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令和4年度中央区各会計予算案が公開!!様々な要望が実現も!

こんにちは!中央区議会議員の高橋元気です!

さて、本日中央区の来年度予算案が公開されました!!

来月末まで、区議会において審議がなされます。

こんな長いの見てらんないよ!という方へその注目点をダイジェストでご紹介します!

詳しくはまた別途投稿します

https://www.city.chuo.lg.jp/smph/kusei/zaisei/yosan/r4/zaisei_time_20220208.html


令和4年度の当初予算(一般会計)は1248億1836万3000円となり、過去最大規模となります。

要因としてはほっとプラザはるみの改修や本の森ちゅうおう晴海西小中学校市街地再開発費用がかかる見込み(五輪延期により去年からスライドしてきたものも含む)が大きいです。

また、新型コロナワクチン接種の費用等も計上されます。

歳入としては、昨年のコロナ減収分の反動もあり、特別区税が増、市町村民税法人分の増により特別区交付金の増、国庫・都支出金の増加などが挙げられます。

晴海西小中学校の整備費用については、基金からの繰入や特別区債から賄いますが、こちらは土地取得分については特別区財政調整交付金により長期に渡り償還される予定です。

続いて歳出については、主に公共事業のため全体的に増加しています。科目別については後述します。





まず、コロナ対策については、、経済対策についてはこれまでの支援を継続、または延長する方向です。

新たに緊急特別資金に係る借換補助キャッシュレス決済導入補助事業などが加わります。

ここからは特筆すべき点を紹介します!!

ゼロカーボンシティ中央区宣言のもと、太陽光発電の整備検討や食べ切協力店制度の導入など事業を開始します

水辺環境は是非活かして欲しいですね!!

Park-PFIの導入は晴海ふ頭公園などで、是非積極的に活用して欲しいです。

民間学童の誘致は非常に注目ですが、こちらは中身が問題ですので、また別で話します。

区立認可保育所保護者連絡ツールの導入、会派としても要望してきました。私立保育園から遅れての導入にはなりますが、まずは良かったです。

区公式HPや各種公式SNSのリニューアルは私も要望してきたところですが、こちらは詳細を詰めないとと思います。

そして電子書籍貸出サービスの開始は要望としてあげていたので、こちらも嬉しいです、詳細を確認します。

AI-OCRおよびRPAの利用拡大やペーパーレス化の推進も是非進めて頂きたいと思います。

いずれにせよ、委員会の中等で確認しなくてはいけない事項が沢山あります。

皆様もここを聞いて欲しい、あるいは疑問、不満など何でも構いませんのでご意見お待ちしております。

それでは!!

【一般質問】政治家は覚悟を持ち、「子どもファースト」のまちづくりを!!②

こんにちは!!中央区議会議員の高橋元気です。

昨日に引き続き、令和3年第三回定例会一般質問についてです。

▶録画放送はコチラ

▶質問文全文はコチラ


さて、質疑の詳細です。

①本区の令和4年度の予算編成方針において、施策については施策全般にわたり緊急度・重要度などの観点から再検証し取捨選択を行うとあるが、具体的にどのような施策を重視し、優先順位をつけて選択を行うのか方針を教えてください。

また、その施策の優先順位をつけるに当たっては、前年度の施策の評価の方法が適切である必要があるが、どのような方法をもって評価を行っているか教えてください。


区長:

コロナ禍による厳しい財政見通しの中、拡大する行政需要に対し限られた財源を有効かつ効率的に活用するためには、一定の取捨選択が必要。重視する施策としては、福祉健康防災対策コミュニティなど区民生活や地域活動に密接に関わる取り組みの着実な推進はもとより、喫緊の課題であるコロナ拡大防止策地域の活力を取り戻すための施策、ゼロカーボンシティ中央区宣言を踏まえた取り組み、更にはICT等を活用した区民の利便性向上行政の効率化など

取捨選択にあたっては、「今取り組まなければ時期を失するか」という緊急性、「課題に的確に対応し得るものか」といった客観性、「目的とする成果が得られるか」といった有効性を基本に判断する。

評価については、利用者や区民の皆様からの寄せられる意見やご要望のほか、各個別計画の進捗状況フルコスト情報を活用した行政評価、さらには区政世論調査の結果など様々な側面から事業や施策を評価している。



②兵庫県明石市のように、本区においても「子どもたち」を核とし、まちづくりを行うとの明確なメッセージのもと、令和4年度の予算編成を行うべきではと思うが、大胆に子どもに対する予算を割り当てる子どもファーストのまちづくりという考え方についてどう考えるか



