆様にお時間を頂き、それぞれの議員がその思いや重点政策をプレゼン致しました。

真剣に受け止めて頂いたと認識しております。

来週から決算特別委員会が開催されますので、その場で我が会派の代表議員が詳細な議論を行う予定です。

第二会派として区民の皆様を背負う責任を全うし、しっかりと議論していきたいと思います。

幹事長としても、各議員及び区民の皆様の想いが詰まったご要望が、少しでも多く実現するよう、尽力致します。

引き続き、ご質問・ご要望などがございましたらお気軽にお寄せください。



 かがやき中央令和7年度中央区予算要望書

【区民文教委員会】晴海西小中の児童数が想定以上→内部改修工事で教室数増加、第二校舎の開校早倒し、幼稚園預かり保育の18時までの延長

こんにちは!中央区議会議員の高橋元気です。

昨日、区民文教委員会が開催され、質疑が行われました。

報告資料のご報告とともに、トピックスについて質疑内容をダイジェストでお伝えします。

資料6 晴海西小学校児童数増加に伴う対応について

Q.当初の児童数想定と何故解離が起きてしまったのか?

当初の想定では児童数は令和7年が610人、令和8年が804人、令和9年が1,008人であったが、実際にはこのような推計を遥かに上回る状況になった要因は?

A.これまで人口推計は毎年度における人口移動率や子供助成費や就学率などのデータ、地域内の開発動向を踏まえて企画部と共に推計を行ってきたが、オリンピック開催時には晴海フラッグについては約12000人規模の増加が見込まれていた。児童数については豊海小学校の例に倣って協議していたところ、少なくとも小学校2校、中学校1校は必要であり、一気に開校ではなく、豊海をもとにまずは小学校30学級、進学率を半分として中学校15学級として想定していた。

一方で晴海フラッグの居住実態は読めず、結果的に3L 4Lなど大きな集合住宅が多く、ファミリー層が想定以上に多かった。

また、晴海西小学校においては月3からの転校要望が事前調査では130人ほどであった所、評判を元に235名の方々が転校した。結果的にさまざまな事象が重なった。

Q.結果的に余剰空間の教室活用や第二校舎の開校を早める事態となった。別室登校のための部屋など必要な部屋は確保できるのか?また、これ以上拡大した場合はどうするのか?

A.不登校対策も含めてなくてはならない教室についてはもちろん確保する。教室数を出来る限り確保するが、特認校制度や中学校自由選択制度の再検討なども含めて総合的に判断。

幼稚園預かり保育の拡大について

Q.これまでも要望してきたが、区立幼稚園が子供の預け先、幼児教育の選択肢となるための拡大路線は感謝する。今回の経緯について

A.全園の保護者にアンケートを実施したところ、7割弱の人がもっと長い時間の預かり保育を希望しているという結果になった。また、利用日数、週に1、2日がほとんどであった。

そのような声を受け止め、預かり保育の対応として認可外施設や私立幼稚園という選択肢とは別のオプションのサービス部分を充実させて、円滑な区立小学校の就学に繋げていきたい




晴海西小学校、中学校の児童数については、当初想定以上に児童数が増えています。

しかしながら、これだけの需要は出来る限り想定するべきでした。既に子供達で溢れているという声も届いており、人口が増加し続けている本区においては教室数の確保は全区的に対応に苦慮している状況ではありますが、更に晴海5丁目にはタワマン2棟の入居が迫っており、早急に手を打つ必要があります。

晴海西小学校の現状など、是非お声をお寄せください。

それでは!!

↓その他の資料について

【企画総務委員会】令和6年度区政世論調査の概要、防災訓練、GovTech東京との連携など

こんにちは!中央区議会議員の高橋元気です。

今週から各種委員会が開催され、本日は企画総務委員会の委員として質疑を行いました

Q.令和6年度都区財政調整の概要について、令和5年度の算定結果については基準財政収入393億、財政需要額が約660億、本年との差異については晴海西小学校などの整備完了や都市計画交付金の地方債前倒し算定の減によるものとの事であるが、財政調整交付金の額は約89億円減少している。この結果に対する所感及び本年度予算における影響は?

