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【6月補正予算】能登半島地震を踏まえた防災対策拡充、1人あたり5000円相当の防災用品カタログギフトの配布、ベビーシッター利用支援事業の拡充など

こんにちは!中央区議会議員の高橋元気です。

本日は6月補正予算案の審議が行われ、会派を代表して各質疑を行いました。

主に私からの質問は以下の通りです。

■能登半島地震を踏まえた防災対策

①家庭内備蓄促進事業

※在宅避難に必要な備えなど自助の取組の重要性を区民一人一人に改めて呼びかけるとともに、各家庭の取組を後押しするための防災用品カタログギフトの配布を行い、家庭内備蓄の促進を図る。

・対象 令和6年9月1日時点の区民および令和6年9月2日から令和7年3月31日までに区民となった方
・配布内容 防災用品カタログギフト 1人あたり 5,000円相当



Q.まずは様々な選択肢がある中でカタログギフトの配布となった経緯、また1人あたり5000円となった根拠について

A.能登半島地震を受けて、ライフラインの連続、物資の輸送や避難所の運営など様々な課題が見えてきた中で、本区の特色はマンション居住率の高さがポイント。つまり3日間の在宅避難が基本となる中で、在宅避難の重要性を改めて啓発する必要がある。1人1人にパンフレットで改めて防災意識の向上を呼び掛けると共に、避難を継続するために備蓄が欠かせないことから備蓄を促進するために支援する。

家庭によって備蓄の状況が違うため、それぞれの家庭のニーズに沿ったカタログギフトという形態が良いとなった。

5000円については、1人1人に3日分の備蓄品が必要であり、必要な品目を計算すると大体10000円と試算、50%を区が支援するという考えである。



Q.実際の申請、発送方法について。また、最新の区政世論調査によると飲料水の備蓄が70.5%、 食料65.8%、消火器55.3%、 簡易トイレ52.2%、救急セット37.1%と他区と比較しても率は高い状況であるが、数値目標は設定しているか?

A.申請方法についてはハガキインターネット(WEBサイト)を予定、パンフレットなど案内を送り、郵送にて発送は12月頃を想定している。申請は世帯単位で人数分を入力。申込期限は来年5月末を予定している。

数値目標は具体的には設定していないが、出来る限り100%を目指す。


Q.品目について。受け取る側からすれば、結局防災対策の備えとして何が重要で必要なのか、現在家庭に何が足りないかが分からないというご家庭もあるのではないか。例えばチェックリストのようなものがあり、選べたら参考になる。そのような取組みについて。

A,これからプロポーザル形式により事業者の提案を受けるが、乳幼児向けや高齢者向けなどの品目充実はポイントとなる。何が必要なのかについては、リーフレットで分かりやすく周知を行う予定。分かりやすく作り、必要な品目が分かるようにする。



②エレベーター防災キャビネット

マンション居住世帯が9割を超える本区の特性を踏まえ、マンション内の共助の取組としてエレベーター閉じ込め対策の強化を図るため、飲料水や携帯トイレ等の非常用品を格納するエレベーター防災キャビネットを希望する区内マンションに無償で配布する。
  
*対象 防災キャビネット未設置のエレベーター
*申請できる方 マンション管理組合,自治会,自主防災組織等



Q.申請数の想定について。また、そもそも管理不全となっているマンションなど防災組織が未成熟なマンションこそリスクとなり得ると思われるが、そのようなマンションに対してはどのようにアプローチするのか。

A.区内のマンションが約2700棟、1棟あたりのエレベーター数と蓄電池助成の際の申請率を加味して、想定は840台分。

区内全てのマンションにこの事業を周知していくにあたり、マンション防災としての各種取組みを同時に伝え、メリットを伝えることにより防災組織の成熟に繋げたい。



③  備蓄物資・食料の充実

発災時季に関わらず、避難所において安全で安心できる生活環境を確保するため、暑さ・寒さ対策やトイレ等の衛生対策などに必要な備蓄物資の充実を図る。また、輸送ネットワークが復旧し物資輸送が再開するまでの間、避難所において確実かつ円滑に食料を提供できるよう、避難者想定数に基づく食料の備蓄をこれまでの3日分から4日分に増強する。

