「築地市場再開発」カテゴリーアーカイブ

【環境建設委員会】コロナの影響で家庭ごみが増加!築地市場跡地にヘリポート?

こんにちは!中央区議会議員の高橋元気です。

本日は環境建設委員会のトピックです。

【令和2年度区内のごみ量及び資源回収量について】

コロナの影響は顕著であり、以下のような傾向が発生。

①家庭ゴミが増加し、飲食店等事業ゴミは減少(区内全域では事業者が多いため、全体としては減少)

②家庭内の飲酒が増え、缶やビン増加

③amazon等ネット通販が増えて段ボールが増加


やはりゴミに人々の生活が現れると思います。私も定期的に周辺のごみ拾いを続けていますが、綺麗なまちを作っていきたいです。



【築地市場跡地にヘリポート開設?】

こちらも環境建設委員会の中で取り上げられました。

築地市場跡地の再開発にあたり、現在朝日新聞の屋上にあるヘリポートについて、ヘリコプターが安全に着陸できる空域の確保という航空法上の制限がある。
基本的には朝日新聞と充分な折衝をしないと建築物が立てられない。但し、朝日新聞との建築の相隣関係の問題のみにせず、築地全体の問題として考えることが合理的であると考える。
東京湾の方に広がって設置した方が合理的ではないか。

ヘリポートの扱いについては、少し弾力に考えながら市街地の安全性を考慮して柔軟に考える。災害時や緊急時の利用はもちろん、その他の使い方も総合的に検討をする。交通結節点として、区民生活の軸、この地域の発展にどういう施設がいいのか。可能性として空路、陸路、水路、鉄道含めて利用できる可能性がある。

これらの案は今後、築地まちづくり協議会の中で話し合われるとの事です。

ヘリコプターが日常的に離発着する場合は、進行方向と思われる、豊海、勝どき、晴海地域への騒音問題が生じそうな懸念もありそうですが、今後の話し合いが待たれるところです。
(民間に貸与されるならば東京湾ヘリコプターデートとかで使われるのだろうか・・・)

簡単ですが、本日は以上です!!

【築地・晴海】築地市場跡地再開発!晴海客船ターミナル解体!まちづくりの在り方について①

こんばんは!!

本日は、築地等地域活性化対策特別委員会が開催され、夜は都心・臨海地下鉄新線推進大会でした!!

築地・晴海の再開発・将来に関わる1日となりました。



まず本委員会では委員として以下の質問をしました。

・築地市場跡地の再開発について、
先日開催された築地まちづくり協議会の中で、

▶まちづくり協議会資料


築地市場跡地の再開発にあたり本区としてはまずは
築地場外市場等の交通基盤に関する検討会」を設置し、交通基盤に関しては地元の意見をとりまとめ、東京都に本区として要望を出していくとしていたが、交通基盤整備以外の今後の開発方針について、交通結節点としての活用だけではなく、様々な地元からのニーズをどのように受け止め、検討していくのか。

⇒築地市場跡地再開発は広大な23ha、延べ115万平米の床が出来ることとなる。よって相当な交通量の増大が予想され、環状2号線はその真ん中を貫通する設計となる。そのため、喫緊の課題として交通基盤の整備が初段の検討の必要がある。その後、「築地まちづくり方針」の中にもある通り、例えば区民の憩いの場として使える広場を作るなど、その他様々な要素をどのように入れて欲しいか、要望については「まちづくり協議会」の中で検討することとなる。2022年に予定している民間公募の際に地元としての要望をつきつけられるように進める

本日の都心臨海地下鉄新線推進大会でも触れていましたが、築地市場跡地の再開発は東京全体としても中央区全体としても非常に重要な開発となります。まちづくり協議会の中だけでなく、広く区民から意見を募るような取り組みを要望しました。
例えばスポーツセンターのような施設も足りない、商業施設も欲しい、沢山のニーズがあります。うまくまとめ、東京都に対して要望が出来る仕組みづくりを整えなくてはなりません。



・晴海客船ターミナル解体について

先日のプレスリリースで、東京都港湾局より、晴海客船ターミナルについて維持コストを理由に早期解体が決まった件について、その経緯と共に、地元住民の方々からは、思い出の地であり、晴海のシンボル的施設がなくなってしまうことがさみしいという意見が多いが、せめて一部等を残すことは出来ないか

