「まちづくり」カテゴリーアーカイブ

久松幼稚園移転、移転経緯と今後の方針について

こんにちは!中央区議会議員の高橋元気です。

本日は、第三回定例会一般質問の中で答弁のあった、久松幼稚園移転の件です。

以前の記事でも取り上げましたが、来年2022年に80周年を迎える久松幼稚園が、児童数の増加および久松小学校の35人学級対応のため、常盤小学校の中に移転となります。

中央区民マガジンさんの記事にも詳細が載っております

まもなく80周年の久松幼稚園がまさかの閉園危機!?


この経緯と今後の方針について教育長答弁がございました。

【これまでの経緯】

・35人学級に対応するため、久松小学校の用地確保を検討した。近隣の久松区民館、児童公園やその他民間施設の用地も検討したが何れも安全な登校やスペースの確保が困難であったため、久松幼稚園の移転に踏み切った

・これまで住民説明会や保護者会を計17回開催、200名ほどが参加され、対象の880世帯(本年8末時点で0歳-3歳児がいらっしゃるご家庭)に個別に文書を送付。その中のご意見を参考に令和6年から段階的に移行する予定だったが、兄弟姉妹を抱える世帯の負担増を避けるため令和6年8月に全学年一括で移転すると方針を変更をした。

・令和4年の常盤周年行事が終わってから着手する

【今後の方針】

・通園方法は添乗員付きのバスを運行予定。現在バス停の位置等を検討中

・久松小学校・常盤小学校の両校と連携出来る体制にする

・園の名称はそのまま「久松幼稚園」であり、常盤園舎というふうに併記する予定

・将来的に久松に戻るかについては、教室に余裕が生まれるなど今後の人口の推移等の状況次第ではあり、再編の際に久松に戻ることもあり得るが、状況を見据えて検討する。


地元の保護者の方はもちろん、久松幼稚園・小学校OBの方々も非常に関心を持たれていることと思います。
続報が入り次第お伝えします。


それではまた!!

中央区のまちづくりは閉鎖的?まちづくりプロセスのDX化を!!!

こんにちは、中央区議会議員の高橋元気です。

本日は前回に引き続き、まちづくりについてです。


中央区は中央区まちづくり基本条例に則り、東京都や中央区が策定するまちづくり方針、開発計画を元に区内13地区に設置しているまちづくり協議会やその他会議体の中で、まちづくりの方向性を決定していきます。

中央区まちづくり基本条例とは、開発事業者に求める開発計画への反映事項を定め、開発事業が行われる地域の住民等と協議を行うとともに、開発事業者に対して住民への説明を義務付け、その理解を得るように求めるものです。

まちづくり協議会とは、区内全域を13地区に区分し、まちづくりの整備構想や整備計画、防災上の課題などについて住民の代表者が話し合うことで、計画、地域のまちづくりの意見・意向などを整理し、本区のまちづくり施策に反映させるための会議体になります。

つまり、まちづくり(開発)の大まかな流れは


①都や区の開発基本方針⇒②開発事業者および行政による開発計画の策定⇒③地元まちづくり協議会やその他会議体にて協議⇒④地域住民への説明会⇒⑤着工⇒⑥進捗の説明⇒⑦竣工


という流れになります。


この流れ自体は理に適っています。


しかし、住民参加型のまちづくりを進めていくのであれば、およびの段階にて住民の意思が正確に反映されているかが非常に重要です。


計画段階における住民参加あるいは、開かれた会議体での議論が必要となります。


さて、この開発計画について審議をするまちづくり協議会の構成員は、原則区内の町会自治会代表者が名前を連ねます。

町会・自治会は地域コミュニティの核であり、盆踊り大会等イベント等によってまち全体を盛り上げ、まちの歴史を担ってきた伝統ある組織です。地域の共助の主体としても防災上、警備上、大変重要な役割を担っています。


今の時代、その点はもっと重要視されるべきですし、入会者が増えて欲しいなと思っております。

一方で、町会・自治会の役割の中で地域の住民の意見をまとめ反映させる意見集約機能としては限界があると思っております。


まず町会・自治会への参加は任意であり、強制されるものではありません。また幾ら近隣の方と意見交換をしていたとしても、地域住民の方にアンケート調査等を行っていない限り、物理的に代表者が民意の全てを把握しているとは思えません。
但し、公開された会議体において、区民の一般参加が可能なのであれば、その信頼性はある程度担保されているとも言えます。