区長:

未来を担う子どもたちが健やかに育つまちづくりは、基本計画に掲げた施策の一つとしてこれまでも本区が重視してきたところであり、保育所開設支援認証保育所保育料助成出産支援祝品等の贈呈など積極的な施策展開を図っていることが評価され、現在多くの子育て世代が流入され、出生数も2000人を超えている。




③本区の子ども医療費助成制度を高校生までに延長し、18歳到達後最初の3月31日までとする考えはあるか



区長:

子ども医療費助成は、子どもの健全な育成及び保健の控除、児童福祉の増進を目的に病気にかかりやすい0歳~義務教育修了までの子どもを対象としている。対象者数が24000人とこの5年で5000人増加しており、将来的な財政負担医療費の増加による各種保険制度への影響を考えると慎重に検討する必要がある。






④本区において公立学校給食費の無料化の必要性についてはどのように考えているか



教育長:

保護者の給食費負担分は食材料費の実費相当分であり、すべて児童・生徒に還元されるもの。一方、調理員等の人件費や光熱水費等は公費負担である。また、本区では米飯給食に要するお米を現物により週三日支給しており、他自治体に比べ給食費は廉価である。更に、低所得世帯への負担軽減として生活保護制度就学援助により給食費は既に無償に出来るため、本区において全世帯の給食費の一律無償化の必要性は低い。





⑤令和4年度4月時点における待機児童0という目標が目前に迫っているが、特に需要の大きい0歳~2歳児の待機児童解消も含めて本当に実現は可能か


区長:

本区では認可保育所の開設を中心に定員拡大を進めております。本年度は10月の新規開園2園も含め、合計6園397名の定員を確保出来る見通しであり、これにより令和4年4月の0歳児~2歳児までの保育ニーズへの対応は可能であり、待機児童の解消は達成できるものと認識している。




⑥二人目の子供を産みやすい環境を整え、持続可能な子どもファーストのまちをつくるためにも、本区においても第2子以降の保育料を所得制限なしで完全に無料化するべきではと考えるが、必要性についてはどのように考えているか。
また、その実現が難しい場合であっても認可外保育所等に預ける家庭への更なる助成など、更に手厚い助成制度の創設を要望するがその考えはあるか。


区長:

認可保育園の0歳児~2歳児の保育料については、国の制度に基づき、第二子は半額、第三子以降は無償としており、第二子の無償化は考えていない。

また、認可外保育施設についても、国の制度に基づき、住民税非課税世帯で月額42000円まで保育料が無償となる。
本区では認可保育園の整備により待機児童解消を目指しているため、認可外保育施設利用者への更なる助成を行う予定はない。




⑦0歳児がいる家庭を見て回り、子育ての悩みや困りごとを把握すると共に、紙おむつなどの赤ちゃん用品を毎月無料で届ける0歳児見守り訪問「おむつ定期便」については、本区においてはその必要性をどのように考えているか。

区長:

本区では保健師・助産師による新生児訪問を実施しており、区内7カ所のあかちゃん天国や児童館8館において子育て支援員を配置し、気軽に相談しやすい環境を整備している。
また、出産後の孤立化や産後うつ対策として育児支援ヘルパー事業ベビーシッター利用支援事業を実施している。
また、赤ちゃん用品の支給についても新生児誕生祝品として区内共通買物・食事券を贈呈(令和3年度は5万円分)している。
現状はこれらの取り組みにより充分であると認識している。



⑧保育士の方々の待遇改善策において、直接的に保育士の家賃や給料を補助する制度について区独自で導入していく考えはあるか


区長:

保育の質の維持向上のためには保育従事職員の処遇改善は必要不可欠と認識。区としては保育運営事業社が主体的に雇用環境を改善することが大切であると考えており、国や都においても事業者の取組を支援することを推進しているため、今後も保育従事職員への直接的な支援は考えていない。




⑨親子が一緒にもっと気軽に公共の遊び場を利用出来るよう、例えば区内の天文館やスポーツ施設については親子共に区民の利用料を無料とするという考えがある。本区においてはスポーツ施設については中学生以下の利用は無料としているが、子どもと同行する親の利用料も含めて公共施設の利用を無料化するという施策の必要性についてはどのように考えているか



区長:

区の施設はそれぞれに設置目的があり、原則として利用料を徴することとされている。子どもの健やかな成長には保護者とともに気軽に遊び過ごせる場が必要であることは認識しているが、一律に子ども同伴の保護者の利用料無料化は考えていない





