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【区民文教委員会】小中学校のオンライン授業対応の是非、中央区はどうするべきか

こんにちは、中央区議会議員の高橋元気です。

さて、昨日に続き区民文教委員会の内容ですが、私からはコロナ禍における区立小中学校の双方向オンライン授業の是非について取り上げました。

中央区においては、2学期の学校対応については、これまで通りの感染対策を継続しながら通常開校と対応を発表しました。
その理由として、中央区においてはこれまで学校内における集団感染が発生していないこと、大人がウィルスを持ち込む家庭内感染しか起きていないことが理由です。
この点は私も同意です。


オンライン授業についてですが、前提として私は区立学校の授業全てを双方向オンライン授業にするべきではないと思っています、これは事実として、お隣の韓国では全てをオンライン授業に変更した結果、学習意欲および学力が下がったとの調査結果もあります。

韓国、オンライン授業1年の「衝撃の結果」  アフターコロナへ見えてきた課題【世界から】



しかしこれはあくまで環境が整っていない状態であったためで、一概にオンライン授業、オンライン学習では必ず学力が下がるというわけではありません。アメリカ教育省の報告書では、平均的に見てオンライン学習のみ、対面指導のみよりもその2つを組み合わせた指導の方がより高い効果を発揮したとの調査結果もあります。

将来的にはオンライン学習だけでなく、EdTechを活用したハイブリッド授業により、既存の授業をより発展させて個別最適型学習を目指すべきです。

しかし現段階では、現状の環境や教員、児童生徒の習熟度等を鑑みた場合にコロナ禍においてもその全てをオンライン授業に置き換えるのは時期尚早であると思います。(まぁそのために去年の段階から、もしもの時のためにオンライン授業のテストをと訴えてきたのですが・・・)

対面型指導においては学力だけでなく、人と人との繋がり、コミュニケーションを教えることは非常に大切です。
しかしこの感染拡大状況の中、あくまで代替手段として保護者、児童生徒がオンラインでの授業参加を選択出来るような環境にすべきです。

選択肢がある、という点が大切であると思います。

一方で各区の対応は分かれています。江東区は完全オンライン、世田谷区、港区、荒川区、足立区は登校かオンライン授業か選択可能、その他区でも学校によってはオンライン授業も可能とあります。

そもそも区内の学校の対応に任せるのではなく、区としてしっかり方針を定めるべきであると思いますので、本区としての考えを改めて質問しました。

まず、各種報道(NHK)によると、「感染不安などで登校できない子どもはオンライン授業も可能」と中央区は回答しています

https://www.nhk.or.jp/shutoken/newsup/20210901d.html

これを見た保護者の方が学校に問い合わせをすると、うちは対応できないと学校側に言われたと、保護者の方からの声が会派の高橋まきこ議員に寄せられています。

Q.まず、本当に中央区はオンライン授業にも対応出来ているのか?この報道は正しいのか。正しいのであれば学校にどのように指導しているか、また、オンライン授業に対応している学校があるのであれば、具体的にどのように対応しているか1例を教えてください。

A.確かに教育委員会より報道担当者に回答をしたが、この記事は間違っている。オンライン授業が何を指しているかが明確ではないが、オンライン授業という言葉は使っておらず、「オンライン・ICT環境を活用した学習」を展開していると回答はした。
一方でコロナに対する不安から、登校が出来ていない子も多い。
小学校2.2%中学校1.5%にも上る。
その中でどのように学習補償、学習支援を行うか、その一形態の話であると思っている。

授業の中で黒板を画面に映しながら配信し、声をかけるといった学校もある。それは一形態に過ぎず、朝の会をやる、子ども達とやりとりをする。Classroomで支援をするなどもある。
しかし、果たして黒板を映すだけで学習効果があるのか?という点が疑問である。確かに課題を配信してその結果が全員分画面に表示されて意見交換が出来るのは効率がいい、しかしそれは教室の中だからこそ出来るのであって、タブレット端末をディスプレイにしたらそれが出来ない。
学習の効果はあるか、保護者のニーズがある場合に、一律に選択してくださいではなくどうやるのか、あくまで保護者と学校側ですり合わせる問題であると認識している。


Q.オンライン授業が万能であるとか、絶対にやるべきと言っているわけではない。私も大学院でオンライン授業を受けているが、ZOOMを開きながら別画面で協同学習を行っている。同じタブレット端末であり、工夫次第では出来る。出来ないと決めつけているのは小学生だからか?平時ではなく、このコロナ禍の中だからこそ、2.2%,1.5%の児童生徒、保護者が不安を抱えて学校に登校出来ないでいる。元々、対面指導よりも学習効率が下がっているのは分かっている。大切なのは、画面の中だけでも一緒に授業を受けている、触れ合えるということであり、学習効果が全てではない。

あくまで選択肢が与えられることが大切であり、実際に今学校側は対応出来ないと言っている学校もある。その時点で保護者・児童にとっては選択肢が与えられていない。出来ない学校を出来るようにフォローする事が大切ではないか。今現在何校が対応出来ていて出来ない学校は何故出来ていないのか、教育委員会は把握しているのか?


