「政策」カテゴリーアーカイブ

【企画総務委員会】中央区の個人情報取扱体制について

こんにちは!中央区議会議員の高橋元気です。

改めて、中央区の情報セキュリティ体制、個人情報取り扱い体制について確認を致しました。

Q.尼崎市の個人情報漏洩事件を受け、改めて本区の個人情報取り扱い体制について確認します。本区においても住民情報を複数の部署で取り扱いをしているが、具体的にどの部署が取り扱い、現状で外部事業者に業務を委託しているか

A.本区の個人情報保護条例および情報セキュリティポリシーの定めにのっとり各部署で個人情報の登録を行い、個人情報保護審議会に報告、管理をしている。具体的には総務部税務課、区民生活、教育委員会、福祉保健等の部署で取り扱いを実施している。一部で外部民間業者に処理を任せている部分もあるが、必ず本庁舎内での取り扱いを前提としている。事業者から事業者への再委託は現状ではない。



Q.個人情報を取り扱うにあたっての物理的・人的セキュリティ対策としてはどこで取り扱いを行い、誰が取り扱うことが出来るか明確にされているか、物理的に部屋を隔離する、PCを限定する、アクセス権限の明確化がなされているか、具体的な物理的・人的セキュリティについて

A.原則住民情報等の取り扱いは本庁舎に限定、また、個人情報取扱端末も限定し、ICカードとパスワードにより取り扱える人のアクセス権限を指定している。また、アクセスログは全て保存しており、端末では取扱い業務以外の画面やアプリを開くことは出来ない



Q.尼崎市の事件についてはそもそも外部記録媒体(USB)の持ち込みが出来る、PCに挿せる、情報を取り出せる、持ち出せる時点で情報セキュリティの認識について行政側が非常に甘い。本区の外部記録媒体の取り扱いルールについて、および個人情報を外部に持ち出すケースがそもそも想定されるか。そのケースの一連の業務フローについて

A.外部記録媒体については、許可され登録を受けた媒体のみ使用することが出来、許可されていない外部記録媒体を端末に接続してもエラーが出て使えない。

個人情報を持ち出すケースはあまりないが、例外的に印刷物の封印等を委託する場合など住民情報を持ち出す必要がある場合は、必ず職員許可を受けた媒体を使用し情報を抜き、個人情報の外部持ち出しについて許可を受け登録をした上で持ち出しを行う。利用が完了したら職員が責任を持って持ち帰り破棄する。従って勝手に外部委託事業者が個人情報を抜き出し持ち出すことは出来ない。



Q.職員および委託先に対して適切な研修指導を行っているか

A.職員に対しては毎年必ずセキュリティ研修eラーニング研修を個人情報を取り扱う可能性がある全職員に実施している。委託先については契約で縛り、セキュリティポリシーの順守を徹底。再委託は必ず区の許可を得なければ委託は出来ない。また、定期的にログの点検を行っている。

Q.中央区としてルールの適切な運用が順守されているかを定期的にチェック、内部監査を行っているか

A.毎年内部監査を実施している。認識が甘い部分などは個別で指導を行っている。

Q.過去にセキュリティインシデントが発生した事象はあるか

A.現在のところ発生はない(0件)



情報セキュリティについてはしっかりと組織体制を整備した上で、適切な物理的対策人的対策技術的対策を講じる必要があります。

物理的対策としては庁舎入り口のセキュリティドア、監視カメラ、PCの施錠管理など。

人的対策としては職員教育やマニュアルの整備など。

技術的対策としてはウィルス対策ソフトやファイアウォール、DMZ、IDS/IPSなどの導入やVPNを敷くなどネットワークの整備、ログやアクセス権限管理などがあたります。

まず大切なのは第一に、個人情報の取り扱いについて申請登録がなされ、集約管理されていること。(各部署が勝手に収集し始めたり勝手に保管出来ない)