A.需要額の減少については一定程度見込んでおり、当初予算の段階での見込みからはむしろ8億円上振れており、大きな影響はない



Q.区政世論調査の結果について

世論調査の方法について、回収率は前年度から比較すれば上がっているが、依然低い水準。例えば渋谷区はアンケートURLを一般公開し、回答数3645件。何らかの改善が必要では?

A.前回からの改善点として、調査期間を42日→22日間に短縮した。また、タイミングとしてもGW明けてから開始をした。督促も期間中に2回。事前に予告するとともに、その後督促の連絡をした。渋谷区のやり方は認識しているが、本区と同じやり方を行なっているのは21区。回収率も中央区より高いのは10区、低い10区。今後の課題としても若い世代の回収率を上げていく

Q. 回答者の属性は?年齢毎、地域毎にもし出せれば

A.属性については今後公開する本編には入れる。構成比出している。



Q.企画総務の所管の範囲ということで、防災関連について

区政世論調査によると区民の防災対策として、食料や飲料水の備蓄準備など全て数値が下がっている。減少した理由は分析しているか?

A.中期的に見れば横ばい傾向であるが、人口増加も伴い、昨年度からは減少した。在宅避難の普及啓発と併せて周知徹底しなくてはならない。

Q.本区は9割以上がマンションであるため、在宅避難が原則であるが、その原則について「知ってるがわからない、知らない」を合わせて56%を超えているのは危機的では?

A.防災の取り組みの周知については、能登半島地震を経て一人一人の行動に結びついてこそ重要。劇的には上がらないかもしれないが、総合防災訓練など様々なイベントにより、防災拠点訓練もそう、本区の取り組み、自助や共助の重要性を伝えていく

Q.総合防災訓練の中止について、何らかの代替イベントなどは行うか?

A.8月22日当初の段階においては本州に近づくのが26、27日とのことだったが、特徴として速度がゆっくり、進路が定まらないというところがあった。また、線状降水帯の発生もあり、両副区長と検討した結果、区民の安全を第一に、また台風における水防体制の備えも消防署と連携で準備しなくてはならなかった関係で中止とした。

今後の対応については、今月末からの防災拠点訓練の際に例えば総合防災訓練時に予定していた啓発や訓練を拠点訓練に持ち込むとかなどは考えられる。なるべく多くの区民に参加してもらうため検討する。

Q.防災カタログギフトの配布の狙いとスケジュール感について

A.事業者が決定したのでカタログの品目と内容、などの中身を構成して何を伝えていくのかという点を協議している。11月の中旬くらいから配送できれば。自助の取り組み強化を目的としているので、必要性を認識して自助の取り組みを自主的に継続出来るようにという狙いである。全世帯に配送するため配送に時間かかると思われる。11月後半から3週間くらいで配送していく





Q.先日、企画総務委員会にてGovTech東京を視察した。

 都全体のDX化を進めるという理念のもと、各自治体のDX化支援として、システム調達やDX化の伴走型技術サポートを進めている。中央区は現在のところ活用方法が定まっていない、使う気がないと認識しているが、やはり専門的人材が少ない状況、現在のところ無償で相談に乗ってくれるとのことである、庁内業務のBPRを進めるに当たってもWebサイトの課題抽出・改善などもサポートやってもらえる。活用してもいいのではないか

A.発足当初に中央区からも相談していたが、なかなか準備できるメンバーが少なかったとのことで、今のところはお願いが出来るメニューがなかった。以降も関係を保っていく中で制限なしで連携できるものがあれば活用を考えていきたい。

Q.各現場からのヘルプや声がやはり重要である。現状で、気軽に現場から相談が出来るようになってるのか。

A.企画部のシステム課においてデジタル化基本方針に基づき、何かあればうちに聞いてきてくださいというアナウンスを行なっている。相談内容の中で本区の中で対応できる人材が見つからない場合は、Govtechに問い合わせをするだろう。情報が溢れているので、欲しいシステムやツールがあった時に直接システム会社なのか、横に繋ぐのか、その都度検討する。