* 備蓄品目 使い捨てカイロ,冷却パック,段ボールベッド,ドライシャンプー,携帯トイレ など

④  防災備蓄倉庫の整備

追加配備する備蓄物資への対応と防災拠点への効率的な物資輸送を行うため、旧新川児童館の改修工事を行い、防災備蓄倉庫として整備する。



Q.備蓄食料の充実とあるが、能登半島地震を受けての課題として4日間としたのは何故か、また、区内全域で足りない備蓄物資を試算した結果、防災備蓄倉庫については旧新川児童館の改修で足りるのか

A.都の地域防災計画においては、避難所においては72時間(3日間)の備蓄が必要と想定しているが、能登半島地震を経てなかなか物資が届かない状況も見てきた。

3日以内に東京都等からの支援物資が地域内輸送拠点に届いてから、各防災拠点に仕分けをして運搬する作業も1日余計にかかると加味すると、合計4日間の備蓄が必要であると判断した。

4日目以降については、順次全国から届くと想定すれば4日間で十分であると想定。

また、備蓄倉庫のキャパにおいては今回の増加配備分を含めて旧新川児童館での改修で現時点では足りる。もっとも、今後の人口増加等に対応するためにフラッグの倉庫の活用など更なる強化については継続的に検討を行う。



④防災訓練への参加率向上について

Q.地域防災力の向上という観点からは、最も重要なのはいざ発災した時に、何をすればいいか分からないという点である。つまりは防災訓練等への参加により、パニックになっても何をすべきか身体が覚えているという経験が重要であるところ、中央区民の防災訓練への参加率は14.4%に留まっている。

防災訓練への参加率向上についての所見は?

A,今回の補正予算における共助の取組みの周知を通じて、共助の重要性や地域コミュニティの大切さを行動認識して貰いたい。

防災訓練については、例えば幼稚園等のイベントなどと抱き合わせることにより、保護者の方を巻き込んで参加しやすくなるような工夫を今後も続けていく。



■ベビーシッター利用支援事業の拡大について


保護者の疾病や産後うつなどによる臨時・緊急的な一時預かり保育の需要に柔軟に対応できるよう、既存事業の見直しを図り、子育て家庭におけるセーフティネットを強化する。

① ベビーシッター利用支援事業の拡充
    計画的な利用を前提としつつ、多様な一時預かり保育の需要に一定程度柔軟に対応できるよう、年度内144時間の枠内において月補助上限を引き上げるとともに、養育が困難な場合の相談・調整や既存事業を利用するまでのつなぎとして、区独自の緊急対応枠を創設する。

* 月補助上限 児童1人あたり月12時間 → 月20時間
       (多胎児の場合は児童1人あたり月24時間 → 月40時間)
* 緊急対応枠 子ども家庭支援センターが承認した場合に限り、児童1人あたり最大60時間まで補助する。(一会計年度につき2回まで)
  
② 緊急一時保育援助事業および育児支援ヘルパー事業の拡充
    対象者および利用者負担額を見直すことで、臨時・緊急時における利用促進と保護者の負担軽減を図る。



Q,預け先の選択肢を増やすという点では拡大は評価する。月補助上限を20時間と設定した理由、また、緊急対応枠についてはどのような条件で承認がされるのか?

A.計画的利用を前提としても一定程度の柔軟な制度活用をしてもらうため、現在では一人当たり12時間を使い切る方が1/32/3は年間50時間程度の利用であることを考えると、月8時間=大体1日分を拡充すれば対応出来ると考えている。

また、緊急枠についてはまず区に相談をして貰い、どんな問題が起きているか電話や対面で相談、家庭訪問して区がどのような対応が出来るか、緊急対応枠を使うことによる確認書を書いて貰う流れを考えている。ご家族の入院など不可避な事態が発生した時にまずは限定しようと考えている。

⇒現代社会においては、ご家庭や仕事の事情など様々な要因でどうしても子どもの預け先を見つけたいという方々がいる中で、出来る限り利用者が利用しやすい制度設計を今後とも検討して頂きたい。本制度の拡充の後、区にも様々な相談がいくと思うが、区民のニーズに寄り添い引き続き、柔軟な制度設計を今後とも検討して頂くよう要望する。

