「防災」カテゴリーアーカイブ

子どもの視点から危険な場所、または事故予防の観点から街中の危険箇所を教えてください!

こんにちは!中央区議会議員の高橋元気です。

本日、中央区議会は第三回定例会の日程を終えました!

2週間休会の後、来月から各種委員会審議が再開致します。

さて、最近はSNS経由での区民の方からのご相談も増えて参りました。すぐにお伺いし、行動に移せるように心がけております。

まちの便利屋としていつでもご連絡ください!!(地味に行政書士登録もしてます・・・使ってないけど)

町田市議会議員であり私も所属する「子どもの事故予防地方議員連盟」の発起人である矢口まゆ市議も、このように子ども目線で危険な場所の募集をしており、実際に対応を進めてらっしゃいます

皆様からのこういったお声を実際にまちづくりに繋げ、対応を実施していくのも区議会議員の大切な役目です。

早速、本件について募集したところ、

既に数件お問い合わせを頂きましたので、担当課や必要に応じて警察に確認を行っております。


子ども目線で危険だ!と思われる場所、中央区でももしあれば教えてください!!匿名でも構いません、住所を教えて頂くか、写真で送って頂ければアクションを起こします。

もちろん大人の視点もペット目線から、危険だ!でももちろん構いません。

道路がでこぼこで転びそうとか、交差点が視界悪くて危ないなどもですね。

私も清掃活動などで出来る限り街中を歩いてみますが、把握出来るエリアも限界があるので、教えて頂けますと助かります。

また、他にも例えば強風で看板が壊れてしまっており危ない!といったお問い合わせに対応し、立て替えてもらうなど。先日対応致しました。

細かい部分でも、危ない箇所は迅速に直したり改善を進めたいですね。


是非、これを機会に地方議員をご活用ください!!

連絡先は各種SNSへのDMでも構いませんし、メールや電話でも構いません。

genkinewparty@gmail.com

07032760735

↑最近区政相談専用電話を用意しました


こういった地道な活動にやり甲斐を感じるから、今は国政選挙よりも地方に興味が沸くのですよね・・・・


それではまた!!!

地震により区内のコミュニティサイクルが消えた??防災対策やねずみ駆除について

こんにちは!中央区議会議員の高橋元気です。

本日も決算特別委員会が開催され、各審議が進められています。

まず、今月7日夜の首都圏で最大震度5強に至る地震発生については、皆様も本当にびっくりしたと思います。

中央区内では、電気、水道その他のライフラインや倒木等の被害は一切なかったとのことでした。

しかしながら首都圏、JR等で運休が発生し、帰宅困難者も多数発生したとのことです。

また、報道では中央区においても利用者の多いシェアサイクルの利用者が急増し、帰宅手段として広く利用されたと見られています。

地震で帰宅困難 シェアサイクルの利用が急増

Q.地震発生時のコミュニティサイクルに係る報道の真偽について

A.報道後、運営会社のNTTドコモバイクシェアに確認したところ、現状では利用数は集計中とのこと。報道については恐らく他事業者のコメントであると思われる。使える自転車が0になった、或いは溢れるポートがあったと聞いている。恐らく運よく自転車を確保できた人が帰宅に活用した。但し、一部公共交通機関が動いていたこと、道路に大きな影響がなかったこともあり、利用は限定的であったと思われる。
結果、翌朝には自転車の再配置は完了し、一般利用には間に合った



Q.帰宅困難者対策の現状について

A.帰宅困難者対策として、区内では一時滞在施設24施設(約16000人)広場など一時待機場所19施設(20000人)その他33施設(36000人)分の需要を満たしている。また、東京都の準備として国際フォーラム等の施設利用準備も進められている。
都内在勤者、滞在者の約517万人を前提とすれば、区内で対象は30万9000人と見込んでいる。その中で、買い物客や観光客など、確実に帰れない来場者60000人と推察し、その需要は満たしている。

その他、再開発事業の機会を捉え、容積率の緩和を受けるホテル等に協力を求めている。また、JRや東京メトロ、都営地下鉄会社と地下のコンコースで受け入れ出来ないか話し合いをしている。
一斉帰宅の抑制についても、鉄道事業者や集客施設、近隣区の滞留状況などの影響も受けるので広域な対策が必要。
東京都や事業者と連携していく。