中央区は少しずつDXに向けて進んでいます。

これは5年前私が就任してから特に推進して来ましたが、区議会においても少しずつ変わり始めました。

また、

9月から中央区議会においてもタブレット端末の活用が始まりました。
他区と比較すれば導入は遅くなりましたが、前期から継続的に訴え続け、当時は多くの反対があったものの、今期は幹事長として議会内で議論を重ね、ようやく第一歩を踏めました。

民間であれば3ヶ月で導入出来るかもしれません。しかし行政の年度予算の縛りや、議会というトップダウンではない組織の中で合意を得ることの難しさと細かな配慮をしながら進める事の重要性を知りました。本件に限らず今後の糧になると思います。

そして、次は議会生中継など次のステップに取りかかっています。
歩みは遅くても議会という特殊な世界の中で、一つ一つステップは刻んでいるとご理解を賜れますと幸いです。


 

【9月補正予算案】産後ケア事業「日帰り型」の拡大、学習用タブレット端末の更新、防災備蓄品の充実など

こんにちは!中央区議会議員の高橋元気です。

本日中央区は9月補正予算案を発表しました、今後委員会審議を経て採決となります。

https://www.city.chuo.lg.jp/documents/16233/press.pdf

主な内容としては、能登半島地震の教訓を経た防災備蓄品の充実や、産後ケア事業の拡大学習用タブレットの再整備(端末更新)、学校図書館支援センターの運営などは非常に重要です。

特に産後ケア事業については、ご家族の事情により宿泊型は断念せざるを得ない、という方。日帰りならば気軽に利用出来るという声も多く、要望をして参りました。

今回、拡大が実現するとの事で感謝すると共に大変評価しております。

本予算案の審議は来月となりますが、それまでに是非ご意見などをお寄せください。

歩行者専用橋(黎明小橋・朝潮小橋)の自転車通行問題について

こんにちは!中央区議会議員の高橋元気です。

地元住民や自治会の方々から、最近特に自転車通行マナーに関するご相談が多いです。

背景には、晴海フラッグの入居が進んだことにより、特に通学通勤の朝の時間帯に晴海から勝どき駅近隣保育園へ向かう自転車が急増した点にあります。

勝どき、月島、晴海は橋による接続が多い地域でもあります。

中でも歩行者専用橋である朝潮小橋黎明小橋を自転車を降りずに走行する方が多く、通学路にも指定されている橋でもあることから安全性の面からも注意喚起して欲しいというご相談が多くあります。

自転車は道路交通法上は計車両であり車の一種です。つまり、車道通行が原則となります。

例外的に、歩道のこの一部分は自転車も乗ったまま走っていいよと指定される場合(幅の広い自転車歩行者道など)は、自転車も通行することが出来ます。

この地図で言えば自転車を乗ったまま通過したい場合は、環状二号線黎明大橋を通って頂くことになります。

しかしながら、多少迂回して大回りになってしまう、または特に親子連れで子どもを乗せて走る自転車は押して進むことが困難であることからも、そのまま朝潮小橋、黎明小橋を走って通過する人が多いという状況です。

私もXでこの投稿をしたところ、賛否両論でした。

ご理解を頂きたいのは、まず現状で歩行者専用橋を自転車に乗ったまま走行すれば道路交通法に違反します。

もちろん自転車通行の利便性は向上すべきですし、例えば車道における自転車専用通行帯の整備など、晴海地区だけでなく区内全体として、自転車でスムーズに移動できるように環境整備を進めます

それと道路交通法違反の取り締まりについては、別の問題と考えています。

区議会議員ならそのルールを変えるように動けとも言われますが、法律の指定でもありますし、自転車も通行出来るようにするためには、そもそも橋の拡幅工事をする必要があると共に再度交通管理者や道路管理者との調整が必要です。

