こんにちは!中央区議会議員の高橋元気です。
さて、本日の区民文教委員会は大変重要事項てんこ盛りでした!

区立小学校特認校の申し込み状況です


城東小学校 43/124(2.9倍)
泰明小学校 39/41(1.05倍)
常盤小学校 27/85(3.14倍)
阪本小学校 19/62(3.26倍)
城東小学校の申し込みが昨年度より落ち着きましたが、依然やはり特認校は人気です。

対して中学校は銀座中学校のみ抽選が行われ、佃中学校・晴海中学校・日本橋中学校は抽選なしとなりました。
銀座中学校 30/153(5.1倍)
次に、晴海西小学校および晴海東小学校の開設準備について!!


まず、重要な変更点がありました。
晴海四丁目にて学校用地が確保されていた(晴海東小学校(仮称))の整備計画ですが、
晴海西小学校の第二校舎として整備される計画へと変更されました
区からの説明は後述します。
検討会議で検討されていた晴海西小学校の教育理念も発表されました。オリンピック(五輪)にちなんで
5つのわ
羽:社会に貢献する気概をもち、世界で活躍する人
環:持続可能な社会に向け、考え行動する人
和:平和の実現に向け、多様性を受け入れる心豊かな人
話:コミュニケーションをとり、協同して解決する人
我:高い目標を持ち、自分を磨き続ける人
理念は良いとして、では実際にスポーツ教育に力を入れるのか、或いは分校舎体制を活かしてICTを中心としたコミュニケーションを図るのか、そのような具体的な新校の特色も定めて頂きたいところです。今後に期待します。
【標準服】
開校時点では小学校は設けず、中学校は基本デザインを地域の方々の意見も踏まえて検討する
【校歌】
小学校・中学校それぞれ区に関係のある音楽専門家に依頼し、令和6年10月を目途に完成させる
【校章】
小学校・中学校それぞれ制作委員会でデザインを検討し、令和6年10月を目途に完成させる
【第二校舎の整備について(旧晴海東小学校)】
・第二校舎に小学校1年生~3年生、本校舎に小学校4年生~6年生・中学校が入る
・通学区域は新たに設定しない
・第二校舎の規模は27学級とする
・第二校舎完成は令和12年度予定
委員会での質疑は以下の通り
Q1.何故第二校舎の整備と計画が変更されたのか?
A1.晴海フラッグの人口推計が明らかとなり、相当な数の子どもが晴海5丁目に住むこととなるが、改めて二つの学校を設置するとした場合に西と東で分ける学区割を検討したところ、難しいと結論が出た。
例えば、現状令和6年4月時点で住む方は晴海西小学校が学区となるが、今後整備されるタワー棟に住む方は晴海西があるにも関わらず、晴海東小学校が学区となってしまう。
ほとんどの方が5丁目に住むことが予想されている中で、比較的近接した土地に別の学校を設置することは得策ではないとの結論が出た。
また、学校が近接した場合、別の学校となると、地域のコミュニティや防災拠点という観点からも分け方が難しい。通学区域の設定も非常に困難なため分校舎として整備する。
Q2.分校舎体制とすることによるメリットやデメリットは?学年で分けることにより交流が遮断されるのでは?
A2.交流面という意味では距離が離れることにより日々交流出来ないという面はデメリットにもなりえるが、タブレット等を活用して交流出来ることもある。分校舎間での交流活動はとても大切であり、足立区など先行事例においても、取り組ませ方次第でメリットも生まれる。
例えば小学校では6年生がリーダーシップを発揮して低学年を見るというメリットが考えられるが、分校舎では3年生がリーダーシップを発揮するとか、或いは隣接しているこども園との連携も生まれる。
その他メリットとしても、学校の校舎をわけることによってスペースが十分に確保出来る、地域の方々の交流の場を含めて、スペースの有効活用が出来る。
⇒大変重要な変更であり、確かに晴海5丁目に人口が集中する中で、場所がほとんど離れていない近接地で学校を分けるメリットよりもデメリットの方が大きいと判断した点は、私は理解します。

通学区域という点においても、同じ地域の住民を分断することが難しいという点も分かります。
一方で、今後の学区の再編は無くなったため、晴海西小学校は主に晴海5丁目・4丁目およびパークタワー勝どき等の方々を対象とした学校として確定したこととなります。(中学校は豊海町も含まれる)
また、考え方によっては、学校への学童設置を目標としていた区としては、空いた教室に学童の設置が出来るとも思われます。
今回は大変重要な案件でした。
ご意見お待ちしてます!