都心・臨海地下鉄新線推進大会が開催!その概要をおさらい!

こんにちは!中央区議会議員の高橋元気です。

さて、本日は第3回目となりました都心・臨海地下鉄新線推進大会が開催されました!

さて、まずは計画をおさらいしましょう。

都心・臨海地下鉄新線構想(中央区HPより)

https://www.city.chuo.lg.jp/smph/kankyo/keikaku/toshin_rinkai_tikatetushinsen.html

背景として、今後中央区はますます晴海や勝どきなどの臨海部の人口増加に伴う交通需要への対応が必要になります、とくに晴海および豊海町は交通不便地域と言われる地域であり、最寄りの勝どき駅から歩いて10分〜15分くらいの場所にあります。

https://www.city.chuo.lg.jp/kankyo/keikaku/tikatetukentou.files/houkokusho_1.pdf
https://www.city.chuo.lg.jp/kankyo/keikaku/tikatetukentou.files/houkokusho_1.pdf

ガンガンタワマンも建っていき、今後5年間で3-4万人人口が増えるとも言われています。

このような都市交通の課題解決に向けて、平成26,27年度に本区は地下鉄新規路線の導入に関する検討調査を行い、報告書を取りまとめました。

https://www.city.chuo.lg.jp/kankyo/keikaku/tikatetukentou.files/houkokusho_1.pdf
https://www.city.chuo.lg.jp/kankyo/keikaku/tikatetukentou.files/houkokusho_1.pdf

臨海部の発展のためにも、交通網整備が必要だよねと。

また、南は羽田空港まで、北はTX(つくばエクスプレス)に接続する事によって、東京を中心に更なる交通需要を呼び込めます。

https://www.city.chuo.lg.jp/kankyo/keikaku/tikatetukentou.files/houkokusho_1.pdf
https://www.city.chuo.lg.jp/kankyo/keikaku/tikatetukentou.files/houkokusho_1.pdf
https://www.city.chuo.lg.jp/kankyo/keikaku/tikatetukentou.files/houkokusho_1.pdf

総事業費は当初約2500億円と試算、これらを例えば国と東京都と中央区で1/3ずつ分けるなど、事業化の際に分配が決まります。

地下を掘る事自体よりも駅の建設に費用がかかるようです。

https://www.city.chuo.lg.jp/kankyo/keikaku/tikatetukentou.files/houkoksho_r2.pdf
https://www.city.chuo.lg.jp/kankyo/keikaku/tikatetukentou.files/houkoksho_r2.pdf

令和2年度の調査によれば、相当な需要が見込める事、また経済効果を考えれば社会的意義も大きい事から事業化は十分可能との試算が出されております。

ただやはり開業までは2,30年かかるとも言われています。

そんなの待ってられん!という事で動いているのが東京BRTによる交通過疎地域の救済である、という流れなのです。

中央区としては、事業化に向けて東京都を動かしていきたいのです。

しかし、公共交通機関の整備、工事はもう既に順番待ち状態。限りある予算の中から順番に国はお金を出していきます。

だからこそ社会的意義を強調しつつ、東京都及び国にこれだけ住民から望まれているのだと本気度を見せていかなくてはならないのです。

そしてそれが、都心・臨海地下鉄新線推進大会の目的でもあります。

本件は銀座ブロッサムにて、約400名を集めて開催がされました。

来賓には丸川珠代参議院議員、辻清人衆議院議員、葉梨康弘衆議院議員、都議会からは田中まさゆき都議、石島ひでき都議、そしてTXとの連携を見据えて井崎義治流山市長、中央区からは山本泰人区長吉田不曇副区長、中央区議会議員連盟30人、そして地域の代表者が集まりました。

まぁ見事に自民党王国ですが少なくとも公共交通事業を国から取ってくるためには国政与党の力が不可欠です。

吉田副区長からは昨年からの進展について。

令和3年3月、東京都が「未来の東京戦略」を策定、その中で今まで7番目の位置付けだった本事業が3番目に格上げ(事業化の検討を進め、構想の具体化を図るべき)

→1番目と2番目は江東区悲願の有楽町線(8号線)の延伸都心部品川地下鉄構想。こちらはワンランク上であり、早期の実現を図るべきとされている

令和3年7月、交通政策審議会が国土交通大臣に対して答申、その中で本事業は世界から人、企業、投資を呼び込み、東京と日本の持続的成長を牽引する臨海部と区部中心部をつなぐ基幹的な交通基盤としての役割を担うことが期待されており、今後、臨海部の都市づくりとともに、第198号答申において指摘されている常磐新線延伸(TX)との接続も含め、事業化に向けて関係者による検討の深度化を図るべきである。」と示された。

令和3年9月に東京都は、交通政策審議会の答申(令和3年7月)を踏まえ、都心部・臨海地域地下鉄構想について事業計画の検討を行うため、「都心部・臨海地域地下鉄構想 事業計画検討会」を設置

いよいよ、具体的に事業計画を検討していく段階に入ったと話しました。

また、明治大学名誉教授の市川宏雄教授も講演を行い、本事業が臨海部に背骨を通す事業となり、東京中心部と国際的な交通結節点として機能する築地が中心となり、国際金融都市、国際交流都市東京の要となる。

ロンドンのドックランドも背骨となる地下鉄を通して劇的に変わった。国際競争力を高めるためには地下鉄を通す事は必然である。

また、国際都市となるためには空港へのアクセス時間が課題であり、リニアが通る品川との接続(台場→天王洲→品川)も不可欠。羽田空港へのバイパスを複数持つ事の意義を国へ訴えなければならない。

また、江東区と一体となってベイエリアアミューズメントを充実させる事も必要である。海を活用したナイトアミューズメントマリーナベイエリア全体をどう変えるかが肝心である。

本日発表された世界都市ランキングで東京は上昇したが、今後の起爆剤として羽田空港と臨海部の接続が重要となると話されてました。

また、小池百合子都知事国土交通大臣に直接会い、都心臨海地下鉄新線を具体的に進めていくことで一致したとされています。

一歩ずつですが、より具体的に進めていく事で一致してきたようです。

8号線の延伸などはもう既に事業計画が具体化しており、一歩リードされていると言えるでしょう。

さて、私も最初疑問だったのですが、何故この推進大会に江東区が参加していないのかと疑問に思われませんか?

豊洲や台場を通るのに。。。。

ズバリ言えば江東区は悲願である有楽町線(8号線)の延伸に注力したいからです。一緒に進めたいのですが、先程言ったように公共交通事業は順番待ちです。言わば、本件においては中央区と江東区はライバルになってしまっているのです。

うーん、、、難しいんですね、、、

だから推進大会で盛り上がりを演出して誘致合戦勝負のような様相になっているのでしょう。

あと、今回録画してYoutubeにあげようと思っていましたが、録音録画は禁止と当日言われました。。。宣伝を狙うならむしろオンラインでの生中継なども実施すべきではと思います。

何れにせよ、両事業とも早期の実現を願うばかりです!

それでは!!

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