こんにちは!中央区議会議員の高橋元気です。
以前よりご報告しておりますが、私はデジタルハリウッド大学院にて、デジタルを活用した教育イノベーション(EdTech)について研究をしています。
国のGIGAスクール構想に基づき、多くの自治体で児童生徒1人1台のタブレット端末が整備されました。
しかしそれで終わりではありません、端にICT機器に慣れるためとか、プログラミング教育やオンライン学習に活用したいというだけではありません。
そもそもの目的は、高度デジタル社会の中で生き残っていける人材を育むこと、つまりはAI等仕事が自動化されていき人間が携われる仕事が少なくなっていく中、自分で仕事を創出出来る人間をつくること。
自分で周りの社会を分析し、課題を設定し、課題解決のための道筋を立て、そのために何を学ぶべきなのかを自分で探し、最終的に解決するための制度やモノを創れる人間を育てる。
そのためのSTEAM教育という概念であり、環境整備です。
なので1人1台の端末や回線設備が整ってやっと第一歩目、今からが勝負、どうやってこの環境をフル活用出来るか、という話なんです。
それは日本の黒板を使った集団授業から、子ども一人一人の学習状況・意欲に合わせた個別最適型の学びへと変化させることを意味します。個性を伸ばす教育、自分がやりたいことを発見する教育です。
ただ単純にタブレットを使って授業をするのではなく、如何にそのような従来のようなテストで点数が取れればいいという教育から脱却できるのか、それを考えていくのが教育の概念自体をイノベーションするというEdTech(EducationxTechnology)の考え方です。
中央区でも本年4月から児童生徒1人1台の端末が整備されましたが、その環境をどのように活用するか、どのような授業内容にするかは現場の学校・先生に任されています。
最終的にやるのは現場の教員の方々です。
それでは現場の方々は何に困っているのか、実現するためには何が必要か、そしてそのために私のような基礎自治体の地方議員は何が出来るのか、という点を考えていました。
そして今回、
「GIGAスクール構想のさらなる向こうへ」
未来の教育をどのように創造できるかを、教育関係者や企業の方、未来の教育イノベーターとともに議論する世界最大級の教育グローバルカンファレンスイベント
Edvation x Summit2021 ONLINEに登壇し、セッションする時間を頂きました!!
「公教育改革における現状の課題やPTA・地方議員に求められることは何か」をテーマに
教育の第一人者としてご活躍をされている地方議員の方、そしてPTAの関係者様に集まって頂き、具体的な現場の事例を交えながら真剣に議論させて頂きます!!
全国的にEdTechを推進していくためのラストワンマイルと呼ばれる現場を支える地方議会、教育委員会改革を進めていくため、是非教育関係者の方だけでなく、保護者の方、地方議員等政治関係者の方々もご参加ください。
日時:11月21日(日)17:00 – 17:40
テーマ:公教育改革に向けたPTAと地方議員のアクションミーティング
方法:オンライン(無料)
参加者:
高橋元気(中央区議会議員)※モデレーター
鈴木けんぽう(渋谷区議会議員)
内山真吾(東京都議会議員)
杉山みきと(大阪市会議員)
安藤大作(元日本PTA全国協議会副会長)
公式HP https://www.edvationxsummit.jp/
お申込みはコチラ!!
錚々たるメンバーの方々に集まって頂きました・・・
それぞれ教育の第一人者の方々であり、私も尊敬している方々です。
このメンバーにて、公立学校における教育改革の現状、そしていま地方議員やPTAに求められていることをテーマに議論します。
具体的な議論としては、例えばですが、今私が問題になっていると捉えているのは、
①各教育委員会の方針次第で、その現場の活用にブレーキがかかっているという点
②個別最適型の学びを実現していくためには、子どもの学習履歴(スタディログ)等の教育データを一元的に管理し、有効に活用する必要があるという点。
つまりは児童・生徒個人がデータを活用することによる学習等のサポート、教師 による個に応じた指導や支援、蓄積されたビックデータを分析することによる新たな知 見の創出や政策への反映等を実現するための環境の構築が大切ですが、現状では自治体毎にシステムが異なる、IDやパスワードが異なるため、引っ越した時、あるいは学校が変わるタイミングでデータがリセットされてしまいます。
それでは意味がないんです。
人生において自分がどんな勉強をしてきたのか、得意な部分はどこか、最終的にはそのスタディログをもって就職先を選択するような社会が必ずやってきます。
そのために国レベルで、統合システムの構築、教育データの標準化が進められています。真の意味で個別最適な学びを実現するためには国や少なくとも広域自治体内で基準を統一する必要があります。
この点においても、各自治体の違いや東京都や国に求めるべきことを話せるのがとても楽しみです。
関係者必見です!!!
是非ご参加ください!!
それでは!!