A.タブレット端末については機能的には出来るが小さい画面だと難しいという意味で申し上げた。何校がやっているかという問題ではなく、あくまで保護者と学校側がしっかりと話し合うことが前提である。各家庭と学校で、どんなメリットデメリットがあり、どういったメニューで対応をするのか学校の説明を聞きながらしっかりと形を決める。個別対応であると考えている。保護者が何を求めているかを把握し、学校側が提案、合意形成を得る。もしそこにすれ違いがありクレームとなっているのであれば問題ではあるが、学校や教師側が理由を説明した上で対応出来ないといったこともある。その中で教育委員会が間に入りフォローできることがあればフォローをしていく。


Q.学校側へのフォローが最も大切であるといった点は全く同感です。ICT支援員の派遣を始め、様々なフォローをして頂きたい。学校に任せるだけではなく、教育委員会としてはオンラインにも対応出来るように準備して欲しいといった方針メッセージを持ってフォローをお願いします。学校側が出来ない原因は様々でもあると思うが、もし端末のLTE20GB/月の通信制限がネックとなっているのであれば、学校内WiFiの高速化やWiFIがない家庭へのルーターの貸し出しなどを行っていくべきでは?


A.現状の使い方であれば20Gで問題ないと思っている、プランは必要に応じて今後再検討もある。ルーターの貸し出しについては現状では考えていない。


⇒要はどのように活用するかである。本格的に双方向オンライン授業を行うのであれば、やはりLTEでは限界がある。必要に応じて環境整備をお願いします。何れにせよ、コロナ禍や平時において何が子どもたちにとってより良い教育環境となるのか。それを良く考えたいと思いますし、中央区の方針としてはあくまで対面指導が基本であってICT機器やオンライン学習はその補填に過ぎない、としていますが、私は両方が大切であると思っています。将来的にはオンライン学習と対面指導のいいとこどりをしていければ、より今の時代、将来の時代に子供たちをより育てる未来の教育が実現出来ると思っております。よろしくお願い致します。





【校庭開放中止の判断について】

Q.中央区の方針としては学校内の感染事例がないため、これまで通りの感染対策を施した上で通常通り学校を開放する、だと思うが、その論理で一貫するのなら屋外の校庭も解放するべきでは?
スポーツ基本法第13条では学校の教育に支障のない限り供するように努めなければならないという条項があるが、この場合学校教育への支障とはどのようなケースを想定しているか

A.学校については子ども達の危険がない、学びを継続するという教育環境を最優先するためという判断である。校庭についてはデルタ株、感染拡大の影響から、もしその場で感染が確認された場合は消毒等様々な対応が必要になり、学校の教育活動に支障が出るためそのように判断をした。



細かいニュアンスは異なっているかもしれませんが、こちらが議事メモになります(公式の議事録は3カ月後です)
質疑の中でありましたように、要は学校側がやりたくても出来ないといった時にしっかりフォローが出来るか、これまで継続的にその準備をしてきたのか、といった点が大事です。
中央区は双方向オンライン授業にはあまり肯定的な立場ではないという認識ですが、しっかりと準備を重ねてきたのであれば、各学校の選択肢の一つとして、このコロナ禍の中では保護者および児童に対してオンラインを含めた様々な学習方法を提示できたのではないかと思います。
本年4月からタブレット端末が支給され、急ピッチで区内の教員や児童、保護者もICT機器の活用を学習し、今ではかなり先進的に使いこなしていると区の教育委員会も見回りをする中で実感していると話していました。

また感染は急拡大するかもしれません、何かあった時にただ家にいるだけではなく、どこでも学びを継続できる、その準備をしていけるよう、提言していきたいと思います。

【区民文教委員会】令和2年度区立学校内における体罰等の調査結果について

こんにちは、中央区議会議員の高橋元気です。

本日は私が所属する区民文教委員会が開催されました。

私からも様々な質問をしましたが、今回は割とボリュームがありますので数回にわたってご報告します。


まず、取り上げますのは理事者報告の中にあった「令和2年度都内公立学校における体罰に係る実態把握の結果について」

令和2年度、都内における教職員による体罰、不適切な行為の発生件数は小学校66人中学校62人と報告がありました。


この中で中央区は小学校において不適切な指導2件暴言等1件との報告がありましたので、私からは以下の質問を致しました。


Q.区立学校で発生した不適切な行為3件について、その詳細を教えてください。また、その事象に対してどのような対応を行い、今後の発生防止に繋げるのか?

A.以下の発生事象を確認している

①児童が筆箱をくるくると回していたところ、話を聞いていないと判断した教員がその筆箱を蹴り上げた

②給食の時間、苦手な食材があり残したままの児童に対して残さないように指導、5時間目が始まる前に最後、児童の口の中に無理やり食物を詰め込んだ

③机の上の持ち物を全て持っていけと指導をしたが、筆箱を忘れてしまった児童がいたため、その児童を追いかけ、目の前でその筆箱を落とした

これらの事象発生については、当該教員に事情聴取を行い、校長と共に反省を促している。また、都教育委員会に報告を行い処分が検討されたが、戒告等の処分はなく、厳重注意となったため、厳重に指導をした。


Q.正直衝撃を受けている。体罰等ではなく、教員によるいじめや虐待にも当たると思える。都教委の判断は処分なしとのことだが、その判断は妥当なのか。区は独自で処分を下すべきではないのか?


A.教員の人事権は都教育委員会にあり、都HPに処分の基準は公開されている。その基準に照らした判断であると認識しており、区が独自で処分をくだすものではない


Q.処分権は都教育委員会にあるとのことだが、悪質な行為については厳重な処分を望む。

Q.この3件は同じ教員ではないのか?また、調査の方法は?


A.3件は全て異なる教員である。多くの場合は異動してきて間もない教員に多い。例えそうであっても中央区のやり方に合わせてもらう。
調査方法は児童、生徒へのアンケート調査、校長による児童、生徒、教員や同僚への聞き取り調査を行う。あくまで子どもたちがどう感じるか、子ども達の発信を元に聞き取りを行う。
また、当該発生した教員については継続して観察を行い再発防止のために全力を尽くしている。




皆さんは、この発生事象にどのような印象を受けますでしょうか?