帰宅困難者一時滞在施設一覧はこちら


Q.ねずみ駆除・防除対策について

A.地域ねずみ駆除・防除等促進支援事業補助金を令和元年度から3年間予算化した。初年度は銀座一帯で大きな成果を得た。事業所と住宅が混在する地域において、今までねずみ駆除のやり方において悩ませてきたが、駆除を面で捉えて成果が上がった。
多くの町会から相談を頂き、令和元年には24町会が利用、令和2年度はコロナの影響を受けてストップ、令和3年度は5町会が交付決定している。日本橋の連合町会は12町会で合同で実施した。飲食店の繁華街地域はねずみ被害が多いが、コロナ禍で商売が大変な状況の中優先出来ないという声も頂いていたため、今後、検討再開する。一旦今年度は補助金は最後であり、その後は環境改善という形で餌となるゴミの管理を継続してもらう。


このねずみ駆除・防除等促進支援事業補助金の使い方については、私も数件、これまでも区民の方からご相談を頂いており、確認をしておりました。

区の想定としては、そもそも築地・銀座・日本橋などねずみ被害の多い、飲食店等繁華街と住宅が混在した地域において、町会・自治会が連帯してねずみ駆除・防除を行う際の補助を想定しておりました。

ただ、中央区は集合住宅が9割以上を占め、大きなタワーマンションにおいては、敷地内の公開空地にねずみが棲息する事例も発生しております。

ただ、敷地内の清掃・消毒などの管理は多くの場合で自治会ではなくマンションの管理組合が担当していることから、補助対象に管理組合を追加出来ないか、というご意見も多くいただいておりました。

マンションの管理組合は基本区分所有者で構成される組織ですので、ねずみ対策個別相談会の対象にはなっているんですよね。

そこで、委員会終了後、改めて中央区保健所に確認させて頂きました。

①地域ねずみ駆除・防除事業支援補助金について、来年度以降が予算化されていないが今後は実施しないのか?

⇒まだ来年度予算が決定していない状況であるが、来年度以降の継続も含めて検討中

②マンションにおいては敷地内の清掃消毒については管理組合が担っていることも多いが、補助金の対象を管理組合へ拡大出来るか?

⇒そういったお声も頂いているが、原則的には町会・自治会の事業支援として今年度は進めている。自治会名で申し込んだ上でお金のやり取りをしてもらうなど、工夫して頂いているところもある。
⇒自治会・管理組合の自主的な連携に頼るのではなく、管理組合も補助金の対象に入れるなど、来年度以降の予算編成の際には対象の拡大や補助金の自治会負担分の軽減も含めて検討して欲しい。

③ねずみの駆除については地域での面的な対応が必要、例えば近隣マンションも一緒にやらなくては、結局ねずみは戻ってくるのではと思うが如何か?

⇒ねずみは縄張り意識が強く、特定の巣穴を除去するなど縄張り内を住みづらい環境にすれば、すぐに近隣のマンションに住みつくということはあまりない。
それぞれのマンションの公共空地一体で駆除し、ごみ置き場の管理や環境改善を進めることが大事。

また、公園の駆除は別で定期的に実施している。近隣町会が実施する際にセットで行うなど。こちらは公園の管理経費の中で、巣穴を見つけたら対応を行っている。連絡を頂ければ都度対応は可能


やはり築地解体後、道を歩いているだけでねずみがささっと走り去っていく姿をよく見かけます。(特にれいめい橋公園)
ねずみは住処を変えながら繁殖すると思われますので、継続的かつ面的な駆除・防除の取組が必要です。

もし、ねずみを見かけた!困っているという方はご連絡をお願いします。


それではまた!!

3.11から10年…災害時の情報発信体制について

本日は3月11日、東日本大震災から10年が経ちました。

被災された方々、そして大切な方が被災された方々に心よりお悔やみ申し上げます。



10年前、私は仕事が休みで、千葉の方にいました。

被災の瞬間はビルが飛びあがるほど揺れ、食事中でしたが、お店の方も「お代はいいので早く外に出てください!!」と言われる緊迫した状況でした。

電話もつながらず、スマホのニュースで想像以上の事態が起きていることを知りました。

電車も動かないため、多くの方と同様に帰宅難民となりました。夜中に何kmも歩いたのは初めてという方も多かったことでしょう。



それから数年が経ち、福島在住の方とお話をする機会もあり、一緒に南相馬市の湾岸を見に行ったり、当時の避難指示区域の様子を見に行きました。街並みに人一人いない状況に胸が締め付けられました。