■密集街区における防災機能向上に向けた検討


 能登半島地震での木造家屋の延焼火災を踏まえ、本区における再建築が困難で老朽化した木造家屋が密集する街区の状況を把握するとともに、ポケットパークや無電柱化など街区としての防災機能向上に向けた取組について検討を行う。

  * 検討内容
   ・無接道敷地等の再建築が困難な土地の状況の整理
   ・土地・建物を購入することなども視野に入れたさまざまな取組の検討
   ・取組の実施に向けた手法の検討



Q.本事業は地域を限定して進めるのか、それとも全区的な調査を行うのか?事業の概要について

A.全区が対象だが、無接道敷地など建て替えが難しい街区、耐震化が難しい土地を対象としている。例えば佃、月島、勝どき、人形町の一部地域など。

木造家屋密集地域が実際にあり、街区全体の防災化、耐震化を進めるため区が土地を買い取った上で、防災ポケットパークや無電柱化を進めるための地上機を設置するなど、街区全体の防災化に資する使い道を行う。

空き家など権利関係が錯綜しているケースも多く、買う事自体が難しい場合もあると思うが、本年度中には調査を終わらせて新年度から買っていきたい。中央区が買い取りますを是非宣伝して欲しい




今回の補正予算案は非常に重要な案件が多く、審議も熱を帯びました。

特に防災対策の充実については早期の予算化を高く評価しています。

かがやき中央としましては、本補正予算案に賛成する予定です。

ご意見等がございましたらお寄せください。

【令和6年度予算】【企画費・総務費】全手続きの洗い出しとオンライン・キャッシュレス決済対応、防災体制整備、ペット同行避難の進捗について

こんにちは!中央区議会議員の高橋元気です。

連日予算特別委員会が開催され、令和6年度予算案の審議がなされています。

企画費・総務費の主なトピックスをお知らせします。

【広報、DX化】


【広報誌のリニューアルについて】

Q.今回の経緯について

A.広報誌のリニューアルについて、手に取って貰えるように伝わるように検討、区政世論調査では区の情報を受け取る手段として依然広報誌は40歳以上を中心に望まれている。特に区民の方の活動を紹介し、ご家族や知人にも読んでもらえるように地域活動への参加を目指していく。

【中央区HPの改善について】

Q.新着情報に出る時と出ない時があるが、その違いは?特に予算PRなどはすぐに乗せるべきでは?

A.各部署からHPやSNSの掲載依頼を貰い、広報課で確認の上で承認している。その際に新着に入れるかという項目チェック欄がある。

Q.外部専門人材の活用について

A.今回、広報業務を実務的に最前線でやってきた方を採用し、情報発信の課題を洗い出し、運用方法の見直しを行っていく

【住民情報システムの改修について】

Q.本予算の経緯について

A.閣議決定されたデジタルガバメント実行計画に基づき、現在各自治体でバラバラなシステムやサーバーを平準化し、無駄を省こうという動きがある。国で仕様書を作って各ベンダーが作る流れとなっており、期限が令和7年度末となる。例えば国が法改正をして申請書の形式が変わった場合など、国が標準仕様を作るので、今後手間や費用は削減出来る。また、標準化していく中で電子で申請可能なものには対応。

Q.全自治体が取り組むとなるとベンダー不足になる懸念もあるが、本区は大丈夫なのか?

A.結論から言うと現行システムのベンダーにお願いする方向なので、本区においては問題ないと考えている。一方で、人が不足することにより人的単価の上昇や回線費用が上がるのではという懸念もあり、国が言うほど費用は下がらない可能性はある。

【情報化基本方針の進捗について】

Q.現情報化基本方針は3か年計画の最終年、今後の見通しについて

A.現在改定作業中であり、3月中にお示しする。方針としては、キャッシュレス決済および電子申請の充実を重きに置く。「書かない窓口」から「行かない窓口」を目指し、区の全手続きの洗い出しを行い、可能なものは全てオンライン手続きに移行する。また、予約システム等電子で申請するものについても全て電子でオンラインキャッシュレスで支払えるように。



【防災】

【防災体制の整備について】

Q.能登半島地震を受け、現在23ある防災拠点でキャパは足りているのか?

