「特認校制度」カテゴリーアーカイブ

【区民文教委員会】晴海西小中の児童数が想定以上→内部改修工事で教室数増加、第二校舎の開校早倒し、幼稚園預かり保育の18時までの延長

こんにちは!中央区議会議員の高橋元気です。

昨日、区民文教委員会が開催され、質疑が行われました。

報告資料のご報告とともに、トピックスについて質疑内容をダイジェストでお伝えします。

資料6 晴海西小学校児童数増加に伴う対応について

Q.当初の児童数想定と何故解離が起きてしまったのか?

当初の想定では児童数は令和7年が610人、令和8年が804人、令和9年が1,008人であったが、実際にはこのような推計を遥かに上回る状況になった要因は?

A.これまで人口推計は毎年度における人口移動率や子供助成費や就学率などのデータ、地域内の開発動向を踏まえて企画部と共に推計を行ってきたが、オリンピック開催時には晴海フラッグについては約12000人規模の増加が見込まれていた。児童数については豊海小学校の例に倣って協議していたところ、少なくとも小学校2校、中学校1校は必要であり、一気に開校ではなく、豊海をもとにまずは小学校30学級、進学率を半分として中学校15学級として想定していた。

一方で晴海フラッグの居住実態は読めず、結果的に3L 4Lなど大きな集合住宅が多く、ファミリー層が想定以上に多かった。

また、晴海西小学校においては月3からの転校要望が事前調査では130人ほどであった所、評判を元に235名の方々が転校した。結果的にさまざまな事象が重なった。

Q.結果的に余剰空間の教室活用や第二校舎の開校を早める事態となった。別室登校のための部屋など必要な部屋は確保できるのか?また、これ以上拡大した場合はどうするのか?

A.不登校対策も含めてなくてはならない教室についてはもちろん確保する。教室数を出来る限り確保するが、特認校制度や中学校自由選択制度の再検討なども含めて総合的に判断。

幼稚園預かり保育の拡大について

Q.これまでも要望してきたが、区立幼稚園が子供の預け先、幼児教育の選択肢となるための拡大路線は感謝する。今回の経緯について

A.全園の保護者にアンケートを実施したところ、7割弱の人がもっと長い時間の預かり保育を希望しているという結果になった。また、利用日数、週に1、2日がほとんどであった。

そのような声を受け止め、預かり保育の対応として認可外施設や私立幼稚園という選択肢とは別のオプションのサービス部分を充実させて、円滑な区立小学校の就学に繋げていきたい




晴海西小学校、中学校の児童数については、当初想定以上に児童数が増えています。

しかしながら、これだけの需要は出来る限り想定するべきでした。既に子供達で溢れているという声も届いており、人口が増加し続けている本区においては教室数の確保は全区的に対応に苦慮している状況ではありますが、更に晴海5丁目にはタワマン2棟の入居が迫っており、早急に手を打つ必要があります。

晴海西小学校の現状など、是非お声をお寄せください。

それでは!!

↓その他の資料について

【区民文教】特別支援学級の新設、月島地域における通学区域の見直し、月島第一小学校の改築、幼稚園における弁当給食・預かり保育の実施など

こんにちは!中央区議会議員の高橋元気です。

本日の区民文教委員会はかなり重要事項が提出されましたので、速報致します。

■幼稚園施策の更なる充実について

①弁当給食の実施

令和6年4月より、区立幼稚園全園において弁当給食がスタート。保護者からインターネットで注文(無料)アレルギー対応も可能

②預かり保育の実施

令和6年4月より、区立幼稚園全園において午後4時半まで預かり保育を実施。現在の登録者を除き、一時利用のみ。保護者からインターネットで申込(1回400円)なお定員は20名~30名



Q.どのような形式でどのようなお弁当を提供するのか、スキームについて

A.出来れば1つの事業者で全園が望ましいと考えている。(事業者および弁当種類は選択不可)弁当給食を実施、配送出来る事業者がそもそも限られている。前月までにインターネットで申込というスキームで、当日、指定数量を配布する形式で検討している。各園で子ども達の名前を確認して配布する。弁当とはいえあくまで給食の位置付けであり、幼稚園が提供するものとして無料としている。

Q.預かり保育の利用料は無償化出来ないのか

A.幼稚園における幼児教育の時間は正規の時間内であると考えており、預かり保育については幼児教育が終わったあとのオプションとしての時間であり無償化の対象外であると考えている。

Q.現在3園ではどのような人が利用しているか?