次に取扱いルール、情報セキュリティ対策におけるルールが明確化されており、周知されていること。

そしてセキュリティレベルが十分であること

ルールの運用がなされているか、定期的にモニタリング監査されていること

が抑えるべきポイントです。




そもそも自治体は民間企業ではないため、セキュリティレベルの証明にISMS認証などは受ける義務はありませんが、大量の個人情報を取り扱うことは明白であり、むしろ民間事業者より高いセキュリティレベルを保つ必要があります

総務省が「地方公共団体における情報セキュリティポリシーの策定に関するガイドライン」を交付しており、各地方公共団体はこちらに基づきISOが定める国際標準に沿った情報セキュリティポリシーを策定していると思われます。

今回の尼崎市の事件については、そもそも行政側がこの情報セキュリティポリシーを順守していなかった、或いは認識が相当甘かった故に発生した事件でもあります。

決して委託先の責任でも、委託先の社員が酔いつぶれたせいでもありません。

しっかりと自分たちの個人情報を取り扱う体制が整備されているか、皆様の自治体でもこれを機会に確認した方がよろしいかと思います。

各地方議会でも取り上げてください!

私も前職でグループ企業全体の情報セキュリティ体制のチェックなども担当していましたので、政治の世界は民間で様々な業務に携わる経験が大切であるなと改めて感じました。

とはいえ情シスに配属されていたという訳ではなく、情報セキュリティの専門家ではありませんが・・・・

「尼崎市でこんな事件があったが、うちの個人情報保護体制は大丈夫なんですか?」

というふわーーっとした質問をする議員よりはマシかと思います。(たぶん全国にいっぱいいるでしょう)

ご質問、ご指摘等がございましたらいつでもお申し付けください。

それでは!!

尼崎市の件を受け、中央区の個人情報保護体制、リスクマネジメント体制を改めて確認します

こんにちは!中央区議会議員の高橋元気です。

さて、ここ数日世間を騒がせています、尼崎市の個人情報流出事件について、

https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20220623/2000062644.html

尼崎市によりますと、給付金給付業務を委託していた業者の担当者が、市民46万全ての指名や住所、生年月日等の情報が入ったUSBメモリーを紛失したという事件です。

USBメモリーを持ったまま飲食店で酒を飲み、カバンを紛失したとのこと。

https://news.yahoo.co.jp/articles/3665ca00bbf3edc978b0603dc32b9602a10ea6f5

またその後、当該委託業者が市に無断で業務を再委託していた、という事実も発覚致しました。

さて、どこから手を付けたらよいのか・・・というレベル。

前職で企業のリスクマネジメントに携わっていた身からしても、個人情報の取り扱いは個人情報を取り扱うどの企業、組織も最優先のリスクとして体制を整備しているものと思います。

情報セキュリティにおける脅威とはすなわち、

ウィルス感染不正アクセス情報漏洩であり、それぞれに対する情報セキュリティ対策をルールとして、あるいはシステムとして整備し、従業員に遵守させることが基本中の基本です。

ウィルスやセキュリティソフトの導入、不正アクセスを防ぐサーバー構成やセキュリティホール対策などは、恐らくどの企業、あるいは自治体も力を入れているはずです。

しかし、なぜか情報漏洩に対してはザルである。という点は否めません。

私も前職企業の情報セキュリティガイドラインの制定等に関わっておりましたが、まず個人情報を「誰が」、「どこで」、「どのように」取り扱えるのかアクセス権限を含めたルールがどのように定められていたのかが気になります。

つまりは外部USBを持ち込める、個人情報を取り扱うPCに挿せる、個人情報を移せる、個人情報が入ったUSBを持ち出せる時点でリスクが低減出来ていません。信じられないほどセキュリティ意識が低いと言わざるを得ません。