⇒東京都港湾局からは①維持に莫大な費用がかかる②晴海FLAG居住後の解体となると住民に負担が生じるため、五輪延期が決まった段階で解体を決めたとの連絡があった。
解体後は晴海ふ頭公園の一部として緑地化する方針である。

公園の一部となるというのは、PFIを活用した再開発の範囲であるという認識で良いのか?となると民間事業者と打ち合わせを行い、建物の一部を残す、展望台を作るという選択肢は残されているのか?

⇒晴海ふ頭公園の一部とする予定ではあるが、あくまで東京都港湾局の土地でありPFIを活用した再開発の範囲ではなく、緑地化する方向。晴海将来ビジョンの中で、地元住民の合意は頂いていると捉えている

晴海客船ターミナルは、映画やドラマ、PVなど様々な撮影にも使われてきました。私も仮面ライダーの撮影中に出くわしたこともあります。また、階段を上った先に見える湾岸ビュー、お台場や豊洲市場が一望できる絶景、振り返れば晴海の街並みが眼前に広がる光景は、地元住民からしても散歩に出かけたくなるものでした。
解体が避けられないとしても、その思い出を極力残したままにして頂けるよう要望します。


▶晴海地区将来ビジョン

また、晴海地区将来ビジョンとは平成26年に検討委員会の中で決定したビジョンを指しますが、確かに地図上に晴海客船ターミナルは含まれていないものの、この一つをもって、地元住民が晴海客船ターミナル解体に賛成したとするのは無理がないでしょうか。

築地のまちづくりと同様に、如何に地元住民の要望をまちづくりに活かしていくのか、そのまちづくりプロセスの在り方が大きな課題です。
ちなみにこの検討会も晴海地区まちづくり協議会の分科会であり、主な構成員は晴海連合町会の代表者になります。



・晴海コミュニティ構想検討会議について

晴海FLAGを迎えるにあたり、晴海地区全体のコミュニティの将来を話し合う検討会議が設置された。その検討状況および構成員を教えて欲しい

⇒9月から晴海コミュニティ構想検討会議を設置し、討議を開始した。構成員は晴海連合町会の代表者、晴海をよくする会の代表者で構成されている。

晴海の将来像を決める場において、傍聴が許可されていないクローズドな会議は望ましくないのではないか。また、地元住民の意見を聞くというが、常に会議体の顔触れが変わらない。町会を否定するわけではないが、一般参加枠を設ける、広くアンケートを募るなどのやり方はとっても良いのではないか?
また、晴海FLAG入居前にやる意味は?晴海FLAGの新住民も含めてコミュニティのルールを決めるべきではないか?

⇒晴海FLAGには10000世帯以上の入居者が入ることになる。そのため、既存の地元住民として受け入れ側の主体的な準備が必要となる。事前に地元としてこうしていきたいんだ、というルールを明確にした上で、新住民も含めたコミュニティの形成を支援していきたいと考えている

事前に受け入れ側の準備をしておきたいという趣旨は理解出来る。しかし、新住民が地元住民のルールを押し付けられることに対して反発をしないかという懸念はある。
開かれた場で、オープンに議論をした上で、構成員だけでなく様々な方からの意見を取り入れられるような考慮や工夫を要望する。



以上が簡単なまとめとなりますが、
総じて、まちづくりプロセスの在り方、コミュニティの在り方、という点で言いたいことが沢山あります。

本区の見解は
地元住民の意見=まちづくり協議会=連合町会・自治会の意見
となります。
町会・自治会制度を否定するわけではありません
地域コミュニティとして地域防犯・防災活動・地域イベント・コミュニティの担い手である町会・自治会は必ず必要です。


しかし一方で、町会の枠組みとは別に、広く区民からの意見を吸い上げるシステムは必要ではないでしょうか。


その点については、長くなりそうなので次回一気に書きます!!!

夜は都心・臨海地下鉄新線推進大会でした!!これもまた別に書きます!!!

いつにも増して熱い山本区長

では!!!