ところが、



中央区はこのコロナ禍において、まちづくり協議会のオブザーバー参加(傍聴)禁止しました。


新型コロナウィルスの感染拡大防止が理由ですが、定員300人の会場で、出席者がせいぜい50人程度であっても、傍聴を拒否しております。(私も晴海まちづくり協議会の傍聴を拒否されました)


それなら、別室で中継を見れるようにしてはどうか、オンライン中継で誰もが見れるようにするべきではと私達も委員会等の場で要望を何回もしておりますが、
オンライン中継は出席者の理解が得られない肖像権や個人情報を気にされる方がいる)として、実現に至っていません。


そもそもまちの代表として、公の会議体に出席をするわけですので、出席者がオンライン中継を拒否しているというのは私は理解出来ないのですが・・・・というか区がオンラインでもやりますと言えば多くの方々は納得されると思います。


まず、まちづくり協議会やその他会議体の構成員自治会・町会の代表者と限定するのであれば、区民が誰でも傍聴出来るようにするべきです。


そして、今の時代は、民意の集約のやり方として会議体と平行して、紙でも電子でも区民アンケート調査を実施し、広く区民の意見を募集するなどのやり方があります。
一体何のためのLINE公式アカウントなのでしょうか・・・?
中央区が目指す電子自治体とは・・・?


まちづくりにおいては、中央区は非常に町会・自治会(まちづくり協議会)の意向を偏重していると私は感じます。
区はよく、施策について地元の方の意見を反映した、地元の方の同意を得たという言葉を使いますが、町会・自治会の意見地元の意見の全てではありません。


他の自治体を調べても、まちづくりにおいてアンケート調査を行っている自治体は数多くあります。

https://www.city.narita.chiba.jp/environment/page0144_00018.html

国内・海外スマートシティDX事例10選


私は町会・自治会批判をしている訳ではありません。
既存の会議体を活用したまちづくりと並行して、まちづくりプロセスのDX(デジタル・トランスフォーメーション)を進めるべきであると主張をしています。
区民の民意である電子アンケートを尊重した上で、オンライン傍聴も可能な開かれた会議体まちの代表者達が決めるのであれば文句はありません。

しかし、目指したいのはより未来の住民参加型の都市開発構想です。

都市モデルを3D化し、建築物の高さ景観交通量をシミュレートし、可視化して公開すれば、オンライン上でより具体的な意見交換が出来るかもしれません。
近隣施設との兼ね合いからこのような施設を入れて欲しい!アンケート調査が出来、簡単に集計出来ます。(プラットフォームがあれば)


コロナだから一般傍聴禁止して、昔からの住人の一部で決めます、は流石に時代錯誤過ぎますよ・・・・




徹底した情報公開、住民参加型のまちづくりを求めます。




それでは!!!

陸海空を制する?つながるまちTSUKIJIへ!

こんにちは!中央区議会議員の高橋元気です。


中央区が誇る築地市場が解体され、その跡地の活用が非常に注目されています。


東京2020大会期間中は、交通ターミナルとして活用がされていましたが、いよいよ再開発に向けて走り始めます。
築地市場跡地は東京都心の中心地にわずかに残る貴重な広大な土地です。
土地は東京都が持っていますが、2019年に東京都が発表した築地まちづくり方針では、築地の将来像について、国際会議場(MICE施設)等の機能を中核として、築地ブランドを含む新たな東京ブランドを創造・発信する拠点、文化・芸術、テクノロジー・デザイン、スポーツ・ウェルネスなどの機能が融合した拠点とするとしていました。

https://www.nomu.com/machikara/4198/

地元中央区としても、場外市場や地元住民と一体となった再開発を東京都に要望しております。

先日発表がされた、「中央区築地まちづくりの考え方(案)」では「東京都心を支える広域的な交通結節点」として、周辺地域との繋がりに配慮しつつ、防災活動拠点としても機能するような環境整備を東京都に要望する方針です。

地下には現在中央区および東京都が国に対して働きかけている、晴海地下鉄新線!!
船着場では川を活用した舟運!!
大きな駐車場は首都高にも繋がっていく・・・


そして今回突然出てきたのが、、、


空路:ヘリポート!!