個人情報が取り扱えるPCを限定し、外部USBを挿せない、あるいはアラートが出て読み書きができないようにする。

または個人情報が取り扱える「部屋」を限定し、キーロックで入退室を認証した上で持ち物チェックを行う、などさまざまなセキュリティレベルが検討されてしかるべきです。

委託元に無断で業務を再委託していた、などは個人情報保護法違反ですので論外です。

また、市の弁明では、委託業者がやった、委託業者が悪いといった弁明を繰り返していますが、委託元の責任として、個人情報の取り扱い体制の整備状況を確認し、定期的に監査する必要があります。正直、全面的に市が悪いです。

末端の個人が個人情報を持ち出せてしまった時点で、責任は市にあります。

それが出来ないように、出来る限りリスクを低減するために情報セキュリティルール、体制を整備することがリスクマネジメントです。

もちろん、リスクマネジメント、内部統制にも限界はありますが、本件においては防げた事故です。

本事故のようなUSBの取り扱いだけに限らず、中央区の情報セキュリティポリシールール自体に不足はないか、またルールの順守状況がモニタリングされ、定期的に見直しがされているか、改めて確認致します。

これは実際に情報セキュリティに関する規定を読み込まなくては判断が出来ません。

来週、委員会が開催されますので、その場で取り上げます。

何故、直接聞くのではなく、委員会でやるのかと思われるかもしれませんが、

区民も傍聴可能な公の会議体で、議事録に残す必要があるからです。

またご報告致します。

地域全体でまちの安全を守っていきましょう!街中の危険個所は気軽にご通報ください

こんにちは!中央区議会議員の高橋元気です。

道路の補修など、必要な個所を見つけ場合にご連絡ください、と私もSNSで訴えていますが、

こちらの個所もすぐに対応が完了したようです!

地域全体で安全を守っていくため、皆様ももしそのような場所があればすぐにご連絡ください!!

ただやはり、自治体の仕事としてもDX化を推奨していくべきです。

私も議会で提言しましたが、LINEを活用して自治体に直接道路や公園の不具合を通報出来るサービスもあります。

https://kanameto.me/solution/report.html

議員の仕事の一つは、自治体と区民の皆様の仲介役を担うという点があると思います。

難しい、複雑な自治体のサービスをわかりやすく区民の皆様に説明すること、或いは区民の皆様が今困っていることなどを速やかに自治体に説明し、行政を動かすこと

特に地方議員はこのような代理人のような機能が大きくウェイトを占めています。

一方で、危険個所の通報など、単純なものについてはDX化が進めば議員を介すことなく直接行政とやり取りが出来るようになります。

私はそのような姿がより区民の皆様にとっても便利かつ迅速であると思いますし、結果的に議員は少なくて済むと思います。定数削減の根拠にもなる。

もちろん議員だからこそ出来ることもあるとは思いますが、議員が出来る限り必要なくなるようなDX化も進めるべきですね。


とはいえ、お気軽に何でもご相談ください!!

なんだかんだで、仕事として依頼をして貰えること、頼って貰えるのは嬉しいので・・・・

ガンガン仕事をください!!

お代は既に議員報酬として頂いています!

↑こういう意識が今の政治家には少ない気がします。。。

それでは!!

都心・臨海地下鉄新線の実現に向けた進捗状況について

こんにちは!中央区議会議員の高橋元気です。

本定例会では都心・臨海地下鉄新線の実現に向けた現在地について質疑されました。

都心・臨海地下鉄新線とは

https://www.city.chuo.lg.jp/kankyo/keikaku/tikatetukentou.files/houkoksho_r2.pdf

勝どき・晴海・豊海町を中心に大規模再開発により高まる交通需要に対応するため、交通不便地域と言われるこれらの地域と豊洲方面の臨海部銀座や東京駅を結ぶ地下鉄新線構想です。

中央区が主体となり、平成26年度から調査研究を重ねてきました

https://www.city.chuo.lg.jp/smph/kankyo/keikaku/toshin_rinkai_tikatetushinsen.html

https://www.city.chuo.lg.jp/kankyo/keikaku/tikatetukentou.files/houkoksho_r2.pdf
https://www.city.chuo.lg.jp/kankyo/keikaku/tikatetukentou.files/houkoksho_r2.pdf