A.通院、就労、介護、突発的な事項によって引き取りに来れない方の利用。現在各園で運用している限りでは登録者24名一時利用が6名ほど。どういったご事情であれ、引き取る事が出来ない事情がある方は利用出来る。今回登録の枠を撤廃し、より多くの方が利用出来るように。基本的にインターネットから申込をするため、理由は問われない。

■特別支援学級の充実について

日本橋地域、月島地域に特別支援学級を2校開設する。

①日本橋小学校(令和10年度)

②月島第三小学校(令和7年度)

Q.特別支援学級の現状と課題について

A.まず特別支援学校と特別支援学級との違いについて。特別支援学校はある程度障がいが重い子を対象にしており、例えば知的には遅れがあるが、他人との日常会話出来る。抽象的な表現について難しい子、という場合は特別支援学級になる。(特別支援学校では「生活上の自立」を目指しているのに対し、特別支援学級では「子どもに合わせた学習」を目指している)

これまで日本橋地域のお子様はタクシーで明石小学校まで行かなくてはならなかった。少なくとも保護者の方と歩いて行ける地域に作る必要があった。子ども達1人1人によって状況が違う、通常の学級と交流しながら音楽や図工は一緒にやれるとか、交流および共同学習を目指していく。通常学級の中には一緒に授業を受けることに不安な子もいる場合もあるため、その学級ごとに最適なありかたを考えている。

Q.日本橋小学校教室のスペースは大丈夫なのか?

A.場合によっては図書館部分の活用や、幼稚園の単学級化などで複合的にスペースは確保出来ると考えている

■月島地域における児童数増加に伴う対応について

月島地域の児童数の増加が今後も見込まれると共に、月島第一小学校区域内のご家庭の特認校・私学への就学意向が下がっている。そのため、通学域の見直しと共に、月島第一小学校の改築を令和10年度を目途に改築内容を纏める。

①月島地域の通学域の見直しを実施

②月島第一小学校の改築

Q.月島地域における通学域の設定経緯について

A.月島・佃地域における通学域の成り立ちについては、佃島小学校の移転の時期に変更されたため30年以上前である。そのため詳細は分からない部分もあるが、恐らく佃島小、月3小から等距離の円弧を描く形で通学域の設定なされたのではと思われる。そのため、町会を横断して設定されている。

今回の変更により佃地区全域が佃島小、月島地区についてもほぼ町会の区割りと同じとなり、分かりやすい通学域とすることが出来る。学校は地域コミュニティの重要な核の一つである。地域コミュニティ強化の側面からも良い効果があると思われる。

また、令和4年度と令和5年度を比較すると地元の小学校への就学率が高まっている。特認校または私立小学校への入学者が多かったが、月1については顕著に減っている。そのため、特に月島第一小学校に入ってくる子をダウンサイジングする必要があった。



幼稚園における給食の実施や預かり保育の実施なども前から要望してきた事項であり、最近は中央区も大変前向きに事業を検討して貰えていると嬉しく思います。

一方で月島地域の児童数増加対応についてですが、やはり数年前から状況は予見出来ていたはずであり、その点対応が後手後手になってしまっていると感じます。

マンションを作るなら学校や保育施設を増やす、セットでの開発を徹底していかなくてはなりません(もちろん用地の問題はありますが)

何れにせよ、持続可能なまちづくりという観点から、知恵を出していきたいと思います。

ご意見・ご要望お待ちしております。それでは!

【区民文教】区立小中学校における事故発生状況、いじめ・不登校の状況・特認校へのスクールバス運行について

こんにちは!中央区議会議員の高橋元気です。

本日は区民文教委員会が開催されました。

かがやき中央からは青木かの議員が委員出席しました。

主な質疑をダイジェストで!