私は、正直、大変憤りを感じました。



ひと昔前なら、体罰は当たり前だった、という話も聞きます。
実際、私も小学生の頃は、教師からビンタされたり、半分殴られたこともあります・・・・

でもそれは、私自身が明らかに悪いことをした間違っていた時であると認識しています。

例えばルールを破った、遅刻した、同級生の子を傷つけた、など。
だからこそ今でもその教師には感謝こそすれば、恨む気持ちは一切ありません。その教師にも正義があったからです。


時代は変わりました、例えいくら児童・生徒が悪かったとしても手を挙げることは許されない世の中でしょう。
その是非は一旦置いておくとしても、今回の事象は全く異なります。


この3人の児童に罰を受けるほど悪い原因がありますか・・・?

①については感情的になってしまったとの事ですが、大人が小学生を相手にして、ムカついたから持っている筆箱を蹴り上げた、こんなことが許されますか?正義も何もありません、ただの悪意です。
教育委員会は再発防止のため、教員に対して人権教育を徹底する、と返答がありました。

これ、そういう問題以前に、人として、大人として人格に欠陥があるとしか思えません。

教師といえど人間ですが、腹が立つことはあるでしょう。
でもその怒りをそのまま小学生にぶつけることは児童虐待に当たりませんか?
教師は反省を促されるかもしれない、人権教育を受けるかもしれない、
でも、この行為を受けた小学生は、下手したら一生のトラウマになるかもしれません。


②については児童の口に無理やり食べ物を詰め込んでいます。その教師は「児童の同意を得て口に詰め込んだ」と話しているそうです。

児童の同意・・・・・???


そもそも5限目が始まるまで、食べさせ続けたとの事ですから、この児童は掃除の時間も1人取り残されて食事を取ることを強要され続けたと推測出来ます。

とすれば、もう5限目が始まるから口を開けて食べろと言われて、それが同意だと言えますでしょうか。。

「食べ物は残さず食べろ」という指導なのかもしれません。でも私はこんなやり方はただのいじめとしか思えません。


前提として私が聞き取り調査を行った訳ではありません、もしかしたら事実と異なる点もあるかもしれません。
しかし私は今回の件はショックでした。


人事権は都教育委員会にあります。

処分基準はこの通りです。

https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/staff/personnel/duties/culpability_assessment.html



恐らく今回の事象では、その暴言又は威嚇悪質であると判断されなかったのでしょう。甘くないですか?

もし、当該教員が再発を起こした場合は、私は戒告処分に問うよりも、学校名を公表すべきであると思います。
もし何回もこのような不適切な指導が行われるのであれば、当該教員の責任はもちろんですが、指導する学校側、教育委員会の責任でもあります。
中央区においては異動してきた教員がストレスや指導方針の違いから事件を起こすケースが多いとのことですが、それが分かっているのであれば、異動直後の教員に対してはよりきめ細かいフォロー、観察を行うなど事前の対応は取れるのではないでしょうか。


このご時世で、教員の方々は本当に生徒の扱いに難しい思いをされている、苦労しているという話は現場の方からもよく伺います。
教員の方々にプレッシャーを与えるべきではないという意見もありますが、少なくとも公立学校については透明性の高い運営を行うべきです。
不適切な指導が頻発するのであれば、学校に対してそれなりの処分を行うべきではないでしょうか。



冷静な対応が必要であると思います。

皆様からも是非ご意見をお聞かせください。

よろしくお願い致します。


晴海東小学校の設立へ区が土地を取得!開設時期や学区割りは?

こんにちは!中央区議会議員の高橋元気です。

中央区は9/7に補正予算案を提出し、これから区議会にて審議が行われます。

https://www.city.chuo.lg.jp/kusei/zaisei/yosan/r3/zaisei_time_202108.files/9hoseip.pdf

注目したい点は色々とあるのですが、まず、郷土天文館の移転に伴い、中央区保健所等複合支援施設に子ども家庭支援センターの総合相談スペースを移転するなど、育ちの相談・サポート機能等の充実のための予算が追加されました。

こちらは良い流れであると思います。障がい者・児童に対する相談窓口も含めて総合的に窓口を一本化することは、子ども庁の創設も進んでいますが縦割り行政の改善にも繋がります。


そして、注目したいのは晴海4丁目、晴海5丁目の土地取得です。

こちらは都有地を東京都から購入するものになりますが、今回晴海4丁目の土地取得用途として、晴海東小学校(仮称)の設置用途が明確になりました。

晴海FLAG内に出来る晴海西小学校、中学校とは別の小学校になります。(月三合わせて3校目)

今までは、今後の晴海の学校定員不足に対応するため、学校用の土地だけまず取得しておく、といった説明がなされていましたが、私立学校の誘致なども噂されていました。

今回、改めて公立学校の設置方針が示されたと理解しています。

7月の晴海まちづくり協議会の資料ではこのように、Jの土地の横に学校予定地と示されていました。

公立学校ということもあり、気になるのは学区割り開設時期です。

晴海西小学校、月島第三小学校との学区割りはどのようになるか、就学途中の学区変更による転校の心配はないかなど、保護者の方の関心は高いと思います。

こちらの補正予算審議および委員会にて、その点確認していきたいと思います。

改めて報告致します!