また、北はつくばエクスプレスとの連結、南は臨海部を通り羽田空港へのアクセスも目指す壮大な計画であり、調査においても一定の需要はあると試算されています。

https://www.seisakukikaku.metro.tokyo.lg.jp/basic-plan/versionup2022/index.html#page=94

東京都においても「未来の東京戦略」の中において、都心・臨海地下鉄新線を事業計画の検討を進め、路線の具体化を更に加速すべきものとして、事業化のめどが立ってきました。

また、国の優先順位として上であった8号線(有楽町線)の延伸も事業化が進み、いよいよ具体的な事業化が期待されています。

現状の進捗状況としては、中央区は事業化検討会を設置し、路線駅の位置の検討を開始しています。

何パターンか想定されますが、事業計画の策定に向けて関係機関と連携して進めていく段階です。

ただやはり、事業化には莫大な費用がかかります。

今回の試算でも3000億円以上かかると試算されており、国、都、区、鉄道事業者で分担をするものの、コロナ禍の中で鉄道事業者が資金難の状況であることから、その負担の軽減も含めた具体的な取組が必要であるとしています。

また、いざ事業計画がまとまったとしても、公共交通機関の工事は国の認可が下りるまで順番待ちの状況です。

このままでは20年、30年かかるとも言われています。

だからこそ、国会議員などの政治家によるプッシュや、東京都、中央区からの後押し、地元からの熱気により国を動かすという工程も必要です。全国的な誘致合戦に勝たなくてはなりません。

これまでも地元関係者や関係機関を中心として、都心・臨海地下鉄新線推進大会を開催してきました。

中央区議会議員全員が参加する推進議連を設立し、バックアップしています。

この事業の必要性を全国的にアピールしていく必要があります。

是非、区民の皆様もSNSでもアピールしてください!!

また、区は今後区内各所でパネル展示会を開催し、事業のアピールをしていくとのことです。

そちらも詳細が分かり次第お伝えします!

それでは!!

次回選挙に向けて、財源と期限を明示した中央区マニフェスト2023を作ります

こんにちは!中央区議会議員の高橋元気です。

どうも今回の参議院選挙は盛り上がりに欠けていると、世間の声や空気を感じます。

岸田政権に明確な失敗、叩ける部分が少なく、良くも悪くも選挙までは無難に乗り切ろうとしている点、つまり無風です。

更には情勢調査を見ても与党は過半数を上回る情勢であり、そもそも参院選では政権交代が行われないため、精々野党同士の勢力争いに過ぎないという点も盛り上がらない一因かと思います。

そしてもう一点、私は常々言っていますが、どの政党も前回選挙の選挙公約の達成状況を全く振り返らないまま新しい選挙公約を発表する。

何がダメで、何が達成出来たのか、毎回毎回見えて来ないんです。

そしてそれは何故か?

与党側は選挙公約においてはふわっとしていて無難な約束しかしない、野党側は実現可能性が低い夢物語ばかり掲げている、という選挙公約そのものの問題もあります。

そもそも一時期流行っていた、マニフェストという言葉をどこも使わなくなりました。

マニフェスト【manifesto】

《「宣言(書)」「声明(書)」の意》

 国政選挙では政党が、地方選挙では候補者政権獲得後に実施する政策具体的に挙げ実施時期予算措置について明確に有権者提示した文書政権公約政策宣言。→選挙公約

つまり、マニフェストとは、財源(予算)期限を明示した政策集、国民との約束ごとです。

民間企業、特に上場企業であれば当然のごとく、四半期毎に数値目標や事業施策を公開します。

そしてその予算計画がうまく行かなければ、随時修正をしていきます。

その繰り返しで会社の業績、組織体制を上昇させていくものです。

予算と期限を明示するからこそ、約束になるのです。

そして、何故うまくいかなかったのかを振り返ることが出来るのです。

何故、政治の世界ではそれが行われないのでしょうか。

具体的な約束をするとうまく行かなかったときに責任を追及されるからですね。

そしてうまくいかなかったとしても、数年後の選挙の時には有権者はその選挙公約何て忘れている、そう思われています。

ここから変えなくてはいけないんではないですか??