⑩本区においても、様々な事情で保護者と暮らせない子どもたちを支援するため、積極的に里親制度への登録を推奨していくべきと考えるが、本区における現在の里親制度登録者数およびこれまでの取り組みと今後の方向性について教えてください。
 また、里親制度を体験してもらい、地域で子どもを育てていくという意識を生むためにも、病気や出産のため保護者が一次的に子どもを養育出来ない場合に短期期間専門のショートステイ里親制度やボランティア里親制度を導入することについては意義があると思うが、その必要性についてどのように考えているか教えてください



区長:

現在、本区では4家庭が養育家庭として登録されている。区では児童相談所と共催しパネル展示や相談会を実施するとともに、健康福祉祭りにおいて、養育家庭の体験発表会を実施している。今後も広く制度周知に努める。

また、親の病気や出産などの理由による短期間のみの子ども預かりについても、現行の養育家庭制度で対応が可能であるため、本区においても子どもショートステイに対応出来ている




以上が答弁内容です。


区の方針としては、子育て支援策は重要事項として取り組んでいるものの、最も優先すべきは待機児童の解消であり、それは実現のめどが立った。

更なる子育て支援策については、他制度によって代替出来ている、あるいは財政負担の問題から、導入する必要はないと判断しているとの事でした。

まず、このコロナ禍の中であるからこそ、喫緊の課題に対応するべきとする方針は分かります。それが保育所の開設であると。
しかし待機児童解消後のまちづくりを考えた際に、何十年後も持続可能なまちを作るためには、更なる子育て支援策を進め、子どもファーストのまちづくりを私は進めるべきであると思います。


財政負担が問題なのであれば、覚悟を持って財源ねん出に取り組まなくてはなりません、
各種外郭団体、協議会、審議会への助成が適切であるか公共事業の見直し、RPA,AI-OCRが進み単純業務の自動化、スリム化が進む中で職員の数は適切なのか

庁内評価だけではなく、第三者からも事業評価を受けるべきです。費用対効果の薄い施策は見直すべき。


また、プライオリティ予算という手法もあります。例えば新たな施策に50億円が必要なのであれば、その予算を最初に確保しておく。その上で残りの予算に明確に優先順位をつけ、緊急性、必要性が低い31位以下の施策はバッサリと切っていくなど、文字通りの取捨選択も必要であると思います。

前年度予算にプラスする形で財源捻出を考える必要は必ずしもありません。この施策の明確な優先順位付けが中央区は出来ておらず、お手盛りになっているのではないでしょうか。。


そして、区は現状、代替制度で十分であるとしていますが、果たして本当に施策は充分なのでしょうか?

例えば保育料について第二子は半額で充分ですか?それは国の制度なのであって、他都市から引っ越して来てもらう居住誘導戦略のまちづくりの必要性を私は話していますが、
他自治体より優れた自治体独自の施策を持って、手厚い支援策を講じることに意味があります。
現実に認可外保育施設へ子どもを通わせる方で、助成が必要な方もいらっしゃいます
所得制限で線引きもするべきではありません。

新生児訪問は生後4か月までの赤ちゃんがいる家庭に対して1回だけです。毎月、訪問して、寄り添って相談にのることに意味があります。育児支援ヘルパー等も有料です。
共通買物券を配っているので充分というのも乱暴ではないでしょうか?
また、やはり現物給付(サービスの無料)による給付が最も目的に即した予算の使い方になると思います。

保育士の方の直接的な支援なしで本当に、保育士の方々は納得しているのですか

果たして現行制度・施策で充分であるか抜け漏れて苦しんでいる人はいないのか、しっかりと検証してから充分であると言うべきです。


困っている人が今困っていることをしっかりと聞いて、そこに直接予算をつけていくこと、それがそんなに難しいのでしょうか?