何より、通学路として指定されている狭い橋ですので、自転車の無理通行は特に区民の身体の安全に関わります。

むしろお住いの方からはしっかりと違反自転車の取り締まりを行って欲しいという声も多く、本件についてはまずは住民の安全を第一に、自転車で通行する場合は押して走行して頂きたいというのが私の意見です。



さて、今週に中央区交通安全対策協議会が開催され、私も会派を代表して委員として参加致しました。

こちらの協議会は、中央区長を始めとした理事者、警察署、消防署、東京都、地元住民代表、議会代表などが集まり、交通関係に関する問題や交通安全運動週間の実施内容について話し合います。

こちらはまだ実施案の段階ですが、担当課とも相談しておりましたが、取り急ぎ朝潮小橋黎明小橋において月島警察署管内については自転車の取り締まりや啓もう活動を重点的に実施して頂く形となりました。

また、近隣の保育園等において歩行者専用橋は自転車を降りて走行してくださいという旨を改めて周知して頂きます。


また、私からは月島警察署に対して以下の通り質問と要望を行いました。

Q.周知啓もう活動も大切であるが、今後道路交通法も改正され、より実効的な取り締まりを行うため自転車違反についても青切符が切られるようになる。平時より実効的な取り締まりを行うべきとも思うが、今後の警察による取り締まりの体制について

A.まずは指導・警告により対応していく。今後道路交通法の改正により本庁からも取締体制の変更が通達される可能性もある。そうなった場合はより厳重に対応。

Q.また、自転車が歩道を走行する理由の一つとしては、晴海通り等車道を通行するのが危険だからということもある。特に通勤時間帯の交通量や路上駐車を考えれば子どもを乗せて走行することは難しい。車道における自転車通行環境の整備については?

A.路上駐車対策については、定期的に巡回し、対応している。中央区においても自転車活用推進計画のもと、ネットワークの整備を進めていく。もっとも車道の幅の観点から自転車専用通行帯の整備までは難しく、どうしてもナビマークによる対応が基本となってしまう。



また、関連して地元住民代表の方からはこんな質問もありました。

Q.東京都交通安全協議会に参加した際に、今後交通安全運動週間の際にはテントの設営は出来る限り辞めて欲しいという意見が出た。東京都からも十分に交通の安全に配慮しながらも、積極的には張る方向ではなく、どうしても必要なら設営して良いというニュアンスであった。しかし私達にとってはテントは交通安全運動の象徴であり無くしてはならないと考えている。中央区の見解は?

A.テントの設営については東京都から何らかの通達があった訳ではないが、テントがあることにより区民もより一層交通安全に気を付けようと思うものであると考える。今後東京都の本部から見解が降りてきたら考える。



正直、私はテントの設営は必須ではないと考えています。しかしながら、警察からの依頼を受けて地元自治会・町会が交通安全運動を担っていることもあり、テントを設営して運動員を配置するかしないかはその自治会・町会の自由であることも事実です。

もしどうしてもテントの設営により通行が阻害されているなど、何らかの事情がある場合は直接地元自治会・町会にお問合せ下さい。



本件についてのご意見、お待ちしております!!

【6月補正予算】能登半島地震を踏まえた防災対策拡充、1人あたり5000円相当の防災用品カタログギフトの配布、ベビーシッター利用支援事業の拡充など

こんにちは!中央区議会議員の高橋元気です。

本日は6月補正予算案の審議が行われ、会派を代表して各質疑を行いました。

主に私からの質問は以下の通りです。

■能登半島地震を踏まえた防災対策

①家庭内備蓄促進事業

※在宅避難に必要な備えなど自助の取組の重要性を区民一人一人に改めて呼びかけるとともに、各家庭の取組を後押しするための防災用品カタログギフトの配布を行い、家庭内備蓄の促進を図る。

・対象 令和6年9月1日時点の区民および令和6年9月2日から令和7年3月31日までに区民となった方
・配布内容 防災用品カタログギフト 1人あたり 5,000円相当