財源と期限を明示出来るのは与党あるいは首長だけ、野党側には出来ないといった声も聞きます。

与党野党どちらも作成すべきです。

そもそも野党側は政権交代を目指しているのではないですか??

いざその選挙で政権交代が果たされてから財源を考え始めるのでしょうか・・・・

だからこそ本気度が足りない、政権担当能力がないなんて言われてしまうんです。

ということで、私は来年の選挙に向けて財源と期限を明記した中央区マニフェストを作るつもりです。

もちろん、1議員に予算執行権限はありませんので、無茶な約束事であると思われるかもしれません。

しかしながら、当該選挙で例えば与党を獲れたら実現の可能性は高まります。

その後ろ盾をもとに、中央区と交渉もしやすくなります

なにより、中央区を変えたいと思うのであれば、財源と期限を伴った具体的な政策を示さなければ、その本気度は伝わらないと考えます。

もし私のマニフェストに一定の信任を得られた場合は、その実現に向けて最大限努力します。

既に作成を開始していますので、改めてお示しします。

また、区民の方々と共同で作り上げたいと思っていますので、

来月から毎月を目標にタウンミーティングを開催する予定です。

またお知らせします!!

それでは!!

参院選が公示!YOUTUBEも更新再開します!

こんにちは!中央区議会議員の高橋元気です。

さて、参議院議員選挙がスタートしました!!

約18日間の戦いがスタートします。

あたらしい党としては、今回の参院選には絡みません。

にしても、正直世間的にはそこまで盛り上がっていません。

政権を選択する選挙にはなりえませんし、精々野党を選択する選挙の意味にしかならない状況。

情勢からみても自民党は恐らく手堅く勝つと思います。

私は、誰に投票するかは決めていませんが、それを選ぶためにもYOUTUBEにて再び特集を組もうと思います!!

でも東京選挙区だけで30人いるんだよなぁ・・・(遠い目)

まずは参議院議員選挙の解説を近日中に出します!!

とりあえず、How To 政治家として、選挙ポスターの貼り方という動画を公開しました!

意外とこのシリーズ、検索で飛んできて見てくれる方が多いです。

そりゃそうです、選挙のノウハウなんて誰も教えてくれないですから

動画にもそりゃありません。

でもこういう一つ一つのノウハウを共有することによって、若い政治家が誕生してくれたらなと思っています。

どの選挙も最大の山場は初日のポスター貼りです。

ポスター貼りを制する陣営は選挙を制すると言っても過言ではありません!!

でも誰も教えてくれないポスターの貼り方。 是非予習しておいてください!5分でわかります!

政治や選挙を分かりやすく、面白く解説しますので、もしご興味があるという方は、動画投稿の励みになります!

高評価やチャンネルのご登録よろしくお願いします!m(__)m

https://www.youtube.com/channel/UCye7-M0t6eIY2wLPsdHmDWg

それでは!!

【中央区】令和5年度から高3世代までの医療費無償化を準備中

こんにちは!中央区議会議員の高橋元気です。

昨日から開催されている第二回定例会の一般質問答弁の中から速報です。

私も以前の一般質問で取り上げていましたが、現在中3世代までが対象の子ども医療費助成制度について、高3世代までの制度拡大が明言されました。

https://sukusuku.tokyo-np.co.jp/life/52903/
https://news.yahoo.co.jp/articles/da25d0e50050b7d688deb5514032415920bbc1ec

これは東京都が高校3年生までの医療費助成を原則的に3年間財源負担する、という方針に基づき協議が重ねられていたものです。

4年目以降の財源負担は東京都と協議するものの、

中央区においても所得制限なし自己負担なし令和5年度から、高3世代までの医療費無償化に向けて準備中と正式に答弁がありました。

改めて詳細はご報告致します。

なお、現行の子ども医療費助成制度の対象はこちらです

それでは!