今の中央区の施策が充分なのであれば、、

世論調査で子育て支援策の要望が第一位にはならないんです

もし現状で充分なのであれば、他の施策が上位に来ます。

つまり、区民のニーズを充分に反映しているとは言えません


今日は文字が多くなりました、すみません。

区民ニーズはどの町も一律ではありません。

国や東京都の制度で全てカバー出来てるわけではありません。

でも本気になれば、自治体は何でも出来るんです。

政治家、首長に覚悟があるか、です。


私も、今後も子どもファーストのまちづくりを掲げ、提言していきたいと思います。

昨日の冒頭でも言いましたが、今回私も覚悟を持ってこのテーマを取り上げました。

中央区は、施設の整備に関しては超一流です。タワマンの誘致、再開発事業、認可保育所の開設のスピードは速い。
しかし一方で課題と思うのは「人をつくること」、つまりは「世代交代」が課題です。
それは議会や町会・自治会その他公式の団体を誰が仕切っているかを見ても明らかです。

次の世代にバトンを渡していくこと。今自分達が良ければいいわけではなく、若い世代、そして将来の子どもたちにしっかりとその経験や知識をバトンとして渡していくことが大切です。

しかしそれは決してご高齢の方などを蔑ろにしているわけでも差別しているわけではありません

将来世代にバトンを渡していく、若い世代がまちをつくっていく、最も大切なのは未来に投資をしていくこと。自分達が良ければいいでは終わらせない、ペイフォワードの精神をもって私たちが一緒になってまちをつくりあげていく事を期待して、質問をしました。



そして敢えて「子どもファースト」という言葉を使うことにより、恐らく政治家としては損をします。端的に言えば高齢者差別であると批判を受け、票は減るでしょう。

しかし、誰かが言わなくてはいけない

子どもたちのために政治をしよう、まちを作ろうと。

誰かを敵に回してしまったとしても、自分のやりたいことを信じ、やりたいことを発信したいと思い、その覚悟をしました。


⇒ちなみに、この夏の覚悟、心境の変化はこちらのブログにまとめました。


まず、子ども優先で予算を考える。しかし結果、現役世代、ご高齢の世代含めてみんなが幸せになるようなまちになる。
そういった中央区を作りたいと思います。

今回は、自分が区長になったつもりで登壇しようと決めていました。
実現に向けて、全力で取り組みます。

渋谷区はなんと区長も副区長も40代!!

あたらしいあたりまえをつくろう

長くなりましたが、ご覧いただきありがとうございました!!

それでは!!

中央区長に令和4年度の予算要望書を提出・要望しました!

こんにちは!中央区議会議員の高橋元気です。

さて、先週は委員会質疑で忙しない中ではありましたが、昨日、区長に対して会派:かがやき中央令和4年度予算要望書を提出しました。


予算要望書とは、自治体が翌年度の予算を編成する前に、この政策に予算を付けて欲しい!こういうことをして欲しい!と議員から要望するものになります。
もちろん、それらが全て採用されるとは限りません。


会派:かがやき中央(旧あたらしい中央)は、昨年度も予算要望を行いました。結果、LINE公式アカウントの運用開始など、実現したものもあれば、なかなか難しいものもありました。


基本的には、区民の皆様からの要望を集めて、それらをまとめて区長に提出するものです。

DMでご意見を頂いた方、本当にありがとうございました!
YOUTUBE区政相談窓口については、パラリンピック閉会式と被ったこともあり閑散としましたが・・・こちらも改めて定期的にやってみます!!


さて、予算要望書は以下の通りです、是非ご一読ください。

令和4年度予算要望書


基本的には、やはりこのコロナ禍の中で、財源捻出においては、ありとあらゆる工夫をするとともに、本年度予算編成で用いた基準

①区民の命と健康、生活を守る施策
②今取り組まねば時期を逸するか
③感染終息及び経済の回復に資するか
④施設整備は長寿命化を基本とする


といった方針に則り、政策の適切な取捨選択を要望しました。


区長からは30分お時間を頂き、1人1人、この施策を特にお願いしたい!という事項を直接お話させて頂きました。
区長も時にメモを取り質問をしてくださり、非常に有意義なお時間を頂けました、お忙しい中、貴重なお時間を賜り心より感謝申し上げます。

私からも、特にお願いしたい事項をプレゼンさせて頂きました。具体的には、


①「ゼロカーボンシティ中央区宣言」
⇒中央区として指針を示されたのは大変素晴らしい、この宣言が形骸化しないよう、徐々に具体的な数値目標を定めて環境施策に移して欲しい

②中央区パートナーシップ制度の創設
「パートナーシップ制度あるいはファミリーシップ制度」の導入に向けた検討者会議の設置


電子決済推進キャンペーンpaypay還元キャンペーン継続実施
⇒コロナ禍で困窮する区民の経済対策の一貫としても、昨年度大変好評であった PayPay の還元キャンペーンあるいは同様他社を活用した電子決済推進キャンペーンを速やかに実施して欲しい