急に出てきました。
先日のエントリーでも書きましたが、朝日新聞の屋上ヘリポートが現在ありますが、航空法の関係で築地の建設が制限されるくらいなら築地にもうヘリポート作っちゃえばいいんじゃない?というフランクに言えばこのような考え方でした。

そう、TSUKIJIは陸海空を制するんです!!!

たぶん真の意味でのアバンストラッシュを撃てるようになります(古い)


防災用というだけでなく、民間にも開放するのか、そうなった場合に騒音問題は大丈夫か、など懸念点はありますが、今後の再開発情報に注目しましょう。




しかし!!!



こういった重要な方針が何故、どこで、決まっているのか・・・?
という疑問があります。
あまりに閉鎖的すぎる中央区のまちづくり方針の決定方法を、次回は取り上げます。



今までの経験上、これを取り上げると必ず圧力を受けるのですが、、、、


それではまた!!!!

中央区長に令和4年度の予算要望書を提出・要望しました!

こんにちは!中央区議会議員の高橋元気です。

さて、先週は委員会質疑で忙しない中ではありましたが、昨日、区長に対して会派:かがやき中央令和4年度予算要望書を提出しました。


予算要望書とは、自治体が翌年度の予算を編成する前に、この政策に予算を付けて欲しい!こういうことをして欲しい!と議員から要望するものになります。
もちろん、それらが全て採用されるとは限りません。


会派:かがやき中央(旧あたらしい中央)は、昨年度も予算要望を行いました。結果、LINE公式アカウントの運用開始など、実現したものもあれば、なかなか難しいものもありました。


基本的には、区民の皆様からの要望を集めて、それらをまとめて区長に提出するものです。

DMでご意見を頂いた方、本当にありがとうございました!
YOUTUBE区政相談窓口については、パラリンピック閉会式と被ったこともあり閑散としましたが・・・こちらも改めて定期的にやってみます!!


さて、予算要望書は以下の通りです、是非ご一読ください。

令和4年度予算要望書


基本的には、やはりこのコロナ禍の中で、財源捻出においては、ありとあらゆる工夫をするとともに、本年度予算編成で用いた基準

①区民の命と健康、生活を守る施策
②今取り組まねば時期を逸するか
③感染終息及び経済の回復に資するか
④施設整備は長寿命化を基本とする


といった方針に則り、政策の適切な取捨選択を要望しました。


区長からは30分お時間を頂き、1人1人、この施策を特にお願いしたい!という事項を直接お話させて頂きました。
区長も時にメモを取り質問をしてくださり、非常に有意義なお時間を頂けました、お忙しい中、貴重なお時間を賜り心より感謝申し上げます。

私からも、特にお願いしたい事項をプレゼンさせて頂きました。具体的には、


①「ゼロカーボンシティ中央区宣言」
⇒中央区として指針を示されたのは大変素晴らしい、この宣言が形骸化しないよう、徐々に具体的な数値目標を定めて環境施策に移して欲しい

②中央区パートナーシップ制度の創設
「パートナーシップ制度あるいはファミリーシップ制度」の導入に向けた検討者会議の設置


電子決済推進キャンペーンpaypay還元キャンペーン継続実施
⇒コロナ禍で困窮する区民の経済対策の一貫としても、昨年度大変好評であった PayPay の還元キャンペーンあるいは同様他社を活用した電子決済推進キャンペーンを速やかに実施して欲しい


④GIGA スクール構想の確実な遂行

ア、1人1台タブレット端末を最大限に活用し、区として子ども達 1 人 1 人に合わせた個別最適型学習総合型学習の実現を目指すこと。同時に各学校への支援を徹底すること。

イ、オンラインとのハイブリッドによる授業選択の機会を確立することにより、コロナ禍の中で登校に不安がある家庭や不登校・病院入院中の児童・生徒に対する学習環境を整備すること。

