こんにちは、中央区議会議員の高橋元気です。
最近、区民の方から相談が増えてきている問題は、喫煙マナーに関してです。
特に晴海地域において、指定喫煙場所でない公園や路上等での喫煙が酷いと通報があります。
都度、公園の管理者や受動喫煙対策担当課に情報共有をしておりますが、抜本的な解決が必要であると感じています。
私の自宅近く、特に晴海3丁目の旧フクラシア周辺やKDX晴海ビルの周辺など、ビル内の社員や工事業者と思われる方がお昼時を中心に喫煙されている姿を良く見ます。
新たに立て看板が設置されましたが、根本的に効果はなく、喫煙パトロール巡回も効果があるようには思えていません。
先週、担当課長と具体的な改善に向けた提案を含めて打ち合わせを行いました。
Q.特に最近は晴海・勝どきエリアを中心に月島地域の喫煙マナーが悪化している。どのように現状を認識しているか?
A.晴海3丁目など、特定の場所での喫煙マナーの悪さは区も認識している。2日に一度昼の時間帯を中心にパトロールをしているほか、5月にはJTと協力して練り歩きの啓発活動を3回実施した。また、月島機械株式会社や大和晴海ビルの従業員にも直接啓発をしている。
Q.抜本的に改善するためには、指定喫煙場所を増やし誘導するしかないと思われるが、そもそも晴海地域に指定喫煙所がほぼないのが問題では?
A.まず土地の問題として区有地に作るとなると、パーテーションで区切るスペースの確保など場所が難しい。民間の事業者にビル内など、従業員専用でもいいから喫煙スペースを作って貰い、補助金を出すという取り組みにはもっと力を入れていきたい。
あるいは今後の再開発の中で検討をしていく。
Q.それでもなかなか改善されないのは、従業員のモラルが低いのか?民間指定喫煙所設置の補助金は活用されているのか?
A.室内では10/10で1000万円まで設置の助成金が出る。ランニングコストとしても年間120万円を出す。
例えば築地本願寺前のファミリーマートでは3階部分に補助金を使って設置して貰った。このような晴海地域の企業や民間事業者との連携は進めていく必要がある。
やはり大きいビルの中から従業員が出てきて、悪いとは知りながら喫煙しているケースは多い。
Q.喫煙所がないので、人気が少なく陰になっているビルの脇道で吸っているのだと思われる。至急、喫煙所の設置を求める。場所がないなら移動式喫煙所(分煙バス)に予算をつけるという方法もある。
A.他区の状況なども見ながら検討をしていく。今年度は数寄屋橋公園と築地川祝橋公園の2か所に喫煙所を設置する予定。民間の方でもちょこちょこ補助金の問い合わせがあるため、自動販売機の設置と合わせて勧めるなどしている。
Q.特に晴海勝どき・月島地域への早急な喫煙所の設置を求めます。また、私も以前から予算特別委員会などで提言しているが、他区の例に倣い、違反者への過料徴収も含めて条例による罰則を検討するべきではないか?
A.通報数が多いところでも、20カ所くらいは路上喫煙が多いスポットがまだあるため、機会を捉えて整備を進めていく。罰則については条例上定めても、結局は私有地に逃げられると取り締まることが出来ない。効果があるかどうかも含めて慎重に検討するべきと考える。
Q.実際の取り締まりに苦労するという点はあるだろうが、抑止力としても検討するべきではないか。また、そもそも喫煙所がどこにあるか分からないという声も多い。例えば喫煙所マップを定期的に公式LINEで配信するなど、さまざまな形で広報してはどうか?
A.現在はHPに載せている他、区の広報誌に載せたり、区の施設に置いて配布している。広報のやり方については確かに検討する必要はある。
改めて、受動喫煙対策については進めていきたいと思っていますが、喫煙所の整備が第一になります。そのための他区の事例など色々と勉強し、提言していこうと思っていますが、
皆様からも案やご意見がございましたら教えて頂けますと助かります。
よろしくお願いします。