A.現状、指針として人口の19.6%となる人数をカバー出来ている。今後備蓄の増強を検討しており、現在倉庫はいっぱいであるところ、毛布等かさばるものを更に増やすためには更なる場所の確保が必要。今後全ての区内施設を点検、調査する。

Q.区民の更なる主体的な活動支援について

A.防災訓練については令和5年度については前年度比約1.8倍の参加者となった。周知はより徹底していく。

Q.医薬品の確保は間に合っているか?

A.各拠点に3日分の医薬品は配備、不足するようであれば協定している薬剤師会や販売事業者からの運送により対応

Q.防災上の要となる本庁舎および災害医療拠点となる聖ルカ国際病院の非常電源について、何日間もつのか

A.中央区役所については、現在工事を行っており17時間→72時間に延長される。聖ルカ国際病院については先日話した限りでは、約11日分の医療電源を確保しており、優先すべき機器を選定、コンセント別に分けて運用をすると聞いている。また、病院と保健所間の道路と人の行き来、車の確保など対応も確認しているところ。

Q.災害時の支援協定を結んでいる5自治体について

A.災害時には常に状況は変わるので、予めではなく都度運送方法や配置など含めて連絡を取り合いながら必要な物資の確保を図る。

【マンション防災】

Q.本区のマンション防災の重視について

A.防災拠点の運営含めて全てのマンションにて防災自治組織が設立され、運用されるように進める

【ペット同行避難について】

Q.ペット同行避難の進捗状況について

A.各地の防災拠点運営委員会にペットも家族であり、出来る限りの対応を区から持っていき、最初は抵抗感もあったが令和5年4月現在においては23拠点中全拠点において保健所が調査に入り、ペット保護スペースを確保出来た。また11拠点においてマニュアルの整備を進めており、3拠点が整備済。避難用のケージ等も備蓄品として確保済。今後全拠点で実現出来るように進める

Q.大型犬の避難については?

A.ペットについては必ずケージに入れることを前提としているものの、ケージに入らない場合は築地川のわんわん広場にて受け入れる方向で調整中

Q.ペット同行避難の理解が進んだ点は望ましい。理想的には飼い主とペットが一緒に過ごせるペット同伴避難の実現について

A.区としても家族が一緒に過ごせる同伴避難は理想としているが、まずはペット同行避難の課題を解決してから、第一段階をしっかりしてから順次研究していく。

【企画総務委員会】能登半島地震を受けた防災対策、シティプロモーションの推進、城東小を活用したエリアマネジメントの推進について

こんにちは!中央区議会議員の高橋元気です。

企画総務委員会が開催され、委員として順次質疑を行いました。

以下、ダイジェストでご報告致します。

【城東小学校を活用したエリアマネジメントの推進について】

Q.今回のエリアマネジメント団体の活動としては、どのような活動を想定しているのか。

A.学校施設を活用した活動としては、スポーツ教室やお祭り等のイベントなどが申請時点の例として挙げられている。区としては、施設を活用するイベントとして相応しいかを申請時点で審査する。

Q.エリアマネジメント団体に対しては中央区として補助金など、何らかの補助を行うのか?また、エリアマネジメント団体から下請けへの委託は想定しているのか、その場合に区としてはどのようにコントロールするのか?

A.補助金等は考えていない。あくまで、区としては申請ベースで内容を審査し、コントロールする。その上で問題がなければ施設を無料で開放する。

Q.エリア全体で施設の活用を考えるという取り組み、他の学校施設への横展開は?特に晴海地域、まちびらきが行われる晴海西小中学校こそエリアマネジメントに向いているのではないか?

A.今回はミッドタウン八重洲全体でエリアマネジメント団体が立ち上がった関係で、その中の城東小学校の活用を検討してきた。特殊なケースであるので、今後の他学校への展開は考えていない。


【シティプロモーションの推進について】

Q.資料を見る限りは具体的な戦略としてはインスタをこれから活用します、だけであるように見受けられるが、具体策は?例えばインフルエンサーとのタイアップなどしっかりと広報戦略を立てているのか?

