【福祉保健委員会】議員が取り上げた区民からの声に対して「うちは直接聞いていない」という回答、中央区の議会軽視は問題である

こんにちは!中央区議会議員の高橋元気です。

令和4年2月開催の福祉保健委員会の報告事項をダイジェストでご報告します。

子ども家庭支援センターが中央区保健所等複合施設に移転し、勝どきのセンターは勝どき分室という扱いに変更がされます。

Q.移転によって異なる点はあるか?一時預かりのネット予約について、保育の質の確保、国が推奨する伴奏型支援との関連について

A.3分室体制になるが、1事業者で一体管理を行う。一時預かりは毎日子供が変わり、同じ子どもでもたまにしか利用しないという状況もあるため、様々な状況の変化を見守るため、窓口対応を原則として認識する必要ある。指定管理者が変わっても区の考えは変わらない。

保育の質の確保、職員の質の向上については、指定管理事業者の評価の中で担保していく。

運営委員会の中で、利用者の声を吸い上げる機関の設置は検討し、アンケート等を活用して要望を吸い上げていく。

伴奏型支援の考え方については、子育てをする保護者と話しながら困っている内容について支援する。保護者の利便性のみを高めていくことがイコールにもならないが、国と区の考えは一緒。一時預かりのネット予約利用については区民から直接そういう声を貰っていないが、そういう声があれば施設に直接問い合わせを。

報告事項以外では同会派の高橋まきこ議員より、下記のような質疑がされました。




■新川児童館の昼食場所について

Q.昼食をとるスペースがなく、児童が外で寒そうに食べているのを見る。対応は出来ないか?

A.新川児童館については、基本的には遊ぶ場所、食事をする場所を明確に仕分けするために一度家で食べてから遊びに来てと言っている。向いの空きスペースにおいては、未就学児と保護者に開放している。孤食になるお子様は児童館においてランチタイム登録をして貰い、児童館でお昼を食べれるようにしてもらう。


■保育施設利用調整の一次結果について

Q.保育施設の一次結果、そもそも何故郵送のみなのか、また、郵送であっても届く日が違ったというお声を聞いているが何故そのようになるのか

A.確実に結果をお伝えするために文書でお送りする方法が最も確実。郵送到着時間が異なるという点においては、本区は1/31一斉に送付しているため、地域によって分けているところではない。そこから郵送事務の流れの中でどの時間に配送されるかまでは把握していない。

Q.例えば中野区では各申請者に番号が振られ、HPを見るという流れになっているが?到着日が違うと結果を受けて認可外保育施設に申し込みたいという方から、不公平との声も出ている。

A.認可外保育施設には併願して皆申請していると認識している。困っているという声は区には届いていない。

新たな仕組みを作ると準備や確認、時間や労力が新たにかかる。システム化するとしたら経費がかかる。番号を発送するにも郵送対応が必要。慎重に対応。



今回の答弁に限った話ではないのですが、福祉保健委員会で高橋まきこ議員が区民からのご相談事項を取り上げる時、過去に何度も「うちには直接相談は来ていない」という言葉があがります。

それは私はおかしいと思います。

議員は代議士と呼称される通り、区民の方からの声の代弁者です。

なら議会で取り上げた区民からの声に対して真摯に対応すべきであり、うちは区民から直接聞いていないという発言は、議員が勝手に言っている、嘘をついているので対応する必要がない。と述べているのに等しいと思います。

明らかな議会軽視であり、本件は区の福祉保健部署の怠慢を表していると私は感じます。

自分達が直接聞いた区民の声以外は認めない、それこそが中央区の驕りであり、議員が舐められている証拠です。

内心そう思っていたとしても、公式な議会の場での発言としては相応しくありません。

今回、私は委員ではなく、特に問題視されませんでしたが、もしまた同じ発言がありましたら、区長に対して抗議文を提出します


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