ウ、デジタルシティズンシップ教育の実施。

エ、タブレット端末の活用用途に応じた学校の通信環境の改善強化、通信環境がない家庭へのモバイルルータ貸し出しの実施。

オ、ICT 支援員の活用を充実させ、年間活動評価と改善を実施すること。


⑤オリパラ教育を含めた東京2020大会レガシーの継続
⇒形に残すもの、残らないけれども受け継いでいくべきものをしっかりと検討し、次の世代に引き継いでいくこと


⑥おもてなしTシャツの再配布・販売あるいは定期的な中央区ご当地Tシャツの製作と普及
⇒大変好評なおもてなしTシャツ公式販売再配布を要望。あるいはデザインを毎年変えつつ、中央区のご当地Tシャツとして一体感を生み出す施策を推進して欲しい



区長も大変熱をもって耳を傾けて頂けました!
また、要望書の中にも含まれていますが、将来的な東京湾大花火大会の復活にも大変前向きなお考えでした。


今後とも、会派としてより一層、是々非々での政策提案を行っていきたいと思います。
中央区は素晴らしい施策も大変多いです。そして大変優秀な方が多いと実感しています。

例えば、委員会での答弁一つとっても、本当にしっかりと根拠に基づいて論理的に、明確に答弁をして頂けます。
たまにまちづくり協議会に参加する都の職員の方と比較すると正直雲泥の差です。明らかに中央区の職員の方の方が素晴らしい。


引き続き、区民の皆様のために一緒に頑張りましょう。



それでは!!

【環境建設委員会】コロナの影響で家庭ごみが増加!築地市場跡地にヘリポート?

こんにちは!中央区議会議員の高橋元気です。

本日は環境建設委員会のトピックです。

【令和2年度区内のごみ量及び資源回収量について】

コロナの影響は顕著であり、以下のような傾向が発生。

①家庭ゴミが増加し、飲食店等事業ゴミは減少(区内全域では事業者が多いため、全体としては減少)

②家庭内の飲酒が増え、缶やビン増加

③amazon等ネット通販が増えて段ボールが増加


やはりゴミに人々の生活が現れると思います。私も定期的に周辺のごみ拾いを続けていますが、綺麗なまちを作っていきたいです。



【築地市場跡地にヘリポート開設?】

こちらも環境建設委員会の中で取り上げられました。

築地市場跡地の再開発にあたり、現在朝日新聞の屋上にあるヘリポートについて、ヘリコプターが安全に着陸できる空域の確保という航空法上の制限がある。
基本的には朝日新聞と充分な折衝をしないと建築物が立てられない。但し、朝日新聞との建築の相隣関係の問題のみにせず、築地全体の問題として考えることが合理的であると考える。
東京湾の方に広がって設置した方が合理的ではないか。

ヘリポートの扱いについては、少し弾力に考えながら市街地の安全性を考慮して柔軟に考える。災害時や緊急時の利用はもちろん、その他の使い方も総合的に検討をする。交通結節点として、区民生活の軸、この地域の発展にどういう施設がいいのか。可能性として空路、陸路、水路、鉄道含めて利用できる可能性がある。

これらの案は今後、築地まちづくり協議会の中で話し合われるとの事です。

ヘリコプターが日常的に離発着する場合は、進行方向と思われる、豊海、勝どき、晴海地域への騒音問題が生じそうな懸念もありそうですが、今後の話し合いが待たれるところです。
(民間に貸与されるならば東京湾ヘリコプターデートとかで使われるのだろうか・・・)

簡単ですが、本日は以上です!!

都内幸福度ランキング中央区が1位!!その理由は?

こんにちは!中央区議会議員の高橋元気です。


さて、今日は良いニュースです!!

不動産会社が実施した、都内自治体の幸福度ランキング調査で、中央区が見事第一位になりました!!

東京都「街の幸福度ランキング」5位文京区、4位目黒区、3位武蔵野市、2位港区、1位は?


1位が中央区、2位が港区、武蔵野市が3位となりました!!

中央区は「住み続けたい自治体ランキング」は3位、「街に誇りがある」3位、「街に愛着がある」4位、「街の住みここち」1位、「住みたい街」16位

どんだけランキングあるねんという声もありそうですが・・・


住みたいまちが16位である一方街の住み心地ランキングが1位ということは、既に住んでいる住民が非常に満足しているという証拠ではないでしょうか。

>>今住んでいる人たちからすれば中央区は「住みここちが良くて、住んでいて幸福」ということなのだろう。また、ショッピングが楽しめる銀座や日本橋、下町風情あふれる築地や月島など、魅力たっぷりの街で楽しく過ごしている人が多いのかもしれない。


こうして注目されるのは嬉しいですね!!