A.インスタは平成30年に開設したが今迄充分に活用されていなかった。まずはハッシュタグやストーリーズを活用して投稿をする。

Q.シティプロモーションを推進していくとするのであれば、現状の広報体制には組織的な課題はないのか?全て区役所でやろうとせず、例えばプロのマーケティング、コンサル会社を入れるという考えもある。委託すべきところは委託しては?

A.まずは区として課題を洗い出しし、外部人材を含めて必要なものの洗い出しを行う。その中で組織の中の課題も考えていこうと思っている。

Q.まずは課題の洗い出しをする段階であるという点は承知した。職員一人一人の意識向上ももちろん必要ではあるが、そもそもシティプロモーションという点では昨日公表された令和6年度の予算案の公表も大きなシティプロモーションとなる。にも拘わらず、2/8の14:00にプレス発表された予算案がHPに公開されたのは翌日の9:00。また、SNSアカウントでの告知や生中継もない。区民および区外の方に区の施策をアピールする必要性について、スピード感という点でも課題は多いのでは?インスタ頑張りますや職員の勉強会を開きますの前にしっかりとやるべきことがあるのでは

A.予算プレスの公表については、これまで翌日の朝刊での発表という点を意識していた。どういうタイミングでどのような方法で出すかも含めて検討する。

【中央区地域防災計画の修正について】

Q.能登半島地震における中央区としての教訓については?また、現在の支援状況について

A.東京都を通じて人的支援および物資の支援を行っている。今回の能登半島地震においては未だ被害の全容が把握できていない状況ではあるが、規模はもとより発災の時間、気象、時期などを災害は待ってくれないという事を改めて痛感した。

年始のタイミングで自治体職員も休暇を取っていたこと、発災直後に日没となり、夜間帯に被害状況を把握する情報収集が難しく、初動体制が整うのに時間がかかったこと。極寒の中での寒さ対策ライフラインの停止という点で水やトイレが足りない、生活必需品としても口腔ケア、入浴が出来ない状況。

中央区としても要支援者対策と共に、避難所の運営、備蓄物資の総点検をする必要があると改めて認識した。

地域防災計画には、被災状況の検証が完了した段階で改めて検討する。


Q.マンション防災について、特に気になるのは電力の停止と共に、水道、エレベーターも止まるということ。またエレベーターの復旧には専門技術者の点検が必要であり、いつ順番が回ってくるのかという状況。さらに言えば余震が続けばその度に停止する。つまりはエレベーターの復旧は諦めるか、或いは各防災組織にエレベーター復旧の技術者を配備する、または研修し育てるという方法以外にないのでは。

A.エレベーター復旧については、現在東京都が、発災時に被災していない近隣県から技術者を集めるという協議を行っていると聞いている。国の方針としても、専門技術者以外の方による再稼働は推奨していないため、育てるという考えはない。



Q.エレベーターが復旧しない場合、高層マンションの高層階に住まわれる方は階段による行き来を諦め、共有スペースや防災拠点に集まる可能性がある。改めて、マンション防災においては自宅待機が基本であるが、待機出来ない方が想定よりも多いと想定した場合、防災拠点及び備蓄倉庫のキャパは足りるのか?

A.現在防災拠点の物資の残数の把握を進めている、被災後4日目以降の残数をどうするのか、空からの空輸の受け入れ体制なども含めて検討を行う。また、発災時の帰宅困難者も含めた避難スペースの拡充備蓄倉庫の拡充も、区民の不足が生じないように準備を進めていく



今回は広報および防災において活発な議論が行われました。

ご質問、ご要望等がございましたらいつでもご連絡ください!

自治会防災訓練に参加!被災した時の共助の要です、是非皆様もご参加を

こんにちは!中央区議会議員の高橋元気です。

土曜日は晴海テラスマンション自治会の防災訓練でした!

ちなみに私は防災士の資格も持っています。

私も19階フロアの班長として今回も参加致しました。


まずはうちの場合このように、被災しているかどうかを示すステッカーをドアの外に貼ります。

救助の必要があるかを迅速に知らせるためです。

マンション防災の基本は、3日間自室で待機です。

その際に必要なのは、食料簡易トイレ等の備蓄と、共助による助け合いであると改めてご認識頂ければ幸いです。

被災した場合は、フロア毎に班となって行動します。

防災ガイドラインも各階エレベーターホールの消火器の裏に備え付けされてますので、ご確認ください。

点呼の上、ドアに貼りだされたステッカーを確認し、一階のエントランスホールへ!!