【子ども子育て】屋外におけるマスク着用の非推奨について

こんにちは!中央区議会議員の高橋元気です。

続きです!!

屋外におけるマスク着用非推奨について(子ども・大人)

https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000942851.pdf
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000942851.pdf
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000942851.pdf

Q.厚生労働省から出された指針によると①2歳以下の児童についてはマスク着用を勧めない②2歳以上についても身体的距離に関わらずマスクの一律着用は求めないとしている。

また、大人においても同じく、屋外においては距離に関わらず会話をしない場合はマスクの着用はいらない近距離で会話をする場合のみマスクの着用が推奨されている。

これは厚生労働省のメッセージが意図的に分かりづらくされていると思うが、屋外においてはマスクは原則外していいということを言っている。

屋内においては逆に原則マスク着用推奨会話をほとんど行わない、図書館のような場所ではマスク必要なしとされている。

この厚生労働省のメッセージそのものが分かりにくいという部分はあるが、保育施設および学校において、マスク着用についてはどのように周知を行っているか

A.保育施設に対しては、子どもたちに一律の着用を求めていない、園の状況に応じて各園の判断により個別に対応している。国の通知については園に対して通知している。

学校に対しては、熱中症対策のため、マスクをなるべく外すよう指導している。体育においてはマスクを外す、密にならない外遊びにおいても外すように言っている。また、登下校においては密を作らなければマスクを外して良いとしている。しかしマスクを外せない子どもが多いため、外していいという雰囲気を作ろうとしている。




Q.今回の件においては厚生労働省が中途半端であるため、むしろ各施設管理者や保護者、児童たちが外していいのかダメなのか迷っている。そのような中で保育課、あるいは教育委員会が、はっきりと屋外ではマスクは外すべきと通知を出すべきではないか。

例えば6/13に大阪市の教育委員会は体育や部活道の際は先生が率先してマスクを外すようにと通知しました。これは先生がマスクをしていると子どもも外しにくいという声が寄せられたため。まず大人が屋外ではマスクを外して見せるは大切ではないか。中央区においてはどのような指示をしているか

A.学校においては5月下旬に、教員も外せる場面においては外すべきという通知をしている。これは教員の熱中症対策でもある。教員が率先して外すことにより、子ども達も外せる雰囲気を作ることが大切。

保育施設においては各園の判断としている。園児はマスク着用を推奨していないが、これは熱中症対策子どもの表情が見えないことによる体調管理の部分から。一方で保育士子どもと距離が近く会話をしている、また保育士は通勤もしているため感染リスクを考えた場合に、保育士が外すことは難しい。あくまで保育園と家庭での判断としている。


Q.やはりマスク生活が長かった影響から、国民としても外してもいいよと言われても周りの目を気にして外せない。その中で厚生労働省のメッセージが悪いのだが、指針が言いたい事は屋外では原則マスクを外していいという指針を今回出している。

しかし中央区の熱中症対策ページにおいては、冒頭でマスクの着用を推奨し、屋外であっても2メートル以上の距離を確保出来る場合に限り、マスク非着用を推奨している。

これは厚生労働省の、屋外であれば距離に関わらず、話さなければ原則外していいという指針に反している。

記載を修正すべきでは?