東京2020オリンピックの終幕~政治家は国を、まちを背負う覚悟を持っているか~

ご無沙汰しております、中央区議会議員の高橋元気です。

8/8に東京オリンピックの閉会式が行われ、17日間の夢の時が閉幕致しました。

(閉幕後、体調を崩して各種SNSから離れておりました)

オリンピックの開催には沢山の意見がありました、しかし選手達が見せてくれたその姿に、我々がどれだけ励まされた事か、それも事実です。

大会後半戦で特に印象を持った競技で言えば、サッカーのベスト4久保選手の涙、新体操の村上茉愛選手、野球悲願の金メダル、女子バスケ銀メダルの快挙(本当に素晴らしいディフェンスと走力で涙が出ました)レスリングも空手もボクシングもマラソンを始め陸上競技も、、、本当に沢山の感動と勇気を頂きました!!

そして女子ハードルの寺田明日香選手は中央区のご出身!!テレビの前で応援していました!!

開催して良かった、そう思わせてくれた本当に記録にも記憶にも残るオリンピックでした。
けれど、日本の子どもたちのためにも、是非有観客で見せてあげたかった。。。ただただ、コロナが憎い。

それもすべては、この1年半にしっかりとコロナを終息させられなかった政治の責任です。法整備をする時間もワクチン確保の時間も充分にあった。諸外国と比較してももっとやれたとの思いは強いです。
その責任をもって、ここからは政治家が仕事をし、一刻も早くこの危機的な感染拡大状況を収めなくてはなりません。

また落ち着いてから、ゆっくりと振り返りたいですね。
ずっと私も夢見ていただけに、とても複雑な感情が生まれたオリンピックでした。

開催に反対する声、人の命こそ最も重視するべきだと私も数多くの方から伝えられた一方、子ども達の未来のためにも出来る限り地元と選手たちの触れ合いの場を設けて欲しいと、両極端の意見を頂いた期間でした。

私は、正直そのどちらも正しいと思っています。
区民の命は絶対に第一に守らなくてはいけません。そして同時に、私は区民、将来を担う子どもたちの未来夢も守り指し示すことも政治の仕事であると信じています。


今回、私は本当にとてもとても考えさせられました。
自分が何を目指すべきなのか、自分は誰のために、何のためにこの仕事をして、生きていくべきなのかという点まで、原点に戻って考えていました。
もう少し時間が経ってから別の投稿にしたいと思います。



しかし、確実に今回のオリンピックを見て、様々な出来事を通じて実感した事があります。

それは、選手達の「国を背負う誇りと覚悟の姿」です


大会初日から柔道の選手達を始め、皆、日本という看板を背負う重圧、そして幸せをその協議への姿勢、戦う姿で示されていました。
本当に格好良かったですし、だからこそ感動します。
人生を賭けて自分のために戦うだけでなく、国のために戦う方々の集まりがこのオリンピックです。

果たして政治家は、同じレベルの覚悟で仕事をしているのでしょうか
国会議員は国を背負う覚悟で仕事をしているのでしょうか。そういった覚悟を持って仕事をされているのは、やはり閣僚、与党の議員に多いのかもしれません。


こう言うと何を偉そうなことを言っているんだこいつはと思われそうですが、もちろん同じことを、私も自分に当てはめて考えていました。
私は中央区を背負うに相応しい覚悟を持って仕事をしているのか


昨年末の議会からの懲罰の事案も思い浮かべながら、自戒をしていました。
もっと、やらなくてはいけない。
中央区の看板を背負い、その名に恥じない働きをしなくてはいけない。

それはプレッシャーや、重圧ではなく、喜びです。

中央区という看板を背負うことが出来る幸せを噛みしめながら、覚悟をしながら、心に決めながら任期を全うしたいと思います。

同時に、1政党の看板を背負う身としても、しっかりと身を引き締めて参ります。

明日も更新予定です!!

東京2020オリンピック開幕!~前半戦の振り返り&毎日選手村周辺おもてなし清掃~

こんにちは!!中央区議会議員の高橋元気です。

ご無沙汰してしまいました!!

オリンピックに熱中していたのもあります・・・

さて、いよいよ東京2020オリンピックが開幕し、本日が10日目、早くも折り返しとなりました。

早いですね・・・

開幕から前半戦を振り返ってみましょう!!

まずは開会式が7/23にありましたね!!

演出家の辞任など紆余曲折あり、内容も賛否両論はあったと思いますが、私はとても良かったと思います。

特にドローンの演出、選手入場の際のゲーム音楽のテンションの上がりっぷりはやばかったです!!

興奮のあまり普段はあんまりやらない連投・・・・

そして翌日からいよいよ大会が開幕しました!!

連日に渡る柔道のメダルラッシュ・・・・本当に毎日釘付けになりました!井上康生監督の素晴らしい指導、男泣きに感動しましたね。
出場選手の誰もが、日の丸を背負う覚悟、大和魂、日本柔道を見せてくれました。そしてすべての選手がコロナ禍における開催についての感謝と周りの人への感謝の想いを語ってくれました。本当にボロボロ泣きました。

卓球混合ペアでの金!!興奮しました!!そして日本卓球界悲願の金・・・!!

ソフトボール13年越しの悲願の金メダル!!大会競技から除外されてもずっと活動を続け、現役を貫いた上野投手、その一球一球にその苦しさ、覚悟が込められていました。号泣しました。

サッカーは男女共に全試合釘付けでした・・・|(家でビール飲みながら)女子は残念でしたが、男子は史上最強です。久保くんを始め、日本人離れしたメンタル、技術、体力、この勢いで金メダルを狙ってくれるでしょう!頑張れ!!

