【管外視察①】一泊二食付5200円!中央区立伊豆高原荘

こんにちは!中央区議会議員の高橋元気です。

最近は本当に暑いですね、熱中症にはくれぐれもお気をつけください。

さて、中央区議会は第二回定例会が閉会し、各種委員会における視察期間に入りました。

区外にある区立施設について、中央区はその用途に応じて複数所有していますが、区議会においても4年ぶりに管外施設への視察が敢行されました。(コロナ禍の中、中央区議会では3年間視察が全中止されていました)

慣例として、選挙を終えた議会1期生を中心に、区立施設を見て回り現状や疑問点を確認するのが趣旨であり、また同時に正直に言えば、区の理事者や他会派の議員との懇親を深めることも目的の一つでしょう。

特に議員視察で問題となるのは、その視察が本当に必要だったのか?或いは視察の結果、議会活動にどのように活きるのか?という点が取り沙汰されます。

少なくとも、視察を終えた議員はその視察の結果を区民の皆様に出来る限り詳細に報告すべきであると私も思います。

本ブログにおいては、施設の現状の確認や課題点の抽出と共に、施設の様子を区民の皆様にお伝え致します。


①中央区立伊豆高原荘


静岡県伊東市に構える、伊豆大島と大室山を望む区の保養施設、療養施設となります。

雄大な自然の中で、格安で温泉や地元名産の食事が楽しめます。

家族風呂もあります

まず、特筆すべきはその安さですね。

1泊2食付で大人1人5200円、オフシーズンとなると最大で10%割引もつきます。

ただし、アクセスについては最寄りの伊豆高原駅からの送迎マイクロバスとなり、区内からの送迎はありませんのでご注意ください。

ご予約については、中央区内在住者利用希望月の3か月前の1日から、申込ハガキおよびインターネットより抽選申し込みを承ります。

詳細はこちらのHPよりお問合せください

http://www.izukyucom.co.jp/chuoku/



施設は開設から57年を迎えましたが、何度も大規模改修を行っています。ただ視察の印象としても、老朽化が目立つ箇所もあり、綺麗とは言えません。同じ区立施設であるヴィラ本栖がアクティビティや家族での団らんに注力している点からしても、格安で静かに静養したい方々に向いているとも言えます。また、伊豆など周囲の観光を重視したい方にもおすすめと思われます。


また、運営状況です。区が施設の委託事業者に運営を委託し、委託料を支払いますが、利用料・宿泊料については委託事業者に入りますので、区の歳入はありません

また、コロナ禍の中で利用者数が落ち込んだ分の補償補填も区から補填致します。

合計歳出としては約7000万円~9000万円を区が年間で負担している状況となります。

これについては、区民の皆様からも様々なご意見があると思います。この時代に区が負担して施設を維持する必要があるのか、といったコメントもありました。その点は理解するところではありますが、

区の保養施設療養施設として全世代に還元する福祉事業として、又は学校の児童が自然に触れあうための移動教室の場所として、区内に自然環境が乏しい区が施設を保有する必要性はあると思います。

区内団体や区民に優先利用権を与えられる、という特徴もあります。その点は民間が保有する施設と委託契約を結ぶ場合とどちらがメリット、デメリットがあるか、単純な費用比較だけでなく総合的に検討する必要があるでしょう。

もっとも、コロナ禍の中で利用が非常に落ち込み、サービスやアクセス面の向上など努力すべき部分も多いと思います。

例えば銀座ブロッサムの運営については毎年3億円赤字が計上されています。当該管外施設の保有をやめ、費用を削るよりも、もっと削るべき施策が私はあると思います。

全世代に還元することを目的として保有する施設、福祉施策については削る優先順位は低いと私は考えています。

本当にロケーションは素晴らしいので、

是非皆様も一度ご利用頂ければ幸いです!!

それでは次回も視察レポをお送りします!!

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