今回は東京都消防庁のご協力の上、敷地内でAED講習消火器放水訓練煙体験ハウスも実施して頂きました!!

子ども連れで簡単なアトラクションのように参加出来るイベントとなりました!

自治会の皆様、消防庁の皆様、ありがとうございました!!

終わったあとは、マンションのクリスマス会も兼ねてクリスマスツリーの飾り付けと、備蓄品を受け取りました!!

やはり参加率向上が課題ですね。

どうしてもコロナ禍という事もあり、参加率も伸び悩んでいると思われます。

一方で同じマンションでも8割以上の方が参加されるマンションもあるとのことで、どのように工夫をされているのか私も伺いたいところです。

いざ災害が発生した場合、頭は必ずパニックになります、想定外の事象が発生します。

その時に頭で考えるより前に身体で動けるように、防災訓練への日常的な参加は必要です。

是非皆様もご参加ください!!

9月は防災意識の向上を!中央区総合防災訓練!!

こんにちは!中央区議会議員の高橋元気です。

本日は令和4年度中央区総合防災訓練に行ってきました!

今回は混雑回避のため、会場を複数準備の上で開催されました。

その後の委員会発表によると、過去最多の来場者数を記録したとのことです。

こちらはやはり親子連れで来て頂くのが非常に楽しめると思います!

消防・警察・自衛隊等が連携した救出救助・消火訓練を間近で見られるほか、市民が参加できる防災体験コーナー、応急救護訓練の実演

またこのような地震体験車も!!VR災害体験コーナーも今年から配置がされ、もはやアトラクション体験しながら、貴重な防災に関する知識を養えます。

今回もとても素晴らしい取り組みであったかと思います。

最新の区政世論調査によりますと、飲料水食料の備蓄7割ほどの家庭で準備をされている一方で、簡易トイレの備蓄5割防災訓練への参加13%に過ぎません。

災害発生時には、どうしても頭がパニックになります。

何をしていいか分からない、誰からも指示がない。

そんな時に、誰に聞けばいいかを知っている、あるいはやるべきことを身体が覚えている。必要があります。

だからこそ防災訓練への定期参加が必要になります。

是非、まずは自治会・町会における防災訓練に皆様もご参加ください。

私も防災士の資格を持っているので、更に区民の皆様の防災意識の向上に努めたいと思っています。

街頭での周知啓もう活動もその一つです!!

それでは!!

中央区・消防合同水防訓練が開催!雨季を前に水防に関する意識向上を

こんにちは!中央区議会議員の高橋元気です。

さて、週末は3年ぶりに開催されました、中央区・消防合同水防訓練に参加致しました!(久々の来賓)

会場は晴海二丁目のBRTターミナル空き地にて。

合同水防訓練とは、これまで毎年開催されてきましたが(コロナ禍の中で2年間は中止)中央区と消防庁、地元各消防団の方々が具体的な水害を想定した上で、必要な水防対策を実践する訓練となります。

区民にも一般開放され、区民からしても勉強となるイベントでした。

今回は区内の河川が氾濫し、数カ所で越水危険、地下浸水の発生例を想定し、各対応の訓練が行われました。

まず、必要なのは現場確認です。

①中央区、消防庁から中央区職員、あるいは各消防団に現場の確認が要請され、駆けつけます。

実際に見させて頂きましたが、各消防団にタブレット端末が支給され、現場の状況がオンラインで各関係部署にリアルタイムで中継されます。

これは昨年ごろから開始したようです。

合同で災害対策本部が設置され、各団に水防対策の指示がいきます。

今回の水防訓練では、

水防工法(土のう作成、ビル出入口浸水防止など)

救出救助訓練

が実施されました

救出訓練は、建物の2階から助けを求める避難民を救助する訓練が行われました。

そして非常に勉強になったのが、各水防工法の詳細な説明をして頂いた点です。

①積土のう工法

袋に土を詰め、土のうを積み上げる基本的な工法

②改良積土のう工法

作った土のうをブルーシートにくるみ設置する工法。綺麗に整列させる必要がなくなるため、時間節約にもなる

③連結水のう工法

専用の袋に水を入れユニット化し、連結していく工法

④ビル出入口漏水防止工法

梯子などをブルーシートでくるみ、ビルの出入り口に設置、水の侵入を防ぐ工法

⑤簡易水防工法

段ボールなどそこらへんにあるものブルーシートでくるみ、土のうで補強をしてビルへの水の侵入を防ぐ工法。

などなど、やり方も含めて説明して頂きました!!