一方で中央区が実施した区政調査では、行政に期待するところ、必要な施策は、やはり高齢者福祉・介護子育て支援策でした。


行政そして政治としても、これらのニーズに着実に答えていく事、それが区民の皆様が住み心地がより町であると思われる最も大事なことであると思います。

それではまた!!

晴海東小学校の設立へ区が土地を取得!開設時期や学区割りは?

こんにちは!中央区議会議員の高橋元気です。

中央区は9/7に補正予算案を提出し、これから区議会にて審議が行われます。

https://www.city.chuo.lg.jp/kusei/zaisei/yosan/r3/zaisei_time_202108.files/9hoseip.pdf

注目したい点は色々とあるのですが、まず、郷土天文館の移転に伴い、中央区保健所等複合支援施設に子ども家庭支援センターの総合相談スペースを移転するなど、育ちの相談・サポート機能等の充実のための予算が追加されました。

こちらは良い流れであると思います。障がい者・児童に対する相談窓口も含めて総合的に窓口を一本化することは、子ども庁の創設も進んでいますが縦割り行政の改善にも繋がります。


そして、注目したいのは晴海4丁目、晴海5丁目の土地取得です。

こちらは都有地を東京都から購入するものになりますが、今回晴海4丁目の土地取得用途として、晴海東小学校(仮称)の設置用途が明確になりました。

晴海FLAG内に出来る晴海西小学校、中学校とは別の小学校になります。(月三合わせて3校目)

今までは、今後の晴海の学校定員不足に対応するため、学校用の土地だけまず取得しておく、といった説明がなされていましたが、私立学校の誘致なども噂されていました。

今回、改めて公立学校の設置方針が示されたと理解しています。

7月の晴海まちづくり協議会の資料ではこのように、Jの土地の横に学校予定地と示されていました。

公立学校ということもあり、気になるのは学区割り開設時期です。

晴海西小学校、月島第三小学校との学区割りはどのようになるか、就学途中の学区変更による転校の心配はないかなど、保護者の方の関心は高いと思います。

こちらの補正予算審議および委員会にて、その点確認していきたいと思います。

改めて報告致します!

東京2020オリンピックの終幕~政治家は国を、まちを背負う覚悟を持っているか~

ご無沙汰しております、中央区議会議員の高橋元気です。

8/8に東京オリンピックの閉会式が行われ、17日間の夢の時が閉幕致しました。

(閉幕後、体調を崩して各種SNSから離れておりました)

オリンピックの開催には沢山の意見がありました、しかし選手達が見せてくれたその姿に、我々がどれだけ励まされた事か、それも事実です。

大会後半戦で特に印象を持った競技で言えば、サッカーのベスト4久保選手の涙、新体操の村上茉愛選手、野球悲願の金メダル、女子バスケ銀メダルの快挙(本当に素晴らしいディフェンスと走力で涙が出ました)レスリングも空手もボクシングもマラソンを始め陸上競技も、、、本当に沢山の感動と勇気を頂きました!!

そして女子ハードルの寺田明日香選手は中央区のご出身!!テレビの前で応援していました!!

開催して良かった、そう思わせてくれた本当に記録にも記憶にも残るオリンピックでした。
けれど、日本の子どもたちのためにも、是非有観客で見せてあげたかった。。。ただただ、コロナが憎い。

それもすべては、この1年半にしっかりとコロナを終息させられなかった政治の責任です。法整備をする時間もワクチン確保の時間も充分にあった。諸外国と比較してももっとやれたとの思いは強いです。
その責任をもって、ここからは政治家が仕事をし、一刻も早くこの危機的な感染拡大状況を収めなくてはなりません。

また落ち着いてから、ゆっくりと振り返りたいですね。
ずっと私も夢見ていただけに、とても複雑な感情が生まれたオリンピックでした。

開催に反対する声、人の命こそ最も重視するべきだと私も数多くの方から伝えられた一方、子ども達の未来のためにも出来る限り地元と選手たちの触れ合いの場を設けて欲しいと、両極端の意見を頂いた期間でした。

私は、正直そのどちらも正しいと思っています。
区民の命は絶対に第一に守らなくてはいけません。そして同時に、私は区民、将来を担う子どもたちの未来夢も守り指し示すことも政治の仕事であると信じています。