Q.まずは様々な選択肢がある中でカタログギフトの配布となった経緯、また1人あたり5000円となった根拠について

A.能登半島地震を受けて、ライフラインの連続、物資の輸送や避難所の運営など様々な課題が見えてきた中で、本区の特色はマンション居住率の高さがポイント。つまり3日間の在宅避難が基本となる中で、在宅避難の重要性を改めて啓発する必要がある。1人1人にパンフレットで改めて防災意識の向上を呼び掛けると共に、避難を継続するために備蓄が欠かせないことから備蓄を促進するために支援する。

家庭によって備蓄の状況が違うため、それぞれの家庭のニーズに沿ったカタログギフトという形態が良いとなった。

5000円については、1人1人に3日分の備蓄品が必要であり、必要な品目を計算すると大体10000円と試算、50%を区が支援するという考えである。



Q.実際の申請、発送方法について。また、最新の区政世論調査によると飲料水の備蓄が70.5%、 食料65.8%、消火器55.3%、 簡易トイレ52.2%、救急セット37.1%と他区と比較しても率は高い状況であるが、数値目標は設定しているか?

A.申請方法についてはハガキインターネット(WEBサイト)を予定、パンフレットなど案内を送り、郵送にて発送は12月頃を想定している。申請は世帯単位で人数分を入力。申込期限は来年5月末を予定している。

数値目標は具体的には設定していないが、出来る限り100%を目指す。


Q.品目について。受け取る側からすれば、結局防災対策の備えとして何が重要で必要なのか、現在家庭に何が足りないかが分からないというご家庭もあるのではないか。例えばチェックリストのようなものがあり、選べたら参考になる。そのような取組みについて。

A,これからプロポーザル形式により事業者の提案を受けるが、乳幼児向けや高齢者向けなどの品目充実はポイントとなる。何が必要なのかについては、リーフレットで分かりやすく周知を行う予定。分かりやすく作り、必要な品目が分かるようにする。



②エレベーター防災キャビネット

マンション居住世帯が9割を超える本区の特性を踏まえ、マンション内の共助の取組としてエレベーター閉じ込め対策の強化を図るため、飲料水や携帯トイレ等の非常用品を格納するエレベーター防災キャビネットを希望する区内マンションに無償で配布する。
  
*対象 防災キャビネット未設置のエレベーター
*申請できる方 マンション管理組合,自治会,自主防災組織等



Q.申請数の想定について。また、そもそも管理不全となっているマンションなど防災組織が未成熟なマンションこそリスクとなり得ると思われるが、そのようなマンションに対してはどのようにアプローチするのか。

A.区内のマンションが約2700棟、1棟あたりのエレベーター数と蓄電池助成の際の申請率を加味して、想定は840台分。

区内全てのマンションにこの事業を周知していくにあたり、マンション防災としての各種取組みを同時に伝え、メリットを伝えることにより防災組織の成熟に繋げたい。



③  備蓄物資・食料の充実

発災時季に関わらず、避難所において安全で安心できる生活環境を確保するため、暑さ・寒さ対策やトイレ等の衛生対策などに必要な備蓄物資の充実を図る。また、輸送ネットワークが復旧し物資輸送が再開するまでの間、避難所において確実かつ円滑に食料を提供できるよう、避難者想定数に基づく食料の備蓄をこれまでの3日分から4日分に増強する。

* 備蓄品目 使い捨てカイロ,冷却パック,段ボールベッド,ドライシャンプー,携帯トイレ など

④  防災備蓄倉庫の整備

追加配備する備蓄物資への対応と防災拠点への効率的な物資輸送を行うため、旧新川児童館の改修工事を行い、防災備蓄倉庫として整備する。



Q.備蓄食料の充実とあるが、能登半島地震を受けての課題として4日間としたのは何故か、また、区内全域で足りない備蓄物資を試算した結果、防災備蓄倉庫については旧新川児童館の改修で足りるのか