これから雨季を迎えます。台風の通過によって、中央区においても倒木や河川の氾濫などが近年猛威を振るいました。

6月からまさにシーズンが始まる前に、水防対策を訓練し、一般区民もやり方を覚えることによって水防意識の向上を図ることこそが水防訓練の目的です。

私も非常に勉強になりました!

中央区、消防庁、各消防団の皆様、関係者の皆様、暑い中お疲れ様でした。ありがとうございました。

私も、今後より地元に貢献したい気持ちが強く、消防団への入隊を考えています。

まちを守りたい・・・

それでは!!

【コロナ対策特別委員会】中央区ワクチン追加接種の接種率は64.0%へ、緊急告知ラジオの再販売について

こんにちは!中央区議会議員の高橋元気です。

さて、中央区より追加接種の接種率の速報が出ました

初回接種

対象者数:151,489人(令和4年3月31日現在)

1回目 130,411人(86.1%)

2回目 129,467人(85.5%)

追加接種(3回目接種)

対象者数:114,905人(令和4年3月31日現在)

接種数:73,563人(64.0%

Q.ワクチン接種の現状について

リバウンド期間に入ったが患者数は緩やかに減少へ。クラスター対策は継続的にやっていく。

ワクチン接種については、4回目接種の話も出ているので準備は粛々とやっていく。接種率について世代別の内訳で言うと4月24日現在で、世代別では39歳以下38.89% 40歳代で55.78%、50歳代で66.24%、60-64歳代で74.57%。若年世代での接種率は課題。若い世代は重症化しにくいことから、なかなか重要性が伝わっていないものと思われる。

ファイザーとモデルナの接種割合については、具体的な数字は出てきていないが、区の予約枠を見る限りは

個別接種については

ファイザー1605枠のうち708件(44.1%)

モデルナ 816枠のうち139件(17%)

集団接種は

ファイザー4026枠のうち1754件(43.6%)

モデルナ1760枠のうち186件(10.6%)

小児接種については、最大約2000人のところ、4/21時点で1319人(66%)2回目接種877人(43.8%)

Q.防災無線(緊急告知)ラジオの売り切れについて

A.区のお知らせ3月号とHPで案内をしたが、新規販売が4/1の午前中に3会場とも完売した。現行緊急告知ラジオの交換についても、予約が全ていっぱい。世界的な半導体不足で約1000台しか準備が出来なかった。追加でなんとか7月以降に再度頒布方法を見直して販売する予定、一定の申し込み期間を設けた上で多数になった場合は抽選という形式でやる予定。なるべく早く周知出来るように準備する。

ワクチン接種については、やはり若年世代は打たない傾向です。元々重症化率が低いうえに、副反応が強いという話も出回り、躊躇されている方も多いのではないでしょうか。

陽性になった場合のリスクを考えれば出来る限りワクチン接種を勧めたいところです。

また、緊急告知ラジオについては大変な反響になりました。数年前のハッピー買物券騒動と同様に、対応が後手に回ってしまった印象です。

今回は世界的な半導体調達困難である状況で、仕方ないとは言え、防災意識が高まっている今、出来る限り準備をお願いしたいところです。

それでは!!

【企画総務委員会】新型緊急告知ラジオが導入されます!4月から頒布及び現行ラジオとの交換開始!