■プレディの利用状況について

・プレディ登録状況のばらつき傾向について

⇒各学校や学童クラブとの関係、下校通学路など地理的な状況で異なる。児童館が遠いため最初からプレディがいいという方もいる。一方で学校との距離関係なく児童館にいく地域もある。プレディは自主学習支援、宿題を指導員のもとやっていくという点からその役割が求められている地域もあるのではと分析している。



■区立学校における事故発生状況について

・全体的な傾向としては、令和元年度から395件、コロナ禍になってから事故は増加してきたが、令和4年度についてはコロナ前の水準に戻ってきた。中学校における減少の要因としては、令和2,3年度においては中学校において水泳の授業がなかった。体育においても個人種目が多かった中で個々の生徒が主体的に運動をしてきたが、その分運動が不得手な子どもは怪我をしやすかった。

その他については、切り傷、靭帯損傷、刺し傷など



■区立小中学校におけるいじめの状況について

・件数の増加傾向について

いじめの法的定義が変わり、社会通念上のいじめの定義が広くなった。昔だったらいじめじゃないものがいじめと捉えられる。学校の中でも細かくとらえていく。結論0が一番であるが、認知件数が増えているのは、それだけ発見出来ているということ。

SNSトラブルについては、LINEで悪口を言い合ったなど、これからの時代にSNSとの付き合いは必要な力になる、デジタルシティズンシップ教育も充実させる





■不登校の状況について

・不登校の早期発見

⇒年間で30日以上休んだら不登校と定義されているが、何日休んだ時に報告してくださいと学校側にはお願いしている。

・不登校の増加傾向

⇒全国的な動向ではあるが、専門家の分析では無気力不安の子どもが増えている。そこに至るきっかけとしてどういう要因があるか明確にならないことが多い、社会全体においてコロナによる不安があった、その影響が大きいのでは。

対応については、適応教室わくわく21に繋げる努力をしていく。わくわく21への入会者も増えている。小集団で活動する人も多いが、1人でやりたいという子どもも増えている。小集団、個別で学習に取り組み過ごせる時間を努力。ネットで家庭にいながら繋げられる取組みも進めている。


4月から学習支援にも力を入れる。民間からの指導員が常時1人いてくれる。意欲高い子は個別指導、学校の指導に追いつくため、或いは学び直しをしたい子どもに向けて指導を行っている。

・家庭への働きかけ

⇒ 子ども達の状況は一人ひとり違う。多様性を捉えて社会や子どもの変化に対応、こうあるべきだという大人の価値観を押し付けるのではなく多様性を認めていく。

■特認校へのスクールバス導入について

Q.月島地域から城東、阪本、常盤へのスクールバスの運行状況について

例年と同様に学務課、職員が同乗して安全点検、子ども達の状況を見ている、GW後も改めて学務課職員が状況確認、子ども達が騒がしい事例はある、他の児童に危害が及ぶ可能性もあることから、出来る限り状況を共有した上で学校から注意喚起をしてもらう。

Q.泰明小学校への送迎について

スクールバスについては晴海通りを使用する必要があるが、都バスが既に充実している。すこにスクールバスも運行するとなると更なる混雑を生んでしまう。子ども達も登校に間に合わない。


⇒本件については来週の特別委員会にて改めて取り上げたいと思っています。今後、晴海フラッグ稼働後においては都バスはこれまで以上に混雑します。その際に一部でも問題となっていますが、児童・子ども達が通学時間に殺到してしまうよりも、スクールバスを運行すべきです。騒ぐ子ども達についてのクレームも問題となっていますが、子ども達にとっても良いと思います。泰明だけでなく、全ての特認校において、月島地域だけでなく京橋、日本橋地域からの運行も含めて検討すべきであると考えます。

もっとも、特認校制度はそもそも過疎となった学校子どもが多い月島地域から子どもに通ってもらう、という大きな目的がありました。それ故に、月島地域からのみスクールバスが運行しています。しかしながら段々と時代も変わり、実際に特認校に通う保護者の方から、プレディの設置と共に要望が多いのはスクールバスの運行です。

実現に向けて動きたいと思います。

ご質問などがございましたらいつでもお申し付けください!!

