こんにちは!中央区議会議員の高橋元気です。
いよいよ、明日、衆議院議員選挙が公示されます。
このために、人生を賭けて毎日活動を続けてきた立候補予定者の皆様、関係者の皆様もいらっしゃると思います、いよいよですね。
私もYOUTUBEで解説を開始しました。
特に今回が選挙初めて!というような学生の方などに向けて、とりあえず衆議院議員選挙って何?というところを解説します。
まず、そもそもですが、国会は二院制であるということは学校でも習っているかと思います。
衆議院と参議院ですね。
各議院はそれぞれ独立して意思決定を行い、両議院の意思が一致することによって国会の意思が成立します。
二院制の利点として、国民の間の多様な意見と利益をできるだけ広く反映させることができること、慎重に審議できること、一方の行き過ぎを抑制し、不十分なところを補うことができることなどが挙げられています。
衆議院と参議院には、構成や権限などにいくつかの違いがあります。
まず、議員の定数、任期・選挙制度等が異なります
つまりは、国の大事な意思決定を行う機関なのだから、選挙制度や要件を別にした2つの議院によって出来る限り、幅広い意見を集める事、そして時にけん制し合うことが求められています。
但し、予算・条約・内閣総理大臣の指名・法律案の議決等については、憲法の規定により、衆議院の優越が認められています。
例えば両院協議会を開いても意見が一致しないときは、衆議院の議決が国会の議決となります。また、参議院が衆議院の議決した予算又は条約を受け取った後30日以内に議決しないとき、及び衆議院が内閣総理大臣の指名の議決をした後10日以内に参議院が指名の議決をしないときは、衆議院の議決が国会の議決となります。
法律案については、衆議院で可決し、参議院でこれと異なった議決をした場合に、衆議院が出席議員の3分の2以上の多数で再び可決すれば、法律となります。
なので最終的には衆議院が優先されるので、日本のトップを決める戦い、日本で一番熾烈な選挙となるのが衆議院議員選挙なんですね。
さて、総選挙とは、衆議院議員の全員を選ぶために行われる選挙のことです。小選挙区選挙と比例代表選挙が、同じ投票日に行われます。総選挙は、衆議院議員の任期満了(4年)によるものと、衆議院の解散によって行われるものの2つに分けられます。
衆議院議員の定数は465人で、うち289人が小選挙区選出議員、176人が比例代表選出議員です。
小選挙区制度とは、全国を289のブロックに分け、最も得票の多い1人を選ぶ選挙制度です。
そして、現在の日本では、衆議院と参議院の選挙で、比例代表制が導入されています。比例代表制では、各政党に投票をします。そして各政党の得票率に応じて議席数が決まります。
得票率とは、獲得した得票数を有効得票総数で割った値です。
比例代表制の長所は、死票を少なく、少数意見を反映しやすい点が挙げられます。
一方 短所としては、小政党が分立し、政権が不安定になりやすいと言われます。
日本の比例代表制における議席の配分方法は、ドント式と呼ばれる方法で行われます。
① 各政党の得票数を1,2,3・・・の整数で割ります。
② 一人当たりの得票数が多い順(割り算の答えの大きい順)に、各政党の議席が配分されます。
③ 通常、各党の当選者は、比例代表名簿への登載者(とうさいしゃ)の上位から決まっていきます
各政党では当選議席数が確定すると、候補者名簿の上位から議席を割り振っていきます。そのため、候補者名簿の上位に名前が掲載されている候補者の方が当選の確率は高くなります。
さて、選挙制度の説明はこんな感じですね!!
今回は任期満了に伴う総選挙となりました。
選挙の争点はずばり、前内閣の新型コロナウイルスへの対応のほか、岸田首相が掲げる「新しい資本主義」「分配重視」の姿勢の是非、ポストコロナを見据えた経済政策などを軸に各党が公約を訴えていく形となりそうです
岸田首相率いる自民党は良くも悪くも今まで通りの日本の象徴、それに対して立憲民主党をはじめとする野党が変革を訴え、どこまで食い下がれるかに注目です。
次回以降に各党の公約も私から解説を致しますが是非見ておいてください、
果たして、各党が主張する選挙のための給付金のバラマキでいいのかどうか、、野党共闘という言葉も出てきましたが、私はあまり好ましいことではないと思っています。
ということで次回は、主に私が住む中央区、港区の一部、文京区、台東区の一部で構成される衆議院議員選挙小選挙区東京2区の候補者を、政党の公約を交えながら順次解説していきます。
選挙.comにて現在出馬予定とされておりますのが、
自民党前職の辻清人さん、
立憲民主党前職の松尾あきひろさん
日本維新の会元職の木内たかたねさん
れいわ新選組新人の北村イタルさん
非常に若い方ばかりの面白い選挙区になっていると思います。
また、辻さん、松尾さん、木内さんについては私も面識がありますので、そのお人柄も含めてお伝えできることもあるかと思います。
今回は時間の関係で候補者インタビューまでは難しそうですが、
前回都議選と同様に、私個人のスタンスとしてもあたらしい党のスタンスとしても、一区民として公平な視点で解説が出来ればと思います。
是非ご期待くださいませ!!
それでは!!また!!