④GIGA スクール構想の確実な遂行

ア、1人1台タブレット端末を最大限に活用し、区として子ども達 1 人 1 人に合わせた個別最適型学習総合型学習の実現を目指すこと。同時に各学校への支援を徹底すること。

イ、オンラインとのハイブリッドによる授業選択の機会を確立することにより、コロナ禍の中で登校に不安がある家庭や不登校・病院入院中の児童・生徒に対する学習環境を整備すること。

ウ、デジタルシティズンシップ教育の実施。

エ、タブレット端末の活用用途に応じた学校の通信環境の改善強化、通信環境がない家庭へのモバイルルータ貸し出しの実施。

オ、ICT 支援員の活用を充実させ、年間活動評価と改善を実施すること。


⑤オリパラ教育を含めた東京2020大会レガシーの継続
⇒形に残すもの、残らないけれども受け継いでいくべきものをしっかりと検討し、次の世代に引き継いでいくこと


⑥おもてなしTシャツの再配布・販売あるいは定期的な中央区ご当地Tシャツの製作と普及
⇒大変好評なおもてなしTシャツ公式販売再配布を要望。あるいはデザインを毎年変えつつ、中央区のご当地Tシャツとして一体感を生み出す施策を推進して欲しい



区長も大変熱をもって耳を傾けて頂けました!
また、要望書の中にも含まれていますが、将来的な東京湾大花火大会の復活にも大変前向きなお考えでした。


今後とも、会派としてより一層、是々非々での政策提案を行っていきたいと思います。
中央区は素晴らしい施策も大変多いです。そして大変優秀な方が多いと実感しています。

例えば、委員会での答弁一つとっても、本当にしっかりと根拠に基づいて論理的に、明確に答弁をして頂けます。
たまにまちづくり協議会に参加する都の職員の方と比較すると正直雲泥の差です。明らかに中央区の職員の方の方が素晴らしい。


引き続き、区民の皆様のために一緒に頑張りましょう。



それでは!!

「令和3年度中央区予算要望書」~区議会議員とは~

こんばんは!!


本日、中央区議会会派「あたらしい中央」より、中央区に対して、
「令和3年度予算要望書」を提出致しました。

斎藤副区長に提出

通常、自治体は夏過ぎ~秋くらいから来年度の予算編成に着手し始めます。その前に、自治体の限りある財源を、区民のためにこういうことに使って欲しい、と区民を代表する議員の立場から、自治体に対して要望を行うものになります。



会派「あたらしい中央」は本年度より4人体制となりました。そしてこれまでは、予算要望の提出まで出来てこなかったこともあり、今年は必ずや区民の皆様の要望を取りまとめ、区に対して予算要望書を正式に提出したいと思っていました。

何故なら、区議会議員の、区民の方々の声を行政に届け、反映させるという職責において、非常に重要な仕事の一つになるからです。

さて、夏くらいから着手し始めていましたが、そもそも

予算要望書って通常、どういうフォーマットで提出するのか?

そもそもどのレベルまで作りこんで提出するものなのか?

正確な予算規模の算定、財源をどこから捻出し、期限はいつまでで、評価指標まで設定するか?

という根本的なところから議論を重ねました。

また、今回は同時並行として、SNS等を活用し、広く区民アンケート等も実施し、要望書に加えるという作業にも挑戦しました。

結果、沢山の方々から寄せられた声を反映しています。
ですが、要望書に入れられた項目もあれば、都合上入れられなかったものもあります。

但し、要望書という形式では入れられなかったご要望については、各種委員会や定例会での質問、または直接担当課に問い合わせる、という形で必ず対応を行わせて頂きます。

さて、結果、時間的な制約もあり、区の予算款項目に合わせ、まずはこれは是非取り組んで欲しいという項目に厳選した上でリスト化する、という手法となりました。

完成版がこちらになります

画像クリックでpdfファイル(全14P)に飛びます

総論として、このコロナ禍の中では

①区民の生命・健康維持及び災害への備え
②自粛の中でもまなび続けられる「教育の中央区」であること
③区民生活を支えること



この3点を優先付けた上で編成することを大枠で要望します。



同時に、保育、教育、介護、行政サービス、区民行政等様々な場面でオンライン、デジタルの活用を検討し、区民生活の利便性を向上させることも中心としております。


とりわけ、私の想いとしては、一向に進まない行政側のテレワークを推進し、行政サービスのデジタル化に早急に取り組むべき

区が主催する各種イベントが一切中止になっていますが、まちづくり協議会、防災訓練等、必要なコミュニケーションのオンライン化、ハッピー買い物券等、オンライン販売も推進する