3×3やスケートボード、サーフィン、新競技も本当に面白かったですね!!そして若い世代の日本人選手の強さも感動しました!!これから競技が成熟する3年後以降の大会、追われる形の日本も楽しみですね!!

もちろん競泳陣も、バスケ、バレー、サッカー、バトミントン、ボクシング、フェンシング、陸上競技・・・もう挙げたらキリがありません。

これまで、どれだけ選手が努力を重ねてきたか、、コロナ禍の中でどれだけ苦しんできたか・・・彼らの涙を見るたびに本当に感動しています。(コロナの話題は次回以降の投稿でしっかり書きます)
素晴らしい大会になったこと、関係者の方に敬意を表します。

少しでも、力になれるように、そして晴海のまちを、日本を少しでも好きになってもらえるように、

この一生の機会に毎日選手村の周囲を清掃活動することと決めました

開会式の前日から毎日ずっとやっています!!毎日清掃していても思ったより、吸い殻や空き缶、ペットボトルなどゴミは大量に落ちています。
改めて、責任をもって街をきれいにすること、それが公衆衛生の第一歩だと再確認しました。

時に陽気な私の母や姉と、そしてボランティアを志願して頂いた方と一緒に清掃活動やっています。
もしご興味がございましたらご連絡ください!!

これまで、地域の方が自主的に清掃活動をされていましたが、改めて私もしっかりと一員としてお手伝いをしていきたいと思っています。
まずは大会期間中は毎日!そして、その後も定期的に実施していきたいと思います。

Youtubeでその様子を動画にもしているので、もしよろしければご覧ください!!(編集が間に合わずですが・・・)

実は、海外の方へのメッセージも込めておりますので、全編英語を交えて話しています。久々の英語の練習にもなっています・・・・

さて、まだまだ夏は続きます。

しかし、東京は連日コロナの感染者数が増えています、緊急事態宣言の効果が全く出ておりません。
コロナの件は次回、改めてお話します、それでは本日はこれくらいで!!

【オリパラ】選手村周辺の警備体制・大会関係者の大会ルール遵守について

こんにちは、中央区議会議員の高橋元気です。

本日は所属する東京2020大会晴海地区公共施設整備対策特別委員会が開催されました。

以下、私の質問および他委員からの主な質疑のやり取りです。

①大会関連事業の中止について

Q.緊急事態宣言の発令を受けて本区主催の選手村周辺のおもてなし清掃は中止が発表されました。町会・自治会主催の自主的なおもてなし清掃については各団体において可否を判断するとされています。中止する事業と実施するべき事業、その線引きをどのように判断されたのか。多くの人を一堂に集める事業や回遊型の事業を中止すると資料にあるが、区のお知らせ発行などはやれるのでは??

A.緊急事態宣言を受け、事業の見直しは決断せざるを得なかった。東京都がパブリックビューイングを中止したため関連事業は中止、おもてなし清掃は野外であるため負荷はかかりにくいが、受付の設置において密となり少なからず人流を招く。区のお知らせ特集号の中止は、上記関連事業が中止されたため発行を断念した。

⇒おもてなし清掃も区のお知らせ特集号も、もともとは五輪の機運醸成のため盛り上げるための事業だったはず。必要最低限の事業であり感染リスクの低い事業は実施した上で盛り上げて欲しい



②交通規制について

Q.環2の規制により特に晴海通り、勝鬨橋や佃大橋の渋滞がひどく、時に救急車両が通れない状態である。既に決まっている交通規制であるが交通計画の改善について申し入れをするべきでは?

A.2年前から地元とも協議して進めてきた交通規制であるが、9/8まで続く。本日の新聞折込にも入れて周知に努めている。引き続き動向を注視し、迅速な対応を行う

⇒せめて救急車両の通過については具体的に警察署とやり取りを行い至急の改善をお願いします


③選手村周辺の警備体制について

Q.13日に選手村が開村しました。れいめい橋公園通りも明らかに大会関係者や取材陣と思われる方の姿が、夜中まで絶えることなく見られます。各交叉点に警備員が配置されているようですが、この警備体制について、大会開催形式の変更により昨年発表の体制から変更はあったのか?


A.昨年発表からは特に変更はない。選手村内については警視庁が、外においては管轄の警察署にて数百人規模体制で対応を行う。

⇒何かあってからでは遅いため、しっかりと警視庁および所轄の警察と連携した上でご対応をお願いします


④組織委員会との情報共有体制について

Q.6月にオリンピック・パラリンピック大会に参加する関係者向けのプレイブックが更新および公表され、その中で選手や関係者の感染対策や行動制限について記載がされています。今回大会は、選手団や大会関係者と国内居住者など外部との接触を避ける「バブル方式」が採用されていますが、しかしながら各種報道、そして私の実感としても、このプレイブックが厳粛に守られている状況ではないようです。れいめい橋通り沿いのマルエツやコンビニでも、ボランティアスタッフまたは大会関係者と思われる方が数多く利用されており、夜中に近くの公園のベンチや街角、路上などで飲食をしている姿を見かけます。プレイブック上はイートインや食べ歩きは認められていません。
我々がこれまで説明を受けてきた認識としては、大会関係者は選手村の外に一切出ない、です。

このようにルール厳守の運用や罰則の適用等についてはひとえに組織委員会および東京都の役割であることは重々承知しています。また、せっかくボランティアとして集まってくれた方を地元区としておもてなすという意味でも、気持ちよく滞在して頂きたいとは思っています。