【予算・教育費】教員の負担軽減、スクールカウンセラーの活用、情緒学級の設置など

こんにちは!中央区議会議員の高橋元気です。

本日は予算特別委員会、教育費について

■教員の質向上、負担軽減について

Q.教員の能力向上策と負担軽減の状況について

A.能力の向上については年次での研修、初任者研修や役職に応じた研修等を実施している。負担軽減については、子どもと向き合う時間を確保するため、働き方改革基本計画を立て、勤務時間も少しずつ減ってきた。また、部活動外部指導員全ての学校に入っている、部活顧問をやりたいという教員もいるため、校長が判断して入って貰っている。

■学級崩壊等への対応、支援体制について

Q.様々な原因で学級で問題が発生しているという声も聞く。教育委員会としてはどのように対応しているか?

A.発達の特性により、子ども達が落ち着かないといった状況がある学校については、教育支援チーム(指導力のある元教員や校長、臨床心理士など)を派遣する。令和4年度は2回ほど派遣し、解消に向かっていると聞いている。

■スクールソーシャルワーカー等の活用状況について

Q.スクールソーシャルワーカー・スクールカウンセラーの活用について

A.スクールソーシャルワーカーは社会的な面や環境面について相談を受け、働きかける。現在2名が中学校を巡回中だが、R5は3名に増やし、小学校も回れるように。

スクールカウンセラーは心理面に働きかけ、巡回している。

Q.わくわく21の今後の展望は?

A.不登校については現在も居場所作りや学習支援や学校との繋がりについてサポートをしている。また、民間事業者と共同で学習支援に力を入れる


⇒区民の方からのご相談を受けると、半ば学級崩壊をしている学級のご相談を受けます。学校側の対応、教員の対応を支援するためにも、スクールソーシャルワーカースクールカウンセラー、あるいはスクールロイヤーの活用により総合的な支援体制を整備するべきであると思います。

■発達障害など情緒障がいを持つ子どもへの支援について

Q.コロナ禍において、情緒障がい、発達障がいと認定される子どもが増えたと思われる。通常学級に参加出来ない子への支援体制は?

A.情緒障がい、発達障害の子に対しては、特別支援教室を活用して週2,3回通常教室を離れて支援する。特別支援教室の担当教員が全学校を巡回する。

知的障がいと認定された子どもについては、明石、月島第二、銀中に知的障がい学級がある。

情緒言語障害の子については、特別支援教室で支援を行う。

⇒この点は私も昨年、委員会の場で発達障害などを持つ子どもに対する情緒学級の設置について取り上げました。学校に行きたくない、行けない子はわくわく21、適応教室などで対応するものの、基本的には通常学級に行けが教育委員会のスタンスです。

学校に行けない場合に子どもを預けることが出来る場所の確保も必要であると考えています。現状の特別支援教室では週1回~3回の数時間しか預けられません。

一方で、特別支援学級への入学は知的障がいなど障がい認定を受けた子どもしか入れません。

多様な考え方を持つ子ども達の成長を助け、場所を確保するための情緒学級の設置も検討すべきと考えます。最も、ただでさえ教室数が足りていない状況ですので、キャパとの兼ね合いもあると思います。




その他、提出された資料から気になった資料を貼っておきます。

特に私は、教育課程における家庭の負担軽減という側面からは、給食費だけでなく、学校の標準服やその他学校指定品等の購入についても助成していくべきだと思っています。



ご意見等お待ちしております!それでは!!

【区民文教】中央区立小学校特認校・中学校自由選択性の申込抽選結果!晴海西小学校・中学校の標準服・校歌・晴海東小学校は晴海西小の第二校舎へと計画変更

こんにちは!中央区議会議員の高橋元気です。

さて、本日の区民文教委員会は大変重要事項てんこ盛りでした!