A.都の地域防災計画においては、避難所においては72時間(3日間)の備蓄が必要と想定しているが、能登半島地震を経てなかなか物資が届かない状況も見てきた。

3日以内に東京都等からの支援物資が地域内輸送拠点に届いてから、各防災拠点に仕分けをして運搬する作業も1日余計にかかると加味すると、合計4日間の備蓄が必要であると判断した。

4日目以降については、順次全国から届くと想定すれば4日間で十分であると想定。

また、備蓄倉庫のキャパにおいては今回の増加配備分を含めて旧新川児童館での改修で現時点では足りる。もっとも、今後の人口増加等に対応するためにフラッグの倉庫の活用など更なる強化については継続的に検討を行う。



④防災訓練への参加率向上について

Q.地域防災力の向上という観点からは、最も重要なのはいざ発災した時に、何をすればいいか分からないという点である。つまりは防災訓練等への参加により、パニックになっても何をすべきか身体が覚えているという経験が重要であるところ、中央区民の防災訓練への参加率は14.4%に留まっている。

防災訓練への参加率向上についての所見は?

A,今回の補正予算における共助の取組みの周知を通じて、共助の重要性や地域コミュニティの大切さを行動認識して貰いたい。

防災訓練については、例えば幼稚園等のイベントなどと抱き合わせることにより、保護者の方を巻き込んで参加しやすくなるような工夫を今後も続けていく。



■ベビーシッター利用支援事業の拡大について


保護者の疾病や産後うつなどによる臨時・緊急的な一時預かり保育の需要に柔軟に対応できるよう、既存事業の見直しを図り、子育て家庭におけるセーフティネットを強化する。

① ベビーシッター利用支援事業の拡充
    計画的な利用を前提としつつ、多様な一時預かり保育の需要に一定程度柔軟に対応できるよう、年度内144時間の枠内において月補助上限を引き上げるとともに、養育が困難な場合の相談・調整や既存事業を利用するまでのつなぎとして、区独自の緊急対応枠を創設する。

* 月補助上限 児童1人あたり月12時間 → 月20時間
       (多胎児の場合は児童1人あたり月24時間 → 月40時間)
* 緊急対応枠 子ども家庭支援センターが承認した場合に限り、児童1人あたり最大60時間まで補助する。(一会計年度につき2回まで)
  
② 緊急一時保育援助事業および育児支援ヘルパー事業の拡充
    対象者および利用者負担額を見直すことで、臨時・緊急時における利用促進と保護者の負担軽減を図る。



Q,預け先の選択肢を増やすという点では拡大は評価する。月補助上限を20時間と設定した理由、また、緊急対応枠についてはどのような条件で承認がされるのか?

A.計画的利用を前提としても一定程度の柔軟な制度活用をしてもらうため、現在では一人当たり12時間を使い切る方が1/32/3は年間50時間程度の利用であることを考えると、月8時間=大体1日分を拡充すれば対応出来ると考えている。

また、緊急枠についてはまず区に相談をして貰い、どんな問題が起きているか電話や対面で相談、家庭訪問して区がどのような対応が出来るか、緊急対応枠を使うことによる確認書を書いて貰う流れを考えている。ご家族の入院など不可避な事態が発生した時にまずは限定しようと考えている。

⇒現代社会においては、ご家庭や仕事の事情など様々な要因でどうしても子どもの預け先を見つけたいという方々がいる中で、出来る限り利用者が利用しやすい制度設計を今後とも検討して頂きたい。本制度の拡充の後、区にも様々な相談がいくと思うが、区民のニーズに寄り添い引き続き、柔軟な制度設計を今後とも検討して頂くよう要望する。

■密集街区における防災機能向上に向けた検討


 能登半島地震での木造家屋の延焼火災を踏まえ、本区における再建築が困難で老朽化した木造家屋が密集する街区の状況を把握するとともに、ポケットパークや無電柱化など街区としての防災機能向上に向けた取組について検討を行う。

  * 検討内容
   ・無接道敷地等の再建築が困難な土地の状況の整理
   ・土地・建物を購入することなども視野に入れたさまざまな取組の検討
   ・取組の実施に向けた手法の検討