畜産農家の方の、心が引き裂かれる想いで牛や豚、家畜を置いていかざるを得なかったというお話に涙が流れました。

どんなに月日が経ってもすべてが元通りになることはないでしょう。それでも少しでも前より良くなることを願って、今も皆様は頑張ってらっしゃると思います。


特に被災時には「正しい情報」「速やかに」行き渡ることが非常に重要です。

正しい、間違っているは別にして、3.11の際に唯一ともいえる情報ライフラインとなったのはTwitterでした。

あの時は本当に助かりました。



情報は、生ものです。
少しずつ、変わっていきます。
もちろん東北も10年前とは変わっています。


情報災害についてまとめた記事がありました

3.11から10年…福島の「情報災害」が未だに払拭されない理由

被災当時の情報から我々自体がアップデートされていない、ということが大きな問題となります。


そして様々な団体、サイトが本日は寄付を募っています。

もちろん、復興にお金は大事です。是非、ご寄付をお願いします。

YAHOO特設サイト


しかしながら、最も私たちが心掛けるべきは、ただお金を出せばいい、で終わるのではなく


正確で最新の情報を自ら知りに行く



ということではないでしょうか。



本日、予算特別委員会の中で以下の答弁がありました


・2021/2/13に発生した地震について、中央区からタイムリーな情報発信がなかったのは何故か?

A.中央区において震度5弱以上の地震を観測した時は区民の方に注意喚起と取り決めている。2/13は一切被害の情報を受けなかったが、区としてはあんぜん安心メールを4回中央FMで8回緊急地震速報を行った。今後、区民の安心を得るために改善する。



何度も言いますが、特に被災時においては「正確」「タイムリー」な情報が必要になります。
そして少しでも多くの区民が安心を得るために、防災無線だけではなく、TwitterLINE公式アカウントなど、即時性のあるありとあらゆる方法での情報発信を望みます。
情報は、受け手に届かなければ意味がありません。



私も、正確で速やかな情報発信を心掛けます!!



福島県沖で最大震度6強の地震発生、中央区の災害情報発信は無し!!

こんばんは、昨晩福島県沖で最大震度6強とされる地震が発生致しました。
今なお、余震等は続いていると思われますが、被害に見舞われた皆様に心よりお見舞い申し上げます。



ニュースでの映像、そして被害に見舞われた知人の方の家の中の状況等を写真で拝見し、本当に心配しています。


そして各地で停電等の事象も起きていることもあり、SNS上でも区民の方々から不安の声が寄せられました。
その中でもいち早く情報発信をされていたのが、熊谷千葉市長でした。

これまでも何度も申し上げていますが、自治体の災害対策本部のトップである首長が自身の責任をもって発信をしてくれることで、多くの市民、区民は安心が出来ます。本当に素晴らしいと思います。



一方で、中央区から公式な情報発信は、公式HP、Twitterや2/1に始動したばかりのLINE公式アカウント含めて、2/14 21:00現在で一切ありません。


中央区の情報発信力の低さ、広報の課題はこれまで何度も指摘してきましたが、委員会の各種答弁の中でも、公式SNSアカウントの意義は、「災害時の情報発信・区のお知らせ等広報活動」にあると、区の広報課はお答えされてきました。


いざ、災害発生時に何の音沙汰もないとはどういうことでしょうか?


停電等実質的な被害が発生しているかを確認中ですなど、そのようなレベルでも良いのです。それだけで区民は安心感が得られます。


こちらは世田谷区長のアカウントですが、まずは第一報をお伝えしてくれております。そしてこちらは世田谷区の公式Twitterです。

御覧の通り、他の自治体では少なくとも第一報を展開しております。
このような災害時における情報発信体制を今、徹底出来なくてどうするのでしょうか。
今回対応が出来ないのであれば、例えばこの先、首都直下型地震など、中央区に大きな被害が発生するような大災害発生時にも、我が区による積極的な情報発信は期待出来ません。

速やかな原因究明、改善を求めて参ります。

それではまた!!!

AEDは心臓を止める装置?AEDを正しく知ろう

皆さんこんばんは!!

実は私、昨年防災士という資格を取得しました。

防災士とは平時は防災関連の啓もう活動を担い、災害時には地域リーダーとして共助を支える役割が期待されているものです。

https://bousaisi.jp/

↑eラーニングの試験や集合研修・本番試験を経て取得が出来ます。取得に6万円~7万円ほどかかりますが、補助がある自治体もありますので、地域防災に携わる方も含め、ぜひ積極的に取得して頂きたい資格です。



ということで、今後は防災関連の話も小出しにしてシリーズ化していきたいと思います!!



初回はAEDについてです!


みなさんAEDという名称はご存じかと思います。


では、本当にAEDとはなにかを理解されているでしょうか??


AED(自動体外式除細動器)は

Automated(自動化された)

External(体外式の)

Defibrillator(除細動器)



の略称になります。



このAED、何をしてくれる装置だと皆さん思われてますか??