区立小学校特認校の申し込み状況です

城東小学校 43/124(2.9倍)

泰明小学校 39/41(1.05倍)

常盤小学校 27/85(3.14倍)

阪本小学校 19/62(3.26倍)

城東小学校の申し込みが昨年度より落ち着きましたが、依然やはり特認校は人気です。

対して中学校は銀座中学校のみ抽選が行われ、佃中学校・晴海中学校・日本橋中学校は抽選なしとなりました。

銀座中学校 30/153(5.1倍)



次に、晴海西小学校および晴海東小学校の開設準備について!!

まず、重要な変更点がありました。

晴海四丁目にて学校用地が確保されていた(晴海東小学校(仮称))の整備計画ですが、

晴海西小学校の第二校舎として整備される計画へと変更されました

区からの説明は後述します。

検討会議で検討されていた晴海西小学校の教育理念も発表されました。オリンピック(五輪)にちなんで

5つのわ

羽:社会に貢献する気概をもち、世界で活躍する人

環:持続可能な社会に向け、考え行動する人

和:平和の実現に向け、多様性を受け入れる心豊かな人

話:コミュニケーションをとり、協同して解決する人

我:高い目標を持ち、自分を磨き続ける人



理念は良いとして、では実際にスポーツ教育に力を入れるのか、或いは分校舎体制を活かしてICTを中心としたコミュニケーションを図るのか、そのような具体的な新校の特色も定めて頂きたいところです。今後に期待します。

【標準服】

開校時点では小学校は設けず中学校は基本デザインを地域の方々の意見も踏まえて検討する

【校歌】

小学校・中学校それぞれ区に関係のある音楽専門家に依頼し、令和6年10月を目途に完成させる

【校章】

小学校・中学校それぞれ制作委員会でデザインを検討し、令和6年10月を目途に完成させる



【第二校舎の整備について(旧晴海東小学校)】

・第二校舎に小学校1年生~3年生、本校舎に小学校4年生~6年生・中学校が入る

通学区域は新たに設定しない

・第二校舎の規模は27学級とする

・第二校舎完成は令和12年度予定


委員会での質疑は以下の通り

Q1.何故第二校舎の整備と計画が変更されたのか?

A1.晴海フラッグの人口推計が明らかとなり、相当な数の子どもが晴海5丁目に住むこととなるが、改めて二つの学校を設置するとした場合に西と東で分ける学区割を検討したところ、難しいと結論が出た

例えば、現状令和6年4月時点で住む方は晴海西小学校が学区となるが、今後整備されるタワー棟に住む方は晴海西があるにも関わらず、晴海東小学校が学区となってしまう。

ほとんどの方が5丁目に住むことが予想されている中で、比較的近接した土地に別の学校を設置することは得策ではないとの結論が出た。

また、学校が近接した場合、別の学校となると、地域のコミュニティや防災拠点という観点からも分け方が難しい。通学区域の設定も非常に困難なため分校舎として整備する。


Q2.分校舎体制とすることによるメリットやデメリットは?学年で分けることにより交流が遮断されるのでは?

A2.交流面という意味では距離が離れることにより日々交流出来ないという面はデメリットにもなりえるが、タブレット等を活用して交流出来ることもある。分校舎間での交流活動はとても大切であり、足立区など先行事例においても、取り組ませ方次第でメリットも生まれる。

例えば小学校では6年生がリーダーシップを発揮して低学年を見るというメリットが考えられるが、分校舎では3年生がリーダーシップを発揮するとか、或いは隣接しているこども園との連携も生まれる。

その他メリットとしても、学校の校舎をわけることによってスペースが十分に確保出来る地域の方々の交流の場を含めて、スペースの有効活用が出来る。



⇒大変重要な変更であり、確かに晴海5丁目に人口が集中する中で、場所がほとんど離れていない近接地で学校を分けるメリットよりもデメリットの方が大きいと判断した点は、私は理解します。

通学区域という点においても、同じ地域の住民を分断することが難しいという点も分かります。

一方で、今後の学区の再編は無くなったため、晴海西小学校は主に晴海5丁目・4丁目およびパークタワー勝どき等の方々を対象とした学校として確定したこととなります。(中学校は豊海町も含まれる)

また、考え方によっては、学校への学童設置を目標としていた区としては、空いた教室に学童の設置が出来るとも思われます。

今回は大変重要な案件でした。

ご意見お待ちしてます!