今回、私は本当にとてもとても考えさせられました。
自分が何を目指すべきなのか、自分は誰のために、何のためにこの仕事をして、生きていくべきなのかという点まで、原点に戻って考えていました。
もう少し時間が経ってから別の投稿にしたいと思います。



しかし、確実に今回のオリンピックを見て、様々な出来事を通じて実感した事があります。

それは、選手達の「国を背負う誇りと覚悟の姿」です


大会初日から柔道の選手達を始め、皆、日本という看板を背負う重圧、そして幸せをその協議への姿勢、戦う姿で示されていました。
本当に格好良かったですし、だからこそ感動します。
人生を賭けて自分のために戦うだけでなく、国のために戦う方々の集まりがこのオリンピックです。

果たして政治家は、同じレベルの覚悟で仕事をしているのでしょうか
国会議員は国を背負う覚悟で仕事をしているのでしょうか。そういった覚悟を持って仕事をされているのは、やはり閣僚、与党の議員に多いのかもしれません。


こう言うと何を偉そうなことを言っているんだこいつはと思われそうですが、もちろん同じことを、私も自分に当てはめて考えていました。
私は中央区を背負うに相応しい覚悟を持って仕事をしているのか


昨年末の議会からの懲罰の事案も思い浮かべながら、自戒をしていました。
もっと、やらなくてはいけない。
中央区の看板を背負い、その名に恥じない働きをしなくてはいけない。

それはプレッシャーや、重圧ではなく、喜びです。

中央区という看板を背負うことが出来る幸せを噛みしめながら、覚悟をしながら、心に決めながら任期を全うしたいと思います。

同時に、1政党の看板を背負う身としても、しっかりと身を引き締めて参ります。

明日も更新予定です!!

【オリパラ】選手村周辺の警備体制・大会関係者の大会ルール遵守について

こんにちは、中央区議会議員の高橋元気です。

本日は所属する東京2020大会晴海地区公共施設整備対策特別委員会が開催されました。

以下、私の質問および他委員からの主な質疑のやり取りです。

①大会関連事業の中止について

Q.緊急事態宣言の発令を受けて本区主催の選手村周辺のおもてなし清掃は中止が発表されました。町会・自治会主催の自主的なおもてなし清掃については各団体において可否を判断するとされています。中止する事業と実施するべき事業、その線引きをどのように判断されたのか。多くの人を一堂に集める事業や回遊型の事業を中止すると資料にあるが、区のお知らせ発行などはやれるのでは??

A.緊急事態宣言を受け、事業の見直しは決断せざるを得なかった。東京都がパブリックビューイングを中止したため関連事業は中止、おもてなし清掃は野外であるため負荷はかかりにくいが、受付の設置において密となり少なからず人流を招く。区のお知らせ特集号の中止は、上記関連事業が中止されたため発行を断念した。

⇒おもてなし清掃も区のお知らせ特集号も、もともとは五輪の機運醸成のため盛り上げるための事業だったはず。必要最低限の事業であり感染リスクの低い事業は実施した上で盛り上げて欲しい



②交通規制について

Q.環2の規制により特に晴海通り、勝鬨橋や佃大橋の渋滞がひどく、時に救急車両が通れない状態である。既に決まっている交通規制であるが交通計画の改善について申し入れをするべきでは?

A.2年前から地元とも協議して進めてきた交通規制であるが、9/8まで続く。本日の新聞折込にも入れて周知に努めている。引き続き動向を注視し、迅速な対応を行う

⇒せめて救急車両の通過については具体的に警察署とやり取りを行い至急の改善をお願いします


③選手村周辺の警備体制について

Q.13日に選手村が開村しました。れいめい橋公園通りも明らかに大会関係者や取材陣と思われる方の姿が、夜中まで絶えることなく見られます。各交叉点に警備員が配置されているようですが、この警備体制について、大会開催形式の変更により昨年発表の体制から変更はあったのか?