しかし、結果的に事件事故や感染拡大に巻き込まれる可能性があるのは地元住民です。

この感染拡大を防ぐためのルールが絵にかいたモチにならないよう、中央区としても現場の状況を情報共有あるいはレポートをしていくべきであると思いますが、

現状において、東京都および組織委員会とどのように情報共有体制を敷いているのか。定期的な集まりがある、随時連絡を取っているか教えてください。



A.本区としては組織委員会が設定したルールの中で、適切な管理がされていると思っている。しかし、本区に対しても、毎日住民の方から不安の声や苦情が届いている。例えば、入ってはいけない敷地内に関係者と思われる人が入っていた組織委員会が設定したルートではない場所を出歩いているなど。その場合、都度都度組織委員会には伝え、改善等を働きかけている。組織委員会の中でも毎日状況について会議が開かれていると聞いている。本区も13日からは24時間体制で連絡が取れる体制にしている。本区としても住民の方が不安に思わないように周知し、働きかけていく。


⇒ルールを完全に守らせるのは不可能であるかもしれないが、実際に破られていた場合に、被害を受けるのは地元住民である。組織委員会にしっかりと改善を呼びかけるのは本区の仕事。住民への理解促進と共に積極的な改善の働きかけをお願いします。



Q.何かあった場合、苦情などについては、資料記載のコールセンターでいいのか?また、本日本資料を新聞折込をかけ、区民協議会等の場でも周知するとの事だが、LINE公式アカウントや公式HPによる周知はやらないのか?

A.苦情やご意見等についても組織委員会のコールセンターで一元的に管理するとのこと。区の公式HPや様々な手段で周知していく予定である。


⑤その他
Q.選手村内の新規感染者数が非公表となると報道があった。不安に思う住民も多いが、本件について本区の考えは?

A.選手に感染が発生した場合でも、療養期間を経れば大会に復帰出来る事から、各国の選手のプライバシーに配慮し、発生した時点での公表はしないこととなった。これにより、直接街に影響を及ぼすことはないと考えている。

⇒このような非常事態の中で、基本的には性善説に立った対応を取るべきではない。中央区としては街に感染拡大が広がらないように最善の対処を。

Q.明日、トリトン前等各地で大会デモが開かれるが本区としての対応は?

A.情報が入った時点で、所轄の警察に情報共有をしている。また、本区の危機管理課とも情報を精査し、対応が出来る体制を整えている。



以上が主な質疑内容です。


私も、オリンピック・パラリンピックを大変楽しみにしていましたし、チケットも頑張って取りました。
コロナ禍の中で、このような開催形態となってしまった事は非常に残念に思っています。
それでも開催されるとなった以上は、選手やスタッフ、ボランティアさんや大会関係者含めて記憶に残る素晴らしい大会にして頂きたいと思っています。
そして選手村を抱える晴海を中心として、しっかりとおもてなしをしていきたいと思っています。

ただ、選手村の横に住む住民の立場としても、大会が決めたルールをしっかりと皆さんが守って貰えないと、不安に思うのも事実です。

もう既に組織委員会内でのコントロールが出来なくなっているといった声も聞きます。はっきり言って数万人規模の多国籍の方をしっかりコントロールするのは不可能でしょう。

それでも対応を諦めるのではなく、地元住民を含めたすべての方々が最高の思い出となるような大会になるように祈っておりますし、そのために地元区議として尽力したいと思います。



何かあった場合、大会に関する苦情や相談のコールセンターは以下になります

0570-09-2020

受付時間:全日8:00-22:00 (7/23~8/8 8/24~9/4)
※上記以外 平日9:00-17:00

【福祉保健委員会】私立保育園新たに3園開設!令和4年4月に待機児童は0へ

こんにちは!中央区議会議員の高橋元気です。

7/8に開催された福祉保健委員会、トピックスは沢山あったのですが、本件をまずはお伝え致します。

新たに私立保育園3園が2022年4月に開園すると報告がなされました。

①さくらさくみらい つくだ大通り(佃1丁目10番)

②ほっぺるランド清澄通り勝どき(勝どき3丁目7番)

③太陽の子晴海トリトン保育園(晴海1丁目8番2号)

中央区は中央区子ども子育て支援事業計画の中で、令和4年度には待機児童0を実現する(保育定員が区民からの申請を上回る)としています

令和4年度はこちら3園を含め、6園の開設を予定しており、保育定員は213人拡大する予定です。

これによって予定通り令和4年度に待機児童0を実現出来る見込みであるとの事です。

担当課長からは、認証保育所の空き等も含めれば1歳児、2歳児含めて定員の充分な確保が出来ると考えていると報告がありました

一方で、一時預かり保育病児病後児保育のスペースについては、まずは定員拡大を優先させたことにより、併設する予定はないとの事です。児童数が増えるということは、それだけ様々なニーズが必要になります。特に病児病後児保育が可能な施設を増やすことは非常に必要となります。

会派としても改めて要望してまいります。

【区民文教委員会】paypayポイント還元事業・久松幼稚園移転続報・特認校学級編制拡大など

こんにちは!中央区議会議員の高橋元気です!