ICT教育の推進・活用については、コロナ休校時だけに留まらず、1人1台タブレット端末を最大限活用した、学校という場を超えた継続的なまなびの実現ICT支援員、教員間のネットワーク整備高速通信網の整備、総合型学習への取り組みなど未来の教育の実現

そしてほっとプラザはるみ等、施設整備については最大限利用者の意思を汲み取ること
などを盛り込みました

全体で14Pの長文に渡りますが、是非一度ご確認頂き、これはどうなんだ、これも入れて欲しいと様々なご意見を頂戴したいと思っております。



さて、これまで委員会への出席後、議論を重ねたり、会派内のオンラインメッセンジャー内でやり取りをしていく中で、予算要望書の完成版を確認した時、気が付いたことがあります。

これは正に会派の「政策公約集」になり得るものです。

通常、地方議員の公約というのは、ない、または分かりづらいものになってしまいがちではないでしょうか。


若しくは選挙前のキャッチフレーズ
として分かりやすくするため、子育て政策に力を入れます!という抽象的なものになってしまいがちです。

これをいつまでにやります!という具体的な政策集まで発表する人は稀でしょう。

また、区議会議員の仕事の範囲は区政全般に渡ります。出来る限り区政全般において知見をもつべきではありますが、

一方で新人は特に、区政全般に対して充分な知識を有するまでには時間がかかります。また、そもそも委員会等、公式の質問時間等が制限されている以上、どうしても得意分野を絞り、偏ってしまいます。


つまり、区政全般に渡る政策公約集まで、個人で作成するのは、どうしても難しいと思われます。



そこで「会派」という政党の垣根を超えた政策集団が必要になります。


会派「あたらしい中央」は、それぞれが素晴らしい専門性、経験、知識をもっている方々で構成されています。


今回も、まずは自分の得意分野を担当して政策を書き出し、寄せ集めて議論しよう、という流れで作成が始まりました。


例えば青木かの議員は、その活動量、フットワーク軽く中央区全域を歩き回る行動力をもって防災対策、水辺の活用、コロナ対策、区民生活に関わる事項等を

小坂和輝議員は、小児科病院の医師という専門性から、医師の視点からの医療、コロナ対策、都市整備、保育、福祉保健に関わる事項等を

高橋まきこ議員は、長年に渡る育児ネットワーク、その経験を活かした子育て政策、教育、福祉保健に関わる事項等を、

そして私は、IT民間企業出身の経験、大学院での学びを活かした、区政のデジタル化、未来の教育の実装、防災士の学びで得た防災対策、特に晴海地域のまちづくりに関わる事項等を

それぞれがその強みを活かした上で、練り上げたものです。

まず一言

本当に会派内の議員メンバーを私は尊敬します。

その各自の専門性はもとより、何が区民のためになるのか、議論を重ねることが出来たのは大きな財産となりましたし、その情熱に対して胸が熱くなりました。


とりわけ、決算特別委員会の準備等もありながら、要望書として完成させて頂いた小坂政調会長、本当にお疲れ様でした。


政調会長である小坂議員が下地を作り、幹事長の青木議員が意見を取りまとめ私と高橋まきこ議員、新人二人がガンガン意見を言いまくるというチームワークでしたが、まずは一つの形が出来たと思います。


但し、まだまだこの要望書も粗削りであり、内容の精査、具体化と共にこれから期限や財源を設定出来るものは設定したいと思います。
そして毎年継続して、作成していきたいと思います。


また、要望して終わり、というパフォーマンスでは終わらず常に進捗状況、活動状況を報告し、評価し、アップデートしていくことが大切であると思っています。



まだまだ、皆さまからのご要望をお願いが出来ればと思いますので、こちらのアンケートを活用して、ご意見をお願いします!!


▶中央区の課題アンケート


今回、この4人はこれがやりたいんだ、公約はこれなんだ、というものの骨子は出来てきたと思います。これから、あたらしい中央区を創り上げていく、政策集団を目指すこの会派を時に厳しく、見守って頂ければ幸いです。

最後に、こう思いました。


地方議員って、地味、固い、仕事がつまらないというイメージを持たれている方もいらっしゃるかもしれません。



でも今日心から思いました。

区議会議員の仕事、めっちゃ楽しい!!!

本当に遣り甲斐がある仕事です!!

更にやる気が出てきた!!!

それではまた!!!