A.昨年発表からは特に変更はない。選手村内については警視庁が、外においては管轄の警察署にて数百人規模体制で対応を行う。

⇒何かあってからでは遅いため、しっかりと警視庁および所轄の警察と連携した上でご対応をお願いします


④組織委員会との情報共有体制について

Q.6月にオリンピック・パラリンピック大会に参加する関係者向けのプレイブックが更新および公表され、その中で選手や関係者の感染対策や行動制限について記載がされています。今回大会は、選手団や大会関係者と国内居住者など外部との接触を避ける「バブル方式」が採用されていますが、しかしながら各種報道、そして私の実感としても、このプレイブックが厳粛に守られている状況ではないようです。れいめい橋通り沿いのマルエツやコンビニでも、ボランティアスタッフまたは大会関係者と思われる方が数多く利用されており、夜中に近くの公園のベンチや街角、路上などで飲食をしている姿を見かけます。プレイブック上はイートインや食べ歩きは認められていません。
我々がこれまで説明を受けてきた認識としては、大会関係者は選手村の外に一切出ない、です。

このようにルール厳守の運用や罰則の適用等についてはひとえに組織委員会および東京都の役割であることは重々承知しています。また、せっかくボランティアとして集まってくれた方を地元区としておもてなすという意味でも、気持ちよく滞在して頂きたいとは思っています。

しかし、結果的に事件事故や感染拡大に巻き込まれる可能性があるのは地元住民です。

この感染拡大を防ぐためのルールが絵にかいたモチにならないよう、中央区としても現場の状況を情報共有あるいはレポートをしていくべきであると思いますが、

現状において、東京都および組織委員会とどのように情報共有体制を敷いているのか。定期的な集まりがある、随時連絡を取っているか教えてください。



A.本区としては組織委員会が設定したルールの中で、適切な管理がされていると思っている。しかし、本区に対しても、毎日住民の方から不安の声や苦情が届いている。例えば、入ってはいけない敷地内に関係者と思われる人が入っていた組織委員会が設定したルートではない場所を出歩いているなど。その場合、都度都度組織委員会には伝え、改善等を働きかけている。組織委員会の中でも毎日状況について会議が開かれていると聞いている。本区も13日からは24時間体制で連絡が取れる体制にしている。本区としても住民の方が不安に思わないように周知し、働きかけていく。


⇒ルールを完全に守らせるのは不可能であるかもしれないが、実際に破られていた場合に、被害を受けるのは地元住民である。組織委員会にしっかりと改善を呼びかけるのは本区の仕事。住民への理解促進と共に積極的な改善の働きかけをお願いします。



Q.何かあった場合、苦情などについては、資料記載のコールセンターでいいのか?また、本日本資料を新聞折込をかけ、区民協議会等の場でも周知するとの事だが、LINE公式アカウントや公式HPによる周知はやらないのか?

A.苦情やご意見等についても組織委員会のコールセンターで一元的に管理するとのこと。区の公式HPや様々な手段で周知していく予定である。


⑤その他
Q.選手村内の新規感染者数が非公表となると報道があった。不安に思う住民も多いが、本件について本区の考えは?

A.選手に感染が発生した場合でも、療養期間を経れば大会に復帰出来る事から、各国の選手のプライバシーに配慮し、発生した時点での公表はしないこととなった。これにより、直接街に影響を及ぼすことはないと考えている。

⇒このような非常事態の中で、基本的には性善説に立った対応を取るべきではない。中央区としては街に感染拡大が広がらないように最善の対処を。

Q.明日、トリトン前等各地で大会デモが開かれるが本区としての対応は?

A.情報が入った時点で、所轄の警察に情報共有をしている。また、本区の危機管理課とも情報を精査し、対応が出来る体制を整えている。



以上が主な質疑内容です。


私も、オリンピック・パラリンピックを大変楽しみにしていましたし、チケットも頑張って取りました。
コロナ禍の中で、このような開催形態となってしまった事は非常に残念に思っています。
それでも開催されるとなった以上は、選手やスタッフ、ボランティアさんや大会関係者含めて記憶に残る素晴らしい大会にして頂きたいと思っています。
そして選手村を抱える晴海を中心として、しっかりとおもてなしをしていきたいと思っています。

ただ、選手村の横に住む住民の立場としても、大会が決めたルールをしっかりと皆さんが守って貰えないと、不安に思うのも事実です。

もう既に組織委員会内でのコントロールが出来なくなっているといった声も聞きます。はっきり言って数万人規模の多国籍の方をしっかりコントロールするのは不可能でしょう。

それでも対応を諦めるのではなく、地元住民を含めたすべての方々が最高の思い出となるような大会になるように祈っておりますし、そのために地元区議として尽力したいと思います。