7/7に所属する区民文教委員会が開催されましたのでご報告です。

資料①キャッシュレス決済ポイント還元事業の実施結果について


4月に実施された区内事業者のpaypayポイント還元事業は利用者からも事業者からも大変好評でした!!実際に売上が伸びたとの声が聞かれる一方、宣伝期間が短かった、導入まで時間がかかった、キャンペーン対象店舗が分かりにくかったといった課題もありました。

私からはこの好評の流れを受けて、今後の第二弾以降の実施の要望と展開について質問しました

⇒本キャンペーンを実施するには充分な予算が必要なところ、現時点では予定していない。地域経済の回復という側面からも還元キャンペーンに限らず総合的に検討する。

元々はコロナで苦しむ事業者および区民双方にメリットがある事業という事で急遽決定した事業ですが、素晴らしい効果であったと思います。今までキャッシュレスを使っていなかったという方からも今回paypayを入れた!という声を聞きましたので、是非間髪入れずに実施して頂きたいです。

資料② 久松幼稚園移転スケジュールの見直しについて


35人学級への対応や増える児童数への対応のため、久松幼稚園のスペースを常盤幼稚園へ移転する(児童も移転)件ですが、

【区民文教委員会】久松幼稚園の休園対応について、コロナ禍における児童の体力低下、校庭開放、ICT教育など


保護者からの要望として、兄弟姉妹で利用する場合に保護者の負担が大きくなるといった要望が寄せられたこともあり、これまでの段階的移転スケジュールから、全学年一括での移転へとスケジュール変更がされました

また、令和4年度新入園児募集から定員が70名⇒50名となります。


また、その距離を懸念して特に要望の多かった、通園バスの運行を実施する方向で検討していると報告がありました。

是非、今後も保護者の方としっかりと丁寧にコミュニケーションを取りながら慎重に進めて頂きたいと思います。


資料③特認校における学級編成の拡大について


35人学級への対応や特認校に対するニーズが年々増加していることから、特認校3校の新一年生の学級が増えます

→京橋築地 2→3学級
→阪本 1→2学級
→城東 1→2学級


なお、私より泰明小学校および常盤小学校の今後の学級編制拡大について質問しましたが、教室数が既に埋まっていることもあり、現時点では予定していないとの事でした。


特認校制度を更に活用していくためにも、今後の展開に期待致します。


また、中央区立学校に割り当てられていた、児童生徒のパラリンピック観戦は中止となりました。

今回中止を決めた決め手となったのは、東京都が今更やっぱり子供の数を半分にしろと言ってきたからです。希望者全員を連れて行きたかったのに、どうやって選別すればいいのかと総合的に検討した結果中止となりました。



さて、その後教育長に対して今後の10年、20年先のビジョンなどを質問したのですが、次回に回します!!

それでは!!

【オリパラ問題・晴海地区施設整備】選手村周辺の警備体制や晴海地区の今後の施設整備について

本年度より、「東京2020大会・晴海地区公共施設整備対策特別委員会」に委員として所属しております。

オリパラ対策特別委員会から、「晴海地区の公共施設整備について」が審議事項として加わりました。

さて、私からは以下の内容を質問しました。

【東京2020大会選手村周辺の感染対策、防犯警備体制について】

・6/11開催の晴海地区まちづくり協議会の開催について

オリパラ直前時期であり晴海地区の住民としては非常に大切な会議であったが、感染対策として傍聴が禁止されていた。感染対策は理解が出来るが、東京都や組織委員会の理事者で定員の半数である60名を超えると分かっていたのであれば、初めから理事者側の人数を抑制した上で少人数でも区民の傍聴を許可するべきではなかったか?

⇒「まちづくり協議会」の運営方法としては、特別委員会の審議事項から外れるとして答弁を得られず

・それでは主にどのような審議がなされたか?

⇒①交通規制はどのような周知がされるのかといった質問に、HP等の媒体を使うと回答②大会のルールブックが作成されたとしても、選手スタッフがマスクを着用しない可能性はないか、強制力はあるのかという質問には、強制力はないが委員会の中で今後検討と回答

⇒また、区としても住民からの要望事項を取りまとめ、要望書として提出することを考えたが、まだルールブックの中で決まっていないことがある。その内容が固まったら個々のトラブルの責任はどこが負うのか、はっきりさせた上で区が書類として取りまとめ配布する予定。まちづくり協議会の代表者も含めて今後整理する(吉田副区長)

・れいめい橋公園通りの警備体制について、1年程前は約200名規模の警備体制を敷いて巡回する方針だったと思うが、選手の行動制限のルールが新たに追加されたことから、警備体制に変更はあるか?

⇒現在見直しを含めて組織委員会と警視庁の間で検討されている

・防犯上の問題が発生した場合の連絡先は月島警察署となるのか?それともコールセンターが設置されるのか?

⇒個々の事象にもよるが、大会時はコールセンターが設置される予定

【東京2020大会後の施設整備計画について】

・晴海ふ頭公園、緑道公園の開園が未定、つまりは追加工事が未定とあるのはなぜか

⇒大会時には選手利用スペースとして使用するため、それが終わってから撤去をし、公共利用が出来る公園として再整備をする必要があるため。東京都港湾局が管轄する土地であるため、確定時期については改めてお知らせする

・晴海客船ターミナルについて

こちらもオリパラ後にすぐ解体、敢えて解体して仮ターミナルを作る理由は?

⇒経年劣化による年間維持費がかかるため、早急に撤去を進めると東京都からは説明がされている。その上で簡易的なターミナルを設置する。

・晴海4丁目に記載がある学校予定地については具体的にどのような計画がされているのか?

⇒具体的な計画はまだ決まっていないが、今後晴海地区の児童数の変化等を見て計画する予定

土地だけ準備して、具体的な計画はこれからということで承知しました

・まちづくり基本条例に基づく協議内容について

晴海地区のまちづくり全体でのことですが、何故貴重な土地の利用が水素ステーションだったのか、あるいはほっとプラザはるみをコミュニティ施設としてリニューアルするのか。

例えば晴海地区には児童館が足りない。どのような施設を作る、といった方針に住民の意思はどのように反映されているのか?