Q.本事業は地域を限定して進めるのか、それとも全区的な調査を行うのか?事業の概要について

A.全区が対象だが、無接道敷地など建て替えが難しい街区、耐震化が難しい土地を対象としている。例えば佃、月島、勝どき、人形町の一部地域など。

木造家屋密集地域が実際にあり、街区全体の防災化、耐震化を進めるため区が土地を買い取った上で、防災ポケットパークや無電柱化を進めるための地上機を設置するなど、街区全体の防災化に資する使い道を行う。

空き家など権利関係が錯綜しているケースも多く、買う事自体が難しい場合もあると思うが、本年度中には調査を終わらせて新年度から買っていきたい。中央区が買い取りますを是非宣伝して欲しい




今回の補正予算案は非常に重要な案件が多く、審議も熱を帯びました。

特に防災対策の充実については早期の予算化を高く評価しています。

かがやき中央としましては、本補正予算案に賛成する予定です。

ご意見等がございましたらお寄せください。

違法民泊?晴海で謎のキーボックス問題、実際に街中を捜索してみました

こんにちは!中央区議会議員の高橋元気です。

さて、この一週間特に騒動となった問題があります。

【異変】東京・晴海に“謎のキーボックス”あちこちに… 誰が何のため?住民不安の声「すぐ解決してほしい」

晴海フラッグ周辺に謎のキーボックス相次ぐ…無許可の“ヤミ民泊業者”が鍵の受け渡しで設置した可能性も?東京・中央区

こちらの騒動、発端はXでの話題からでした。

ちょっと発端の投稿は追いきれていないのですが。。。

よく見ると街の至る所にあるキーボックス、何のためにあるの?という問題提起だったと思います。

確かに、私も言われるまでスルーしていました。

早速中央区の担当課に相談したところ、違法民泊の鍵の受け渡しに使われているのではという憶測もあるが、意図はともかく公道上に無許可で設置されているものについては区道、都道問わず撤去の対象となり、放置自転車等と同様に警告をした後撤去する。と確認致しました。

一方であくまで私物であるため、行政としては勝手に捨てたり中を見たりは出来ず、警察においても明らかな犯罪でない限りはグレーとの認識です。



そこでまずは区内でどの程度キーボックスが放置されているのか、数量を把握するためマッピングしました。

https://www.google.com/maps/d/u/0/edit?mid=1zjiWL6u6476kyX-doowodKcUf2ixzio&ll=35.65336107228564%2C139.78005105548542&z=17

以前に違反喫煙マップねずみ目撃報告マップを作成したのと同じ手法です

こちら区内全域で300か所ほどご報告をいただきました(改めてすげえ・・・)

私1人で全てを見て回るには限界があるため、意識の高い湾岸ツイッタラーの皆様などの力をお借りするため、共同編集が出来るGoogleMapを作り、違反喫煙などを見かけたらその場所に自由にマーキングして頂く、というやり方です。

そしてその情報を取り纏め、最終的に私から中央区保健所に持っていき、巡回指導や看板等の設置を含むピンポイント対応をするというスキームを作りました。

違反喫煙やねずみ目撃情報については、その後の対応について期間が空いてしまったので改めて保健所等に状況を確認します。




さて、募集したところ2,3日で30カ所ほどの情報が・・・!

https://www.google.com/maps/d/u/0/edit?mid=1zjiWL6u6476kyX-doowodKcUf2ixzio&ll=35.65336107228564%2C139.78005105548542&z=17

頂いた情報を元に自分で直接見て回り結果を中央区および警察署に共有し、何らかの対応をして頂くという流れになります。

また、同じ理屈で明らかに許可を得ていない不動産広告カラーコーンも撤去の対象となります。

そのような活動をしていると、番組からの取材依頼もあり、ミヤネ屋さんで放送されました。

一方で、違法民泊横行!など晴海フラッグをdisる流れになるのは本意ではなく、取材を頂いた記者さんにも

「晴海は様々な問題について住民が協同で解決を目指してより良い街を作り上げている、素晴らしい街です!」

という点を強調して報道して頂きたいとお願いをしています。

中央区の基本的な考えとしては、

①キーボックスがどのような意図で使われているかまでは踏み込めない(明らかな犯罪目的であれば警察対応)