何かあった場合、大会に関する苦情や相談のコールセンターは以下になります

0570-09-2020

受付時間:全日8:00-22:00 (7/23~8/8 8/24~9/4)
※上記以外 平日9:00-17:00

【オリパラ問題・晴海地区施設整備】選手村周辺の警備体制や晴海地区の今後の施設整備について

本年度より、「東京2020大会・晴海地区公共施設整備対策特別委員会」に委員として所属しております。

オリパラ対策特別委員会から、「晴海地区の公共施設整備について」が審議事項として加わりました。

さて、私からは以下の内容を質問しました。

【東京2020大会選手村周辺の感染対策、防犯警備体制について】

・6/11開催の晴海地区まちづくり協議会の開催について

オリパラ直前時期であり晴海地区の住民としては非常に大切な会議であったが、感染対策として傍聴が禁止されていた。感染対策は理解が出来るが、東京都や組織委員会の理事者で定員の半数である60名を超えると分かっていたのであれば、初めから理事者側の人数を抑制した上で少人数でも区民の傍聴を許可するべきではなかったか?

⇒「まちづくり協議会」の運営方法としては、特別委員会の審議事項から外れるとして答弁を得られず

・それでは主にどのような審議がなされたか?

⇒①交通規制はどのような周知がされるのかといった質問に、HP等の媒体を使うと回答②大会のルールブックが作成されたとしても、選手スタッフがマスクを着用しない可能性はないか、強制力はあるのかという質問には、強制力はないが委員会の中で今後検討と回答

⇒また、区としても住民からの要望事項を取りまとめ、要望書として提出することを考えたが、まだルールブックの中で決まっていないことがある。その内容が固まったら個々のトラブルの責任はどこが負うのか、はっきりさせた上で区が書類として取りまとめ配布する予定。まちづくり協議会の代表者も含めて今後整理する(吉田副区長)

・れいめい橋公園通りの警備体制について、1年程前は約200名規模の警備体制を敷いて巡回する方針だったと思うが、選手の行動制限のルールが新たに追加されたことから、警備体制に変更はあるか?

⇒現在見直しを含めて組織委員会と警視庁の間で検討されている

・防犯上の問題が発生した場合の連絡先は月島警察署となるのか?それともコールセンターが設置されるのか?

⇒個々の事象にもよるが、大会時はコールセンターが設置される予定

【東京2020大会後の施設整備計画について】

・晴海ふ頭公園、緑道公園の開園が未定、つまりは追加工事が未定とあるのはなぜか

⇒大会時には選手利用スペースとして使用するため、それが終わってから撤去をし、公共利用が出来る公園として再整備をする必要があるため。東京都港湾局が管轄する土地であるため、確定時期については改めてお知らせする

・晴海客船ターミナルについて

こちらもオリパラ後にすぐ解体、敢えて解体して仮ターミナルを作る理由は?

⇒経年劣化による年間維持費がかかるため、早急に撤去を進めると東京都からは説明がされている。その上で簡易的なターミナルを設置する。

・晴海4丁目に記載がある学校予定地については具体的にどのような計画がされているのか?

⇒具体的な計画はまだ決まっていないが、今後晴海地区の児童数の変化等を見て計画する予定

土地だけ準備して、具体的な計画はこれからということで承知しました

・まちづくり基本条例に基づく協議内容について

晴海地区のまちづくり全体でのことですが、何故貴重な土地の利用が水素ステーションだったのか、あるいはほっとプラザはるみをコミュニティ施設としてリニューアルするのか。

例えば晴海地区には児童館が足りない。どのような施設を作る、といった方針に住民の意思はどのように反映されているのか?

⇒どのような施設を設置するかについては、まひづくり基本条例に沿って事業者の方と協議していく。あくまでその開発が街にとってどのような貢献が出来るかといった可視化のために使用している。水素ステーションについては、東京都からの要望もあった。

→どのような施設を設置するのか、といった重要な決定については、住民の意思を極力反映して欲しい。これまでのようにあくまで計画が決まってから住民に説明するのではなく、事前に反映出来るように、まちづくり協議会以外にもそのような住民意思を反映する機会を今後与えられるように要望します。