A.感染拡大防止策としてマスク着用はやはり有効。厚生労働省の指針を参考にはするが、中央区においてはマスク着用が原則である。従ってページの記載変更は考えていない。



⇒中央区は厚生労働省の指針に関わらず、マスク着用を原則とすると答弁がありました。これはメッセージとして非常に中途半端です。熱中症対策というフックがあるわけですから、これを機会に屋外ではマスクを外すという雰囲気を作らなければいつまでもポストコロナは訪れません。これからコロナの区分変更、あるいは国の方針変更、世論の変動によりしだいにマスクがいらない生活が戻ると思います。

区民が迷っているのであれば行政側が率先してそのメッセージを出すべきなのですが、中央区の保守的な考えは非常に残念です。

ご意見をお待ちしております。

それでは!!

【子ども子育て対策】学童待機児童問題解消・保育教育バウチャーによる子育て世帯への支援について

こんにちは!中央区議会議員の高橋元気です。

本日は所属する子ども子育て・高齢者対策特別委員会が開催されました。

主に3点です。

①学童の待機児童問題解消について

②保育・教育バウチャーによる子育て世帯への支援について

③屋外におけるマスク着用非推奨について(子ども・大人)

【学童クラブの待機児童問題解消について】

Q.本区では保育園待機児童はゼロになったと答弁があったが、次に深刻化している問題は学童の待機児童問題。学童においては申込者が1000名を超える状況になっており、プレディとの連携や民間学童の誘致により解消を目指すと答弁がありました。

しかしながら各地で実際問題、学童クラブの待機は発生しており現実に困っていらっしゃる方々がいます。

特に勝どき児童館で59名、堀留町児童館で46名、月島児童館で39名、佃児童館で31名、晴海児童館で31名という状況。

中央区としては具体的にどのようなロードマップを引いていつまでを目標に解消させていくつもりなのか。保育園の待機児童ゼロを達成したように、計画的に解消に向けて取り組んでいくべきであると思うため、改めて具体案をお示しください。

A.学童クラブの待機児童は240名以上になり、必要性を認識している。一方で児童館の定員はこれ以上増やせないため、今年度は民間学童の誘致やプレディとの連携により解消を目指す。民間学童誘致においては、保護者の選択肢を増やすことも目的であるため、今後の人口推移や子どもの数、希望者数にもよるため具体的にいつまでというロードマップを示すことは難しい。



Q.プレディとの連携とは具体的にどのような施策を指すのか、また民間学童の誘致においては、既に事業者からの問い合わせや話は進んでいるか、選定や場所も含めてどのように進めていくのか。

A.学童クラブに入会出来なかった方を対象としてプレディへクラブ登録を誘導している。就労のためやむを得なければ、学童と同じようにおやつも出し、19:30まで利用出来るようにしている。

民間学童については、事業者から問い合わせがあり、区の考えを伝えている。事業者は公募プロポーザル形式で募集し、場所については主に晴海・月島地域への誘致を予定している。



Q.待機児童が243名、そのうちプレディ登録者数が176名とのことだが、残りの76名はどのように対応されたのか。また、民間学童においては何カ所の開設を目標としているのか

A.プレディに入らなかった76名の方については自宅での養育、或いは民間学童の利用であると伺っている。民間の学童においては今年度1事業者1カ所での開設を予定している。

⇒プレディを利用している方の不満等も聞いていると、やはり学童クラブでの待機児童早期解消が望まれる。民間学童晴海・月島地域での開設を一カ所予定とのことだが、1施設ではその需要を区内全体で吸収出来ない。待機解消に向けて本気で取り組んで頂きたい。今回の答弁では、学童の待機児童解消に向けた温度感が本区から感じられず、非常に残念です。



【保育・教育バウチャーによる子育て世帯への支援について】


Q.そのような民間学童も含めて、区が認定した一定の基準を満たす施設を利用する場合は保育教育に活用出来るバウチャー(クーポン)を発行するという制度もある。例えば杉並区子育て応援券というクーポンを発行し、一時保育、子育て相談、子育て講座などに使える。1万円分の応援券が4000円で購入出来るなど、本区のハッピー買物券のスキームを利用して導入が出来る制度です。