中央区の通学区域(学区割り)について。晴海西小学校・晴海西中の新設により数十年ぶりに改定

こんにちは!中央区議会議員の高橋元気です。

最近区民の方からのご相談で多いのは、通学区域(学区割り)についてのご相談です。

特に2年後に晴海西小中学校が新設されるため、学区割りの変更が行われます。

その影響で対象地域で既に通学されていた方は、令和6年4月に、原則転校となり、通学学校が変わります。

但し、指定校変更の手続きを行うことにより、今までの小中学校に引き続き通う事も出来ます。

原則を転校とするのはどうなんだとは私は個人的には思うのですが・・・

今年度以降に転校意向調査を行う予定ですので、それにより多少は方針は変わるかもしれません。



本日、区民の方からのご相談もあり、教育委員会の担当者と通学区域について打合せをしました。

指定校変更に関するご相談やご不満の声は最近かなり頂くご相談です。

ただそもそもこの通学区域(学区割り)というのは、教育委員会が指定するものです。

中央区においては、通学区域は16小学校制になって以来、一度も変更されてこなかったそうです。

何故柔軟な変更が出来ないのか、と素朴な疑問を話しましたが、

①新しく住まわれる方にとっては、通学区域は不動産会社重要説明事項に該当し、簡単に変更出来るとすると、民間企業の利益・不利益にも直結するため変更がしづらい

町会・自治会区域割りほぼ一致しているため、地元町会・自治会の賛成・調整が必要。

主な理由としてはこの2点であると思います。

特に町会・自治会の区域割りと異なる変更が出来ない、という点が根が深いのだろうと推察します。

ただ、例えば晴海地域は全て月島第三小学校が通学区域になりますが、晴海5丁目からは通学に20~30分くらいかかるでしょう。ところが、朝潮小橋を渡ってしまえば豊海小学校には5分~10分で着きます。

通学区域の設定当時、晴海5丁目にほとんど住宅がなかっただけであり、開発に沿って柔軟な変更が検討されるべきではと思います。

ただ今回、晴海西小中学校の設立に伴い、通学区域もついに変更となります。

学校を建てなければ通学区域は変更されない、というのが現状では原則のようです。

指定校変更も可能ではありますが、

身体的理由や転居が確実な場合、あるいは兄姉が既に通っている場合など、やむを得ない事情がない限り、自由に変更は出来ないのが現状です。

是非本件については、区民の皆様からのご意見、あるいは今このように困っているというお話を聞かせて頂ければ幸いです。

それでは!

令和4年度区立小学校特認校および中学校自由選択制の申込抽選結果!晴海西小学校の学区割りについて

こんにちは!中央区議会議員の高橋元気です。

本日は所属する区民文教委員会が開催されました。

まずは、区立小学校特認校および中学校自由選択制の申込状況について

令和4年度入学対象生の小学校特認校申込抽選状況については、

城東小学校 14名(当選数)/184名(申込数)13.14倍

泰明小学校 42名/48名 1.14倍

京橋築地小学校 25名/25名 1倍

常盤小学校 32名/123名 3.84倍

阪本小学校 16名/47名 2.93倍

となりました。申込総数は427人、京橋築地小学校以外は抽選となり、城東小学校で最大で13倍の倍率となっています。

中学校自由選択制度の申込抽選状況については、

銀座中学校のみ抽選となりました。

銀座中学校 45名/171名 3.8倍

佃中学校 59名/59名

晴海中学校 22名/22名

日本橋中学校 25名/25名

本件に関する質疑は以下の通りです。

Q.泰明小学校が前年12名受け入れから42名に拡大しているがこの要因は?