たぶんですが、多くの方々が

 

止まった心臓を動かしてくれる装置



と思われてるのではないでしょうか。




ちょっと待って!!!(田原総一朗さん風



実はそれ、間違いなんです・・・・



まず、AEDを使うべき場面というのはどういう場面でしょうか。



道端で人が倒れてしまった!!



という場面。良くテレビでも出てくるのが



急性心筋梗塞



という状態です。



この急性心筋梗塞含め、AEDが必要な場面、言い換えればAEDが機能する場面というのは、


当事者が心室細動の状態になってしまった時です



この心室細動というのはどういう状態でしょうか


人の心臓は通常、自ら持っている電気興奮のリズムにより、心臓の筋肉を規則正しく動かしています。



一方で、心室細動とは心臓の筋肉が細かく動き、けいれんしている状態。何らかの原因により(例えば血管が詰まってしまうなど)心臓がポンプの役割を果たせず、血流が止まってしまっている状態です。

この状態を心停止状態といい、心室がブルブルと震えるだけで血液を送り出すことができなくなるため、3~5秒で意識を失い、呼吸が停止します。

そして放置すると心静止状態となります。そして脳に血液が届かなくなり、死に至ってしまいます。

※心停止と心静止
◇心停止とは心臓が動いていても心臓本来の役割である血液の拍出が出来ていない状態。
◇心静止とは全く心臓が動いていない状態。



この心臓がブルブル震えた状態を正常に戻すためには、一度心臓の動きをリセットしてあげる必要があります。

そこで活躍するのがAEDなんです!!

AEDに搭載された電気ショックの力で、心室の震えを止めます。そして、心臓が正常に刻み始めるまで、脳への酸素供給を維持するため、

心臓マッサージ(胸骨圧迫・心肺蘇生法)が必要になるんです


AEDが止まった心臓を動かすための装置なのであれば、心臓マッサージは必要ないはずですよね?



AEDとは「機能を停止し、小刻みに震えた状態の心臓」を止め、リセットするための装置なのです

 

 

これまでAEDが登場、そして一般人でも使用が出来るように法整備化される前は、その場に居合わせた人が、救急車が到着するまでの間に、救命の為に行なうべきこととして、心肺蘇生法の人工呼吸と心臓マッサージ(胸骨圧迫)が推奨されてきました。

 

しかし、突然倒れる人の大半は『心室細動』が原因であるといわれており、心室細動は心臓マッサージだけで命を救うことはできません。


だからこそ「電気ショック」(=除細動)を与えられるAEDの配備が重要だったのです。

 

そしてこのAEDは大変高性能なので、人体に装着する電極パッドから心電図を解析し、対象が心室細動の状態であるかを確認します。

 

逆に言うと心室細動の状態が検知されなければ電気ショックは作動しません、ロックされています。

 

間違えて通常の状態の方に使ってしまったら、単純に心臓止まりますからね・・・・(しかし稀に誤作動による事故も起きています)

 

また、日本では、救急車が要請を受けてから、現場に到着するまでの全国平均時間は6〜7分とされています。

 

ところが、人体は心停止(心室細動含む)から1分経過するごとに7〜10%生存率が低下するとされています。


2分後で75%の生存率も、10分後には0%近くになってしまいます。


一刻も早く、除細動を行い、心肺蘇生法を行う必要があります。


今回はAEDの基礎的な知識に留め、使い方や心肺蘇生法の詳細は改めてご紹介しますが、この機会にやり方は是非以下のリンクをご参照ください。

http://aed.jaam.jp/about_aed.html

動画だと、倉敷市が公開しているYoutubeが分かりやすいです



そして、やり方だけ頭でわかっていても、いざというときに
身体は動きません。


緊急時は誰もが頭がパニックになります。


だからこそ、身体で覚えることが大事なんです!!

防災訓練こそAEDを実践出来る、その機会です


ところが、地域の防災訓練への参加率、内閣の全国調査では全国平均が16.0%

中央区政世論調査では中央区の参加率は15.5%とされています。


人の身体は何が起こるか分かりません、当時、日本フットボールリーグ松本山雅FCに所属されていた松田直樹選手(34歳)も心筋梗塞で亡くなってしまいました。


救える命を救えなかった時、きっと後悔するのは自分です。



自分の大切な人を守るために、救うために、



防災訓練に是非参加してください!!!


そして9月1日は防災の日です!!





如何でしたでしょうか。
ちゃんと機械の用途を知ること、それだけでも意味があります。
きっと実感されたのではないでしょうか!!



それでは、今日はここまでです!!






参照元リンク

https://www.risktaisaku.com/articles/-/8873

http://www.jfmda.gr.jp/kikaku/03/index.html