このように使途を制限し、地域の事業者の利用を促すことによって、事業者としても区全体の競争にも繋がり子育て環境の改善発展に繋がるメリットもあります。 そのような、クーポンバウチャーによる保育環境、あるいは学校外教育も含めて教育分野へのバウチャー導入、子育て世帯への支援についてどのように考えるか。保育、教育それぞれにお答えください。

杉並区子育て応援券

A.保育においては、新生児の誕生祝い金を区内共通買物券5万円分支給している。それは自由に使えるものであり、また子育て世帯への支援については施設型の利用での整備を考えている。区としては今の仕組みで進めていく。

教育分野においては、教育委員会は義務教育を管轄しているため、お答えできない。

⇒中央区の世論調査においても、子育て支援策への要望が1位、2位である。このコロナ禍において、家計が苦しい方々、特に中央区は子育て世帯の方々が流入し続け23区でも最も平均年齢が若いまちとなった。

こういった方々が流入してきた理由は、高層マンションの魅力立地がメインであり、マンション価格が高騰すれば売却して出ていってしまう。それを防ぐためにも、本区は他区と比較しても優遇された子育て支援策を積極的に導入し、人口流出を防ぐべきである。

中央区の方針は理解したが、単にお金をばらまくだけでなく、所得制限もなく子どもに対してバウチャーを発行していく、そのような子育て支援策の充実が求められている。高齢者を蔑ろにするのではなく、国会答弁でもあったように、子どもに対して投資を続けることがまちの発展に繋がる。

それは保育だけでなく、学習塾などの学校外教育においても使えるようになれば選択肢が広がる使途制限を設けるのは子ども支援目的以外のために使われないためである。子どもに対してダイレクトに支援をしていく。そのような施設型の支援だけに留まらず、更なる施策の充実を要望します。

長くなりそうなので、区切ります!!



【環境建設委員会】中央区グリーンインフラガイドラインが策定!緑被率とは

こんにちは、中央区議会議員の高橋元気です。

中央区の環境、緑の量的拡大・質的向上を目的とした「中央区緑の基本計画」をより具体的な施策としてまとめた、中央区グリーンインフラガイドラインがこの度策定されました。

区民・事業者・区などが緑地・水辺の創出・維持管理を行うにあたっての取組の指針を規定しております。

こちらHP上での公開はまだなようですので、公開され次第お知らせします。

中央区の緑被率は10.7%で、これは23区内でもワースト1位、2位を争う数値です。

緑被率とは、敷地面積に対する緑地面積の割合になり、空撮した写真を元にデータ分析を行う手法ですが、平成29年度以降調査は行われておりません。京都議定書の一つの指標に使われるなど、環境面での指標として使われます。

中央区は緑被率の目標を13%に置いており、12%は見えてきた、としています。

また、地区別にすると、緑被率京橋地域12.3%日本橋地域6.2%月島地域13.2%です。

日本橋地域、東京駅周辺はビルしかないので仕方ないと言えば仕方ないのですが・・・

空撮という手法を取っているため、公園を増やすことはもちろんなのですが、ビルやマンションの屋上緑地を増やしてもOKなのです。

中央区は、平成31年に作成した中央区緑の基本計画に定めた目標を目指すため、具体的な施策をまとめたものとして、グリーンインフラガイドラインを定めました。

かなり膨大なし資料ですので、ダイジェストでどんなものか、ご覧ください。

個人においては、ベランダにプランターを活用して野菜を栽培するなど、小さなことから推奨してます。

マンションや大開発事業者においても、屋上やオープンスペースに積極的な樹木グリーンスペースレインガーデンを設置すること。

区としては、公園街路樹を中心に整備を進めること。

それに伴う技術的な開発ハンドブックまでまとめられており、読んでて面白いものです。

環境問題は公的な部分だけではなく、個人の意識から変えられるものです。

是非一度、ご一読ください!!(早く公開を求めます)