晴海ふ頭公園巨大モニュメント問題、住民の声を行政に届けてください!(住民アンケート11/4まで)

こんにちは!中央区議会議員の高橋元気です。

ここ1週間~10日ほど、湾岸部twitterを中心に晴海ふ頭公園モニュメント設置問題に揺れていました。

私はというと様々な関係を鑑み、実質的に問題解決が進むように必要以上に騒がずに水面下で進めてきました。

発端は石島都議のこちらのTweetです

私も引用しましたが、

降って湧いたような巨大なモニュメント設置のお知らせに、これは流石にいらないのではないか(邪魔ではないか)、眺望を阻害するというご意見が続々届きます。

既に柵が設置され、工事が始まるという情報が入りましたので私も即日見に行きました。

思った以上に、芝生エリアを占有します。

晴海ふ頭公園は住宅地に隣接する公園です。故に貴重な芝生エリアで沢山の方々が憩いの場として利用されており、かなりの面積をモニュメントが占有するという点、週末には芝生エリアで子ども達がサッカーやボール遊びをしたり、大人たちもテントを張って憩いの場とされている姿を毎週見ます。

また、モニュメントの裏側が階段になっており、子ども達が大人達の見えないところで怪我をしてしまう可能性があるなど、安全面においても疑問が生まれました。

加えてやはり巨大なモニュメントがレインボーブリッジ等の眺望を大きく阻害するのではないかと考えられます。

また、こちらのモニュメント設置は初期計画段階には入っておらず、住民のほとんどが寝耳に水状態であったという点が問題です。

問い合わせてみると、東京都としては地元の晴海連合町会に書面で通知し、了承を得ているという状態であることが分かりました。

まず東京都の進め方に問題があります。

そもそも晴海ふ頭公園が隣接する住宅地域晴海FLAGは入居が来年からとなり、現状では自治組織が存在しません。その段階で、広域を管轄する晴海連合町会に一報を入れただけで住民の理解を得たとするのは、少々乱暴ではないかと思います。

ちなみに晴海連合町会は事務局が晴海二丁目にありますので、どこまで晴海ふ頭公園へのモニュメント設置に対して真剣に捉えていたかについても疑問です。

モニュメント自体の問題としては、約縦3.5m、横10m、奥行きも10m前後のかなりの大きさになります。

また、予算としては4億円が計上(この中にモニュメント作成、設置費用、噴水設置費用が含まれます)

そのお金があったら、公園遊具を設置してよ・・・という気持ちも分かります。

また、晴海ふ頭公園の良いところは、芝生ゾーンからの抜け感、レインボーブリッジや海、船が一望できる環境にもありますが、縦3.5m、横10mのモニュメントが出来れば当然、海もレインボーブリッジも見えづらくなります。

中央区民マガジン様が実施したアンケート調査においても反対多数という結果になりました

https://chuo9.tokyo/nw/684/3/

とはいえ晴海ふ頭公園の管轄は東京都であり、本来は都議会議員が住民と東京都間を調整すべき問題です。

まずは、地元選出であり町会サイドとも深い関係を築いていらっしゃる石島都議に対応をお願いし、複数のルートで東京都と接触を試みました。

東京都としては、東京都全体の観光戦略の一環として、レインボーブリッジや海が見え、インスタ映えするフォトスポットを作りたい、という戦略が先行している、という情報を受けます。

晴海ふ頭公園は、住宅地に隣接する公園です。更にアクセスも正直悪い。インスタ映えする観光スポットとしての需要はそれほどあるのか、観光客が溢れたとしてそれは住民利益に繋がるのかというご意見も多くあります。

都議の皆様の対応に期待していますが、なかなか進展がないまま工事が着工してしまい、進みます。

すると工事が一旦中止となったという情報が入ります。

こちらは都民ファーストの都議団が「まずはしっかりと住民の意見を聞いてから工事を進めるべき」と話を通してくださいました。

都民ファーストの会都議団の皆様、ありがとうございます。

ただし東京都港湾局としても、一度地元の晴海連合町会からOKを貰っている以上、住民の意見を確かな形として改めて受け取りたいとのこと。

そこで、住民からの意見を募集します。

都民ファーストの会としては、今回は地元の区議であるアルールうたこ区議を窓口として住民意見を集めたいとのことでしたが、残念ながら少々提出方法が分かりづらい点もあり、地元メディアである中央区民マガジン様に相談したところ、地元メディアとして政治色を排すると共に同時に公平に広く意見を集めるため、独自でアンケート調査を実施し、東京都に提出する予定だ、とのことでした。

ということで、これが本件における最大のチャンス、最後のチャンスです。

住民の皆様のご意見をこちらのフォームから東京都にお届けください!!

https://t.co/QvB0lrVOFz

期限:2023年11月4日(金)の19時




回答は5分もあれば完了します!!

100件、200件とその数が多くなればなるほど、住民の声の力は行政を動かす力となります!!

住民と行政を繋ぎ、住民の意見を行政に届けることこそが議員の仕事です。

それ以上の対応となると、もはや住民による行政訴訟くらいしか残っていないと思いますが、それは区議会議員の仕事ではありません。

これ以上の対応を放棄する訳ではありませんが、区議会議員の職責として出来る事はここまでであるとも思っています。

住民の皆様の声こそが、最大の力です。

住民にとってより良い結果となることを願っておりますが、結末がどうなろうと、今回地元メディアである中央区民マガジンさんが住民の声を集めて行政に届ける事自体に大きな意義があります。

住民の直接の声が町会の決定を覆すかもしれないという事実は、

町会・自治会を中心にした住民自治システムから一歩踏み出す可能性を見出せるんです。 それがもしかしたら今回の件の1番の成果になるかもしれませんし、私の狙いでもあります。

とはいえ、あくまで基本は既存のプロセスである町会・自治会を中心として住民民意は構成すべきであると思いますし、 今回は「晴海フラッグ自治組織がまだ出来ていない」という特殊な事情があります。

それでも町会・自治会の意思を補完する民意伝達システムの試金石となると思います。

何と既に約200件ほどの回答が集まっています!
300件以上いけばかなりの成果です。

それでは!!

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