こんにちは!中央区議会議員の高橋元気です。

企画総務委員会の内容です。

現在、大地震など災害発生緊急時に自動的に電源が入り、緊急放送を受診出来る緊急告知ラジオが区内で頒布されていますが、バージョンアップされた新型(280MHz対応型)の頒布が開始されます。

新型になると以下のメリットがあります

電波が強い

区内全域どこでも安定して電波が入る

②停電やネット回線断絶時も衛星回線で繋がる

③音量調節が可能になる

④その他改善点

聞き逃した緊急情報の再生機能など、現行ラジオの課題を改善

頒布開始月令和4年4月

頒布金額

①区民 2,000円/台(当面の間1世帯1台)
 ※現行ラジオと交換する場合は1000円

②事業者 21,450円/台

頒布台数:1000台~4000台

頒布方法:本庁舎、日本橋出張所、月島出張所にて

※現行ラジオとの交換については、4月当初は予約制

※現行ラジオの頒布は終了しますが、引き続き使えます

お金は必要ですが、本来であれば定価2万円以上のものですので、お得にはなってるかと思います。

緊急時には例えば携帯の電源が入らない、基地局がやられて電波が届かない、あるいは携帯が壊れてしまうといった事態が発生する可能性があります。

念のための保険として緊急告知ラジオを購入しておくという選択肢はあると思います。

是非お問い合わせください

それでは!!

【区民相談】区内でペット同行避難が可能な防災拠点(2022/1月現在)

こんにちは!中央区議会議員の高橋元気です。

最近、地震も多いことから区民の方からペット同行避難に関するご要望が多く、改めて区の防災課に現状をお伺い致しました。

令和3年第一回定例会で区長に確認をした際には、現在23ある防災拠点の中で半数以上がペット同行避難を可とするべくマニュアルの整備を進めており、最終的には全拠点で可能とするよう進めたい旨の答弁がありました。

議事録はこちら

そこで最新の状況と、具体的にどこがペット同行避難が可能なのか、という点を確認しました。

区内の防災拠点一覧はこちら


◆ペット同行避難が可能な防災拠点(8拠点)

中央小、京橋築地小、久松小、月島第一小、月島第二小、月島第三小、晴海中、十思スクエア

◆ペット同行避難を含めたマニュアル検討中の防災拠点(2拠点)

日本橋小、豊海小


現状では8拠点がペット同行避難を可とする災害対策マニュアルを整備し、実際に運用していく予定です。また、2拠点が今検討中とのこと。

あくまで、各防災拠点の運営主体が検討していくものですが、施設側の大きさや設置スペースの関係で、難しい拠点もあるかもしれないとの事。但し、原則的には全拠点で受け入れ可能となるように進めたいとのことでした。

本件につきましては、ただ受け入れ可能とするだけ(例えば外のスペースにケージを置くだけなど)でなく、飼主とペットが快適に避難出来る環境を整えて欲しいというご意見まで頂いています。

飼主とペットが一緒のスペースで避難するつまりはペット同伴避難へのご要望、ペットの食料、飲み水や温かい毛布、ペットシートの確保など。

アニマルウェルフェアの観点からも私も大切だと思います。ただこれらのご意見につきましては、具体的にペットの飼主側各防災拠点の綿密な打ち合わせが必要となってくると思います。

つまり、ここからここまでは防災拠点で準備する、ケージ、食料、飲み水などは飼主側で備えるなど実際に具体的なケースを想定してテストするべきです。

マニュアルが整備されたあとは運用上の課題を洗い出すため、ペットと一緒に避難訓練を行い、広く意見を募集していくといった取り組みが必要となると考えます。

本件につきましては、引き続き取り上げていきたいと思います。

電話してたら撮影されてた・・・!!

区民の皆様からのご相談、いつでも承っております!

迅速に解決に向けて対応を致しますので、ご連絡お待ちしております。

それでは!!

災害時のペット同行避難について

こんばんは!中央区議会議員の高橋元気です。

災害時にペット同行で避難出来るのか、中央区でも問い合わせが多い事項です。

私も昨年時点で確認したところによりますと、中央区においても全拠点で早期に対応が出来るよう進めています。

23ある災害拠点のうち半数については検討しており、災害拠点のマニュアルへの明記を進めているとのことです。

こちらの議事録もご確認頂ければと思います。

https://www.kugikai.city.chuo.lg.jp/kaigiroku.cgi/r03/teireikai202101-3.html?keyword=%E3%83%9A%E3%83%83%E3%83%88%E5%90%8C%E8%A1%8C

本日は短いですが、それではまた!!