⇒どのような施設を設置するかについては、まひづくり基本条例に沿って事業者の方と協議していく。あくまでその開発が街にとってどのような貢献が出来るかといった可視化のために使用している。水素ステーションについては、東京都からの要望もあった。

→どのような施設を設置するのか、といった重要な決定については、住民の意思を極力反映して欲しい。これまでのようにあくまで計画が決まってから住民に説明するのではなく、事前に反映出来るように、まちづくり協議会以外にもそのような住民意思を反映する機会を今後与えられるように要望します。

【区民文教委員会】久松幼稚園の休園対応について、コロナ禍における児童の体力低下、校庭開放、ICT教育など

6月7日に、私が本年度も所属する「区民文教委員会」が開催されました。

<キャッシュレス決済導入>

まずは、区役所窓口にてキャッシュレス決済の試験導入が行われます。

中央区情報化基本方針によれば、R5年度までにキャッシュレス決済の導入を目指すとしており、まずは限られた決済においてSuica PASMO等の交通系電子マネーが使えるようになります。

この点、交通系電子マネーに限った理由を質問致しましたが、ネットアンケート調査によると87.2%の方が交通系電子マネーを使用している、ダントツの所持率の高さが理由とのこと。

キャッシュレス専門分科会を設置し、今後は使用場所の拡大やLINEpay等の決済手段の拡充も含めて検討するとのことです。

渋谷区ではLINE公式アカウントで住民票を申請し、LINE payで支払い郵送で到着します。そのような一貫した行政サービスの対応が求められています。



<区立小中学校における事故発生状況、不登校・いじめの状況>

総括すると、令和2年度は子どもたちの骨折等の事故が増えました。また、いじめは減りましたが不登校が増えました

これらはコロナ禍における体力の低下精神的な不安が数値として現れたと捉えることが出来ます。

これらに対する発生の予防、今後の対応について質問しましたところ、

体力低下については、体育の授業の中でリカバリーが出来ると、小学校の指導員等のきめ細やかな指導により、実際秋からは事故は減っているとの回答です。

また、不登校については登校支援シートやスクールカウンセラーを活用した細やかな対応に加え、今年度からHyper QUという生徒個々の意欲や満足感を測定するテストを実施し、生徒の心の問題をいち早く察知できるように努めるとしました。

コロナにより人付き合いが少なからず分断されてしまった状況においてはなによりも、寄り添うことが大切であると思います。



<図書館>

次に区立図書館におけるネットでの蔵書リクエスト電子書籍やオーディオブックへの対応について要望および今後の予定を質問しました。

⇒結論、電子書籍には利用制限があり、(閲覧50回や2年など)費用対効果を観ながらニーズを注視していくとのこと。早期での対応を要望します。



<ICT教育>

次にオンライン授業について、

今年度からタブレット端末を活用した授業が開始されましたが、まずは2カ月経った所感、現場の状況を質問しました。

⇒見回りをしていても、2カ月前より格段に現場での理解は深まっている。ICT支援員も国の基準を上回る人数が巡回しており、各校のICT担当教員などを集めたPJチームを発足し、その中で他校の活用事例等を共有している。

続けて、もし臨時休業など不測の事態が発生した場合に、オンラインで授業が出来るように渋谷区のように定期的なトレーニングや試行を行ってはどうかと質問

環境自体は整っているので、あとは教員や家庭が対応出来るかどうか。教員はオンライン会議などで知見は整っているため、保護者の方の理解も含めて段々と出来るようになると思われる。

この点について、いざとなれば出来るといった回答ではありましたが、大阪市長の発言ではありませんが、急にやれと言って出来るとは思えません。例えば避難訓練のように特定の日の午前中はオンラインにしてみるなど、試験的な導入、慣れは必要であり、渋谷区は実施しています。提案を進めていきたいと思います。

<校庭開放>

緊急事態宣言の内容や国からの通知には「学校施設の閉鎖」は含まれていません。校庭を含めて区の学校施設の通常開放を要望、質問しました。

⇒まずは土日の校庭の遊び場開放を実施した。再開については状況をみて検討

運動会の開催については

⇒原則、昨年度と同様観客制限等の対応を行った上で実施の方向。運動会等の行事が子どもたちにとって大切であることは認識しており、運動会の代わりにダンスの発表会を行うなど、それぞれの学校の主体的な活動に任せている。

現状では、墨田区、品川区などは校庭や学校施設は通常開放をしております。子どもたちの体力低下の側面等も考慮し、感染拡大防止策として必要性が薄いものは極力見直して頂きたいと要望しております。



<久松幼稚園の休園⇒常盤幼稚園等への移転について>

35人以下学級への対応や児童数の増加から、久松小学校の教室が足りなくなる見込みです。

その対策として、久松幼稚園を休園とし、教室にあてがう方針が保護者向けに説明されました。

結果、久松幼稚園の園児約210名のうち150名が休園していた常盤幼稚園にバスで通うことになり、残りの60名は有馬幼稚園日本橋幼稚園などに振り分けられるとのことです。

また、小学校は、園児全員が常盤小学校に入学するのではなく、それぞれの学区の小学校に戻ることになります。

これは幼保小連携という区の方針とずれる側面もありますが、一方で増改築が間に合わない、区としても苦渋の決定でもあるという点は理解します。
それだけに、しっかりと保護者の方との対話が必要な事項です。

その点の詳細を質問、要望致しました。

ご質問、ご要望等がありましたらぜひお寄せください。