A.R3年度は指定校変更として、兄弟理由と泰明幼稚園からの持ち上がりが37名いたが、R4年度は指定校変更が13名いたが、卒園者が0名だったため、空きが生まれた。


Q.やはり人気校に集中してしまうのは仕方ないことであり、本区の特色の一つでもあるが、今後再開発により人口増加が続く中で、プレミアム化が進んでしまう、偏在化が進むのも問題ではないか、その点について中央区の考え方は?

A.例えば今回銀座中学校については、学校説明会が開けない中でビデオにより学校アピールをした点が非常に評価された。そういった各学校の見せ方という点は改善の余地があるが、小学校特認校では理数教育、英語教育などのパイロット校の特色やノウハウはそれぞれの学校に還元していくとしても、平準化をするという考えはない。


Q.銀座中学校が人気である一方、晴海中学校学区からの流出が多い点はどのように分析しているか?

A.銀座中学校はビデオによるアピールと共に、サッカー部があるという点、サッカー部の子ども達がみんなで移る、というケースはある。進学率という点では分析出来ていない。晴海に住んでいる方にとっても銀中への通学の利便性という点はあるのではないか。


Q.城東小学校阪本小学校の受入数を増やすことは難しいのか?

A.やはり校舎、教室数という観点からは2クラス分までしか対応が出来ず、これ以上は厳しい

続いて、晴海西小学校・中学校の学区割りについて発表がありました。

【晴海西小学校(仮称)】

・晴海三丁目~五丁目

・勝どき東地区再開発地域(パークタワー勝どき)


【晴海西中学校(仮称)】

・晴海三丁目~五丁目

・豊海小学校通学区域

・勝どき東地区再開発地域(パークタワー勝どき)

※通学区域の変更について

・令和5年度までに在籍している児童・生徒は、指定校変更手続きにより引き続き現在の学校に通える

令和6年度以降に入学する児童・生徒については、入学の時点で兄姉が在学している学校に限り、指定校変更をすることが出来る。

本件についての質疑は以下の通りです。

Q.令和6年度の指定校変更についての確認だが、例えばそれまで月島第三や第二に在学していた児童は基本的には選択出来るという事で良いか?

A.月島第三小学校の教室数の問題もあり、原則は晴海西小学校に行ってもらう。但し、指定校変更によりこれまでの学校に在籍出来る。指定校変更の希望者数にもよるため、その中で対応を決める。


Q.令和6年度以降の入学者、特にパークタワー勝どきの入居予定者にとっては、晴海西小学校は徒歩で10分~15分以上かかる距離であり、通勤途中での送り迎えも大変であることもあり、月島第三小学校や今後新設予定の晴海東小学校に通いたいという要望も予想される。例えば晴海東小学校への将来的な指定校変更は可能か

A.原則、新しく引っ越してきた方は晴海西小学校。晴海東小学校の学区対応については、晴海FLAGや地域全体の入居状況を見て今後検討する。

ICT教育関連も取り上げましたが、明日にします!

本日は以上です!!

それでは!!

【速報】令和4年度区立幼稚園・小学校特認校・中学校の申込状況について

こんにちは!中央区議会議員の高橋元気です。

さて、本日は11/12の教育委員会にて発表された、区立幼稚園・小学校特認校・中学校の令和4年度入学・入園申込状況についてです。

幼稚園については、晴海幼稚園の3歳児において募集定員を上回る応募があったものの、全幼稚園において抽選は実施しないものとしています。

小学校特認校においては、昨年に引き続き城東小学校が人気であり、昨年度を上回る184人の申込があり抽選を実施します。

続いて人気の常盤小、泰明小、阪本小においても抽選が実施されます。

小学校においては特認校制度の人気が次第に偏重してきていますね。

なお、各特認校の募集枠は、通学区域内の児童や指定校変更承認者の人数により増減します。特認校制度の申し込み及び指定校変更申請の締切後に、特認校制度による受入れ人数が確定します

中学校においては、銀座中学校が171人の申込多数となり、抽選が実施されます。

区内においては、この小学校特認校になんとしても入学するために指定学区内へお引っ越しされる方もいらっしゃるようですが、出来る限り希望が反映されることを願います。

なお、昨年の申込状況速報については、昨年の記事をご参照ください

それでは!!