こんにちは!中央区議会議員の高橋元気です。
7月は議会視察や勉強会などが多く、これからの区政に活かしていけるよう、様々な知見を広げる期間でもあります。
遅くなりましたが、視察内容を紹介していきます。
先日の視察先は、静岡県伊東市にある中央区立宇佐美学園です。
昭和12年に開園し、当時は主に喘息持ちの子ども達などが、自然の中で他の区立小学校と同じプログラムを受けられるようにと開校された、中央区唯一の全寮制の健康学園となります。
現在では城東小学校の特別支援学級という位置づけとなります。
現在の在籍児童は小学校3年生~6年生で29名、それぞれが個人目標を複数定め(例えば縄跳び連続100回や、年下の子に教えられるようになる、など)担任の指導を受けながら、全寮制で生活しています。
最近では偏食の改善や体力づくりを目的として編入を希望する児童も多く、出身校の子ども達にとっては、宇佐美学園から帰って来ると驚くほど足が速くなって帰ってくる、というエピソードも聞かれます。
自然に囲まれた環境下の中で、児童が親元を離れて暮らすことは、想像以上に辛い部分ももちろんあると思います。
しかしながら、それ故に見違えるように心身共に逞しくなるとも言われます。
また、保護者は月1回の訪問が義務付けられます。これは子どもを学校に預けて放置することは許されない、という原則から厳守が求められます。
寮の集団生活の中で、役割分担をして自らが行事を主催などしながら、放課後は友達と活発に遊んだり、テレビを見たり自由に過ごします。
学期毎に帰京し、出身校に顔を出しながら、その自身の目標達成まで編入し学び続ける(小学校6年生まで通い続けることも可能)学校となります。
昨今はコロナ禍の中で、子ども達は精神的にも肉体的にも成長に不安を感じています。
例えば、不登校の児童数の増加、或いは体力測定における脚力や肩の力の低下など(これは中央区のグラウンド環境の影響にもよりますが)
近年こそ、豊かな環境に恵まれた宇佐美学園に求められている期待は大きくなっているのではないかと感じます。
ご興味がある方は、HPをご覧頂き、まずは出身校の先生にご相談ください。
それでは!