②少なくとも許可なく公道上に設置・占有された物についてはその意図や設置主体に関わらず撤去の対象

という点を私も取材の中で伝えました。


もし違法民泊などに活用されているのであれば、その撤去を進めることが犯罪抑止につながるかもとは思いますが、

それでもキーボックス所有者からすれば、公道から一時的に民有地に移すまた別の場所に設置するなど逃げ道は沢山あり、結局はいたちごっこになってしまうのは否めません。

また、マンションの敷地内などに設置してあるキーボックスについては、民有地ですので管理組合の管轄です。

管理組合が使っているケース、あるいは個人使用しているケースもあると思いますので、一概にすべてが違法民泊目的とは言い切れないと思います。



何れにせよ、ここまで注目されているのであればいっそ住民協同イベントにしてしまい、むしろ晴海の健全なコミュニティのアピールに繋がるならと思い、実際にマッピングされた箇所をツアーとして見て回ることにしました。

という事で本日見て回りました!!

絶好の行楽日和というか、暑いですがいい街巡りにもなりました。

見て回ると、結構至る所キーボックスはあります



既に警告文が貼られている箇所、自発的に撤去されている箇所もあれば、そのままにされているものもありました。

そのままにされているものについては、改めて対応を依頼します。

これなんか思いっきり会社名入っていますが、どうやら不動産リフォーム会社のようです。

同行して頂いた記者さんによると、不動産リフォーム会社内での鍵の受け渡しに使われていたとのこと。(張り込みをして実際に鍵を取り出した人を目撃、取材したとのこと

どのような意図であれ、撤去の対象となることに変わりはありません。

不動産の内見目的であっても、会社内やマンションの敷地内で許可を得て設置する分には問題ありませんが、公道に許可なく設置されている場合は撤去の対象です。

今回見て回って共通しているのは、やはり目立たない場所(電柱や植え込みなど)に隠すように設置されているケースが多いという点、

また、

大型マンション・住宅棟の周辺に多いという点もマッピングして分かりました。

これは晴海フラッグだから、という訳ではなく、晴海・勝どきその他区内のエリアに共通しています。

今回AbemaTVさんの密着取材を受けながら見て回ったのですが、その記者さんより、中国の民泊サイトに明らかに晴海エリアのマンションが使われている画像を見せてもらいました。

これはまぁ確かに違法民泊だろうと思います。

中央区は昔から、民泊については条例で非常に厳しく規制しており申請しても通るケースは稀です。

https://www.plays-inc.jp/LLIqLQGv#index_MEuLD06f

少なくとも日本人の民泊事業者はこのことは知っていると思われますが、外国人がやっているケースも考えられ、警察の捜査対象となり得ます。

なので結論から言うと、晴海フラッグに限らず、外国人がマンションを購入した上でマンションの一室を利用した違法民泊のためにキーボックスが使われている可能性は高いと私も印象を受けました。

繰り返しますが、中央区としてもひと先ずは公道上のキーボックスについてはその使用意図に関わらず撤去していきますが、根本的な解決については警察の捜査が必要であるかと思います。

引き続き、本件については追っていこうと思います。

本日は晴海1丁目~5丁目を見て回りました。

他地域につきましても引き続き対応していきます。

また、本日参加して頂いた方ありがとうございました!こういう参加型地域イベントとしてもやっていきたいと思いますが、

各自治会・町会の例えばゴミ掃除クリーンデイなどの際に地域を見て回って貰えないかも提案してきます。(区内全域となると各地域の皆様のお力が不可欠です)

本日取材を頂いたAbemaTVの記者様もありがとうございました、明日放送とのことですが、情熱大陸のような密着取材編集をお願いします笑

それでは!!